サモナーさん関連短編集   作:cohaku

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ネギ魔とのクロス。これも中途半端です



ネギ魔クロス

「キェェェェェェェ!」

『シャァァァァァァ!』

 

そこは戦場。狂気と殺気が渦巻く常人では手出しできぬような苛烈な戦場。

 

『ぐっ!』

「キェェェェェェ!」

 

拳と拳を交わらせ、その身から血を流し、打撲痕が増えようとも少しも怯まず技の応酬を繰り返す。

 

『やる様になったではないか!』

「お前もな!」

 

死合を楽しむ2人。その周りには、2体のドラゴンと主人を見守る5体のモンスターが観戦していた。

だが、そんな二人にとって至高ともいえる時間を害す存在がゆっくりと近づいていた。

 

『………』

『貴様!何をしにやって来た!』

 

その存在に始めに気が付いたのは、長年支配され続けた琥珀竜だった。今この場で戦っている二人は当然として竜やモンスター達さえも視界に収めるほどの距離にその老魔神が現れた。

 

『邪魔をすると言うならば、我らが相手になろうぞ!』

 

二人を庇う様に立ちはだかろうと2匹の竜とモンスター達が動き出すが

 

 

 

『ぐっ!』

「なっ!」

 

 

老魔神が2人の間めがけて何かを投げるとそこから目がくらむほどの光が発せられ近くにいた二人はおろか傍にいた竜達をも巻き込みその光は大きくなっていく。

暫くして光が消えると2人も竜達もまるでいなかったのかの様に姿を消し、その要因を作った老魔神もその場から消えていた。

 

 

その日を境に一時的に、アナザーリンク・サーガ・オンライン最強と名高いプレイヤーの姿が消える事となった。

 

 

 

「…とりあえずは、一時休戦だな」

『仕方あるまい、このような事態では楽しむも何もない』

 

光に包まれた2人は、光が晴れると先ほどまで狂気に包まれ拳を交わらせていた感情を押しとどめ事態の把握に努める為一定の距離を置いた。

 

『おい』

「あ?」

『飲んでおけ、不測の事態があるやもしれん』

 

筋骨隆々の大男が自分よりも小さな格闘戦を得意とするようには到底見えない並程度の肉体を持つ男に酒瓶を投げ渡す。

投げ渡された男は、何の気概もなくその中身を飲み干す。

 

「礼は言わない。で、さっき投げて来たものに心当たりはあるか?」

『いや、我は知らぬ。しかし、尋常ならざる事態だ』

 

大男の前には、ミニマムサイズにまで縮まった自身の相棒達たる竜がいた。男の配下であるはずのモンスター達に変化はない。

周りを見ると現代的な街並みが見えた。そして目についたのが

 

「見覚えはあるか?」

『ないな』

 

呪文を唱え、最も信頼できるヴォルフと名付けられている狼のみを残し全員を影の中に移動させる。その時、ミニマム化された竜達も渋々入っていく。

男は、鞄から一本の刀を取出しそれを構える。

 

「何か来るな」

『ああ、二つだ』

 

此方に向かってくる二つの魔力を感じ取る。

 

「なるべく殺すな、生きているなら回復させる。蘇生呪文が効くかどうか分からないからな」

『分かっておるわ』

 

腰を低くし、迎撃の体勢を整える。ヴォルフもすでに気配を察知したのか、低く唸り声をあげ警戒している。

大男は自然体であるが、そこには一部の隙もない。見慣れない場所である以上、油断をするような馬鹿ではない。

 

そして現れる。

 

月の光を背にして現れたのは、金髪の美しい少女とそれに付き従う従者の様に後ろに控える人ではない人型。

 

「ほぅ、私が警備のときに突然現れた不法侵入者は貴様らか?」

 

不遜の物言いで、2人を見下ろすのは宙に浮いた少女。

 

「どっちをやる?」

『ふむ、汝にはあの童をくれてやろう。我は、あちらの機械を相手にする事にしよう。

あれならば多少手荒くしても問題あるまい?』

「分かった。だが、頭と胴を壊すなよ、壊すなら手足にしろ」

 

