電車でS(相模) 〜勝利(賞金)の為に〜   作:名無しの音

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どうも「名無しの音」です!

今回は無駄話が多い気がする(でも一応凝っといたんです…(航空写真とかで確認してもらうと分かります)

それではどうぞ!


12話「特訓」

西武新宿線とのバトルが終わって数時間後、時刻はすっかり朝6時を過ぎる頃。

20000系は仮台車を履いた11000Dを30キロ程度の速度でノロノロと回送されやっとかしわ台車両センターに到着し、2編成はそのまま栗原 沙織が待つ工場内にゆっくりと入線した。

 

「遅かったねー……って、うわぁ…これは酷いね」

 

「一応簡単見た所モーターは全部駄目、前5両と後ろ3両はフランジは無いに等しい状態で、多分一部の機器とパンタグラフも駄目になってるかも」

 

「応急処置は?」

 

「仮台車と、ケーブルを外して置いたくらい。それとブレーキも駄目だろうからJR貨物さんにお願いして車掌車を借りて引っ張って来たよ」

 

「奈緒ちゃんお疲れ様、それじゃあ後は私達に任せて!」

 

「沙織さんすいません。11000Dの事お願いします」

 

「いいよいいよ気にしないで……それじゃあ詳しく見て行くから終わるまでちょっと待っててね」

 

「「はい」」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「お待たせ〜確認終わったよ〜」

 

「どうでした?」

 

「奈緒ちゃんの言う通り、車輪、モーター、ブレーキと足回りは全滅。走行機器は外傷がスゴいから一部交換が必要そしてパンタグラフも限界が来てたっぽいね。無事なのは車体だけだよ」

 

「どのくらいかかりますかね?」

 

「そうだね、今は他に整備する車両も無いし、2ヶ月くらいかな?………あ、でもモーターは変えが無いんだよね」

 

「沙織さん、今使ってた前のモーターってあります?」

 

「前付けてたモーター?一応取っといてあるけど?もしかしてそれを付けるの?今のモーターより出力もノッチ数も減るけどいいの?」

 

「それでもいいんです。お願いします」

 

「......分かった、それじゃあ前のモーターを取り付けておくね」

 

「ありがとうございます」

 

「直樹君、前のモーターで本当に大丈夫なの?」

 

「大丈夫ですよ、あのバトルでの敗因はモーターの出力が高すぎたのと俺がモーターのスペックに技術が追い付いてなかったんだと思っているんです。それに前のモーターの方が細かい調整が出来ますし、俺にはそっちの方が良いと思ったんです」

 

「へぇ〜、確かにあのバトルでは直樹君空転ばっかりしてたしね。その選択が正解なのかも」

 

「良し!それじゃあいきなりですけど奈緒さん、俺に指導につけてくれませんか?!」

 

「いきなりだね、でもどうするの?君の11000Dは使えないよ?」

 

「それはアレを使います」

 

「アレ?」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

〜小田急線、大野総合車両所、小田急Dプロジェクト事務所〜

 

「おらぁ!」ドカンっ

 

「「「「「「!?!?」」」」」」

 

「おっす源ちゃん!遊びに来たぜ!」

 

「おいおいおいおい!何してんだ!」

 

「良いじゃん別に、……あ、どうもで〜す。いつも源ちゃんをお世話してま〜す」

 

「「「「「あ、どうも」」」」」

 

「何普通に返事してんだ!てか不法侵入!どうやってここに来た!」

 

「え、普通に奈緒さんの20000系でこう、スイ〜と」

 

「なんでだよ!なんで入れちゃうんだよ!海老名の連絡線はもう無いのに!俺はお前の所行く時はわざわざ海老名検車区で留置して来てるんだぞ!?.........どうやってだ、前のバトルの時はJR、千代田線経由で来たって言ってたけどその場合はこっちにも情報が来る筈だし

 

「いやいや、そんな遠回りはしてないよ、横浜線でちょちょいよ」

 

「はぁ!?横浜線との連絡線なんて聞いた事ないぞ?」

 

「まぁ俺も最近しった連絡線なんだけど相鉄新横浜駅から横浜線に通ずる連絡線が秘密裏に建設されたらしくて〜......それ使った」

 

「ん?俺横浜線に地下に行く線路見た事無いけど?」

 

「いや〜面白かったよ、なんか普段は業務用車両の引き込み線何だけど使う時は線路が下がって地下トンネルに繋がるんだ〜」

 

「ズリいぞ、そんなロマン溢れる連絡線所持して」

 

「いや小田急にもあるよ、てかそれ使って来たんだけど」

 

「いやいや、嘘おっしゃい」

 

「いや本当、横浜線の町田手前から相模大野駅の新宿方面にある留置線に繋がる連絡線だよ」

 

「マジか…気付かんかった」

 

「結構前からあったっぽいけどな」

 

「俺今度からその連絡線使うわ」

 

「おう、どんどん使え〜」

 

「てか結構脱線したな……何しに来た?」

 

「あぁやっと本題ね、ちょいと小田急さんの訓練シュミレーター貸してくれ。D用の」

 

「はぁ?いやに決まってるだろ」

 

「あ〜そんな事言って良いのかな〜貸してくてなかったら源ちゃんが週4のペースでかしわ台車両センターにだらけに来てるって報告しちまおっかな〜」

 

「チッ、汚いぞ!」

 

「うるせぇ!お前が言うな!」

 

「うぐっ、分かった………ほらよ、3つ隣の部屋で鍵はこれだ」

 

「あんがと源ちゃん!それじゃあな〜」

 

「直樹君、だから今まで注意も何もして来なかったのね」

 

「いや、アレは偶然思い付いただけ」

 

「え、あっそう」

 

「それじゃあご指導よろしくお願いします」

 

「はいはい、厳しく行くよ」

 

「頼みます」

 

こうしてD用訓練シュミレーターを使っての特訓が始まった。




小田急Dプロジェクト事務所

小田 源三含め数人が所属している。因みにメンバー全員愛車はロマンスカー
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