USJ広場。
やった!!オールマイトが来てくれた!!
「オールマイトォオ!!?」
峰田君が大量の涙を流した、そして僕たちの近くにオールマイトが来た時、脳無と新宮君の戦いを遠目から見ていた
「どうやら・・・残っているのは君たちだけのようだな」
「チッ!!」
「オールマイト殿!!」
「みんな大丈夫かい?」
「ハッハイ!!?」
「当然だ!!」
「クソッ!!のう(ドスッ!!)ッグ!!?」
「させんと言うたじゃろうが!!」
「オールマイト・・・!」
死柄木が脳無に命令を出す前に新宮君に脇を蹴られている間に轟君がオールマイトに声をかけた。
「今焔二・・・新宮が蹴りあげた男が今回の主犯です、脳みそが出ているアイツは"個性"を二つ持っていて一つは『ショック吸収』、もう一つは『超再生』、更にパワー、スピードは素でオールマイト・・・先生と同等です」
「なるほど・・・だから全身凍り付けに!!」
「奴は何故かあの主犯の言葉にしか反応が無くソイツは新宮が抑えています」
「オールマイトォオ!!コイツはワープの奴ッス!!」
「わかった!!みんな下がりなさい!!後はワタシが!!」
「おっと!動くんじゃねえぞ霧野郎!!」
「ぐうっ!?」
「『怪しい動きをした』と俺が判断したら即爆破だ!!」
「ヒーローらしくねえ・・・けど動くんじゃねえぞアンタ!!」
かっちゃんと切島君がワープ"個性"の男を抑えている・・・よかった・・・みんな無事にこれで・・・。
(ニヤァ・・・)
そう、僕たちは助かった、
だけど喜ぶのは・・・
(脳無・・・)
ピキィ!!!バキャア!!!
「ヌ!!」
「な!!?」
まだ早かった。
凍り付けになった脳無は氷を割りながら右腕を氷から出した。
「クソッ!!」
轟君が再び氷で脳無を凍らせる前に脳無は右腕をカッチャンと切島君に向けると・・・
ドォウッ!!!
「「「「「ナッ!!!?」」」」」
「切島!!爆豪!!」
「チィ!!?」
いち早く気づいたカッチャンが離れることが出来たけど・・・
ヅドッ!!「カッ・・・ァ!!?」
切島君に脳無の拳が突き刺さり、彼を遠くに吹き飛ばした。
「切島君!!?」「切島少年!!?」
「「切島!?」」
その想定外の奇襲に全員の目が釘付けになった。
そう・・・死柄木を抑えていた新宮君も・・・。
(・・・ダッ!!)「ンナ!?」
新宮君の拘束が緩んだ隙を突いて死柄木は新宮君を振りほどき真っ直ぐに黒霧に向かっていった。
「グウッ・・・おのれ!!(ダッ!!)」
「オールマイト!!」
「脳無!!誰でも良い!!ガキを殺せ!!黒霧!!ゲートを!!」
「ファック!!?」
死柄木の命令を受けて脳無は轟君の氷を無理やり振りほどこう再び再生した腕を使いもがきはじめ、オールマイトは脳無を止める為にそっちに向かっていった。
「わかりッ!?死柄木弔!!?」
「黒霧!?テメェ何処に向かってっッ!!?」
黒霧は"個性"を使って死柄木の頭上にワープゲートを開いた。
そこにはいたのは顔の表情が消えた新宮君がまさに死柄木に襲い掛かろうとしていた瞬間だった。
バスッ!!
その一撃は死柄木には届かなかったけど代わりに回避しようと動いた死柄木の腕に着けていた手を一つだけ落とした。
そして新宮君の体は黒い霧に包まれた。
「あっ・・・・・・叔父さん・・・」
「死柄木弔!!早く!!」
「クソッ!!・・・今度は必ず殺してやる!!平和の象徴!!」
そんな言葉を残して死柄木は黒い霧に入りその姿を消した。
「そんな!?新宮君!?」
「落ち着け緑谷!!焔二は」
バシャーン!!
