ソードアート・オンライン〜二人の黒の剣士〜   作:ジャズ

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こんにちは皆さん、ジャズです。
ジョーカーを本格的に出してから、ノーラン版《ダークナイト》を何回も見返してます。
やっぱり何度見ても、ヒース・レジャー氏の演技は素晴らしい者ですね……。


六十話 突入前・それぞれの思い

犯罪者ギルド“J”による迷宮区タワー占拠事件が発生してすぐ、その対策のための緊急会議がアークソフィアの広場で開かれた。

アスナが司会を務め、アルゴが自身の集めた“J”の構成員の情報を皆に伝える。ただ、事態は一刻を争うため説明は手短に行われた。

“J”はかつてのラフコフと違い、構成員一人一人のレベルが高いため、鎮圧するにはそれこそ敵を殺す気で行かなければたちまち全滅してしまう。この会議では参加者一人一人に、「殺人を犯す覚悟」が問われた。

 

「……作戦の実行は30分後にします。無理強いはしません。戦う覚悟のある人だけ、もう一度集まってください」

 

アスナはそう言って会議を締め括った。

ジェネシス達は一度彼らが普段から使用している宿屋に戻った。

 

 

 

 

 

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食堂の席に全員が揃って座る。

だが場は沈黙で包まれ、誰一人言葉を発さない。

皆、悩んでいるのだ。迷宮区タワーが占拠され、しかもそこに人質があるとなれば何としても助けなければならない。

しかし最前線の迷宮区は高レベルのモンスターが出現するためただでさえ危険度が高い上に、自分たちと同等の強さを持つ犯罪者プレイヤーがいるのだ。

 

「………はあ」

 

ジェネシスは不意に立ち上がると、そのまま外に出た。

外はもう真っ暗になっており、ひんやりした空気が彼の肌を撫でる。

 

彼自身、人殺しになる覚悟はとうに出来ていた。大切な仲間の為ならばその罪過をいくらでも背負うつもりでいた。

 

「ジェネシス」

 

不意に彼を呼ぶ声がし、振り向くと後ろにシノンがいた。

 

「…どうした?やっぱ怖ぇのか?」

 

「そうね……人殺しになる覚悟は、私には出来ない。私は……人に向かってこの引き金を引くことは……どうしても出来ないと思う」

 

シノンは震える右手を左手で押さえ込むように掴みながら、不安げな顔で言った。

 

「シノン、安心しろ……なんて言うつもりはねえ。こればっかりは今までとは何もかもが違うしな……だから無理に戦いに来いなんざ絶対に言うつもりはねえし、来なかったとしても誰も責めないから安心しろ」

 

ジェネシスは口元に笑みを浮かべながら言う。

 

「だが、これだけは覚えとけ」

 

そう言ってジェネシスはシノンの両肩を掴む。

 

「お前が引いた引き金は、確かに誰かの命を奪うかもしれねえ……けどな。同時に誰かの命を救う事にもなる。

だから……もし戦うなら、迷わずに撃て。てめぇの勇気が、俺たちを確実に助けてくれるからよ」

 

ジェネシスはそう言うと、シノンの頭を撫でて歩き出す。

 

「私の引き金が……誰かを救う……」

 

シノンはジェネシスの言葉を反芻する。

その時、シノンの中に何かがストンと落ちる感じがした。今まで背負い続けてきた重りが、少しだけ軽くなったような感覚がしたのだ。

 

「ありがとう……ジェネシス……」

 

シノンは1人、小さな声で呟く。

そして、いつのまにか震えが止まっていた右手をゆっくり上げ、指をピストルのような形にすると、空に輝く月のような明かりに向けて照準を合わせる。

 

「今はまだ、答えは出てないけれど………あんたの、みんなの為なら、私は………」

 

 

 

 

 

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その頃、外のベンチに座ってキセルを蒸しているツクヨがいた。その隣にはフィリアが座っている。

 

「……今宵はとんだ夜になってしまったのう、フィリアよ」

 

ツクヨはキセルの煙をフウ、と吐くと、隣に座るフィリアに語りかける。

フィリアは膝を抱え込むように座りこんでいる。

 

「ツクヨさんは……怖くないの?これからの突入作戦」

 

「うむ、怖くなど無い。忘れたかフィリア?わっちらはそれよりも過酷な日々を、ホロウエリアで過ごして来たであろう」

 

ツクヨは落ち着き払った声と口調で言う。

 

「何より……わっちには頼れる弟子が付いておる。恐れることなど、何もありんせん」

 

そしてツクヨはフィリアの頭を優しく撫でながらそう言った。

 

 

 

 

 

 

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シリカは食堂で1人、俯き加減で座っていた。

不安と恐怖に押しつぶされそうになっている彼女を、心配そうにピナは見つめる。

 

