チートに「無敵結界」をお願いしただけなのに、なんでなの?   作:魔王パワーで無双したい人

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2.目の前に食事が並んでいます。ああ。女の子と男の子が並んでいるな

 こんばんは諸君。

 まあ、聞いてくれ。

 

 食事を用意しますと言われて玉座のような所(※ホンモノの玉座です。)に座っていると、20名くらいの男女が入ってきた。

 メイドさんとか執事とか兵士とかコックみたいな格好の奴も居る。

 

 全員、ブルブルと震えており大変嗜虐心をそそる。まあ、旧ジルなら愉しんで苦しむようにして殺すだろうが、私はそんな事はしない。

 あと、コック殺したら飯が食えないじゃないか。

 

 とはいえ、ここで変に旧ジルと違う動きをするとノスがどう動くか分からなくなる。

 面倒だし食事もままならない。

 つまり、旧ジルをロールプレイしつつ効率よく、かつ心持ち気持ちよく回復しなければならないわけだ。

 

 となると、犠牲者が出てしまうのは致し方ないか。

 

 

「……ジル様。まずは少数ですがお召し上がりください。

 今もっと集めておりますゆえ。」

 

 ロールプレイロールプレイ。

 それを考えると1000年間旧ジルの動きを見続けていたのは良い。

 どう動くかはよく分かる。

 あと無口系だから応対も楽ちんだ。

 

「ひ、ひぃ…………」

 

 おもむろにリーザス兵。(捕虜かな?)に近づくと、噛みつく。

 ちゅーちゅー吸う。

 ああ、なんか魔王って吸血鬼系だよなぁ。

 

「あ…………が……………ごぉ………………………」

 

 ここで旧ジルならば、助かりそうで死ぬあたりで吸血を止める。

 だが私は止めない。

 腹も減っているし、精気も足らないし色々ヤバいから一気にやる。

 

 …えっ………回復したHPとMP、100も無いんだけど。

 

「…………不味い。なんだこの薄い精気は。」

 

「申し訳ございませぬ。しかし人間などいくらでも居りますゆえ、数はご用意致します。」

 

「…………………食料庫から飯をもってこい。………食べて寝るほうが回復する。」

「……ははっ……承知いたしました。」

 特に反論無くノスは食料庫に向かう。

 

 ………人間たちを残して。

 

 ああ、つまりコレは食い散らかして良いよって事なんだろう。

 難儀だ。

 旧ジルと違って虐めたいとか壊したいとか無い。

 倫理観は旧ジルに壊されたし慣らされたので、やれなくはないが。

 

 あと何気に、主導権取ってから初めての吸血だったわけだが、なんというか気持ちよかった。

 コレは確かにハマる。

 相手の反応も愉しめるし、こりゃサディストはご馳走になるなぁ。

 

 さて…

 人間たちをチラ見すると、生まれたての子鹿の様にブルブル震えている。

 床も濡れているのがちらほら。

 

 恐怖とか何かで逃げれないし動けない。

 まな板の上の鯉か何かな状態だろうか。

 

「……………………」

 

 じーーーと、コックを見ていると、気を失って倒れた。

 ………解せぬ。

 

「………そのコックを起こせ。」

 言うと両隣の者がビクッとしたあと、足で蹴り起こす。

 なんでだろう。

 ……ああ、屈むと、もう立てないのですね。

 

 

 暫くすると起きるコック。

「……」

 

 起きてこちらを見てビクッとする。

 話が進まない。まあ話してないが。

 

「…………料理を作ってこい。」

 仕方ないので、命令を一つ発する。

 

「は!はい!たたたた、ただいま!!!」

 弾かれたように立ち上がり、逃げるように厨房へ去っていく。

 

 残された者たちは、羨望の眼差しで彼の者を眺めていた。

 

「……………テーブルと、椅子………ソレとコレを片付けろ。」

 旧ジルよりは活発に命令を発した。

 

 それを受けて残りの者たちは、慌てて動き出す。

 

 てか、ノス何処行ったし。

 自分で行くなよ、人間に命令しろよと。

 

 

 暫く待っていると、ノスが帰ってくる。

 

「……おや?………随分綺麗ですが、お気に召さなかったでしょうか。」

 ノスが大量の肉を持って帰ってきた第一声がソレだ。

 

「………………私の体力は、今0.01%以下だ。

 ……まずは食事をし、……休憩を摂らねば、………動く事もままならない。

 あと何だ、その肉は。焼いて持ってこい!

 食いやすいよう一口サイズにしろ!」

 

 衰弱している奴は、胃がビックリしないように、普通は食べやすいスープとかからなんですがね。

 まあ魔王だし普通じゃないから違うんだろうけどさ。

 

「なんと!このように多弁に…それほどまでにお怒りとは。

 このノスが不明でございました。

 今!今お持ちします!」

 

 いったい何の茶番をしているんだ?

 コレ実は原作だと回復してるっていうけど、効率は全然良くなかったんじゃないか?

