サモナーさん関連短編集   作:cohaku

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改めてみるとレコン・キスタ片づけると3巻の内容全部おジャンになってたのに気づいて頭を抱えた考えなしの作者とは私の事だ!


召喚士とゼロ6

レコン・キスタによって滅ぼされるはずだったアルビオン王国は、イレギュラーであるキースによって制圧されアルビオン王国派は降ってわいた完全勝利に沸き立った。

レコン・キスタによって占領された大型艦も奪還され、始祖の系譜と偽っていた背信者オリヴァー・クロムウェルも捕らえられ禁忌によって動かされていた死体も倒され、もうレコン・キスタは再起不能ともいうべき大打撃を受けてしまった。

その絶大な功績の褒賞を与えようとアルビオン王国は頭をひねっていたがつい最近まで敗戦確実の戦争をしていたのでその余裕もなく「貴族になりますか?」と声を掛ければ「故郷で母が枢機卿なので他国の貴族になるのは禁止されております」と返されさらに頭を抱えることになってしまった。

 

「国を立て直してからでもいいですよ」

 

というキースの言葉に甘え、アルビオン王国は褒賞の支払いを後回しにする代わりに始祖から受け継いだという至宝と風のルビーをキースに預けた。

キースたちは、戦勝パーティーに誘われたがアルビオン王国が勝利したことを伝えるため戦争が終わった次の日にはアルビオン国王とウェールズ皇太子からトリステイン王国とアンリエッタ王女宛の親書を預かりアードバーグに乗ってアルビオン王国から立ち去って行った。

アードバーグの飛行速度は速い。その日の夜にはトリステイン王国王都トリスタニアに到着した。

今回は密命だという事で大々的に訪問するわけにもいかず、どうするか悩んだルイズ一行だがキースが

 

「私一人なら忍び込めるから、私の魔法で私の影に入ってくれ」

 

そう言ってルイズとギーシュをシャドーゲートの魔法で自身の影の中に収納すると王宮へと忍び込んだ。キュルケたちはお留守番だ。一応外交的な問題なので他国人に知られるのは拙いので。

ひょいひょいと壁を上り光学迷彩を使って姿を隠しながらアンリエッタ王女の資質の窓にたどり着き、嘗てアンリエッタ王女がやったように規則正しく初めに長く2回、次に短く3回。

まるで祈る様に空を見上げていたアンリエッタ王女はハッと音がした窓を見る。そこからそこに突然黒い服を着た男が現れたように見えた。

声を上げようとしたアンリエッタ王女に王女がルイズに渡した水のルビーを見える様に手に持って軽く振る。

それに気が付いた王女は、口を押えて急いで窓を開けた。

 

「貴方は」

「ルイズの使い魔キースです。少しお待ちを」

 

キースの影からルイズとギーシュが現れ王女は目を見開く。

 

「姫様、ルイズ・フランソワーズ。任務を終えて帰還しました」

「ギージュ・ド・グラモン、任務を終えて帰還しました」

「まぁ!これは一体」

「キースの魔法らしいです」

「あら、ではこれはエルフが使うという先住魔法なのでしょうか?」

「いいえ、恐らくは全く別体系の魔法かと私は思います。姫様、アルビオン国王とウェールズ皇太子からの親書です。お読みください」

 

その言葉に王女は顔色を悪くしてその3枚の親書を受け取り、初めに国王からの親書を読み始める。

読み始めしばらくたつと悪かった顔色に喜色が浮かびバッとルイズの後ろに控えていたキースに目を向け驚愕の視線をよこした。

最後まで読み進め、次にとったのはウェールズ皇太子からの公的な私書だ。まぁつまりは一人の男ではなく皇太子としての文章でそこにはゲルマニアとの同盟に亀裂が入りかねない手紙も同封されていた。

国の立て直しも終わってない状態で何かよろしくないことがあった時の為に一時的に返すという内容だろう。

その内容を読んで少し悲しげな表情をした王女だが最後のウェールズからの私書で喜色一色に染まった。

 

「る、ルイズ!こ、ここに書かれていることは本当ですか!?」

「はい、アルビオン王国はレコン・キスタに完全勝利いたしました。トップも捕縛され奪われていた大型艦も奪取に成功しレコン・キスタ側に多大なる打撃を与えることに成功し恐らくですが自然に自壊すると思われます」

