Afterglow〜Episode of Another〜   作:ある@誠心誠意執筆中

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どうもあるです。




本編どうぞ。(投げやり)







第3話 相反

 

 

 

「......じゃ、セトリはこんな感じでいいかな」

 

 

 

 

 

「ふむふむ。これはなかなかエモい組み合わせですなー」

 

 

 

 

 

「なかなか盛り上がってんな......どうだ?できたか?」

 

 

 

 

 

バンド練習後の機材の片付けも終わり、ホワイトボード周辺に群がるみんなの方へと体ごと視線を向ける。まっさらだった白板には大小様々な文字がごちゃごちゃと並んでいた。

 

 

 

 

 

「なんとか間に合ったぜ......ったく、流!もうちょっと余裕もって考えさせてくれよ!」

 

 

 

 

 

「そうだよー!おかげで適当な感じになっちゃったじゃん!」

 

 

 

 

 

「それでもしっくりきたみたいなんだろ?ならいいだろ。あと文句ならコイツに言ってくれ」

 

 

 

 

 

ピッとモカめがけて指をさす。元はと言えばコイツのせいで時間を巻かなきゃいけないハメになったのだ。

 

 

 

 

 

「本来ならこの後にセトリ考えるはずだったんだけどな」

 

 

 

 

 

「仕方ないじゃーん。今日は大事なやまぶきベーカリーポイント増量デーなんだもーん。早く行かないとしまっちゃうもーん」

 

 

 

 

 

「ふふ、ならしょうがないね」

 

 

 

 

 

「流されてるよつぐみ」

 

 

 

 

 

蘭の呼びかけにきょとんとするつぐちゃんを見届けたところで、みんなに号令をかけた。

 

 

 

 

 

「さ!セトリ決めも終わったことだし外出るぞー。みんな、忘れ物ないな?」

 

 

 

 

 

メンバーからは「うん」と頷かれた。それに俺も頷き返したのち、スタジオ、そしてライブハウスから外へと出た。

 

 

ガラス窓越しからだった夕日を今度は直接浴びながら、やまぶきベーカリーへの道を辿っていく。遠く見えるビル群に沈みゆく夕日を眺めながら、今日もいつも通りの一日だったとふと思い返した。

 

 

 

 

 

「にしてもライブかー、久しぶりで勘が戻ってるか心配だな」

 

 

 

 

 

「それも対バンだもんね。私も心配だな」

 

 

 

 

 

「でも、せっかく流誠が頑張って見つけてくれたライブだもんね。頑張らないと!」

 

 

 

 

 

「だからそれはつぐちゃんのおかげなんだって」

 

 

 

 

 

やまぶきベーカリーへの道中の話題は今回出場するライブのことについて持ちきりとなった。

 

今度の休みにあるGalaxyでのライブは、実は対バンライブだったのだ。予約表の表記のされ方からみて薄々感づいてはいたが、内心そこまで本気に思っていなかったので、後から内容を確認した蘭にそのことを言及された時には少々焦ってしまった。

 

対バンというのは「対するバンド」......つまりツーマン以上のライブを意味する。Afterglowは基本的にワンマンライブを主に続けてきたので、複数のバンドと混合して行う対バンに関してはガルパ以来あまり音沙汰がなかった。

 

 

 

 

 

「でも、久しぶりなのもあって楽しみでもあるよねー。ふっふっふ、血が騒ぎますな〜」

 

 

 

 

 

「また調子の良いこと言って......失敗しても知らないぞ」

 

 

 

 

 

「せいくん、言霊って知ってるー?」

 

 

 

 

 

「知らん」

 

 

 

 

 

素っ気なく答えると、モカは頬を膨らませた。そんな俺たちのやり取りを横目にひーちゃんらが何やらゴニョゴニョと耳打ちし合っているのを見つけた。

 

 

 

 

 

「おいそこ。何をこそこそ話してんだ」

 

 

 

 

 

「何をって聞かれても......ねぇ?」

 

 

