がっこうぐらしⅠ隠しモード~サブキャラ救出ルート~ 作:三郎丸
真田龍我(サナダ リュウガ)
武智栄真(タケチ エイシン)
漆原臨太郎(ウルシハラ リンタロウ)
くるみの想い人こと先輩/倉田哲晶(クラタ テッショウ)
2-1『深夜の学校』
さあ今回からようやく個別フェーズが始まります。
最初に始まるチャートは……漆原臨太郎くんですね。
大雑把に特徴を話せば『超高耐久、クソ雑魚攻撃力、機動力』です。
見た目通り太ってるビビりなんてそんなもんです(偏見)。
知力はそこそこあるのでめちゃくちゃ慎重に進めばエンカウントも少なくなります。
こんな我慢と逃走のフェーズに楽しみなんかあるのかと思ってるそこの皆さん、甘いですよ。イチゴミルクより甘いです。
この漆原臨太郎のヒロインの存在は原作でとあるメインキャラの精神をぶっ壊してしまうくらい大きな存在且つ救済が出来れば原作ファンは泣いて喜ぶんですから。
「はぁ、はぁ……何とか逃げ切ったぁ……」
おっと画面がダンジョン風から切り替わりましたね。
膝に手を付いて大きな建物を見る漆原くんの後ろ姿一枚絵カットが入ってきます、そこ誰得とか言わない。
話を戻しますがこここそが漆原臨太郎フェーズの舞台になります。
ここがどこかって?
それは――
「『鞣河小学校』……もう真っ暗だし、偶々見てた光景が確かなら多分学校にゾンビはいないはず。一か八かここに立て篭もるしか無いかな……」
原作ファンなら一瞬でピンと来ただろう単語、そして連想されるヒロイン。
そうですそれで正解です、そのキャラこそがヒロインなのです。
興奮して長文オタクになりそうなので暫くストーリーをお楽しみください。
「……うっ」
『見渡す限りそこまで血に塗れてる訳でも無い、が所々に死体があるのが分かる。
大人だけならまだしもまだ小学校に入って間もない様な小さい子どもの死体は物理的というより精神的に吐き気を覚える。逃げ遅れた子どもなのだろうけど、見捨ててしまった存在がいるという事実にどうしても精神が拒絶反応を起こしてしまっていた』
「……分かってるよ、自分の命が、大多数の命が最優先な事くらい。でも。だからこそ。どうしようも無かったって事にはしたくないんだよ……」
『どうしようも無かったから見殺すしか無かった、そんな事で命が無くなって良いものか、そんな事で絶望のまま死んで良いものか。綺麗事なのが事実でもそんな現実受け入れたくなかった』
「……仇は絶対に取るから。だから安らかに」
『せめてもの供養として、苦しみと絶望に見開いたまま絶命していた小さな亡骸の目と口をそっと閉じてから空き教室のカーテンに包む。それが何の供養になるかなんて分からなかった、自己満足と言われたらそれまでだろう。それでも僕の精一杯だった。無力感に苛まれながら包んだ亡骸を教室の隅に横たわらせ、後にする』
「……まだ生存者がいるかもしれない。今生きている人がいるとして、助けられるチャンスは多分今だけ。夜が明ければまた放課後までチャンスは無い。そうなったら生存確率も一気に下がっちゃうし何とかして探さなきゃ。……いるかどうかも分かんないけど」
はい戻ってきました。
こっから時間は数時間後まで飛んで最後の教室を開ける事になります。
そこでようやくヒロインとの初接触! いやー長かったですね全く。
「……ここが最後、か」
『さっきの教室にあったのは大人だろう亡骸一つ。
中年の男教師と思われるモノがそこかしこを齧られた姿で亡くなっていた。
多分、子ども達を逃がす為にわざと空き教室にゾンビを誘導して死んだのだろう。
『みんなの成長を見られないのが残念ですが、どうか健やかに。あなた達の先生でいられて良かった』と横に落ちていたメモ帳に走り書きされていたからほぼ確信している』
『カーテンをそっと被せて後にしたけど相当疲れて来たし、うっすら見えた時計の針は午前一時を指していた。
そろそろ寝床を見つけてバリケードも作らないといけないのに……いや、焦っちゃいけない。
最後の教室に誰かいないならそこを寝床にしちゃえば良い、丁度三階というのもあって攻められにくいし』
『ふぅ、と息を吐きそっとドアに耳を当てる――』
「ひっく……りーねえ……」
「だいじょうぶ、私がついてるから……」
な、何ですとー!?
