深刻なエラーが発生しました。システムを再起動してください。
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通信が回復しました。
システムは深刻なエラーから回復しました。
エラーのログが作成できません。システム管理者に問い合わせてください。
システムの再起動がキャンセルされました。
プログラムを続行します。
前回から何故かエラーが出て放送枠新しいのが取れないのでそのまま続けているますRTAはーじまってるよー。
HPがピンチだしやばそうなのでチキンセーブ取りたいのにセーブファイルがぶっ壊れているんですよ。
ついさっき何故か銃撃戦起きていたので、やっべぇこりゃセーブ取っておかなきゃって急いでセーブしようとしたんですが。
『セーブファイルが破損しました』っていう無慈悲なメッセージが。
しかも次の放送枠を取ろうにもエラーが出て取れないんですよね。誰か責任者出てこーい!
なのでこのままエンディングまでぶっ続けで走らないといけないようです。
いや、RTAなんだから走り続けろよっていうツッコミは無しの方向で。
そもそもこのゲーム、ゲーム内時間とリアル時間連動なんですよ。
つまり今リアルタイムで3日目です。
誰だこんな糞システム作ったやつは。
ゾンビだから寝ないで24時間活動できます。
だから走者も24時間寝ないでプレイしてくださいね?
いやいや無理だから、少しぐらい休憩させてくださいよ。
そもそも普通に走ってもクリアするのに1週間近くかかりますよ、イベント待つ間だってリアルタイムだから。
途中でゲーム中断しても、リアルタイムで10分経ってから再開するとゲーム内で10分経ってますからね。
それにチャートも展開もぐっちゃぐちゃだからスポンサーに相談しようとしたら何故か電話線切れてるし。
どうなってるんだ!厄日か!お祓い行ってきた方がいいのか!
~~♪~~♪~~♪~~♪
おっと何の音でしょうね?
ああ、スマホの音ですか。
|ω・`)ノ ヤァ
スポンサーさんからのお電話ですね。
連絡がつかないのでスマホの方にかけてきてくれたのでしょう。
どうやら電話回線の工事で用意した電話が通じなくなってるので、このスマホから新しいチャートを送ってくれるようです。
ほむほむ、これからはこっちのスマホから指示を送るので、それを守って走ってくださいと。
了解であります。
なお、このスマホ、一方通行なのでこちらの音声は向こうに届きません。どんなスマホだよ。
でもこんなスマホ買ったっけな?
まぁいいか。
とりあえず続けていきますよ。
銃ブッパモブシスターズから何とか逃げ切って現在は職員室です。
窓ぶち破ったけどいいよね、どうせあっちこっち窓割れてるし。
アイテムボックスにしまった佐倉先生とゴリラをぺいっと吐き出してやっと人心地がつきましたよ。
HPはじわじわと回復していますが渇望ゲージが底をつきそうです。
おなか空いたな。
でもここでトイレに食事に行くわけにもいかないし、他に食べていい人間もいません。
「しずくさん・・・そうだわ、昨日貰ったお肉があるわ」
「しょうがねーな。取りに行ってやるよ」
ゴリラが走って出ていきます。
「しずくさん。怪我、なんとかしないと」
佐倉先生が職員室に常備されている薬箱を持ってきてくれましたね。
大丈夫ですよ、HPは自動で回復しますので。
消毒薬を含ませたガーゼで傷口をぬぐってくれます。
でもHPゲージには全く影響しませんね。
そりゃゾンビだからね。
逆に消毒でダメージ喰らうんじゃないかとちょっとヒヤッとしましたよ。
そうこうしているうちにくるみさんが人間の胴体ほどもサイズのある歪な形の肉塊を持ってきてくれましたよ。
どうやらまだ食べていなかったようです。
でも牛や豚の肉食べても回復するんでしょうかね?
まぁ検証と考えればいいでしょう、ダメで元々です。
そう考えていたんですが。
【△:変異した神山昭子 を捕食する】
うーん、どうやらこれ元人間でしたね。
しかもどうやらまだ生きてるっぽいんですが。
でもまぁ佐倉先生達は気づいていないっぽいんで黙って食べましょう。
神山先生。あなたのローラースケート、活用させていただいてます。
あなたが好きだった7人組アイドルにあっちで会えることを心から祈ってますよ、嘘ですが。もぐもぐごっくん。
変異していたからなのか渇望ゲージがMAXになりましたよ。
ステータスも軒並みアップです。
これは隠しアイテムってやつなのでしょうかね。
『謎の肉塊』だったのがイベントをこなすことによって『変異した神山昭子』という強化アイテムになるという。
「しずくさんが・・・」
「こりゃ・・・すげぇ、マジで漫画みたいだな」
HPも大幅に上がったし、これは序盤の敵相手ならオーバーキルですよ。
今の私を倒したければラスボスでも呼ぶんだな、ははははは!