 

 

 

「流誠、また見せつけてるなって思って」

 

 

 

 

 

 

「はあ?何がだよ」

 

 

 

 

 

「お似合いのカップルだなーって!」

 

 

 

 

 

今度はひーちゃんが頬を膨らませた。どうやら俺とモカのやり取りを見てジリジリしていたらしい。

 

 

 

 

 

「ただモカと話してただけだし、こんなん付き合う前からいつも通りだったろ」

 

 

 

 

 

「でもいざ付き合ってると、なんだか本当にお似合いのカップルだなって思って」

 

 

 

 

 

「それ言うならみんなモカの彼氏になるだろ!みんなお似合いだよ!」

 

 

 

 

 

「うわーん、せいくんがモカちゃんを突き放そうとするよぉ〜」

 

 

 

 

 

「なっ......そういうわけじゃ────」

 

 

 

 

 

腕をぐわしと掴み取ってきたモカを遠ざけようとこちらもモカの体に両手を当てる。

 

 

 

......そして気づいた。いや、思い出したと言ったほうが正しいか。

 

 

 

 

 

「────」

 

 

 

 

 

触れた背中は呼吸に上下させていた。とても健康的で、モカはあいも変わらず元気そうで何よりだと、素直にそう思えた。

 

 

だからあの時のモカの涙を余計鮮明に思い浮かべることができた。蘭の背中を追いかけることへの恐怖の留まるところを知らないあのモカの震えが、幻肢痛のように蘇った。

 

 

今目の前にあるこの笑顔は、俺が隣にいてやれているからこそ咲くことのできる花だということをゆめゆめ自覚しておかなければなるまい。それがモカの為にならない甘やかしだとわかっていても、こんなモカの晴れ渡ったような笑顔を見てしまっては何も言えなくなってしまう。

 

 

 

 

......なら、俺が守ってやらないと。

 

 

 

 

 

「......仕方ねえな」

 

 

 

 

 

「およ?」

 

 

 

 

 

渋々モカの頭を撫でつけてやる。それを餌にひーちゃんがまたキャーキャー騒ぎ始めた。

 

 

 

 

 

「うわっ!またそうやって見せつけちゃってー!」

 

 

 

 

 

「まあまあひまり、落ち着けって」

 

 

 

 

 

「巴も何か言ってやんなよー!見てるこっちが恥ずかしくなっちゃうのわかるでしょ?」

 

 

 

 

 

「......」

 

 

 

 

 

外野から飛んでくる無数の野次も、特に気にかけはしなかった......なんていうのは強がりで、本当のところは気にかける余裕もなかった。

 

 

 

 

 

「えへへ〜......せいくーん」

 

 

 

 

 

「......」

 

 

 

 

 

今の俺にとって一番大切なこと、そしてしなければならないこと。それはきっと、この笑顔を側で見守ってやることなのだろう。

正解なんてないことはわかってる。恋愛にまでそんなもの求めていてはつまらなくなるのは当然だ。あるとしてもそれぞれの恋の理想の形だけ。

 

 

でも、もし正解があるとするのなら......俺にとっての正解は、モカの理想の恋の形(心の穴)を少しでも満たしてやることなんだろうな。

 

 

 

 

 

それも、自分の思いを重く、強くねじ曲げてでも────。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『......ありがとうございました!!』

 

 

 

 

 

マイク越しに聞こえる蘭のシメの挨拶に、観客もまた歓声で応える。その声は「蘭ちゃーん!」という呼びかけや「アンコール!」などなど、種類は様々だった。掴みは完璧だ。

 

 

歓声を背にAfterglowがステージ袖へと姿を消していく。それを見送った後、俺も身を翻して観客席から楽屋へと駆けていった。

 

 

 

 

 

「みんなおつかれ!」

 

 

 

 

 

ドアを開けるとみんな疲労困憊の様子だった。俺はそんな汗の滴る面々に労いの言葉をかけた。

 

 

 

 

 

「あ、きたきた!」

 