「な、なんてこと」

 

つかつかと王女はキースに歩み寄りキースの手を取って両手で包み込みように持ち上げた。

 

「ありがとうございます、貴方様のお陰でアルビオンもトリステインも救われました!」

「それは良かった」

 

本当に嬉しそうな王女にキースは微笑ましく思った。

今の王女の顔は、愛しい人を思いその生存を喜ぶ乙女の顔だった。王女と皇太子は他に兄弟がいないので結婚するとしてもすぐとはいかないが、もともと王女は政略結婚をする予定だったのでその相手が変わるか変わらないかはその後の政治手腕や情勢次第だろう。

それでも最愛の人が死なずに済んだことに喜ぶ彼女はこれからどのようにしてその心を成就するのかそれはこれからの両者の頑張り次第だろう。

それから大層ご機嫌になり水のルビーを返却しようとしたルイズにそのままルビーを渡し、ギーシュにはお褒めの言葉を言ってギーシュは大層喜んだ。やっすい奴だなとも思ったが、今回は密命大々的に褒賞を与えるわけにもいかないからこれが王女の精一杯なのだろう。

最後の一つ礼をして静かに王宮を後にして追求するキュルケを交わし一行は魔法学院へと戻っていった。

 

 

とある場所

 

「オリヴァーが捕まっただと」

「はい、指輪も行方不明になりこれ以上の作戦実行は不可能になったようです」

「……指輪の行方は分からぬか」

「詳しい状況がつかめず指輪の行方はわかりません。巨大なドラゴンが暴れたやヘビのような空飛ぶ魔物が現れたなど情報が錯綜していて探るのもしばらく時間がかかりそうです」

「こちらに繋がるようなものはそこしていないな?」

「そこはご心配なく」

「では、もう一つの方を進めるか」

「はっ、了解しました」

 

 

 

 

それからしばらく何事もなく時間は過ぎた。魔法学院が平和なだけで国は大荒れだそうだが。

まずトリステインとゲルマニアの同盟が白紙になった。その理由になったレコン・キスタが無くなったのだから当然だろう。

トリステインはアルビオンの復興に手を貸す条約を近々締結するらしいがその詳しい内容は分からない。

常識的に考えて無条件はないだろうが、皇太子の輿入れはないとして、王女と皇太子の結婚とかがあったりするのだろうか?そうなったらトリステインの王位継承者は誰になるのか、公爵家であるルイズにも何やらありそうだ。

マチルダの伝手で宝飾品を販売し、ある程度の資金を手に入れたので家畜やこの世界特有の風石・土石・火石・水石などこの世界特有の資源を購入して何かに使えないか調べ始めてもいる。

 

キースは、魔法学院に戻ってきて暫く用意したオリハルコン合金をシェイプチェンジで弄繰り回して鍵がなく取り出したり出来ないような鳥籠のような宝箱を作っていた。

どうせなら見た目にもこだわりたいのでデウス・エクス・マキナの久重に美しい鳥の造形を作ってもらいその首に指輪を配置して二重三重の細かい檻を時々飾りを久重たちに手直ししてもらいながら指一本も入らない堅牢な鳥籠を作っていく。

 

【その他アイテム】オリハルコン製の鳥籠 品質A+ レア度10 重量22+

オリハルコン、ミスリル銀、鉄の合金製の鳥籠

 

オリハルコン合金は並大抵の方法では破壊できない。そして人間が使うには指輪に触れなければならないみたいなのでこれで使う事はほぼ不可能になっただろう。後日、水の精霊に還しに行けばこの状態でも水の精霊なら触れることはできるだろうし問題ないはずだ。

 

「うわぁ、とっても綺麗」

 

ルイズはやっと出来上がった鳥籠に目を輝かせた。黄金の鳥籠とその奥にたたずむ黄金の優美な鳥とそれを飾る指輪がとても美しく太陽の光に当てると輝いていた。

 

「ふぅ、慣れないことはするもんじゃないな」

 

ここまで細かい細工をしたのは初めてで疲労が凄いが何とか見れるものが出来てホッとした。

 

「これを水の精霊に還すのよね?」

「ああ、すぐにじゃないが還さないといけないだろうしな」

 

ルイズたちに聞いてみたり調べてみたりしたがこの世界の精霊はゲームの世界の精霊とは毛色が違う。話を聞くに早めに還さないと面倒なことになりそうな予感がした。

 

