チートに「無敵結界」をお願いしただけなのに、なんでなの?   作:魔王パワーで無双したい人

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6.【急募】今学校の屋上なんだけどさ。施錠された学校から飛び降りないで出る方法教えろください。

 こんばんは、諸君。

 まあ、聞いてくれ。

 

 いきなりですまないが、触手プレイと聞いて何を想像するかね。

 うん。艶めかしい肉の触手が、白い肢体に這い回る。

 そういったエロティックな事を思い浮かべるだろう。

 

 そう。それだ。

 それを植物の蔦でやっているのが今の自分です。

 

 いや、服が破けるので勘弁して欲しい。

 全力で抵抗すると本当に破けるし、エロい展開になってしまうので発禁になてしまう。

 

 ま、マミさーーーーん!

 は、早く。早くしないととんでもない事になってしまうぞ!!

 

 

 はぁはぁ…そんな考察を10回くらいループさせたんだけど。

 全然来ないから、別に倒してしまってもかまわんよね?

 というか、力入れると服が破ける。

 

 うーん。

 ……とりあえず、吸うか。

 

 カプ。

 うげ、苦い。

 

 何だろう。前のノロイとやらもそうだったが、人の苦悩だとか恨みとか憎しみがメインだと、ビターに感じる。

 もう少しミルクを混ぜてまろやかにしたい。

 できれば砂糖も混ぜて欲しいが、でも今回は、なんか回復量は多い。

 

 つまり、魔女から吸うだけでも回復できるって事だ。

 150万程に回復したので、すごい回復量だ。

 

 あ、魔女の木枯れた。

 吸いすぎたか。

 

 枯れ果てた魔女の木から抜け出ていると、上の方から足音が近づいてくる。

 

「これは一体!?」

「あ、ジルちゃんだ!大丈夫!?」

 やっとマミ達が来たようだ。

 遅い…っ!

 だがまあいい、だいぶ弱らせたし楽勝だろう。

 

「あれ…が、魔女?なんか枯れているみたいだけど。枯れ木なのかな?」

 様子を見ていると、なんか戸惑っている。

 

 ん?あれ?なんで銃口、私に向けるのかしら?

「これはどういう事かしら?」

 

 どういうこと?

 と、そうこうして居ると魔女結界が崩れて、場面は廃ビルに移る。

 でも相変わらず銃口を向けられてて。

 え?なにゆえ?

 

「どうして貴女が魔女を倒せたのかしら?」

 …

 …あ!

 衰弱させてたつもりだったけど、倒しちゃったのか。あはははは。

 

「え……えーと。なんと言いますかね。ハハハ」

「もしかして、同業者…魔法少女なの?」

 

 魔王少女でーすと、答えたらどうなるかな。

 笑いは………とれないか。

 

「違うよマミ。彼女は魔法少女じゃない。」

「…そうなの?キュウべぇ」

 白い陰獣め、余計なことを。

 

「それじゃあ、本当に一体……何者なのかしら。」

 一体何者か分からない者を泊めてたんですね。いや危機感無いですよね。

 大丈夫だよ―、安心安全なジルちゃんだよー

 

「昨日から観察していたけど、隠している魔力の高まりが昨日から比べて段違いだ。これは素質ではなく、意図的に魔力を隠しているね。

 彼女、人間じゃないよ。」

 あーーーもーーなんて事言うんだ。この白いの!

 

「なんですって?」

「私達を…騙してたの!?」

「そ、そんな!?」

 

 さやかは疑わしいものを見る目。

 まどかはオロオロしている。

 

「僕も興味があるね。いったい君は何者なのか。」

 ううう、コレ研究対象になった場合、この宇宙人に勝てるか?

 敵ならば排除しにかかるだろう。

 利があれば、魔法少女救済システムすら制御しようと試みてくる。

 これだから宇宙文明の奴は嫌いだ。

 

「……」

 どう………する?