 

 

 

 

「流誠。今日のライブどうだった?」

 

 

 

 

 

「久しぶりにしては上出来だよ。やっぱみんなが最高だ」

 

 

 

 

 

「お〜、せいくんったら大胆〜」

 

 

 

 

 

モカにからかわれたが、それが事実なのだから仕方がないだろう。気持ちが昂った今だからこそ言えることだし、言えるときに言わせてもらわないと体に毒だ。

モカを軽くあしらい、楽屋にくる道中にあった自販機で買った水を一人ひとりに手渡していく。受け取った直後からキンキンに冷えたペットボトルを一気に呷るみんなを見ていると、こちらも疲れが吹っ飛ぶような感覚だ。

 

 

 

 

 

「ぷはーっ!あー生き返るぜ!!」

 

 

 

 

 

「ふふ、巴ちゃんは元気だね」

 

 

 

 

 

「流がいつも気利かせてくれるからな。ほんと助かるよ、流」

 

 

 

 

 

「こちらこそだよ」

 

 

 

 

 

突き出されたともちゃんの拳に俺も拳をコツンとぶつける。それとほぼ同時にスピーカー越しからアナウンスの声が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

『えー、次はRAISE A SUILENさんの演奏になりますが、機材の準備に時間を要しますので少々お待ち下さい!』

 

 

 

 

 

声を聞くと、アナウンサーは朝日が務めていることに気がついた。にしても機材の準備が必要とは何事だろうか。通常ならギターやベース、エフェクターなど小さな機材意外はライブ前から常設されているはずなのだが。ツーバスでも使うのだろうか。

それにバンド名はあのRAISE A SUILENと言っていたし、ますます気になるところだ。

 

 

 

 

 

「......ちょっと俺、手伝いに行ってくる」

 

 

 

 

 

「あ、流誠!私も手伝う!」

 

 

 

 

 

「いいっていいって。みんなは休んでろ」

 

 

 

 

 

「ちょ、おい流────......」

 

 

 

 

 

ここで疲れているみんなを連れていくのは忍びないので、俺は手を振りながらそそくさと楽屋を飛び出した。

 

 

観客席に戻ると、休憩中なのもあってか客はほとんど外に出ていてところどころスペースが空いていた。そこを伝うようにステージ前まで進むと、朝日含むスタッフさん達が忙しなく動いていた。俺もとりあえず同じ目線に立とうと、観客席とステージを隔てる少し高い段差をひょいと越えた。

ステージ上に上がると、どうやら朝日はシールドの絡みを少なくしていたようだ。顔見知りという顔見知りはこの場では朝日ぐらいしかいなかったので、俺は横やりを入れてきた立場でありながらも朝日の元へといそいそと駆け寄っていった。

 

 

 

 

 

「よう朝日」

 

 

 

 

 

「あっ!せ、先輩......ライブ、良かったですよ」

 

 

 

 

 

「はは、ありがとな────っと......そういやバンドの返事、まだだったな。とりあえず、それ俺も手伝うよ」

 

 

 

 

 

浮かない顔の朝日を見て“例の件”のことを思い出したついでになんとか会話の機会を作ろうと、朝日の仕事をぶんどるような形で肩代わりした。一方の朝日はそんな俺に「ありがとうございます」と一言お礼を言ってくれたものの、その暗い表情は依然として顔に張り付いていた。

 

 

 

 

 

「やっぱまだ悩んでんのか」

 

 

 

 

 

「はい......」

 

 

 

 

 

「塁から聞いたよ。“あの子”のバンド、RASなんだって?」

 

 

 

 

 

これは朝日の友達でもある弟の塁から孤児院で聞かされたことなのだが、どうやらRAISE A SUILEN......もといRASは、最近になって巷で有名になってきているガールズバンドらしい。そして驚くべきことに、そのRASのリーダー兼プロデューサーは、先日のあの猫耳ヘッドホンの少女だったのだ。思い出してみればあの日も胸ポケット辺りに名刺のような紙が入っていたし、塁経由の朝日からのRASについての情報もすんなり納得することができた。

