第一話
午前7時、学校に向かう為いつもよりだるそうに起き上がる。無理もない。今日は9月1日。
学生なら誰もが嫌がる日だろう。そう、楽しかった夏休みが終わり、今日から新学期が始まる。
いつもなら、宿題をやらずに学校に行きたくなくなるのだが、前日に颯の家で、颯、壮吾、洸希、楽、俺の五人で勉強会をしたばかりだった。他の四人はというと、玲於は家の用事、毅はアーティストのライブ、ジャンはトルコへ帰省、和哉は部活だったようだ。ジャン以外は、しっかりしてるので宿題なんて7月中に終わらせているのだろう。などと考えながら、学校に行く準備をし、大好きな寝床と一時的に別れを告げ、家をあとにした。
学校につくといつものように教室の端に八人が溜まってるかと思いきや、今日は教室の前方に固まっていた。どうやら予想が的中したらしい。囲いの中を覗いてみるとジャンが手の側面を真っ黒にしながら、宿題を写してる姿が目に飛び込んだ。予想が的中し、にやけるとすかさず和哉が
「朝からニヤつくなよキモいな。」
と毒舌を吐いた。
「お、彪馬、遅刻しないでちゃんと来たか」
洸希が少し上から言って来たので、遅刻常習犯のお前に言われたくない。と言おうとしたら。
「いや、お前が言うなよ」
と、和哉の毒舌が炸裂した。
そんな会話をよそに、ジャンの宿題の手伝いをしていた、毅、颯、玲於がジャンのことを急かしていた。その効果があったのか、
「終わった~ーー!」
とジャンの高い声が教室のを埋めた。
「ジャンよかったねー先生が来る前に終わってー」
と壮吾が他人事のように言い残し、楽に鉄道話の続きを話していた。壮吾の鉄道話には誰も付き合わないので、気が弱い楽がいつも話し相手の標的になっていた。
そんなこんなしているうちに先生が来て、朝のHRが始まった。
始業式、宿題の回収を終え、午前で学校が終わった。すると玲於がみんなを集めて
「放課後ちょっと良い?」
と告げた。その顔はどこか真剣な顔だった。そんなこんなで、屋上に着いた。
すると玲於が照れながら言った。
「俺、彼女出来た。」
数秒の沈黙の後、学校中の窓ガラスが割れるかの勢いで、八人が驚きの声をあげた。
すかさず和哉が
「あり得ないこんなちび野郎に」
「俺の方がイケメンなはずなのに!」
と毅が強気に言った。
洸希は驚きのあまり声も出てない様子だった。
そんな回りの反応をよそに
「どんな人なの」
と冷静に聞くと、さっきまで恥ずかしそうにしていた玲於の表情が変わった。
「実はちょっとわけありでさ、、、、、」
はじめまして!彪馬ライナーです!初投稿です!
暇な時間に投稿する不定期投稿ですがよろしくお願いいたします!