丁度現れた獲物が2人なので分け合い、それぞれの相手に相対する。

 

「私を相手にしていい度胸だ」

「はっ!そこまで言うんだから少しは楽しませてもらおうか」

 

本来なら全力の強化を掛ける所だが、今目の前にいる少女から感じられる魔力はごく微量。

 

(なら様子見で強化無しで)

 

本来ならあり得ない選択だが、相手の無力化及び捕縛が目的である以上過剰な強化をして死なれても困る。

 

(グレイプニルは)

 

先程まで大男と戦っていたため、いつも捕縛で使うグレイプニルが肩になかった。今から鞄から出すのは少し問題がある。

 

(なら呪文での捕縛を目的に動くか)

 

方針が決まった。

 

「来ないのか、ならばこちらから行かせてもらうぞ」

 

少女は、試験管の様な物をこちらに向かって投げる。

 

「リック・ラクラ・ラック・ライラック」

 

少女が呪文を唱える。だが、それでは遅い。

 

(ショート・ジャンブ!)

 

「氷の17矢(グラキアーリス)!!」

 

少女が呪文をさく裂させると同時に呪文を発動して、少女の後ろに飛ぶ。

 

 

「なっ、避けただと!?」

(ブラックベルト・ラッピング!)

 

そしてすぐに闇魔法の拘束攻撃呪文“ブラックベルト・ラッピング”で拘束した。

 

「くっ!いつの間に!?」

(止めの!(((エナジードレイン!!)))

 

拘束したうえでの魔力吸収。たまらず、地面に落ちていく少女。それを受け止め、ゆっくりと地面の上に降りる。

 

「ま、魔力、吸収!?」

「お、あっちも終わったみたいだな」

 

横を見れば、四肢を破壊された機械少女を引き摺ってくる大男が見えた。

 

『歯ごたえのない奴だ』

「マ…すター、モウしわけ、アリマセン」

 

ドンッ、と地面に投げ出される機械少女が闇に拘束されている少女に僅かに動く顔で見て謝罪する。

 

「それじゃあ、尋問でも始め」

 

ガァッ!

 

今まで沈黙を保っていたヴォルフが新たな敵の来訪を告げる。

 

「まさかエヴァンジェリン達をこうも簡単に無力化するとは」

 

現れたのは、スーツを着崩したダンディと言える中年の男性。両手をポケットに突っ込み無防備極まりない姿だが不思議と隙というのを見当たらない不思議な構えをしていた。

 

『どうする?』

「下手に殺し、現住民と亀裂を起こすのは情報収集において致命的だ。なら無力化しかないだろう」

 

大男だけならともかく、男は食事も睡眠も必要だ。元の場所に戻るにも情報は必要で、それを聞き出すのは周囲に生きている現住民から聞くのが最も効率が良い。

幸い、少女を拘束する為グレイプニル(模造)とグレイプニル(真)はバックから取り出してある。

 

「二人を開放してもらおうか」

「断る、敵対する存在を開放するなんて馬鹿のやる事だ」

「なら

 

 

実力行使だ!」

 

中年の男がポケットから手を出すと同時に

 

「っ!」

『ほう!面白い!』

 

その見えざる一撃を避ける。その事に中年の男はもとより、拘束されている少女も目を見開く。

 

「タカミチの無音拳を初見で避けるだと!」

 

その言葉が2人の驚愕の理由だ。

だが、今もなお撃ち込まれている中年の男…タカミチの無音拳を避け続ける。避けるごとに2人とタカミチの距離は縮まっていき。

 

「くっ!」

 

思わず後方に逃げた時、

 

(ショート・ジャンプ!)