 

しかしあの少女、見た感じでもまだ中学生っぽい身なりだった。あんな幼い身でもう大人顔負けのバンドグループを立ち上げようだなんて生き急いでいるとしか言いようがない。何せ自らバンド専用のサイトまでも立ち上げているのだから。そんな麒麟児も本格的にバンドに加入すべきギタリストを振るいにかけるべく、現在では現場視察以外にオーディションも行っているらしい。それならなおさらバンドをしたいと言っていた朝日にもダメ元でもいいからオーディションを受けてほしいところなのだが、ちょいちょいアプローチをかけたところで当の本人は渋った反応を見せるばかりだった。その理由も塁から聞いた。

 

 

 

 

 

「───......RAS、嫌いなんだってな」

 

 

 

 

 

「は、はい......ああでも!そういう嫌いってわけでもないんです」

 

 

 

 

 

「それは......ああ、苦手の方が意味合いが近いって感じか」

 

 

 

 

 

俺の質問に、朝日は手元を動かしながらこくりと頷いた。俺も塁から聞かされたとはいえその理由の全容を詳しくまでは知らなかったので、新たに知った朝日のRASに対する苦手意識にそこはかとない疑問が生じた。

 

 

 

 

 

「にしてもなんでそんな毛嫌いするんだ?」

 

 

 

 

 

「ええと、それは────......」

 

 

 

 

 

喉元まで言葉が出かかっているはずなのに朝日が急に言い留まる。そこまでもったいぶるものでもないだろうと、俺も朝日に向けてあと一押しと催促しようとした。

 

 

その寸前で他のスタッフさんからの催促が俺のものの代わりにステージ上に響き渡った。

 

 

 

 

 

「そろそろ時間だから準備急いでー!!」

 

 

 

 

 

「あ......!えーと......」

 

 

 

 

 

「あはは......こりゃまた後でだな」

 

 

 

 

 

なんと間の悪いことかとスタッフさんを恨みはしたものの、それも一時的なものに留めておいた。とりあえず今は仕事に専念しなければならなかったので、俺と朝日は目の前の絡まった黒の導線をせっせと整理し始めた。

 

 

 

 

しばらくして無事仕事も終わったものの、その余韻に浸ってひと段落つく暇も与えられないまま、俺と朝日はステージから下ろされた。

下りた観客席から今一度ステージを見上げる。すると、見慣れないものがあることに気がついた。

 

 

 

 

 

「あれってDJブースか?」

 

 

 

 

 

「みたいですね」

 

 

 

 

 

作業中ずっと俯いていたため今の今まで気づけなかったが、ステージ後ろにはキーボード、ドラムと並んで、なんとDJブースが用意されていた。DJの機材の下の土台にはRASのロゴがでかでかとプリントされている。よく見てみると、バスドラにも同様のものがあった。

 

 

 

 

 

「随分と手が凝ってるな、よほど自信があるみたいだ」

 

 

 

 

 

「でも、サイトを見ただけでも相当レベルが高そうなバンドっぽかったです。楽しみやな〜......」

 

 

 

 

 

先ほどこそ暗い顔をしていた朝日も、今ではRASへの期待に笑顔を隠しきれずにいた。対する俺はその顔を見て、やはり朝日にはバンドをしてもらいたいという思いが強くなっていた。

 

 

 

 

 

「「......!?」」

 

 

 

 

 

と、急に会場の照明が暗くなった。何事かと思い辺りを見渡すにも、そこはすでに大量の観客で埋め尽くされていた。だがそれもそのはず、もうじきRASの出番が来るのだから当然のことか。でなきゃ俺達の苦労が無駄になる。

 

 

 

 

 

「やべっ、もうそんな時間か......朝日は仕事戻んなくていいのか?」

 

 

 

 

 

「は、はい!ここからはアナウンスも音響も別の人が担当してくれるので、片付け以外は手が空いてます!......わわっ、と」

 