「でも、残念ね。こんなに綺麗なのに還さないといけないなんて」

「気に入ったのか?」

「ええ、こんな綺麗な工芸品見たことないわ。まるで純金みたいなのにこの金属とても硬いのね」

「ああ、私の武器の素材だな。とても頑丈で壊すのは実質不可能だろうな。製錬にも特性の炭を使わないと難しいと職人達がよくぼやいていた」

「こんな綺麗な金属が武器の素材なの?」

「これ位頑丈な素材じゃないとまた指輪を奪われて使われたら面倒だからな。これなら壊すのも難しく直接触れなければ使えないみたいだからもう人間が使える状態じゃないだろう。

最後に魔力付与で耐久性とかを上げれば完成だ」

 

世界が分かたれた後、ゲルタ婆様にそこらへんも叩き直された。というか、勉強をはじめからさせられ直した。

礼儀作法から魔法、武技、歴史などなどそれら全てを叩き直され、儀式系魔法やら色々叩き込まれた。

もう頭から煙が出そうな量で何度逃げ出そうとしたが覚えてない。だが、とっ捕まって完全に習得するまで軟禁された。軟禁なのはストレス発散で闘技場での戦闘が許可されていたからだが、今役立っているし世界が分かたれた後の戦いで大いに役に立っているから無駄ではなかったんだろうが当時は目を回していたものだ。

 

「そこら辺は精霊に聞かないと何かあっても困るから下地だけの方が良いか」

 

幾つかの呪符文様を台座の部分に刻み小さな宝石を取り付ける。大きさはそれほどでもない品質の高い0.5カラットぐらいの小さな石を3つ。

 

「小さいけどいい色ね」

「付与するならある程度の品質がないとな」

 

盗まれたりしないように用意した小綺麗な木箱にしまいマジックボックスに片づける。

 

「そんなに気に入ったなら何か一つ装飾品を作るか?」

「え、いいの?」

「少し残ったからな、と言ってもそこまで大きなものは無理だけど」

 

残った合金を細めの板状に整形、O型整形をしてルイズの手を何度か往復させてサイズを決め、最後にルイズの髪色に似た色の宝石である小粒のピンクトルマリンを取り付けた。

 

「…よし」

「綺麗」

 

ルイズは手首にはめたバングルを頭上に掲げうっとりと眺めている。

 

「これ何の金属なの?金みたいな色なのに金よりも硬くて色合いもちょっと違うような?」

「私の故郷で取れている金属を数種類まぜって作られている合金だな。作るのには専用の施設でしか作れないから使っている人はあまりいなかったな」

 

実際に武器に使っているのは私の関係者以外はいなかったように思う。他のゲームでもオリハルコンはそこそこの難易度なのか最前線組でも難しいようで私経由で供給していたような気がする。

 

「そんな希少な金属、私がもらってもいいの?」

「最近、鍛冶師に頼んでいくつかのインゴットを作ってもらったし、故郷に戻ったら私なら調達はすぐに出来るから気にしなくてもいい」

 

オリハルコンもミスリル銀も私にとってはそこまで調達難易度の高いものではないし、アイテムボックスの中にはそれなりの量があるから多少遊びに使っても問題はない。

 

「ありがとう、キース様。大切にするわ」

 

 

「手を貸してほしい」

 

タバサと言われる青い髪の少女が私の目の前に立っていた。

 

「…手を貸してとは?」

「ここでは詳しく話せない。私の実家で話したい」

「ちょ、突然言われても!」

「大丈夫よ、もう休暇届も受理してもらって国境を超えるための手続きも終わってるから!」

 

目を白黒しているこっちを無視してタバサとキュルケの二人によってルイズは旅行の為の荷物をまとめ用意された馬車にルイズともども詰め込まれた。

ルイズが荷物の様に連れていかれたので私は渋々馬車に乗って対面して座った。

 

「それで態々、ツェルプストーも巻き込んで何をキース様に頼みたいのよ」

「今は言えない」

「じゃあ、国境を超えるって言ってたけどあなたの実家は何処なの?」

「タバサ、あなたのお国がトリステインじゃなくって、ガリアだって初めて知ったわ。あなたも留学生だったのね」

「え、貴方。ガリアの貴族だったの!?