轟君が最後まで言い終わる前に何かが水難ゾーンの水に落ちた音がした。
「えっ・・・?今の音って?」
「さっきアイツが霧に飲まれた時アッチにも同じ奴が出てそこから焔二が飛び出したぞ」
「そっか・・・ってそうだ!?切島君が!!「えっ!?どうなってんのこれ!?」耳朗さん!?」
僕は新宮君の無事を確認した後、脳無に殴られて吹き飛ばされた切島君の安否を確認しようと痛む足を無理やり動かしたら、その先には耳朗さんが立っていた。
そんな耳朗さんにオールマイトがいまだに暴れる脳無の片腕を抑えながら声をかけた。
「耳朗少女!?何故ここに!?」
「いやそれはオールマイトもだけど・・・」
耳朗さんはそこから説明した。
上鳴君と八百万さんと一緒に山岳ゾーンに送られた事、そこの
そして・・・。
「切島君が!?」
「そっ、ウチらが走っていったらいきなり切島が黒い腕と一緒にすっ飛んで来たの、幸い切島は"個性"使ってたみたいだから無事だけど今は電気とヤオモモが応急手当てをしてる」
「そっそうか・・・わかった!!報告ありがとう耳朗少女!!」
そっか・・・じゃあ後は他の所に飛ばされたみんなを・・・。
「そういえば焔二は?見当たらないけど?」
「新宮ちゃんなら無事よ耳朗ちゃん、今さっき水の中に落ちちゃったけど」
「よかった・・・って!?水の中ぁ!!?」
「どっどうしたの耳朗さん!?」
耳朗さんが大声を挙げた理由をすぐに話した。
「アイツ
「「「「えっ!!?」」」」
嘘でしょ新宮君!?カナヅチなの!?
「そういえば・・・まだ上がって来ないぞ・・・」
「梅雨ちゃんお願い!!すぐに焔二を!!」
「ケロッわかったわ」
「まっ待つんだ蛙吹少女!!ここはワタシが!!」
「まっ待って下さい!!?ここは僕が!!」
「ああっもう!!オールマイトはソイツを抑える!!轟は火の準備!!てか緑谷アンタ足が折れてんじゃん!!?」
「けっけどまだ・・・」
「怪我人は大人しくする!!!」
「ハッハイ!!?」
(耳朗少女・・・何処と無く
その後、溺れた新宮君は蛙吹さんに救出された直後に他の先生達が来て事態が終息した。
僕、切島君、新宮君、オールマイトはすぐに医務室に連れていかれた。
◆◆◆
USJ前。
「16・・・17・・・医務室に運ばれた3人を除けば全員いるな」
俺達は到着した刑事さんが人数確認をする為に緑谷、切島、焔二以外の全員が集まってた。
「皆無事だったんだね!!良かった~」
「そういや葉隠って何処に居たんだ?」
「轟君と一緒のとこ!轟君が瞬殺した後は台風の所に行ったけど」
「あん時は・・・悪かった、どこもケガしてないか?」
「大丈夫!バッチリ後ろに下がってたし!」
「葉隠、礼を言う、俺達もお前のお陰で助かった」
(コクコク!)
やっぱ他の奴もいろんなとこ飛ばされたんだな、やっぱガキだからって舐められたから・・・。
バチィ!!
