チートに「無敵結界」をお願いしただけなのに、なんでなの?   作:魔王パワーで無双したい人

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1.復活したけど緑の人が目の前にいる件

 やあ、神様転生したジルに憑依した人だよ。

 今ね、2000年ぶりくらいに主導権が戻ってきたんだ。

 

 手足が真っ黒の魔力で作られている以外は何も付けていない。

 真っ裸だ。

 そして、復活したてだからだろうか、宙にふよふよ浮いている。

 ・・・なんで?

 

 魔王パワー5%も吸収済みである。この辺はなんで吸収できたか分からないが、きっと自分の頑張りが良かったからだろう。

 

「ジル様…………………おおおお。ジル様、ッ……!

 この時を、いくら待ったことか……!」

 

 知らんがな。てか、魔人ノスか。

 ヤバいなぁ。

 魔王時代のいい思い出も併せて、また素晴らしい人間牧場時代を築こうとか思っているのかな。

 普通に暮らしたいのになぁ。

 

「ジル……って……!」

「く、くは、くははははははははは

 こちらの方こそが先代の……

 真の魔王……ジル様だ。」

 

 ヤバい、体に力が入らない。

 このふよふよ浮いているの終わったら倒れるんじゃないか。

 腹も減ってる。1000年程何も食べてないからな。

 あー確かこの後城のやつらから精気吸い取るんだけど、全然たらないとかなんとか。

 そんな事より飯が食いたい。

 あと魔力っていうかMP足らない。

 

「千年前の………魔王!?……………これが!?」

 

 昔あった圧倒的な魔力とは言わない。5%程でいいから回復したい。

 いや、今のリソースが手足に食われているのも痛いが。

 つか、なんで体縮んでるんだコレ。

 

「あのガイめに施されたカオスの封印……

 この地に国なぞ作ったリーザスとやらの

 奇妙に強い血の封印…」

 

 年取ると背が低くなるからかな。

 つまり、俺はロリのボディーを手に入れたぞ!

 まあ2000年前から知ってた。

 

「ふん。結局は力では解けなんだわ

 解く資格を持つ者を動かすしか手はなかった。」

「そんな…………」

 

 あー、で周囲の状況はどうなってるんだ。

 体が怠くて動かない。ヤバいな。レッドアラートだ。

 カオスが居るから、ソレで攻撃されたらヤバいんじゃないか。

 

「わざわざ、魔人だと触れ回り、

 直接に貴様らを追い詰めなければ

 カオスに縋ろうともしなかったであろうな。」

 

 寝起きでぼーとする。

 って、自分復活してから息してなくない?

 そら苦しいわけだ。死なないけど。

 

 すぅ…はぁ~

 1000年ぶりの空気、うめえ。

 

「うっ…」

「リア様!」

 

 …なんで?

 臭い酷かったのかな………。

 

「おぉ…しかし、ジル様……そのお姿。

 本調子ではあらせられぬご様子」

 

 縮んでるからかな?まあ省エネモードと思っておこうか。

 いや手足のコレ供給止めれば少しはマシになるだろうけど、手足がないのは駄目だし、悩ましいね。

 

「さあジル様いかがなさいますか。

 ノスに。このノスに、ご命令を!」

 

 しっかし、ノスどーしようかな。

 部下は欲しいが、狂信者は要らないんだがなぁ。

 

 浮くのが終わって地面に到着。

 意外と普通に立てた。

 

 歩行に支障が無い事を確認する。

 だるいけど、なんとかなる。

 

 すると微妙にすえた臭いが鼻についた。

 コレなんだろう。ノスの加齢臭かな。

 自分のだったらヤダな……

 

「………臭いな。」

 

 自害でもさせたら面白そうだなぁ…っとそんなふうな事思っちゃうのは魔王時代の影響か。

 慣れたっていうか、スレたっていうか色々あったからな。

 

 あーどうしようかな。

 細かいところは覚えていないんだが。

 ああ、別に同じにする必要も無いか。

 

「ま、待てーーい! 待て待て待てーい!」

 

 あ…

 公式チートだ。才能限界レベル無しで、レベルマックス状態の女を抱くと才能限界が上がる。…と。

 

「……カオスで封印してたなら

 しなおす事もできるだろう!