 

キュルケは『タバサ』の名が偽名だという事に薄々感づいていた。

キュルケは、タバサは世を忍ぶトリステインの名門貴族の出だろうと思っていたが、それは違った。

タバサは、トリステイン、ゲルマニアと国境を接する、ガリア王国の出だったのだ。

キュルケはタバサに尋ねた。

 

「何でまた、トリステインに留学してきたの?」

 

しかし、タバサは答えない。じっと、本を見つめたままだ。

 

「ちょっと何か言ったらどうなの!」

 

ルイズは、突然拉致をするように連れられて不機嫌なのか質問に答えないタバサを見るがタバサは本を見つめたまま何も言わない。その時、キュルケは気付いた。

本のページが、出発したときと変わらないことに。めくりもしない本を、タバサはじっと見つめている。

 

「ルイズ、タバサが家で話すって言うんだからアンタは黙りなさい」

「なっ!突然連れてかられた理由すらも話さないのに黙りなさいですって!」

 

キュルケはそれ以上、タバサに尋ねるのをやめてルイズをからかう方向に会話の流れをシフトしそれに気づかないルイズはキュルケの挑発に乗ってしまった。

 

一行の2泊した旅路は、ラグドリアン湖の水が溢れて街道が水没し通れなくなったため迂回した以外は、おおむね順調だった。

途中キュルケが農民が収穫していた籠に入れられた林檎を見つけ馬車を止めて買った。その時農民からここはラクドリアン直轄領と教えられ、キュルケとルイズは黙ったままのタバサを凝視した。

たどり着いたタバサの家は旧い立派なつくりの大名邸で掲げられた紋章は交差した2本の杖、そして“更に先へ”と書かれた銘。まごうことなきガリア王家の紋章である。

だが近づいてみるとバッテン傷がありこの家は王族でありながら権利を持たない不名誉印が刻まれている家だとわかった。

出迎えも老僕一人で他の使用人はいるような気配はない。

 

「…」

 

タバサはエントランスホールに3人を案内し、ディティクトマジックを唱える。それに反応するものがないか確認して安心したように頷くとキースの方を向き

 

「貴方に聞きたいことがある」

「ご質問をどうぞ」

「貴方が土くれのフーケのゴーレムを無力化したとき貴方は言った「魔法を解除する魔法」で無力化したと」

「確かにそういったな」

「私の問題の解決にその魔法が使えるかもしれない。私の事情をこれから話す」

 

タバサと老僕ペルスランは、タバサ…いや、ガリアの王権争いとオルレアン家に降りかかった悲劇、シャルロットという名を捨てタバサという感情を捨てた人形になった少女の話をした。

ジョゼフとオルレアン公の継承争いにオルレアン公は破れ謀殺され、継承権を持ったシャルロットが薬を盛られようとしたとき母親が代わりに薬を飲み心を壊してしまった。

シャルロットは、王家に忠誠を示すため達成困難な任務を達成し本来なら領地をもらってもいいはずの手柄を立てたはずがシュヴァリエの称号だけ与え母親を人質に取り汚れ仕事を押し付けながら海外に留学させられた。

母親の飲んだ毒は、心を狂わせる水魔法を込めた水薬。この地でエルフという異種族が作り出したルイズたちが使う魔法とは違う魔法によって生み出されたものだという。

 

「貴方の魔法を試してほしい」

「……」

 

話を聞いていて頭が痛くなってきたキースはタバサの言葉にすぐは頷かなかった。

 

「キース様?」

「……まず確認だ」

「なに?」

「タバサ…いや、今はシャルロットと呼ぼう。君は復讐者か否か」

「………お母様を壊してお父様を殺した」

「そうか…まず問題の一つ。狂っているからこそここは監獄であり人質であった人物が正気に戻った場合、ガリア王家はどう出る?」

「っ」

「逃亡するにしても奴らは君らを国境を越えて追いかける大義名分を作ろうと思えば作れる状況だ。その状況からどうやって逃げるつもりだ」

「そ、それは」

 

シャルロットとペルスランは言葉に詰まった。内紛をおこそうにも当時オルレアン公に味方していた貴族は軒並み現王家に力をそがれているし、今まで手助けをしてもくれなかった貴族を信用できるかと問われれば否としか言えないからだ。

 