「痛っダァ!?」
「上鳴!?」
「なんだぁ!!?」
俺は突然腹に電撃が走って踞った。
・・・がすぐに復活して原因を見た。
「フン!危機が去って腑抜けてこの程度の不意打ちも警戒しないか馬鹿者め」
「「アル!?」」
そこにはあの
「えっ?上鳴、耳朗も知ってんのか?」
「焔二の弟」
「「「弟ォオ!!?新宮の!!?」」」
「義理のだがな・・・年齢序列上誠に遺憾だが弟」
「てかどうしてアルがここに?」
「ここの校長とはチェスを嗜む程度の仲でな、今日もそうしてたが・・・」
「こんな事が起こってコッチに来たって訳だ」
警察の人混みから出てきたさっきまで話してた刑事さんとはまた別の・・・何処か古ぼけた一言で言うなら『おっさん』を体現した様な人がアルの話に付け加えた。
「
「ガキ共が踏ん張ってくれたお陰で検挙は楽だったぜ、ただ件の脳ミソ野郎だが・・・氷から出した後は妙に大人しい上に呼び掛けには一切反応無しだ」
「オフの所、本当にありがとうございます」
「気にすんな、どうせ休みっつってもあんまやることが無いしな」
もしかして・・・この人も刑事さんか?
話聞くかぎりオフの時に駆り出されたって感じだけど。
「あの・・・そちらの方は?」
「ああ悪ぃな私服で、兜
「それで光一、怪我人共は何処だ?」
「おっとそうだな悪ぃ塚内、このガキを怪我人の所に連れていってくれるか?」
「いいですよ、僕も行こうとしてましたので」
「あの・・・相澤先生は?」
「片腕粉砕骨折、もう片腕は開放骨折、背中の強打もあるが命に別状は無いらしい」
「まあこの僕が改めて診てやるから後遺症は絶対に出さないと保証してやる」
「診るってオメェがかガキィ!!!」
「フン!!貴様の様な吠えるしか脳の無い凡人よりは遥かに先にいるこの超天才アル・ボーエンが診断するんだ!!むしろ感謝が欲しいほどだ!!」
「凡人ッだとぉぉ!!?」
「落ち着けって爆豪!!?」
中指を突き立て挑発するアルに爆豪が食って掛かったがそれを無視してポケットからなにかを出した。
「あー悪ぃがコイツ、マジで診れるぞ」
「はぁ?なんで?」
「こう言う事だ」スッ
「え~っと・・・医師・・・免・・・許って医師免許ぉお!!?」
「ああ、この子はこの世にいる人間の中で間違いなく最年少で医師免許を取った少年だ」
「ちなみに取ったのは7歳の時にだ」
「「「「「7歳!!?」」」」」
「よく免許出たなぁ!!?」
「まあ取ったのはアメリカだからな」
「アメリカ?」
「自由の国アメリカ・・・そこでは能力さえあれば年齢は不問ですのでそこでならば」
「その通りだ、僕には劣るが13歳で検事になった者もいるぞ」
「マジかよ・・・」
「つまり貴様よりも先に行っているのがこの僕だ、その矮小な頭でも理解は出来るか?」
「ンガッ!!?ギギギッィ!!!?」
「まあ落ち着けって爆豪」
「ウッセエ!!励ますな!!!」BOM!!!
アルが爆豪を鼻で笑って爆豪の顔が完全に
「なあアル!!焔二と緑谷!!切島も診てくれよ!!」
「貴様に言われなくてもやってやる、この超天才がいる中でたとえ死にたくとも死者なんぞ出してやるものか」
そして今度こそアルと別れた。
「・・・なんつーか・・・スッゲェ奴だな・・・色々と・・・」
「ウチらはもう慣れたけどな・・・」
「隼人さんも焔二も言ってたけど傲慢を体で現したクソガキっつってたからなー」
「「「ああ・・・」」」
◆◆◆
雄英高校第一保健室。
「大丈夫かい緑谷少年?」
「はい・・・」
僕はリカバリーガールの『治癒』で骨折を治してもらった後、ベットに入って今回の襲撃事件の顛末をオールマイトから話してもらった。
「切島はあばら骨が数本折れてはいたけど"個性"の発動が間に合ったお陰でそこまでひどいモノでは無いね、そしてトラの坊やは骨にひび割れがあったけど『治癒』ですぐに回復したね、ただ・・・坊やは水に少しトラウマが有ってね、今は水を飲んじまったのもあって気を失ってるけど目を覚ますよ」
「トラウマ?もしかしてリカバリーガールは新宮君の事を・・・」
「昔、あの子を診たときに聞いたのさね」
ガラッ・・・「失礼します」
「塚内君!!君も「僕もいるぞ」ッッ!?あっアル少年!!?」
扉を開けて来た人に反応する前にオールマイトはその人と一緒に入って来た子供に酷く驚いたリアクションだった。
その子はオールマイトに近づいてそして・・・
「フンッ!!」ギュ!!