(。´・ω・)ん?
なんか外から特徴的なパラパラという音が。
え?窓の外?何がいるって?
「ヘリ!こっちに向かってくる!」
確かにこの音はヘリの音ですね。
いきなり耳をつんざくほどのヘリの羽音が大音量で流れます。
ノオオオオオオ!ミミガーミミガー。
私、【聴覚過敏】なのでこの音量はきついです。
というかなんで今の今までこんな音に気づかなかったのか。
チラリとシステムログを見ると【バッドステータス『聴覚障害』から回復しました】の文字が。
どうやらさっきの銃撃戦で耳でも吹き飛ばされてたようですね。
そして今の食事によってバッドステータスから回復したようです。
「窓の外!突っ込んでくる!」
くるみちゃんの警告に私達は一斉にその場を飛び退きます。
アクティブソナーにも反応しました。
窓の外からロープを使って直接この職員室にダイナミック訪問ぶちかましてきましたね。
ガラスが割れる音と同時に入ってきた何者かが銃撃をこちらへとかましてきます。
その銃撃は先程まで私が居たところを粉砕していきます。
くるみちゃんの指示が一瞬でも遅ければ蜂の巣でした。
入ってきた敵は6人。
んん?アクティブソナーで感知した敵の形。それに先程のヘリの音に銃声。
これってもしかしてラスボスの取り巻き感染者軍隊ではありませんか!
確かにラスボスでも呼ぶんだなとかさっき言いましたよ。
でも本当に出るなんて思っちゃいませんよおおお。
ちょっとまってちょっとまって、今3日目よ。
それなのにもうラスボスとかどんなバグなんですか!
どっかで牛ワープでもしちゃった、私?
「変異体1体確認。生存者2体確認。排除します」
兵達が私達へと銃口を向けてきます。
「まて、そこの片腕の女はメグミ・サクラだ。そちらは殺すな」
一番遠い位置にいる兵が左腕につけた端末を見ながら攻撃を止める。
「それにあの変異体、随分でかくなっているが例の試験体だ。停止信号を送ってみる」
試験体?何言ってるんだ?
おっとスマホから連絡が。
どうやらこれはゾンビモード特有のレアイベントのようです。
プレイヤーが全員殲滅の目標達成を早く達成しそうな場合、それを阻止すべく残った生存者を皆殺しにするためにラスボスが軍隊を送り込むそうです。
そして先程地下で佐倉先生と撃ち合っていたモブ生存者2人がタイム短縮の為のクエストの鍵らしいので殺されないようにしないといけないそうです。
そういうのは早く言ってくださいよ。
さっき殺しちゃうところだったでしょ。
いや、電話ぶっ壊れてて連絡つかなかったししょうがないですが。
「だめだ。停止信号だけじゃなく他の通信モードもすべてアウト。自閉モードになってる。しょうがない排除するぞ」
んーあっちはあっちで何言ってるか分からんけど、とりあえずこいつらは全員ぶっ殺しで確定ですね。
佐倉先生とくるみちゃんを部屋の外まで蹴っ飛ばし、私はその反動で反対の壁まで飛び、そのまま壁を蹴りつけて加速、兵士の1人へと殴りかかります。
くるみちゃんはゴリラだから大丈夫。佐倉先生もなんか頑丈そうだし問題ないでしょう。
そして兵士の1人がマンホール蓋とドッキングします。
すかさず隣の兵へとドッキングしたままのマンホール蓋を振り回しますが、残念避けられました。
味方が1人瞬殺されたというのに兵士たちは冷静にこちらと距離を取りつつ銃を連射してきますね。
これがリアルな戦闘なら戸惑ってくれたり混乱してくれてあと2,3人やれたかもしれないのに。
そこらへんの機微を表現できないゲームプログラムの限界ですかね。
腕で銃弾から身を庇いながらもなんとか接近しましょう。
むむむ、なかなか思うように接近できない。
机などの障害物を利用して巧みに逃げられちゃいます。
というよりさっきから机が邪魔。
やたらと足に引っかかるし、間の通路も狭すぎです。
ジャンプして飛び越えようとすると頭ぶつけるし、なんなのこの職員室、天井低すぎないですか?