 

いつの間にか男が背後に飛び、男が持っていた鎖に絡め取られる。鎖を解こうと動こうとするがそれは許されない。

 

「う、動けない!」

「これはそういうものだからな」

 

ずるずると引き摺り、3人を並べる。

 

「で、不法侵入者だとか言っていたけどどういう意味?」

「ハァ?ここを麻帆良学園都市と知らずに来たのか?」

「麻帆良学園都市?俺達は、死合をしていた時に敵対する存在に何らかの方法で此処に転移させられた。だからここを知らない、OK?」

「え」

「状況が分からず、そちらから攻撃してきたから対処した。で、あんた達は何者だ?」

「僕は、個々の学園の教師兼警備員。彼女たちは生徒兼警備員だ」

「警備員?学園の警備にしてはいささか過剰だと思うが?」

 

今回は生きて捕縛を目的としていたため、ショート・ジャンプと捕縛アイテムの多用を余儀なくされたが正面から戦っても負ける事はないがそれなりの実力者だという事は分かる。

 

「ここ麻帆良学園都市は、それなりの戦力が無いと守れんという事だ」

「ふうん…じゃ、次。そっちの御嬢さんとあんたが使ってきた攻撃って何?」

「私は魔法だが」

「僕は氣や魔法で身体能力を向上させた拳圧だけど」

 

その言葉に僅かに考える。

 

(魔法がある?それに学園?どうもゲームの世界と毛色が違う)

 

少女が撃ってきた魔法は見た事が無い。学園都市とも言えるような巨大な学園など見た事が無い。

 

『まるで異界に来たようだな』

「だな、魔法も見た事がないものだ」

 

大男の言葉に頷く。

 

「君たちは、魔法使いなのかい?」

『いな、我は魔神なり』

「一応、召喚師やってるけど君たちにとって魔法使いってどういう存在なの?」

 

それから拘束したまま情報を交わす。

此方の魔法使いたちは秘匿されており、一般人に知られるとオコジョになる呪いを掛けられるとか魔法使いの世界があるとかその他色々な事を聞き出す。

 

『随分と我らの世界とは違うものだな』

「どちらかって言うと魔法界が近いけど、サビーネ女王とか魔人とかがいないようだしな」

 

しかも何度も戦争をしている。相手が人か魔人かという違いはあるがそれなりの規模の戦争が多発している。

 

「つまり何か?お前らは、別の世界から来たと?」

「そうとしか考えられない。そっちの魔法界は、久しく戦争なんてしてないんだろ?こっちは、王弟が魔人に組して1人を残し王族皆殺しだったり、国同士の戦争も結構あったし、こいつら魔神との戦闘だって結構な規模であったし、王都の壊滅、街の壊滅なんてざらだしな」

『それらを知らぬ以上、別世界だと考えた方が自然であろう』

 

王都を灰にした事もあった、魔人達が魔人の材料として住民をさらい無人の廃墟と化した街と村があった。

 

『ふむ、面倒な事になった。元の世界に戻ろうにもどう戻ればいいのか分からん』

「テレポートも機能してないし、シャドー・ゲートも意味なし(ログアウトも出来ないし)で打つ手なしだ」

『しかし、元の世界に戻られねばなるまい。それぞれ獲物を残しておるし、主は友もいるしな』

「ああ、何とか探さないとな」

 

辺獄からまだ魔神は甦っている。蘇らなくなるまで殺し続ける事が目標だし、それは大男も同じだ。

 

「一先ず拠点か?」

『うむ、我は人ではないし主はこの世界の基準で魔法使いであろう。いつもの様に召喚獣に乗って移動するわけにもいくまい。

身を隠せる落ち着ける拠点を用意した方が良いだろう』

「石板使えれば一番いいんだけどな」

『どのような影響を与えるかわからんからな、当分は様子見だろう』

 

2人とも別々に行動するつもりはもはやなかった。非常事態でそれを解決する手段も思いつかない状態で別々で動いても意味はない。

別々で行動して万が一片方が元の世界に帰れなくなっても困るのだ。2人は宿敵にしてライバルであり、お互いにあの世界に生きるのに必要な存在でもあるのだ。

だからこそ、敵対する関係とはいえ元の世界に戻るまで行動を共にするのに異論はなかった。

 