「OU!!?」
おもいっきりオールマイトの足を踏んづけた。
「いいがげんにしろ病人擬きが!!貴様は少しは他のヤツに任せる事を考えつかないのか!!!」ギュウウゥゥ!!
「イダダダダ!?だっだがアル少年!?あのままだと生徒達が!?」
「ソッチじゃない!!コッチの事だ!!」(スマホを見せる)
「そっそれは!?」
「随分と活躍したそうだな!!通勤中で5件の事件を解決するとは流石No.1と言いたい所だが近辺には恵を初め複数のヒーローがいた!!それなのに貴様が体を押してヒーロー活動をする絶対の理由にはならん!!わかっているのか!!」
「だっだがアr」
「少なくとも貴様が
「それについては誠に申し訳ない!!!」バッ!
入って来た子はその後も息を尽かせない論弁をオールマイトに言い放ちオールマイトが反論をしようとすれば圧されるか論破されるかで常にオールマイトが低姿勢で頭を下げていた。
っていうか!?
「オールマイト!?良いんですか!?正体が!?」
オールマイトは今、トゥルーフォームの状態だ!
「ん?誰だ?この超天才の説教を止めるのは?」
「まあアル坊や、怒る気持ちも分かるけどそろそろここで終わりにしな」
「・・・まあ今日の所はこれで勘弁してやる」
「相変わらずアル君には頭が上がらないねオールマイト、大丈夫だよ緑谷君、ここにいる人間は全員オールマイトの現状を理解している人達だから」
「そうなんですか!?」
「その通りだ緑谷出久いや・・・こう言うべきか?
「!!?」
まって!?なんで僕の事をいや!?それよりこの子は!?
なんで《ワン・フォー・オール》を知ってるんだ!?
「そうだな、ここはこの偉大な超天才の名前から紹介しよう、
アル・ボーエンだ、恐らく聞いているとは思うがウチのネコ擬きの義理の弟だ」
ネコ擬き?
・・・・・・アッ!?
「もしかして新宮君の!?」
「そうだ、ちなみにだが今回ここに居合わせたのは偶々だ」
「そして貴様が今も気にしている《ワン・フォー・オール》を知っているのは以前この大馬鹿とウチの
そうだったんだ・・・。
この子、アル君はオールマイトの"個性"を知っていたから・・・。
アレ?
「もう一人?」
「ん?なんだオールマイト?話して無いのか?」
「ウグ!?」
「・・・まあいい、いずれ知ることになるからな、にしても・・・なんだこの"個性"の使い方は、いくら体が出来上がっていないにしても出力を落とす使い方なんぞいくらでも出来そうだが・・・」
「えっ!?」
「ハ?」
「・・・・・・おいそこの病人」
「ハイ!?」
「貴様コイツに"個性"の使い方をどう教えた」
「え~~~~~っと・・・・・・」
ーーーーーーー
時遡り・・・。 海浜公園
「いいかい緑谷少年!!《ワン・フォー・オール》を使う時はケツにギュ!!っと力を込めてビシッ!!そしてグガガッ!!っと力を込めて心の底からSMAASH!!!っと言って力を解き放つんだ!!」
「はっハイ!?」(擬音がいっぱいだ!!)
