いきなりの空からの襲撃だったが海龍と綾波は冷静に考えて別々に行動することになったが幸いにも避難シェルターらしき建造物を発見して入り口から侵入して襲撃が収まるまで待つことにした。
「ん? あづみ達が居るみたい」
「その様です」
シェルター内の通路を歩いて行くとそこにあづみ達が五芒星を描くように立っていたのであった。
海龍と綾波はこれから起きるであろうことは大方予想できていた、いやもう既に知っていたのだから。
「宇宙に行っちゃった」
「宇宙? 確か、空気がない場所なはずです」
「海龍ちゃん‼」
「波龍‼」
「綾波ちゃんも、無事だったんだ」
「わたし達も無事です~」
「ラフィーちゃん‼」
避難シェルターだと思っていた場所はあらかじめ知らされていた場所で宇宙からの襲撃に備えてゼクスと契約者を転送するための大掛かりな装置であることに気が付いていたのであった。
「(師匠、あの時、言ってたのはこの事だったんですね)」
「ニーミ、どうやら、オレ達も行くとしようぜ‼」
「それには、後、一人足りません‼」
「ご心配には及びません‼ 龍驤、ただいま着任しました‼」
「お待たせ‼」
「五人そろったけど、確か、上が操作してくれるんだよな?」
海龍は心の中で自分に武術を教えてくれた師匠に礼を言って、五組が揃い、いざ出陣と言ったのだが、龍丸が司令部から連絡が来ないことに気が付いたのであった。
「学園長‼ また新たなチームが揃いました‼ それも、青と赤が共存している世界のゼクスです」
「そんなはずはないわ‼ ゼクスは‼」
「今はそんなことを言い争っている場合ではない‼」
「はい‼」
司令部は驚きを隠せないでいたのだ、それもそのはず本来ゼクスは各色の世界に属している都合上共存ということはないのだが、海龍達のパートナーゼクスはすべて青と赤が共存している世界からやってきたゼクスなのだから。
学園長は言い争っている場合ではないと言ってすぐさま転送するように諭したのであった。
「え~と、キミ達には・・・」
「喋っている時間があるのなら、早く転送してほしいです」
「ちょっと‼」
学園長は通信を飛ばしたが綾波から早く転送してほしいと言われて女性の声で注意されたが、
「一刻の猶予もないんだろ‼ 急いでくれ‼」
「転送完了しました‼」
「綾波‼ 行くよ‼」
「はい‼」
龍丸はやる気がみなぎっているようで司令部から転送完了のコールが入り海龍達はパートナーゼクスをカード化して戦場と化した宇宙へと向かったのであった。