「ピナ……あたし、どうしたらいいんだろう……」

 

『きゅる……』

 

シリカは1人、ピナに対してそう問いかける。

 

「よう、やっぱり不安か?」

 

そんな彼女の元へジェネシスがやって来る。

 

「あ……ジェネシスさん」

 

「シリカ、無理して戦うことはねえ。これからの戦いは今までとは違えんだ……確実に人が死ぬ。シリカだって死ぬ可能性だってある」

 

ジェネシスの言葉にシリカは何もいえなくなる。

 

「この戦いに参加しななかったからと言って誰も責めたりしねえ。いや、本音を言うと誰もこの作戦には参加して欲しくねえ……仲間が危険な間に合うなんざ真っ平ごめんだしな」

 

ジェネシスは俯くシリカの頭を優しくポンポンと叩くと、そのまま歩き出す。そんな彼をシリカは呼び止めた。

 

「ジェネシスさんはどうするんですか?」

 

「俺は参加するぜ。人質取られてるしな。それに、迷宮区タワー占拠されちゃあ攻略が出来ねえし」

 

ジェネシスはそう言い残して立ち去った。

 

「………強いなあ、ジェネシスさんは」

 

シリカは羨望の眼差しでジェネシスが歩き去った方を見つめながら呟くと、座り直してピナの方を向く。

 

「あたしも……今までも臆病なままじゃいけないよね、ピナ」

 

 

 

 

 

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ジェネシスは食堂を歩いていると、メニュー欄を開いてアイテム整理を行なっているイシュタルと、お菓子を頬張っているオルトリアを見かける。

 

「よう」

 

「あら、何か用?」

 

イシュタルはメニューを閉じてジェネシスの方を向く。

 

「ジェネシスさんも食べます?」

 

「お前こんな時によくそんなもん食えるな」

 

ジェネシスは呆れた顔で言いながらオルトリアが食べているポテトチップスを一枚貰うと口に放った。

 

「前にも言ったじゃないですか。食べたい時に食べる、それがおやつタイムです。

それに………食べないと落ち着かなくて」

 

やや目を伏せ気味に言うオルトリアは、そう言って再びポテトチップを食べ始める。

 

「ふふっ、澄香もホントは怖がってるのよ」

 

「む、別に怖がってなんかいませんよ。そう言う凛ちゃんだって怖いんじゃないですか?」

 

ニヤニヤと笑いながら言うイシュタルに対し、オルトリアは頬を膨らませて反論した。

 

「そりゃ怖いに決まってるじゃない。ただでさえ死んだら終わりのゲームで、殺人ギルドとやりあわなきゃ行けないのよ?こんなの普通でいられる方がおかしいっての……

 

でも、あんたが守ってくれるんでしょ?」

 

するとイシュタルはジェネシスの方を向き、口元に笑みを浮かべながら確信を持ったような顔で問いかける。

ジェネシスは一瞬固まるが、「はっ」と軽く笑うと

 

「たりめーだ。テメェらは絶対に死なさねえよ」

 

「そう、なら頼りにしてるわよ!」

 

イシュタルはそう言ってジェネシスの背中を思い切り叩く。

 

「では、私の事もお願いしますね」

 

すると今度はオルトリアもジェネシスの背中を思い切り叩く。

 

「痛ってえ!……ったく、言われんでもわかってるっつーの!」

 

ジェネシスはそう言いながら両手で二人の背中を同時に叩いた。

 

 

 

 

 

 

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「久弥」

 

ジェネシスが部屋に戻ってリラックスしながら装備の確認をしていると、ティアが部屋に入って来た。

 

「久弥も、作戦に参加するんでしょう?」

 

「ああ。そのつもりだ」

 

ジェネシスはメニュー欄を閉じると頷いて答える。

 

「……止めても、行くんだよね」

 

「……まあな」

 

するとティアはジェネシスに思いきり抱きつく。

 

「お、おいおい……どうしたんだよ」

 

ジェネシスは戸惑いながらも、ティアの頭を撫でる。

ティアはジェネシスに回した両腕に力を込めて思い切り抱きしめる。

 

「約束して?絶対に死なないって。もう絶対にあんな無茶はしないって」

 

ティアの言う“無茶”と言うのは、かつてラフコフ掃討作戦に於けるジェネシスの行動だ。命の危機に瀕したティアを守るため、ジェネシスは多くのラフコフメンバーを死に追いやった。

 

その事を指摘されたジェネシスは苦笑いになり、

 

「はあ、てめぇに言われちゃ仕方ねぇな……」

 

そう言ってティアの頭を優しく撫でた。

 

 

 

 

 

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出発前。ジェネシスとティアが最後の確認を終え、宿の出口に向かって歩いていると……

 

「パパ、ママ」

 