ーーーーーーー
現在・・・。
オールマイトはアル君に僕に説明した《ワン・フォー・オール》の使い方をそのまま言った。
その説明に塚内さんは渇いた笑いを浮かべリカバリーガールはヤレヤレと首を横に振ってアル君は・・・。
「いい加減にしろこの脳筋!!」
(ビクッ!!?)
オールマイトに怒鳴り散らした。
「アイツでさえ少しは頭が働くが貴様は本当に脳ミソまで筋肉で出来てるのか!!リカバリーガール!!手術室を使わせろ!!こうなったらコイツの無駄に付いた筋肉を脳ミソに写し変えて少しでも知能向上を!!」
「NOOO!!?止めてくれアル少年!!?君マジで出来そうだからホントにやめて!?」
「出来そうじゃない!実現可能なのだよ!!この超天才の叡智でなら」
ガラッ・・・
そんな中、不意に保健室の扉が開いた。
◆◆◆
ザアアアァァ・・・・・・
ああ・・・またこの夢か・・・。
時たま吾輩はこんな夢を見てしまう・・・。
特に水を被った後は必ずと言っていい程に・・・。
この光景を何度目じゃろうな・・・。
吾輩の視線の先、光が刺さるそこはごみ捨て場。
その隣にいるモヤが掛かった人が少ししてそこから逃げるように走り出した・・・。
後に残るのは弱々しく動くビニール袋・・・。
『・・・・・・・ぁ・・・・・・』
そしてこの
いつ頃居たかはわからん・・・だがごみ捨て場に刺さった光から辛うじて分かるその姿は吾輩処か全てを包み込む程にデカイ何かの一部だった。
『・・・・ぃ・・・・・・』
最後にその巨人が何かを呟き、
そして・・・・・・
ーーーーーー
雄英高校第二保健室。
「んっ・・・むぅ・・・」
「おっ目が覚めたか」
吾輩は瞼を開けるとそこにはくたびれた洋装じゃが吾輩も知っておる人がそこにおった。
「光一殿?」
「そうだ、意識はハッキリしてるか?」
「うむ・・・、問題無しじゃ」
「流石、じゃあ起きた直後で悪いが今回の事件でお前さんが水ボチャした後の顛末を言うぞ」
光一殿はそれからあの後どうなったかを話した。
吾輩と切島、そして緑谷の三人以外特に大きなケガは無く三人共リカバリーガール殿の《治癒》でケガは治ったとの事。
「アルが?」
「アイツが時々俺とか使って出かける時有ったろ、そんときは大体は雄英の校長とチェスを打ってるんだよアイツ、俺も非番で暇してたしランチラッシュの飯目当てで来たんだが・・・まさかこんな事が起こるとは・・・」
「そうじゃな・・・そう言えば二人は?」
「アッ~っと・・・緑谷ってのは別の部屋で治療中だが・・・切島は・・・」
「?」
そう言って光一殿が向かい側のカーテンを開くとそこには。
「切島!?」
「コイツはお前が起きる少し前にリカバリーガールの治療が完了したんだが・・・」
◆◆◆
少し前。
「ホイッと治療完了、光一、ワタシャ緑谷の所行って来るから切島に
「あー・・・
「そこの冷蔵庫に有るから渡しておやり」トットット・・・
バタンッ!