 

 

 

 

「とりあえずここ離れるか。裏方の俺達が観客の邪魔してもアレだし」

 

 

 

 

 

朝日が観客の圧に飲み込まれるそうになったのを見て、俺は後ろに行くことを提案した。そこからは流れに沿ってステージから遠ざかるように後ろの方の運良く空いていたスペースへと下がっていった。

 

会場に突如として静寂が訪れる。観客は何かを察したようだった。そしてそれを見計ったかのように、これ見よがしとアナウンスが鳴り響いた。

 

 

 

 

 

『お待たせしました。これよりRAISE A

SUILENさんの演奏となります。それではどうぞ!』

 

 

 

 

 

煽るアナウンスに会場の熱気もまたどっと湧き上がる。まだライブも始まっていないのにも関わらずこの熱量とは......俺が知らなかっただけで、RASの口コミはかなり良いものなのだということを改めて実感させられた。

 

 

 

 

 

『────Hello!Every one......いえ、Nice to meet youというべきね」

 

 

 

 

 

「来たか......」

 

 

 

 

 

暗転した照明かパッと明るくなったかと思いきや、それはステージへと一直線に傾いていった。

 

 

そこに照らされながら立っていたのは他でもない、あの少女だった。

 

 

 

 

 

『初めまして皆さん、RAISE A SUILENです。今回は私達の初のライブに来てくださってありがとうございます』

 

 

 

 

 

シアトリカルな仕草をしながらの彼女の挨拶に、会場は大いにウケて掴みもかなり良さそうに思えた。それを静止するかのように少女は片手をスッと低く上げると、続けてこう言った。

 

 

 

 

 

『皆さんとお目にかかるのは今回で初です。ということで、ここでひとつRASの目標を宣言させていただきたいと思います。それは────』

 

 

 

 

 

「目標......」

 

 

 

 

 

途端に鋭くなった少女の声色に緊張がはしる。それに身を委ねながら、俺や朝日を含めた会場の観客全員が静かに少女の言葉を心待ちにした。

 

 

 

......そして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『────この大ガールズバンド時代を終わらせるッッ!!!』

 

 

 

 

 

「......!」

 

 

 

 

 

『Oh,right!それでは聞いてください────“R・I・O・T”』

 

 

 

 

 

少女はそう言い残すと、歓声を背後にDJブースへと向かっていった。どうやら彼女がDJのようだ。

 

少女があのヘッドホンに耳を当てながら、指揮をとるかのようにリズムをとりながらオーディオ・インターフェースに顔を俯かせる。それに続くようにベース、キーボード、ドラムが音を奏で始めた。イントロだけでもわかるその演奏力の高さに、俺も思わず身を震わせる。しかしそんな重厚な音の嵐の中でも、やはりギタリストの姿は見えなかった。

 

 

 

ふと、隣にいる朝日に目を向ける。その時の俺がどんな気持ちで、どんな表情で朝日を見たのかはわからなかった。

 

 

......ただ、ひとつだけ確かなことがあった。

 

 

 

 

 

「......朝日」

 

 

 

 

 

「────」

 

 

 

 

 

朝日はRASの演奏に魅入っていた。釘付けになった瞳にも、確かに活力はあった。だが......

 

 

先ほどまで見せていたあの笑顔は、いつの間にか消えていた。

 

 

 

 

 

澄み渡るような晴れ空は、重苦しい曇天へと移り変わっていた。

 

 

 

 

 







いかがだったでしょうか。次回は本編で4月18日の20時30分に投稿予定です。お楽しみに!


RASが出てきました。ということでここで一度注釈をさせていただきます。
このシリーズに出てくるRASは、本家の方とは少々異なる点がいくつかあります。この作品自体二次創作なのでそこは承知していただけているかと思いますが、念のため注釈を挟ませていただきました。ということですので、ご了承下さいませ。



それでは今回はここまで、次回またお会いしましょう。さいなら!
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