ああ、急に大声を出してしまって申し訳ございません。
何せ予定では全く進行フェーズから除外していた事が起きてしまったもので、ええ。
それが何かと言いますと、本来ここで遭遇するのは一人だけのはずだったんです。
いや確かに出現情報はありましたが……いやはや何と男主人公を選んだ時超低確率で鞣河小学校編にゲームオリジナルキャラ……もとい女主人公の一人である『新藤アリア』ちゃんが出てくるんですが本当に出てきちゃいましたよ。
情報だと最初に出てきてから検証班総勢二十人で1万回ここまでやって最初に出たのを含め二回、つまり0.02%ですよ……?
因みに設定としては金髪でゴスロリチックな服を身に纏った彼女は隣町から一人で買い物に来た良いとこのちょっと無愛想なお嬢様JC。
元々身体が弱かったものの今は健康体、ただ運動してなかった弊害で体力が異様に低いのが難点。
但し上手く使えばかなりの戦力補強になる為今回予想外とはいえアドバンテージに繋がります、しかもロリでかわいい。やったぜ。
『二人いる……! 誰もいないと思ってたけど希望を捨てなくて良かった……取り敢えず声を掛けてみよう』
「だ、大丈夫ですか?」
「……っ!? 誰……?」
「め、巡ケ丘高校二年の漆原臨太郎と言います! その、君達は無事ですか?」
「……私ともう一人、ぶじ」
「アリアおねえちゃん……」
「るーちゃん……心配しないで……襲わないって約束してくれるなら入れてもいい」
「お、襲っ!? お、おおお女の子がそんな事言っちゃダメだよ!?」
「ん……この反応ならだいじょうぶそう。入って」
『何なんだ……と戸惑いつつも何か知らない間に大丈夫と判定されて教室に入る。そこには教室の隅で縮こまりながら抱き合う二人の少女が見えた』
うわ凄い……このスチル見えます?(BAN警告によりモザイク処理済み)
一般的に画像検索でも当たり前に出る若狭悠里の妹、るーちゃんこと若狭瑠璃の単独絵は何回も見てますしプレイした兄貴達が狂喜乱舞で感涙していたのを見掛けてるので見慣れたものですが、新藤アリアと若狭瑠璃が抱き合うこのスチルは0.02%の選ばれし者しか見れない上にネットに上げると五秒以内に消されるとか何とか。
いやすげえですよほんと……
「お、おにーちゃんはこわくない人……?」
「こ、怖くないよ……逃げてたら偶々ここに来て、誰か生きてる人がいないか探してたんだ……朝になる前に助けたかったから」
「……自分の命だけかんがえてにげる人達が多いのに、とんだお人好しね……この子なんて、担任に真っ先ににげられて、置いていかれたのに」
「ッ……!?」
『多分、この子から話を聞いたのだろう。泣いていた女の子は静かに頷く』
「あのね、わたしもにげなきゃ、にげなきゃ、って。思ってたんだけどね。先生が……ひっく……ちょっとおくれたわたしを見て……」
『女の子は必死に言葉を紡いでいた。が、置いていかれた場面を思い出してしまったのかまた泣き出してしまった。僕は許せなかった。そこまで言って泣いてしまう、それ以上言葉が続かない事で察してしまい、握り拳に力が入る。そんな事を軽々しく出来てしまう大人がいるのが許せなかった』
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
「るーちゃん……」
「あっ……」
『どうして良いか分からず、るーちゃんと呼ばれた女の子を見つめる金髪の女の子と、泣きじゃくる『るーちゃん』を見て拳の力が弱まる。違う、僕は今怒りに呑まれちゃいけない。ここで僕が出来るのは――』
いやはや帰ってきました。
ここで無言で抱き締めると好感度大アップか大ダウンのギャンブルなんで安定択の『るーちゃんの頭を優しく撫でる』を選択しましょう。
「えっ……?」
「……僕は、見捨てないから。なんて……初めて会った僕に言われても信じる事は出来ないと思うけど。覚えていて、少しずつでも信用してもらえる様に頑張るから……だから謝らないで。今は、今だけは……我慢しなくて良いから。泣いて、良いから……」
『どうしようもなく不器用な僕は、わんわんと我慢していたものが切れた『るーちゃん』の頭をただ撫でるしか出来なかった……ただ一つ、絶対にもう誰も失わない、失わせないと心に誓って』
と、キリが良いので今回はここまでです。
因みにこの新藤アリアちゃん、主人公に女の子を選択しても若狭瑠璃ルートなんですが例のスチルは無いんですよね……って感激に浸るのは良いですがこれから二人をキャリーしながらストーリー進めないといけなく難易度地味に上がってるんですよね……さてどうしたものか。
次回は女の子二人の回想から始まります、お楽しみに~
因みにるーちゃんは本名が分からないのでそれっぽく付けました
違和感は無いはず…