「え~っと・・・有った!」
俺は冷蔵庫から取ったアレの入ったペットボトルをベットのテーブルの上に出した。
「あの・・・なんすかコレ?」
「それか?俺の知り合いのヒーロー事務所の事務員が作った特製栄養ドリンクだ」
「栄養ドリンク?色が凄いっすけど・・・」
「まあ色と味はヤバいが効き目は太鼓判で保証するぜ、お前さん《治癒》受けて少しダルいだろ?それ飲めば体力が必要以上に戻るぜ」
「ホントっすか!?」
俺は後ろを向いて冷蔵庫を再び開けた。
「ただ味が冗談抜きでアブねえからそのまま飲むなよ、水で百倍に薄めれば気絶はしない(ガシャン!!)なっなんだ!?」
俺は後ろを振り向くと・・・
◆◆◆
現在。
「封の開いたペットボトルと青白い顔で白目剥いて気絶した切島がいたってわけだ」
「・・・ちなみにペットボトルの中身は?」
「決まってるだろ、
「やはりか・・・じゃあ切島は光一殿が水を渡す前に原液で飲んでこうなったと」
「すまねえ・・・まさかすぐにコレを飲むとは思わなくってな」
切島もよくこれを即口に運べるのお、吾輩達の時はアルがご丁寧に色つき蓋付きコップで渡したせいで中身が分からなかったから飲めたというのに。
「まあしばらくは意識は飛んじまうが効き目は抜群だからほっとけば時期に目が覚めるだろ、焔二立てるか?」
「うむ」
「ならば移動するぞ、無事な生徒は教室に移動させるようにしてるからな、リカバリーガールに報告入れて戻って貰うぞ」
「承知した・・・が・・・此処に無事では無くなった男が居るが」
「・・・・・・そっちも報告入れとくか」
光一殿が切島をベットに寝かせた後、吾輩達は保健室から出た。
「そう言えばオールマイト殿はどうなったんじゃ?話には出ておらんかったが」
「オールマイトは緑谷の所だ、アイツが生徒の中では一番の重傷患者だからな」
「そう(いい加減にしろこの脳筋!!)むっ?」
もう一つの部屋に向かい扉の前に立った吾輩達にアルの怒鳴り声が聞こえた。
「なっなんだ?」
「アルの声じゃが・・・むっ?
アルが誰と会話しているかはわからんが手術じゃと?
まさか緑谷の奴!!そこまで重傷なのか!?。
吾輩は緑谷の安否を確認する為にノックも無しに扉を開けた。
ガラッ・・・
「緑谷お主無事なのか!!?」
「「「「「えっ!!?」」」」」
「えっ?」
「あ・・・」
その部屋にはアルと緑谷、リカバリーガール殿以外に刑事の人と骸骨のように痩せ細った者がそこにいてアルは骸骨の者に明らかに怒鳴り散らした様に面と向き合っていた。
というかこの骸骨の様な者はどこかで・・・。
「わ・・・わりぃ・・・いきなり扉開けちまった・・・」
「おや?焔二、目が覚めたのかね?」
「うっうぬ、すまぬリカバリーガール殿、扉ごしに手術と聞いて吾輩てっきり」
「あー・・・緑谷少年は大丈夫だ、既に治療は済んでるからね」
「そうなのか・・・ところで・・・貴方は・・・?」スンスン
吾輩は鼻を鳴らし骸骨の人の匂いを嗅いだ。
(・・・・・?)
「ああ、私は八木俊典、この学校の教師の一人だよ」
「八木・・・・・・あっ!!あの時の!?」
「あの時・・・えっ!?新宮君ってオー(ゴッ!!)~~ッッツッ!!!?」
「アル!?何しとるんじゃ!?」
「案ずるな、ただの脚気検査だ」
「木槌振りかぶっておったぞ!?」
「あっああ、緑谷少年、私は新宮君とは一度だけ会っていてね、その時に知り合ったのさ、最もその時だけだがね」
「ッ~~ゥ!!そっそうだったんですか?」
「うぬ、ところで・・・・・・
「えっ!?」
「オールマイト殿の
吾輩は何気無い様にオールマイト殿が何処に居るか聞いてみた。
緑谷は固まり、八木殿は大量の脂汗を流しその八木殿にアルが表情を消してジッと見ていた。
「どっどうしたんじゃ?」
「・・・焔二、一つ聞くが・・・この骸骨からオールマイトの匂いが出ているのか?」
「うっうぬ!じゃが・・・流石に八木殿がオールマイトな訳無さそうじゃし・・・・・・
えっ?まさか」
「イヤイヤイヤ!!そんなわけ無いよ新宮君!!」
「そっそうだぞ焔二少年!!そんなわけがn」
「じゃが・・・オールマイト殿と同じ様な第二人称じゃし・・・」
「ンンンンンンンッ!!!?」
「ハ~~・・・お前の読みは当たっているぞ焔二」
「「アル君(少年)!!?」」
えっ?