彼らを呼び止めたのは、娘のレイ。

 

「……心配はしていません。パパとママなら、必ず帰ってくるって信じてますから」

 

「ああ。いつも通りちゃんと帰ってくるさ。それまで、また留守番よろしくな」

 

ジェネシスは蹲み込んで、レイの頭を優しく撫でる。

 

「レイ、いい子にして待ってるんだよ?」

 

「はい!待ってますからね、ママ」

 

ティアもレイを優しく抱きしめながら言った。

そしてジェネシスとティアは歩き出す。

その後ろに、サクラが続いた。

 

「サクラ、パパとママをお願いします」

 

「勿論です。私がいる限り、お父さんとお母さんは絶対に大丈夫ですから!」

 

サクラは優しげな笑顔でレイに力強くそう告げると、ジェネシス達の後を追った。

 

 

 

 

 

 

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作戦実行の時間が近づき、参加メンバーは再びアークソフィアの転移門前に集まる。

そこにはジェネシス、ティアを始め、彼らの仲間が全員揃っていた。不安がっていたシノンやシリカ、フィリアも、その恐怖は克服できていないようだが、覚悟を決めた表情でそこに立っている。

 

「やっぱり、お前も参加するんだな」

 

するとキリトがジェネシスの元に歩み寄る。

 

「おめぇの方こそ、まさか来るとは思ってなかったぜ」

 

「まあな、俺はお前に借りがあるしな……」

 

キリトはそう言って一度目を伏せる。

 

「あの時、ラフコフ掃討作戦で、俺たちはお前一人に全部背負わせてしまった……俺が背負うべきだった罪まで、お前にやらせてしまった借りがある。

だから今度こそ、お前一人に背負わせたりしない。今度は……みんなで背負うんだ」

 

キリトはきっぱりとした顔でそう告げる。

 

「なーにを勘違いしてんだバカモンが」

 

すると後ろからミツザネがキリトとジェネシスの頭に拳骨を加えた。

 

「ちょ、ミツザネさん?なんで俺まで叩かれなきゃ行けないんです?!」

 

ジェネシスが涙目でミツザネを睨む。

 

「ついでだ、気にすんな。

それより、これから俺たちは奴らと殺し合いをしに行くんじゃねえよ。俺たちはただ、奴らを懲らしめに行くだけだ。そこまで気負う必要はねえ筈だぜ。

それに……」

 

するとミツザネは二人の肩を組んで抱き寄せる。

 

「どんな結果になろうとも、お前たちはお前たちの信じた道を進め。もしもの事があっても、俺が何とかしてやらから安心しろ」

 

ミツザネは不敵な笑みでそう告げた。

 

「……たく、頼れるお義父さんだぜ」

 

「テメェにお義父さんと呼ばせる事を許した覚えはねえ」

 

「いやなんでぇ?!」

 

ジェネシスの言葉に対しミツザネは冷えた目つきでジェネシスの頭をもう一度殴った。

彼らがそんなやり取りをしていると、アスナが集団の前に立つ。

 

「では……行きましょう。彼らの暴挙を食い止めるために」

 

そしてアスナは回廊結晶を開き、“J”が待つ九十五層迷宮区タワーへの道を開く。

攻略組メンバーは、その光を潜り抜け、狂気が渦巻くその戦地へと足を踏み込んだ────

 

 

 

 

 

 

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場所は変わって、九十五層迷宮区。

 

「……来やがったか」

 

ピエロ顔の不気味な男、ジョーカーは攻略組が来た事を察知すると、ニヤリと口角を上げる。

 

「さて……それじゃあ、あんたの計画とやらを始めようじゃねえか」

 

ジョーカーは身体の向きを反転させると、後ろに立つ人物に対して言った。

 

「ああ。恩に切るよ……君達の協力のお陰で、僕の研究はあと一歩の所まで来た」

 

そこに立っているのは、白と金のゴージャスなアーマーを身につけた見た目だけは美青年の男………

 

アルベリヒ。

 

「手始めに……この研究成果を、彼らにくっ付いているゴミ同然のAI……《MHCP》に試してみようじゃ無いか。人の心を浄化するのが仕事の奴らに、人の悪意の集合体をぶつけたらどうなるか……ククククッ」

 

不気味な笑みを浮かべながら、アルベリヒは右手に何やら鍵爪のようなドライバーを取り出した。

 

 

 

 

 

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そこは真っ暗な空間。周りには何もなく、ただ殺風景な空間の中に、リーファは立っていた。

自分は先ほどまで、確かに迷宮区の中にいた。しかしジェイソン達に襲われてから意識を失い、気がつけばこんなところにいた。

 

その時だった。

 

足元からゆっくりと、何かが浮き上がってくる。

リーファはそれがなんなのか気になり、目を凝らしてよく見てみると、それは『怨』と言う文字だった。

それが何かの皮切りだったのだろうか。

 