 どう答えようか。

 どうするにせよ、誤魔化す方向で行こう。

 

「ふう、仕方ない。

 私は魔法使い。魔法少女なるものは興味があったが、騙すつもりなんて無かったよ。」

 

 よし、落ち着いて言えたぞ。

 

「そう…なの?」

 

 お、マミは信じかけているな。もうひと押しか。

 

「魔法使いというのも興味あるけど、それは人間ではない事に対しての説明にはなっていないじゃないかな。」

 納得仕掛けたマミの横で白いのが余計なツッコミを入れてくる。

 あの宇宙人めが!

 

 しかし難しい問題だな。

 人間ではない。それは正しい。では何者かと問われれば種族なにになるのかね。

 魔王というのは正しいが答えたくない。魔人とも違う。

 今度聞かれたら、ちゃんと言い訳できるように答えを用意しておこう。

 とはいえ、今は目の前の言い訳だ。

 

「えーと…」

「…」

 無言で銃口向けてくるの怖い。いや命の危険が無いから怖くないはずだが、銃口=怖いってなんかあるよね。

 先端恐怖症に近いやつ?

 

「あーいやーその。

 うん。

 吸血鬼やってます。」

 

 とりあえず、血とか吸う吸血鬼系魔王なので、朗らかにそう答える。

 

 パーン

 

 ちょ、吸血鬼OUTですか!?

 マスケット銃撃たれた。

 眉間ですよコレ。

 

「ちょ、いきなりすぎ!」

「効いてない!?」

 

「うぇいとうぇいと、落ち着こう」

 

 ドパパパパパパ

 

「だーーーーーー」

 

 マスケット多重展開の射撃で、服が!穴空いちゃった!!

 

「くっこれで!!」

 

 無傷なのを感じ取ったのか、

 しゅるりとリボンに包まれる。

 で、拘束。

 

 あ、無敵結界あっても拘束はされるのか。

 勉強になるな。

 

「ティロ・フィナーレ!」

 あ、なんかでっかい大砲が…

 

 重低音を響かせて私を弾き飛ばす。ぬおおおおおーー

 

 廃ビルの天井を突き抜けて大砲の弾丸と共に空へを舞い上がる。

 あーなんで、ヒロインズと敵対する羽目になるかなぁ。

 

 でもまあ、生ティロ頂きました。ごっつぁんです。

 

 でだ。砲撃で放物線を描いて到達したのは…彼女らの学校でした。

 屋上に着弾しそうだったので、エアブレーキ。

 あ、別に航空機のエアブレーキじゃないですよ。

 マジで空気固めてブレーキにしてます。

 最後の方は浮遊する感じにして屋上に降り立つ。

 

 まあ、あの場から逃げれたし、良しとしよう。

 

 しっかし…………マジで全面ガラス張りの狂気の学校だ。

 ぱねえ。

 私は、狂気の学園にひとしきり感動したあと、抱えていた砲弾の魔力を解いて消し去る。

 

 いちおうグリーフシードは落としてったから、何かしら誤解してくれていると助かるんだが。

 

「やっぱり君には効かなかったか。」

 なんか白い宇宙人の声がしたので振り向く。

 あ!

 体の向きを戻して、シャフ度でキュウべぇを見やる。

 

「…今のに一体何の意味が?」

 キュウべぇの呆れ声に私は答える。

 

「特に、意味はない。」

 決まったな!