 そしてお仕置き! これだ!」

 

 いやーマジでバカ理論。

 生で拝見できるとは。(チラ見)

 

「ちょ、ちょ、ちょっとちょっとランス」

「あぶ、危ないです、ランス様!」

 

 

 だが、こいつは活用できる。

 今Lv500が最大のハズだから、それを踏まえて活用すればLv1000も可能という事。

 

 ふむ……、イイネ!

 

「がはははは、くらえ!!

 峰打ちランスアターーーーック!」

 

 ランスが、峰がどこだかしらんが攻撃を仕掛けてくる。

 うーん。LvMAXになるまで待ってもらえんかなぁ。

 いちおうオルケスタ(自動レベルアップ)は開けるはずなので。

  

「下郎が……………!」

「お……こ、こいつ……!」

 

 ノスが邪魔で見えないけど、カオスを握って折っちゃったりするのかな。

 

「カオスがあれど、

 貴様ごときにジル様に……」

 

 どうしよう。原作重視でノス倒されるまで待つ?

 それとも、ここで…いや、カオスが本調子じゃないし無理かな。

 

 ていうか、体力回復しないとカオスの攻撃受けたらヤバい。

 再封印も異空間漂流も嫌だなぁ。

 

 うーん。とりあえずは原作重視で良いか。

 

「ふう、カオス折っといて。」

 と、原作より口数多く命令を下す。

 

「はっ承知いたしましてございます」

 

 声に喜色があるぞ、このドMが。

 

「ぐっ、……ええい離せ……!」

 

 がんばれーランス~。

 

「魔を傷つける力

 奴らの手に渡れば疎ましき力……

 ジル様を「いいからヤレ」」

 

 ノスの言葉に割り込んで命令を下す。

 いちいち、煩い。

 

「も、申し訳ございませぬ。」

 

 いちいち振り向いて謝罪する。

 ノスさぁ、そういうのも良いから進行させろよ。

 どっかスキップボタン無いかな。

 

 バキンと金属が砕かれる音がし、人間の皆さんが右往左往する。

 

「あ、あっ……ああああぁッ!」

「どわっと、と、ととと……!」

 

 折れるのは予定調和。

「なっ…なにーーーー!」

 

 この駄剣どーしようかな。

 ああ、逆に封印してしまうのも良いかも知れない。

 どうせ直るし。

 

「あ、おいこら」

 

 うーん。しかし、ここでカオスなしというのも可哀想だ。

 放置するか。

 

「ぐっおおおおおおお……!?」

「ランス様」「いやー!ダーリーン!」

 

 あ、当たってた。

 なんか知らないけど気づいたらランスが吹き飛んでいた件。

 

「他の者はどういたしましょう。

 捨て置くのですか?」

 

 うーん。原作なんて答えてたっけ?

 うーんうーん。

  

 案としては…

 

①「腹が減った」→「ではこやつらを食事としましょう。」

 はい駄目。

②「良い捨て置け」→「ははっ」

 これはこれで有り

③「厨房から何か持って来い」→「ははっ」→なぜかメイドさんとかが持ってこられる。

 はい駄目駄目。

④「こいつで腹を満たそうか」→ランスとヤル。と、いまはその時ではないし、そんな体力無い。

 歩くので精一杯だ。

 てか、この体でエロいことするのに抵抗を感じないのは、魔王時代に魔王の血の方がハッスルしたからだな。

 精神的には男の筈なんだがなぁ。

 あ、女性は元々好きだし今もイケるからバイ?? 

 

「………………ククク

 かしこまりました。では、そのまま。」

 

 あ、…え?

 ……ま、待て!一体何をかしこまったというのだ!?

 

 とはいえ、想定通りの方向性だ。良しとしよう。ふう。

 よし、とりあえず原作通りノスが死ぬまで進めようかね。

 

 そうと分かれば、飯だメシ!

 

 

 彼らを尻目に部屋から立ち去ると、前の方から別の奴が近づいてくる。

 ……誰だっけ。

 ああいや、アイゼルか。

 

「…………………!?