ブーッーブーッ

 

『?』

「何だ?」

 

何かのバイブ音が聞こえ、音源を探すと

 

「あ、僕の携帯だね」

『携帯?』

「…鎖を解くからでろ。だが、下手な真似をすれば首を落とす」

 

忠告してからグレイプニルを解いた。影から出て透明化しているモスリンがタカミチの後ろに回りいつでも首が取れる様にしている。

それに気づいているのかいないのか、大人しく携帯を取出し耳に当てた。

 

「はい、タカミチです」

 

大人しく出た事を確認するとすぐに意識から外す。今は、今後の事を煮詰める事が優先だ。

 

「資金に関しては、今は使わない低級な宝石もあるから。ウッドパペットを召喚して促進培養して宝飾とらせれば多少はいい値が付くだろう」

『我は良くても、主は無くては生きるのが難しいからな』

 

いくつかのレア度の低いアイテムは、闘技場に捧げるために持ち歩いている。それを売れば当座の資金になるはずだ。

 

「どこかの無人島でも占拠するか」

『それが良いだろうな』

「それはちょっと待ってくれるかな」

 

2人で今後の事を決めていると横から声がかかる。それは先ほどまで電話をしていたタカミチであり、電話を片手に此方を見ていた。

 

「学園長が貴方達と話し合いをしたい、と」

 

その言葉に2人は視線を交わらせる。そして

 

「了解した。案内してもらおうか」

 

罠があれば食い破る!そう心に決めて、答えた。

 

 

流石に移動するのに少女の鎖巻きは、視覚的観点から色々と拙いので脅して開放しロボットは試しに錬金術で修復した。

布を取り出しその上にロボットを置いて魔力を流したら、元通りになっていたのに驚いていたがこちらにとっては錬金術の修復が出来る事が分かった事が収穫だ。

それと歩いている間に装備品の点検を行うと耐久値回復不可のドロップ装備達が全部回復可になっていた。補給が絶望的なので色々ありがたい変化だった。

 

「学園長、彼らを連れてきました」

「入りなさい」

 

そして連れてこられた学園長室。扉を開けると

 

 

 

 

 

 

「人間?」

「人間じゃ!」

 

無駄に後頭部が長い、妖怪のぬらりひょんの様なご老人がいた。

 

「それで君たちが異世界から来たと言う者達かね」

「コイツと死合していた最中に敵対陣営から妨害で此処に転移された。こちらは、国同士の戦争やコイツの元陣営との戦争も頻発していたからそちらの魔法界やこの世界とは違う世界だと解釈した」

「成程、それほど戦争が頻発していたのかね?」

『我ら魔神が裏で動き、魔物の発生や地脈の書き換え、国の乗っ取りなど色々やっていたからな。コヤツの所属する国と魔神と組みした国との戦争はよくある事だ』

「ふむ、それほど戦争が頻発しておったなら確かに別世界なのじゃろうな。それで君たちは帰還方法を探すのかね」

「当たり前だ。私たちは、それぞれ殺したい敵も戦いたい敵も全てあちらにいる」

「儂らとしては、タカミチ君やエヴァンジェリンをいとも簡単に無力化した君たちに好き勝手動かれるのは少々拙くてのぉ。

どうじゃ、此方で拠点と仕事を斡旋するからここ麻帆良学園都市を拠点としてはくれまいか?」

 

その言葉に目を見張る。

先程から此方を刺激しない為かご老人一人だけで部屋で待ち、タカミチ達もご老人の後ろから出ずに此方を伺っている事から危険視はされていても危害を加えるつもりはないだろうと思っていたがそのような提案をされるとは思ってもいなかった。

 

「こちらとして喜ばしい提案だが、いいのか?私はともかく、コイツは並大抵の実力者では殺せない再生力と強靭な肉体を持つ存在だぞ」

『汝も十分逸脱した存在であろう』

「先ほども言ったとおり、君たちのような存在を野放しにして魔法の存在を世に知られるのが拙い。この学園内なら即座に記憶操作の処置も施せるが、外に行かれてはそれも後手に回る可能性が高いのじゃ」