 いや決まってない。何考えているんだ私は。

 

「君が吸血鬼と言い張るならそれでも良い。

 でもそれは君の防御力と隠し持っている魔力の説明にはなっていないよね。

 君が一体何者なのか興味が尽きないよ。」

 

 研究熱心だな。

 まあ、こいつらと、白クジラを戦わせてみたくはあるが、きっとくじらの勝ちだろう。

 神としての権能の有無。

 それがあればエントロピーとか言うはずがない。

 

「ふむ、だんまりかい。それもいい。

 僕らは君を観察させてもらう事にするよ。」

 

 げ、ストーカー宣言ですか。

 面倒な。

 でも、本当に何処まで把握しているか分からないんだよね。

 魔女結界の中ですら把握しているようだし惑星全土を網羅しているとしても驚きではない。

 厄介な宇宙人だな。

 

 さて手の内を見せるわけにもいかないし、どっか休むところを確保したいのだが。

 マミ宅は彼女がマミるまで厄介にはなれないしな。

 いや、本編通りならマミるのも時間の問題だな。

 暫くは野外に泊まろう。

 ホテルも宿帳とか記入が必要だしな。

 …

 がちゃがちゃ…

 

 鍵が閉まってる…

 …

 …

 …

 

【急募】今学校の屋上なんだけどさ。施錠された学校から飛び降りないで出る方法教えろください。

 

 さて、せっかく手に入れたマミの携帯で、そんなツブヤイタ―をしてみる。

 

 遊びはともかくとして、どうしよう。

 うん。コレ飛び降りるしか無いよね。

 

 屋上から下を見る。誰もいないかな。

 

 よし…

 

「それで、本当に貴女は何者なのかしら。」

 

 真後ろから声がかかる。マジ心臓に悪い。死なないけど。

 

 …………暁美ほむら。いつの間に……いや時間停止か。

 厄介だなぁ。

 

「どうやって入ってきたの?」

 尋ねると、顎をしゃくって、屋上の扉が開いている様子を教えてくれる。

 あ、はい。時間停止ですね。

 なんでもありだな。

 

「うーん。何と聞かれてもね。」

「私の経験上、出会ったことのないタイプの人だわ。」

 

 経験上ね。

 一体何周目なんですかね。って聞ければ楽しいのだが。

 

 

「まずひとつ。

 敵ではない。あらゆる意味でね。」

 

 まず敵対する意味はない。そして敵にするほどの相手でも無い。

 まどかに対するラブなライバル(敵)でも無い。

 

「次に私の目的は休養だ。

 酷く衰弱しているのでね。体力を回復させなければならない。」

 

「それにしては、随分と派手にやりあっていたようだけど?」

「ハッ。やりあう?一方的に撃たれるのがやりあっていると言えるの?」

 

「…………っ。そうね。でも反撃できなかったんでしょう?」

 

 ふむ、実力をお疑いか。

 時間停止魔法。一応見たからな。 

 なら真似ることなど造作もない。それが魔王だ!どーん!ぱちぱち。

 

 ということで時間停止してみ…なんだ!このMP消費ぱねえ。

 後ろに移動後ろに移動。

 

 停止解除! うは、HP(MP兼用)が100万きってる。やばいだろう時間停止。

 数秒だぞ…

 

「別に、出来ないわけじゃない。」

 

 ばっと、驚いた様子で振り向くほむら。

 くふふ。ドヤ顔でお出迎えである。

 

 いやマジ次は使わん。

 

「なるほど…………そういうことね」

 そう。強いのさ~

 

「貴女もまた、ループの依存者というわけね。」

 ん?

 待て、一体何の話?

 

「…………休養と言うけど、本当の理由は………教えるわけないわね。」

 いや本当に休養ですよ。はい。

 

「私から、私の目的を明かすから、貴女も答えてくれないかしら。」

「いや、本当に休養だよ。ほんとほんと。」

 

「っ………………あくまで言うつもりは無いという事なのね。」

 なんでそうなる!話聞いてお願い。

 

 そういうとほむらは、踵を返して屋上から出ていった。

 あれーー

 

 ガチャン。

 

 ああ、鍵も閉めたな。

 

【急募】誰も私の言うことを信じてくれない件。信じてもらうにはどうしたら良いですか?【誰か信じて!】

 マミのアカウントで、つぶやいてみた。

 

 

 

 

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