 ジル、様………っ………!」

 

 アイゼルも使徒も跪く。

 1000年前と変わらぬ対応。ありがとうございますよっと。

 こういうのも慣れてしまったなぁ。

 

「くくく、アイゼルよ。

 ようやく………………思いは成ったぞ。」

 

 ああ、ノスごめんよ、今は中身ポンコツなんだ。

 

「ええ、ノス……

 あなたの執念の勝ちですよ」

 

 あーなんだっけ。

 確か人類寄りの魔人だったよね。また暗黒の時代に戻るとか思われてるんだろうなぁ。別に良いけど。

 あ、でも3使徒は可愛いので欲しいな。

 

「もはや、ホーネットに……

 ガイの娘なぞに従う素振りも必要ない。

 真の主に忠誠を捧ぐ時が戻ってきた」

 

 繰り返すがポンコツでごめんよ。それより腹減ってきたな。

 

「そう……ですね。

 選択肢も無い話です。」

 

 ぬ?ティンと来たぞ!?

 

「ガイの……娘?」

 

「!?申し訳ございませぬ。

 ガイの話などご不興を被る話を致しまして

 申し訳ございませぬっ…………。」

 

 跪いて謝罪するノス。

 いちいち大げさな奴だが、確かにジル時代の事であれば仕方ない。

 いつもこんな感じだった。

 

「違う。ガイ…………どうなった?」

 

「は、奴めがジル様を裏切り封印した後、

 畏れ多くも奴めが魔王となりました。」

 

「……うむ。」

 ほら、相槌打ってやったんだから先をはようはよう。

 

「そして奴は何を思ったか人間の世界と魔物の世界を分け、自らは西に居を「娘の話」ハハッ」

 

 話が逸れたので割り込んで修正する。

 

「奴めが魔王の時に何人かを仕込み、

 生きて生まれたのがホーネットでございます。」

「……………ほぅ」

 

「やはりガイの娘なぞ生きているだけで腸が煮えくり返る想いでありましょうが、このノス「生まれた時から魔人か?」ハハッ…………」

 めんどくさいから割り込んでるが、コレほっといたらいつまでも喋っているんじゃないか。

 

「ホーネット。ヤツの娘は生まれたときは魔人ではございませんでした。」

 そう答えて、私の反応を待っているようだ。

 

「…………………魔王でも子を産めるのか……………」

「は、そのようで…………」

 

 よし、ひっぱったがコレで誘導できるぞ。

 

「いいなぁ………」

 そこで、くーと音が鳴る。

 ああ、私のお腹の音だ。腹へってるんだ。マジで。

 

「クッ………クハハハハハハ!

 ジル様。まずは食事でございますな。

 私めに心当たりがございます。

 おみ足に障りましょう。失礼致します」

 

 そう言うと、ノスが私を抱える。

 すげえ、高価な壺でも持つみたいに慎重にやってるぞコレ。

 

 すぅっとアイゼルを見るとビクッとした。

 あ、おもしろい。

 

 いやー主導権戻ってきたのに全然自由にならないな。コレ。

 主に魔人の目がひどい。

 

 あと真っ裸なのは魔王の血Verのジルなら良いけど私は駄目だな。

 なんか着たい。

 え?駄目?いや着たい。が、ノスの前では無理だなコレ。

 

 しかし、ここらで命吸って回復させるのっていうのも、まあ良いが。印象が悪くなるのは駄目だ。

 どこか別で調達したい。何かないかな。

 

 異界ゲートがあるじゃないか。

 ちょっと異世界で調達したりしようか。

 

 よし目標は定まった。

 ・LvMAXにする。オルケスタ使用。

 ・そのために、ある程度魔力とか生命力とか回復させる。

 

 原作で命とか吸うの足らないって言ってたけど理由わかったわ。

 なんだよ最大HPとか3億あるんですけど、コレで5%なんだよねコレ。

 現在のHPが3000前後。復活時に3000程回復してた。

 ん?自然上昇?無いよ。

 

 寝るとか食事でたぶん1万とかにはなると思う。

 足らん。全然足らんわ!

 って、ほんと足らなくて、叫びたくなる気持ちもわかる。

 

 しかも現在Lv100くらい。あと400くらい上がるんですがコレどうすんだ。あ、オルケスタるのか。

 命削るっていうのは文字通りHP削りながらオルケスタ開くんだけど、

 

 あと才能限界レベルとか、どうにかしたい。

 具体的にはランスのシステムで頑張って延々と上げたい。

 

 オルケスタ→ランス→オルケスタ→ランスって感じでやれば一日1Lv は上がるだろう。

 

 まあ、その前に人類と和解しなきゃ(震え声)

 

 

 

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