「わ、私は」

「……ハァ、わかった」

 

最近手に入れた魔道具を二つ取り出す。

 

「それってスキルニル!?」

「これでお母様とペルスランの替え玉を作る。で、二人には避難してもらう予定だ」

「避難ってどこに?」

「…まずはお母様の治療からだ。案内してくれ」

「わ、わかりました」

 

全員でシャルロットの母親の部屋へと向かう。人形を抱きしめ焦点の合わない目線でこちらを見ている。

何かを言われる前にシャルロットが母親を眠らせた。

 

「リフレッシュ、ディスペルマジック」

 

一応解除魔法と状態異常回復魔法を重ねて発動させる。その魔法で眠りの魔法も溶けたのか目を覚ます母親の目線は

 

「……シャルロット?」

「母様!母様ぁ!!うわああああああああっ!!」

 

それはしっかりと娘を写し、名前を呼ばれたシャルロットはこらえきれなかった全てを出し切る様に滝のような涙を流しながら母親に抱き着いた。

母娘二人っきりにしてやろうと二人を残して部屋を出るとエントランスでペルスランに紅茶を出してもらった。

 

「タバサ、泣きながら笑っていたわね」

「ええ、よかったわ。本当に」

「皆様!このペルスラン心より感謝いたします!よくぞ・・・・・よくぞ奥様のお心を取り戻してくれました!!」

 

ペルスランも歓喜の声を上げ、ルイズとキュルケもほっとしたように息を吐いた。

感動の再会から落ち着いたのかしばらくして部屋から出てきた母娘は、今の状況を説明しあい、そして全ての元凶である継承争いの真実が母親の口から語られた。

行ってしまえば嫉妬とコンプレックスによる行き違いによる盛大に拗れた兄弟喧嘩に巻き込まれたらしい。まぁ、王族にはよくある事なので特に何も思わないが巻き込まれた側にとっては迷惑極まりない事であった。

 

「さて、相互の情報が出そろった所でお二人をかくまう場所にご案内したいのだが」

「そういえば、どこに」

「ルイズにも秘密にしていたんだけどな」

 

全員で手を繋いでテレポートを唱えると新しく作った拠点に移動した。

 

「ようこそ、私の拠点へ」

 

拠点に招待したルイズ達にティファニア達を紹介し、シャルロットの母親はここで療養しペルスランはその世話をしてほしいといった。

ハーフエルフだがすぐに仲良くなったようでここでの療養を了承してくれた。スキルニルに二人の血を与えて影武者を作り屋敷に配置して城館の一室を整え、定期的にルイズ達をこちらに招待するのを約束して屋敷に戻ったが、ガリアからのタバサへの指令が水の精霊の討伐の為ついていくことになった。

水の精霊は、盗まれたアンドバリの指輪を取り戻すために水かさを増やしていたと話した。

 

「それはこれか」

「おお、それはまさしく我が秘宝アンドバリの指輪!お前が取り戻してくれたのか」

「これは戦争に悪用されていた。悪用されないように人間には触れられぬようにしたが不都合があるだろうか」

 

そっと水の精霊に鳥籠に包まれた指輪を差し出す。それは水の精霊の体に取り込まれるが精霊が苦しむ様子はない。

 

「ふむ、何の問題もない。少しばかり力は減っているようだがまた月日が経てば元に戻るものだ」

「それは良かった。また盗まれた時の為の細工をしても大丈夫そうか?」

「ああ、またお前が取り戻してくれるなら安心できる」

 

水の精霊が差し出した鳥籠の台座にいくつかの呪符文様を刻み、細工をしておく。

 

「それでこれで水かさは元に戻してもらえるのか?」

「勿論だ、秘宝が戻ってきたなら水を増やす必要はない」

 

タバサの任務も終わり指輪も還し終わったので一同は魔法学院に戻っていった。

 

後日、また指輪を盗んだもの達がいたようだが指輪を守る鳥籠を破壊することは愚か傷一つつけることもできず細工によって盗まれたことを知ったキースによってアポーツで取り戻されるのを数回繰り返させられることになるとはだれも知らなかったのである。

 




レコン・キスタないと

ルイズの虚無覚醒
竜の羽衣(そのそも必要ない)
フレッシュゴーレムウェルーズがいない

という重要イベントが軒並みつぶれてしまった

更新遅くてすみません
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