 

 ああ、もう!

 原作は原作。もういい。

 食って寝る。これでHP1万にはなるはず…なってくれ!

 人間から吸ってたら、一人あたり100前後で、つまり100人は吸わないと10時間休憩分にはならんと言うことだ。

 で、この城何人残って居るの?

 1000は居ないんじゃ無いか?

 

 つまり一気に吸っても10万。だが食って寝ればだいたい一週間あれば回復する。

 

 あれ?それじゃランス達来ちゃう??

 ゲームだとその辺りの日数は進行度合いとレベル上げに依るからなぁ…

 

 ……………

 まあいいや、考えるのも億劫だ。

 

 とりあえず、カオスを直してアイゼル殺してから来るだろう。

 おお、そうだ。アイゼルをカナリヤ代わりにしよう!

 アイゼル死んだら教えてねって………………

 

 …………誰に聞けば良いんだ?

 

 …………

 Zzz

 

 あ、寝てた。あいつら一体何処まで行ってんだ。はようご飯持ってこい。

 あとベッド寄越せ。横になって寝たい。

 

 

――――――――――――――

 

 諸君。おはようございます。

 食って寝るのはなんと清々しい事か。

 

 一晩で1万は回復すると言ったな。それは嘘だ!

 5万ほど回復してた。

 いやあ想定以上に回復してたわ。

 

 まーそれでも1%行ってないんだけどな。

 

 異界の門とオルケスタ開くのでだいたいHP10万は無いとやってけないので

 それくらいを見ています。

 あと自然回復ですが、あります。

 1日に1回復する事を思い出した。たぶんあってる。

 

 ……………

 

 HP0とかで、異界漂流して、異界の門開くのにHP4万は居るから…あいやMP0だとHPから使用されるからなんだけどな。

 MPは自然回復しない。いや魔力が漂っていると回復はするようだ。

 濃さに依る。

 ただし異界の門内だと回復は難しい。

 

 となるとHPからの転用になる。109年…回復にかかる。

 

 原作で戻ってこれない訳だ。あーランスって100歳くらいで死んだよな確か。

 

 てか、ランスたちが来る前にオルケスタってから戻り、戦えば普通に勝てる。

 うん。

 魔王なランスがランスの子達蹴散らすよりも簡単に倒せる。

 わざわざランスをオルケスタに晒すなんて墓穴も良いところだ。

 

 なので、HP10万回復したらオルケスタってからノスが死ぬのを確認し、ランスと戦おうじゃないか。

 そしてお仕置き。これだな!

 

 と、ランス風にバカ理論を振りかざしてみたが、なかなか楽しいなバカ理論。

 才能限界レベルを突破するためには仕方ない事だとは思うのだが、ハイパー兵器がどうハイパーなのか楽しみな自分は、男精神だけどホモォじゃないはず。

 

 むしろ自分がハイパー兵器生やしてやってみたい…はっ!

 そうか!

 その手があった!

 

 今、この手足にあるような黒い魔力で作られた義肢のように…………あれ?

 よくよく感知してみると、具現化している魔力ではなかった。

 なんか知らない物体になった何かが体から生えてる感じ。

 手足の感覚がある。ただし動かすのに魔力が必要。

 なんだこれ。

 

 まあいい。だが魔力でハイパー兵器を作るのは良い。

 そしてモロッコにランスぶちこんで、女ランスを頂くって寸法だ。

 イイね!

 

「ククク…」

「おお、ジル様が笑われている!何か良い思いつきでもあったのだろうか。」

 

 

――――――――――――――

 

 よく考えたら、女ランスにしたらBAD END扱いで、セーブ=世界線が消される可能性がある。

 とりあえず、才能限界あたりはなんとか考えよう。

 別の世界で探しても良いのだし。

 

 ジルとして演技って、負けも演技って別世界に逃げるのは悪くない。

 なにせあの神だ。

 異世界にまで追手がかかる可能性もある。

 いや、エール活動中なら、いけるか?

 

 ともかく、『楽しくなる異物』で、ある限りは自由行動が取れるはずだ。

 魔王になると、こんな窮屈な思いをするんだなぁ。

 

 方針を決めかねていると、ノスが倒れた感覚があった。

 アイゼルはすでに魔血魂になってる。

 

 出番か…………………あれ?オルケスタってないぞ私。

 

 やばい!

 異界移動!!!!

 

 ふう、間に合った。

 そしてオルケスタの息吹GO!

 

 よし、ランスは来てないな……………

 接続完了!!!!!

 Lv500到達!

 

 勝った!第三部完!!!

 

 

 

 

 

 

「あーなんだったんだ?今のは。体がすごく軽いぞ。」

「おおおお!心の友よ!

 お前さん、レベルがすごく…上がっているぞ!お前の才能限界っていくつなんだ?」

「知らん…いつも測定不能と言われている。」

 

 

 ………………………………………………… ウヴァ…

 

 

 あれえ…

 あれれー?

 

 オワタ?

 

 

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