読みが当たっている・・・まさか本当に!?
「ここにいる骸骨男は正真正銘、現No.1ヒーローにして平和の象徴、オールマイト本人だ」
この日、吾輩はひょんな事からNo.1ヒーローの秘密を知った。
◆◆◆
とあるバーの一室。
そこに現れた黒い霧から男が出てきた。
その男は腕を負傷し苛立ちを隠せないような状態だった。
「クソクソクソっ!!完敗だ!!脳無もやられて手下共は全滅・・・しかもラスボスが来る前からガキ共にやられた・・・
どういう事だよ先生!!」
男は激昂しながらデスクトップパソコンに切れかかった。
『ふむ・・・どうやら見通しが甘かった様だね、まさか本命が来る前に子供達の中で脳無と戦える者が居たとはね・・・』
「正直・・・かなり危なかったですね・・・あの時は相手の見通しの甘さとドクターがオマケで入れてくれた"個性"が無ければ死柄木・・・いえ、下手したら私もやられてました」
『ホウ!まさか《腕部射出》を使わせたのか!!あの"個性"は有っても無くても困るものでは無いからついでに入れて見たがまさか使う機会が有ったとはのお!!』
『僕としても戯れで貰ったモノだけどね・・・何が幸いするかわからないものだね』
デスクトップから他の人間の声が流れ襲撃の結果を聞いていた。
『惜しいねえ・・・あの脳無はパワーがオールマイト並だったから尚更・・・まあ仕方ないか』
「パワー・・・それに・・・クソッ!!
アイツらが・・・!!」
『・・・・・・・なに?』
「生徒の中にオールマイト並のパワーで脳無を仰け反らせた奴と俺たちを散々引っ掻き回したおかしなネコが!!」
『ネコ?』
「ええ・・・炎を扱う二本の尻尾が有ったネコで・・・脳無の攻撃をどうやったかは分かりませんが攻撃した脳無の方が逆にダメージを」
『・・・なるほど・・・だが悔やんだって仕方ない!!それほどの子供が居たと知ったことを収穫にしよう!!我々は自由に動けない!!
だから君の様なシンボルが必要なんだ!!
死柄木弔!!君と言う恐怖を!!』
だがその敗北を糧に次はどう攻めるかを考えた。
何故ならば彼らはまだ闇に潜んで居るから・・・。
◆◆◆
???の部屋。
ヴゥゥゥッ!!ヴゥゥゥッ!!
(非通知か・・・)ピッ!