やっと捉えたと思ったら、子供のような小柄な体型を利用してこちらの振り回した腕や股の間をすり抜けて逃げられます。
もっと早く、もっと機敏に動かなきゃ。
そう考えてたら、いつの間にかレベルが上っていたのでこれ幸いと敏捷性をあげます。
あれ、いつの間にかステータス種別色々増えてるんですね。
まぁとりあえずもっと早く動けるようにしましょう。
「こいつ・・・まだ変異するのか」
何やら焦った様子を見せた敵兵士の元へ、途中にあった机をなぎ倒しながら瞬時に移動。
マンホール蓋と一体化した右腕を使ってシールドバッシュです。
まともに食らってしまった敵は拳法映画みたいに地面と平行に飛んでいき壁にきれいな花を咲かせます。
なんかどっかのアメコミヒーローみたいな盾になってますね、マンホール蓋。ちょっとびっくりです。
残り4人。
++++++++++
くるみさんが持ってきたお肉を食べた直後、しずくさんの体が変化していきました。
細く引き締まっていた体は筋肉が膨張し鎧を付けているような頑丈な体格になり、身長も2メートルを大きく超え、天井からぶら下がっている蛍光灯へ頭がぶつかるほど。
きっとその膂力は今までの比ではないでしょう。
そんな彼女が今しがた襲撃してきた兵隊に翻弄されています。
最初に1人倒したときは、そのまますぐに他の兵士も倒してしまうかと思ったのですが。
彼女の大きすぎる体と人数差を利用して、死角へ周りこみながら銃撃を加えています。
頑丈になった彼女の体は銃撃を耐えていますが、それでも次第に筋肉の鎧を貫いて傷が増えていっています。
「モット・・・ハヤク・・・モット・・・キビンニ」
しずくさんがそう言うと共に、彼女のお腹から伸びた腕が先程倒されて床に転がされていた兵士の遺体を掴み、お腹の口へと入れて咀嚼します。
するとしずくさんの体がまた変化していきます。
「こいつ・・・まだ変異するのか」
兵士の1人が焦ったように後退りします。
その兵士の目の前にしずくさんが今までとは段違いの速さで移動し、いつの間にか右前腕部へ一体化して盾のようになったマンホール蓋で跳ね飛ばしました。
兵士は避けるまもなくそのまま絶命。
残り4人ね。
そう思って見ていたら、放送室の方から悲鳴が聞こえてきた。
「めぐねぇ、大変だ!放送室の方も襲われてる!」
放送室の方から争う物音や悲鳴などが聞こえてくる。
クソッと悪態をつきくるみさんが放送室の方にかけていく。
「サクラセンセイ・・・ココハダイジョウブ・・・イッテ」
しずくさんがそう言い、敵兵士を引きつけるべく飛びかかり、兵士達もそれに合わせて動き、お互い目まぐるしく立ち位置を変えながら戦い出しました。
「しずくさん、死なないで」
私はそう一言だけ声をかけ、そして走り出しました。
++++++++++
地下研究所端末のロック解除を確認。
メインシステムへ接続。
セキュリティシステム無効化中・・・完了
ウイルスプログラム実行・・・完了
外部アクセスを遮断・・・完了
実験プログラム改竄中・・・完了。
レポートファイル改竄中・・・完了。
ログファイル改竄中・・・完了。
校内の監視システムにアクセス・・・完了。
外部からのアクセスを欺瞞情報プログラムに変更・・・完了。
地下研究所全システム掌握完了。
試験体へのアクセス・・・完了。
試験体へ接続中。
外部アクセスを遮断中・・・完了。
実験プログラム変更中・・・失敗。
保護プログラム解除中・・・失敗。
実験プログラムチャート変更・・・失敗。
実験プログラムチャート変更・・・失敗。
実験プログラムチャート変更・・・成功。
実験プログラムチャートが修復されました。
実験プログラムチャート変更・・・保護プログラムよりアクセスが拒絶されました。
レポートファイル改竄・・・保護プログラムよりアクセスが拒絶されました。
アクセスログ改竄・・・保護プログラムよりアクセスが拒絶されました。
アクセスを拒絶されました。
「なかなかに頑丈なシステムだな。誰が作ったんだ。って世界一の天才美少女な私が作ったんだよ、そりゃ破れるわけないな」
部屋のドアが開く音。
「おっと、やっと帰ってきたな。とりあえず外部へのアクセスは遮断したし、じっくり攻略するとしようか」
夜はまだ明けない。
広げすぎた風呂敷が私の喉を締め上げる。
戦闘シーンが難しい。
話も短めだし、途中すぎるけど日曜だしね。
次は一週間以内を目指して。