 

その言葉に納得する。無力化できず野放しにするのも出来ないとなるとそれなりの褒賞を与えて膝もとにおいていた方がいざと言う時対処が楽という事だろう。

 

「こちらは異論はないが」

『こちらも異論はない。拠点を用意してもらえるならば手間が省けて楽だからな』

「それで仕事とは?」

「うむ、まずはこの学園を守る警備員…タカミチ君達と同じ仕事はしてもらう予定じゃ。それと何か出来る事はないかね?」

「出来る事?ガラス工に木工、後は武芸全般の指導?召喚モンスター達がいれば大工に石工、料理、農業とかいろいろ出来るが」

 

料理でカレーを作ってもゴミを作る為、基本料理は召喚モンスター達に依存している。召喚モンスター達は多芸で色々な事が出来る。

 

「そういえば、君は召喚師じゃったな。その狼も君の使役獣かの」

「ああ、私の一番の相棒ヴォルフだ」

 

その狼と言えば、常に主人のそばに控え老人たちが少しでも不穏な行動を起こせばそののど元を噛みきる、と雄弁に目が語っていた。

 

「その他にも使役獣がおるのじゃな?参考にまで何体ほどがいるか教えてもらえるかの?」

「大体130以上か?」

「……それは、凄いの」

 

予想以上の数に驚いているのか、その言葉は戸惑ったような声だった。

だが、これでもまだ全コンプリートには程遠い。

 

「ならば、人目に付かぬ場所に拠点を置いた方が良いじゃろうな」

「そうしてもらえると助かる」

 

家具や農業などは、召喚モンスターに頼りっぱなしなので常時出していても問題のない場所なら家が小さくてもすぐに拡張工事が出来るだろう。

 

「しかし、流石に教師にするわけにもいくまいし」

「その事だが」

「どうしたのじゃ、エヴァンジェリン」

「ガラス工や木工が出来るならば、女性向けの小物店でも開いたらどうだ。それならば家で作品を作り持って来ればいいので魔法が露見する可能性も低いであろう。

オーダーメイドで好きな形の小物も作れるとなればそこそこ人気が出るのではないか?」

 

今まで黙っていた少女、エヴァンジェリンから如何にも女の子らしい提案が出される。

 

「成程、確かにそれならば書類偽造も住民票のみですむのう」

「デザインとかは、デザイン学科のものを流用させてもらえばいいだけですしね。デザイン学科の学生にとっては自分のデザインが実物になっていろいろ勉強になるかもしれません」

「ふむ、どうじゃな。小物店をやるつもりはあるかの?」

 

その言葉に考え込む。

 

(ガラスの小物も一度作れば錬金術で複製できるし、木工も出来る。デウス・エクス・マキナをも2体育てて宝飾と皮工を取らせれば作品の種類も増える。

木はプリプレグの背から採取して、他の材料はこの世界の物を購入して、そうそうモジェラスの縫製も機織り機作って自分の糸で作らせるか蜘蛛の糸って事はシルクだし。

あと軽い軽食とかデザートを食べられるようにナイアスを人の姿にして料理担当にすれば)

 

頭の中で大まかな計画を頭の中で並べる。

量産に関しては木工とガラス工なら錬金術の短縮再現で質は落ちるが簡単に量産が出来る。他も不眠不休で動くパペット系なら一日中働かせればそれなりの数を用意できる。

料理や縫製に関しては、手の出しようもないが腕はそれなりにいいことは知っている。

 

「それで頼む。まぁ、それよりも拠点を確保して、拠点や店舗の改装が終わってからだが」

「それは分かっておる。当座の資金や材料の仕入れ先もある程度融通しよう、とりあえず今日はエヴァンジェリンの家にでも泊まるといい」

「おい爺!何を勝手に決めている!」

「人が少なく、何かあっても大丈夫そうな場所は君の家位だからのう」

 

 

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