とある一室に静かに佇む男はスマホを耳元に当てた。
『上腕二頭筋』
「ハァ・・・グルコサミン」
『ありがとう」
「・・・
『でも分かりづらいでしょ?』
「・・・・・・要件はなんだ?」
『そうね・・・まずは貴方の確定白の報告かしら』
「あの件か・・・」
『そっ、雄英バリアー崩壊によるマスコミの暴走事件、私達は貴方がこんな事をしないしそもそもこの時期だと貴方は意地でも外に出ないでしょ?』
「当たり前だ・・・誰が好き好んで花粉だらけの外に出るか・・・!」
『でも実際問題、雄英バリアーの崩壊は貴方の"個性"でも実行可能という点が有ったでしょ?だから貴方は0・01%で黒だったんだから』
「こちらとしては本当に良い迷惑だったな・・・で、なんで俺は白になったんだ?アチラからしたら俺が黒の方が都合が良いはずだろ」
『・・・テレビ見たかしら?雄英関係の』
「確か雄英にバカ共がカチコミかけたって話だったか」
『話が早くて助かるわ、そのバカのリーダーの"個性"がバリアーの崩壊は可能だったから貴方が無罪放免になったってわけよ』
「とんだドバッチリだ・・・
で、本題はなんだ?」
『本当に話が早いわね・・・単刀直入に言うわ、今回の襲撃犯の一人に以上なまでの肉体改造が施されたヤツがいるのよ』
「肉体改造?」
『ウチの天才曰く体の至るところにメスが入ってるみたいよ、オマケに薬物反応も過剰に』
「
『先に言うけど貴方達は疑って無いわ、もし貴方達が今回の事件に関わっていたらヒーローも子供達もこの程度じゃ済まないわ』
「だろうな・・・俺たちならもっと上手くやるな」
『それに貴方達がコレに手を出す様な真似をしないって言うのは
「成る程・・・俺たちにヤクを売ったヤツを探らせるって事か」
『嫌だったらコッチで探すわよ?』
「イヤ・・・俺たちで探す、最近じゃあ礼儀知らずのバカが多いがヤクの扱いは俺たち・・・親父の理念にも反する事だ!コッチの掟も秩序も知らない奴の探りなら二束三文の駄賃でも受けてやる・・・」
『・・・・・貴方本当に変わったわねぇ・・・最初会った頃は外道一本手前だったって言うのに』
「昔の事だ、それに変わってるってんならソッチが一番だろ?マトモな奴なら俺たち相手にここまで関わらないぞ」
『あら?私は別に法に触れる事もしてないわよ、ただ知人と話してお願いをしてるだけよ?』
「物は言いようだな・・・アンタの言い分をもう一つ聞いてやる、代わりにちょっとした事を聞かせて欲しい」
『ちょっとした事?』
「最近コッチ側で流れてる噂話だ、勿論知っていたら程度でいい」
『フウン・・・ならお言葉に甘えてお願いするわ、
今回の雄英高校襲撃をした奴らの可能な限りの情報』
「大きく出たな・・・まあいい、アンタには借りがある、今回の件で借りは一つ返すぞ、情報は遣いを出すから今月分のブツの受けわたしのついでに聞いてくれ」
『ありがとう、じゃあお願いするわね
侠客さん』ピッ!
男はスマホを耳から離し椅子に深く座った後に息を吐いた。
ガラッ!
「失礼しやす、電話中でしたんで・・・」
「構わねえ・・・これからコッチも忙しくなるぞ」
「・・・・・・そうですね・・・」
新たに部屋に入って来た男と共に男達はテレビを見た。
《雄英高校
年内までに間に合いました・・・繁忙期マジキツイ・・・。
さて泣き言はここまで!
今回で色んな勢力が動き出したがどう動くのか?
来年は少しは読みやすい様にやって見たいですね・・・。
ではここからはキャラ紹介とUSJ事件での被害報告を。
兜光一 警部 《無個性》
塚内刑事の先輩で見た目はただのオッサン、だが学歴は積んでおり正義感もありキャリア歴もそこそこ有る有能な刑事。
一時期警察を辞めてある団体に所属していたが団体の役目が終わり、警察に復職した為立場上塚内刑事の部下だが今でも塚内刑事とは先輩後輩の仲で事件に取り組んでいる。
焔二との関係は隼人達一派の事件の処理をする関係上良く会い時折警察式の捕縛術を仕込んだ仲、そして塚内刑事にとっての
???の部屋に居た男
ヒーローでも
この小説で彼の所属組織ごと改変がされた原作キャラ。
13歳で検事になった子。
今日も彼女は裁判所でムチを振るう。
USJ事件被害報告。
死柄木弔
左腕開放性骨折、顔面に打撲、右腕小指を骨折し背中の打撲に叔父さん(片手)をロスト。
・・・誰の被害報告かは言ってません。(すっとぼけ)
次回はキャラを少し多めに出します(オリキャラも別作品キャラも)
では次回!!