リーファの周りから次々と文字が出現する。

『憎』『恐』『怒』『憤』『怖』『死』『殺』『滅』『亡』『迅』『雷』『悪』『零』『戦』『不』『嫉』『妬』────

 

などと言った『負』の意味合いを持つ文字。

そしてそれとともに、リーファの頭に人々の悲鳴のような声が木霊する。

 

「い、いや……」

 

視覚からも、いや五感から流し込まれる人々の『負』の感情。腹立たしい、妬ましい、憎い、殺したい、死なせたい、滅亡させたい────そう言った人々の悪意がリーファを組まなく蝕む。

 

「いやぁぁぁぁ!!!」

 

リーファは耳を押さえて叫んだ。もういい、これ以上は見たくない、聞きたくない。

だがそんな彼女の悲痛な願いも届かず、負の感情は流れ込んでくる。

 

“誰か……誰か助けて………”

 

 

“お兄ちゃん……!!”

 

リーファは自身が慕う兄に心で助けを求めた。

 

 

 

その時だった。

 

 

『ブチィ』と何かが引きちぎられるような音がし、リーファの視界が一瞬フラッシュで覆われる。

目を覆いたくなるような刹那の光が晴れると、そこは先ほどまでいた何もない真っ暗な空間ではなかった。

薄暗いのは変わらないが、そこは何やら病院の一室のような、沢山の簡易なベッドが並べられており、そこにプレイヤー達が目を擦ったり頭を押さえたりしながら座り込んでいた。その中には、先ほど自分と共にいたサチ・エギル・サツキ・ハヅキもいた。

 

一体ここは何なのか……リーファが辺りを見回していると。

 

「目が覚めたかしら」

 

不意に背後から優しげな女性の声が響く。

 

リーファは振り向いてその人物を見た瞬間、思わず固まってしまった。

そこには自分が今まで見たことも無いような、美しい女性が柔和な笑みを浮かべながらこちらを見て立っていたのだ。

部屋は薄暗いのに、その女性が自ら光を放っているかのようだった。短めに切り揃えられた髪は暗闇でも艶やかな光を放ち、真っ白な着物は暗闇でも非常に目立っていた。

スラリとした体型に嫋やかな仕草で立つその女性の右手には、無数のコードのようなもので繋がれたヘルメットが握ららていた。とはいえ、何本か引きちぎられているのでもう使えなさそうだが……

 

「もう大丈夫そうね。貴女達はさっきまでとある人物の実験台にされていたの……」

 

そう言ってシキはUSBメモリのような形状のアイテムを差し出す。

 

「これを絶対に無くしちゃダメよ。これはあの男を追い詰めるための証拠。貴女達にしていた事を記録したもの。

これを持って今すぐここから離れて。時間は限られているわ」

 

リーファはメモリを受け取ってじっと見つめたのちに、再び顔を上げると、その女性はもうそこには居なかった。

 

すると、その薄暗い部屋の扉がゆっくりと開かれる。

リーファは理解が追いついていなかったが、今はとにかくあの女性の言う通りにここから逃げる事を考え、戸惑っている周りのプレイヤー達を先導してその部屋から脱出した────

 

 

 

 

 

 

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リーファ達が脱出する様子を、シキはモニターから眺めていた。

今、彼女がいるのは《ホロウ・エリア》の中央管理コンソール。

 

「これで彼らは大丈夫ね。あとは……」

 

安心したように呟くと、シキは画面を九十五層迷宮区タワーを見上げる。

 

「ふふっ、まさか貴方がここまでやるなんて、この私でも想定できなかったわ。

でも、残念。この私がいる限り、貴方の思い通りにはならないわよ。貴方のその研究とやらのために、これ以上誰かを傷つけさせはしないから………覚悟なさい、アルベリヒ」

 

 

 

そしてシキは、コンソールのキーボードをタップした。

 

 

 

『《ホロウエリア》から《アインクラッド》へのアクセスを許可します。内容は指定エリアのモンスター出現を停止・グリーンプレイヤーのダメージカット状態を付与────』

 

 

 

 

 

 

 




お読みいただきありがとうございます。

前回、迷宮区タワー占拠という前代未聞の事件が起こり、さらにジョーカーの背後にいる黒幕の正体も明らかになりました。そしてアルベリヒが何やら不穏な動きを……

一方でジェネシス側には密かにシキが介入して援助を始めました。原作ホロフラを知ってる方ならわかると思うのですが、アルベリヒは本当反則技使ってますからね。まあやっぱり、反則にはとびきりの反則で返す、というやつです。

では、次回はいよいよ攻略組vs“J”の全面闘争。お楽しみにしていただければと思います。

評価、感想など引き続きお待ちしております。
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