主人公名:黄金征人(こがね まさと)
一人称:我(おれ)
あの後俺は、黄金家という家に新たな生を受けた。
だが、俺は改めて自分の言ったことを後悔することになった。
何もかもがうまく行き過ぎるのだ。何不自由ない暮らし、さらには、家が企業とあって、年々右肩上がりを継続している。『黄金律』は伊達ではない。あと、金髪、赤眼ってどうよ
まぁ、なんやかんやあって剣道を始めることにした。どうせ、今回も上手く行ってトップを取るのが目に見えた。だが、中2の全国大会で痛い目を見ることとなる。
「ふっ、こんなもんか」
「おい、黄金次で決勝だな!お前のおかげだよ!だけど、次は何時もの慢心を捨てた方がいいんじゃないか?」
チームメイトの…なんて名前だっけ?まぁ、チームメイトがそんな事を言ってくる。
「なぜだ?我は常にトップ!慢心せずして何が王か!」
「まぁ、唯我独尊を地で行くお前には何を言っても無駄か…とりあえず!次の決勝だけは気を抜くなよ!なんてったって織班が相手だからな!」
ん?織班?え?ん?
「おい、雑種。今織班と言ったか?」
「雑種ってまぁ、いいけど。あぁ、あの、ISの世界大会覇者織班千冬の弟、織班一夏だ」
あれ?一夏って原作では帰宅部って言ってた筈。まぁ、今回は慢心を捨てなければならないらしい。
「雑種!興がのったぞ。久しぶりに本気を出してやろうではないか!」
「「「「「え?」」」」」
報告に来たチームメイトと他のチームメイトが驚愕した。ついでにふくらはぎのマッサージをしているマネージャーまで氷った。
「おい!聞いたか?今の」
「あぁ、黄金が本気出すらしいぞ!」
「あの慢心の塊を本気にさせた!」
「織班ってやつチリものこらねぇんじゃねえか?」
俺は中学に入学してから一度も本気を出したことはない。
いや、正しくは二度目の人生を始めたときから本気などは出したことはない。
あ、嘘だわ、会社経営始めた瞬間本気だったわ。
「さて、決勝前に織班の顔を覗いてやるか。」
「せ、先輩、俺たち行くんで先輩はここで待っててください!」
何を慌てているかは知らないが俺を椅子に座らせてさっさと織班を呼びに行った。
「で、決勝前に俺になんかようか?」
「冷たいなぁ、一夏はまぁ、久しぶりに会ったんだから酒…とは行かないがぶどうジュースでもどうだ?山梨県産の100%果汁のジュースだ。」
俺は、『王の財宝』からぶどうジュースを引っ張りだす。
「相変わらず、訳のわからない能力は健在ってか?」
「我の能力は王の証。我が王たる由縁だからしかたあるまい。」
その後、ぶどうジュースを飲みながら語った。
「ではな、一夏。決勝では負けんぞ?」
「あぁ、本気で行かせてもらう」
「決勝、大将戦始め!」
審判の合図とともに一夏との勝負を開始する。
俺は腰に手を当てて。片手で竹刀を構える。一夏は勢いよくこちらに突っ込んでくる。それを俺は防ぎ竹刀を逆手持ちに変え上に向かって振り抜く。
「エクス…」
そのまま順手に持ち直し振り下ろす。
「カリバアアアアアアアアアアアアア!」
パシィッ!
何時もなら防具の感覚が伝わってくる頃だが、今回ばかりはちがった。
「面一本!勝者織班!」
一夏にしてやられた訳だ。
ここですこし昔話をしよう。と言っても一年前の話だがな。
何、一夏と始めて出会ったときの話だ。
俺は、その日第二回モンドグロッソを見に来ていた。原作通りならここで一夏が誘拐されるからだ。
まぁ、結果としては、予想通りに誘拐されてくれた。
誘拐した車を飛行船で追いかけて場所は特定した。ならば後は突っ込むだけだ。
俺はギルガメッシュの鎧を纏い倉庫に堂々とはいる。
「何もんだてめぇ!」
そこにはISを纏った女がいた。
「痴れ者がぁ!この、顔を拝んでもこの我に名を問うか?
愚か者が!ふん、まぁ、いい。少しこの我を興じさせて見よ」
ISを纏った女は俺につっこんでくる。
「調子にのるなよ!」
それを俺は軽くよける。
「見せてやろうではないか、この我の財宝の1部を!『王の財宝』!」
俺は手をかるく上げると空中に金色の波紋が広がり次々と宝具を出していく。
幸い、一夏から離れたところにつっこんでくれたのでぶっ放し放題だ。
「光栄に思えよ?」
そのまま手を下げると同時に『王の財宝』から宝具がISめがけて飛んでいく。
「くそがあああああああ!」
▼▼▼
「大丈夫か?」
俺はすぐさまロープ、ガムテープをはずしてやる。
「ぷはぁ!助かった!ありがとう!」
「ふん、礼を言うくらいなら強くなれ。凡俗であるのなら数をこなせ、才能がないなら自信をつけろ。」
「おう!絶対強くなって見返してやる!」
「じゃあな、また、会うことがあればいいな。」
なんか最後変な気が…いいよね?はい。だめですよね?