IS〜我が行く道は王の道〜   作:ネオバレットファイア

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未来は〝理”だけに導かれるものじゃない。 そこに運勢がある。偶然がある。ありとあらゆる不条理な積み重ねが、最後に運命の形を決めるのよ。
ーーーアイリスフィール



Sining Through

 

 

 

 

 

「邪魔ね。『ナーブクラック』!!」

 

戦闘機は何やら針の様なものを飛ばし、IS学園の教師に当たる。別段、ダメージを食らった形跡も無いし、接触による爆発もない。気にせず教師は打鉄のブレードを振り下ろそうとする。だが、それはかなわなかった。自分の手がないのだから。

 

 

「いやあああああああああああ」

 

だが、それを意に介さず戦闘機は教師達の陣営を突破して行く。その後ろに青い何かが追従しながら。

 

戦闘機があっという間に過ぎ去った後には五体満足の教師達が金切り声をあげる、失神などありとあらゆる変化を残して過ぎ去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「征人、大変だ!一夏が!」

 

我は自室で一眠りを決め込んでいると浩一が走ってやってきた。

 

「…どうした?」

 

「一夏が、落とされた。」

 

「そうか、やはり、あれは悪夢ではない…か」

 

「なんの話だ?」

 

「浩一、出るぞ。」

 

「おい!征人どういうことだよ!」

 

話がついて行けなく困惑しつつ怒る浩一

 

「時間がない。雑種、貴様の会社のネズミとゴキブリが此方に向かっている。もう、間も無く最終防衛ラインまで来ている筈だ。今は戦場に立てない雑種はいらん。」

 

「おい!征人!今日のお前何か変だぞ?人を遠ざけるのは何かあったんだろ?早く言えよ!」

 

「専用機持ちには、この事を伝えるな。特にシャルロットのやつにはな。」

 

「おい!征人!」

 

「誰も殺させたくない。我とお前だけで解決しなければ、専用機持ちの誰かが…死ぬ」

 

「征人、それはどういうことだ?」

 

浩一は本当に困惑したように尋ねてくる。我は観念して、ここ最近ずっと見ている悪夢を話すことにした。

 

「最近、夢をみた。同じ夢をずっとな。それは夕方の海を背景に我とお前と専用機持ちの誰かが今回の討伐に参加している。だが、相手はプリテンダーだけではない。龍と人を掛け合わせた様な体躯の持ち主、所々がメカメカしいのがISかパワードスーツであることがうかがえる。そいつは毎回我とお前で相手をしているときに隙をみて焔の槍でその専用機持ちを貫く。だから、今回は2人で出なければならない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

旅館から抜け出して暫く歩いた所でISを展開する。

 

「さぁ、浩一よ!喜べ、どうやらこの戦、我が本気になるべき価値となったようだ!」

 

「急に元気だな。」

 

「不安要素がないとこうもスッキリするものなのだな!」

 

「へいへい、行きますよ王様」

 

「褒めて遣わす。誇って良いぞ?」

 

そのまま我達は目標の空へ飛び出した。

 

 

 

一方、旅館では、唯一征人の夢の話をきいて居た千冬は秘密に許可を与えていたので、怒ることはせず。ただ、自分の不甲斐なさを呪っていた。

 

「(これで、2度目ではないか!やはり、世界最強の称号はただのお飾りだ!唯一の家族の弟すら守ってやることができない。さらに、この尻拭いを生徒に任せることしか出来ないなんて、いい笑いものだ)」

 

征人と浩一の身内にも秘密の任務を専用機持ち達に見せる訳にもいかず部屋へ返した。

 

「あの、織斑先生。征人と浩一は何処にいるんですか?」

 

後ろに、心配そうな顔で立っているシャルロット。

 

「デュノア、お前には今は話せない。いや、専用機持ち全員にもだ。」

 

「で、でも!」

 

「デュノア、私に同じ事を二度言わせるな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「目標を発見した。浩一、仕掛けるぞ。」

 

「あぁ!」

 

その後すぐに『王の財宝』からグラムを取り出し青の龍へ斬りかかる。

 

龍はその一撃を籠手で受け止めそのまま受け流す。

 

戦闘機は浩一の初撃を躱す。

 

その後各々同時に喋る

 

「会いたかった!会いたかったよ!黄金征人!早瀬浩一!」

「社長!私と戦ってもらいますよ!」

「この、裏切りものがああああああああああああ!」

「―――よい開幕だ。死に物狂いで謳え雑念―――!」

 

そこで龍と王、鬼と王位を狙う者が、ぶつかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

我はグラムをしまい、エクスカリバーを取り出す。

 

「出し惜しみは一切なしだ。持って行けるものなら持っていけ!」

 

『王の財宝』から『刺し穿つ死棘の槍』を抜き構える。

 

「へぇ!それが噂の『王の財宝』?面白いね!僕も欲しいな!」

 

あいつの喋り方は嫌いだ。多分感じ的には我と同い年だろう。それを、ガキみたいな喋り方しやがって。

 

「ふん、完全なるそれを拝む前にお前を倒す。」

 

「へえ、やってみなよ。」

 

「ゲイ・………ごふっ」

 

我がそこで真名を解放することはなかった。できなかったがただしいだろうか。何故なら少し前まで150mは離れているぐらいの所にいたあの龍が目の前に居て、そして、自分の腹を焔の槍が貫いているのだから。

 

我の意識はそこで切れた。

 







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