IS〜我が行く道は王の道〜   作:ネオバレットファイア

21 / 33
覚醒回

ルビが上手く振れないので
贋作者(フェイカー)



「正義の味方?誰も傷つかない世界だと?おかしな事を。 誰も傷つかず幸福を保つ世界などない。 人間とは犠牲がなくては生を謳歌できぬ獣の名だ。 平等という奇麗事は、闇を直視できぬ弱者の戯言にすぎぬ。 ----雑種。お前の理想とやらは、醜さを覆い隠すだけの言い訳にすぎん。」
ーーーギルガメッシュ


全ての人の魂の戦いの詩

 

 

 

目を覚ました我がまず目にしたのは崩壊した街だった。至る所に火は上がり、瓦礫は山積み、到底人が生きていることなど想像もできないだろう。

 

だが、奴は現れた。我と同じ髪、我と同じ瞳、我と同じ体格、そして我と同じ鎧。

間違いない。我が途方もなく憧れ、超えたいと思った男。ーーーギルガメッシュ

 

「ほう、貴様が我と同じ力を持った者か。なんの因果かは知らんが、我と同じ力を持つのは気に入らん。捻り潰してくれる」

 

ギルガメッシュは、ゆっくりとだが、しっかり此方に向かってくる。

 

「ギルガメッシュ、会いたかったぞ。本来ならば会う機会はなかった筈だが、そこはまぁ、いい。貴様は我の手ずから殺す。」

 

「ほざけ、贋作者。貴様は我なのではない。我になろうとした唯の卑しい亡霊だ。それにここは、貴様の心象風景だ。つまり、貴様の心は既に終わっている。それなのにまだ、足掻くと言うのか?」

 

奴は怒りを露わにせず、ただ、ただ何かに言い聞かせる様に、何かを確認しようと問いを投げかけてくる。

 

「我は、いや、俺はただ、諦めたくないらしい。今までは、自分を誤魔化して、あんたを演じて、でも、演じきれなくて心が壊れそれでもなお、この世界を変え、誰の涙もない世界を作りたくて立ち直ろうとしている。ほら、あのビルを見てみろよ。壊れては直り、壊れては直りを繰り返している。そうだな、俺はあんたになろうとした贋作者で卑しい亡霊だな。」

 

俺は迷わない。この不完全な世界を正し俺の、我としての第一の宝として宝物庫にいれてやる。

 

「くっ、あはははははははは。そうよな?貴様という人間はやはりそちら側の人間であろう。気に入った!良かろう!我の宝と力今しばらく貸してやる。それで何をするのか、見届けてやろうではないか。だが、努その在り方を忘れるなよ?」

 

そう言って、来た道をギルガメッシュは戻って行く。

だが、心象風景とはいえ、最大の目標を達成してない。

 

「まてよ、英雄王」

 

「ん?なんだ?贋作者?」

 

「我と戦え。」

 

ギルガメッシュは嫌な笑みを浮かべながらこちらに戻ってくる。

 

「ほう?面白い、この我と戦いたいと?」

 

「ああ、あんたと戦った先に何かを見つけられる。そんな気がする」

 

「面白い。興が乗ったぞ。贋作者相手をしてやろう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは?」

 

一夏が目を覚ますと、目の前には、海と所々に樹木が見て取れる。

 

ひたすらに聞こえてくるさざなみの音が心地よく感じる。

 

「俺は確か、箒を庇って福音にやられて、ってことは俺は死んだのか?」

 

「♪〜」

 

何処かから歌声が聞こえてくる。

一夏は何処から聞こえてくるのか探す。すると少し離れたところに少女がいた。

 

「あ、ねぇ、君ここが何処だかわかる?」

 

そう、尋ねると

 

「もう、行かなきゃ」

 

少女はそうつぶやきその場を去っていく。

 

「え?俺なんかしたの?」

 

「力を欲しますか?」

 

すると、その場の景色が一変し背後から声が聞こえてくる。

聞こえてくる方へ向くと、顔は見えないが騎士の格好をした女性が立っていた。

 

「力を欲しますか?」

 

騎士はもう一度訪ねてきた。

 

「あぁ、欲しい。」

 

「何故です?」

 

試す様に女性騎士は続けて質問してくる。

 

「今の俺は1番弱い。征人は、まぁあれは論外だけど確かな強さがある。あいつは唯我独尊ぶってるけど必ず、誰かを助けようと動くし力の使い方を間違えてないと思う。浩一は、素直に、その力とその立場を利用して、全ての人を助けようとしている。だから、そんな2人に肩を並べて、傷つきそうな誰かを助けたい。だから!力が欲しい!」

 

その気持ちには嘘偽りはなく、その心は曇り一つない空の様に晴々とした心だった。

 

「いいでしょう、黄金の王、正義の白鬼それに並ぶ。『護る』為の力を授けます。さぁ、貴方を待つひとが居ます。もう、行きなさい。」

 

「あぁ、行ってくるぜ!白式」

 

そう言うと一夏の視界は真っ白になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「贋作者、なかなかやるではないか。なに、なかなかに良い時間だった。さて、そろそろ時間だ。そろそろ行くが良い。今の貴様なら貴様の宝を見つけられるだろうよ。」

 

視界がどんどん霞んで行く。だが、充実感はとても言い表せる様なものではなかった。あの、英雄王に片膝を付かせたのだ。ならば、あとは、あの獣を屠るのみだ。やってやる。

知ってるさ、俺の宝はもう見つかっている。行ってくるぜ






なんか無理矢理感が否めない

意見、感想、誤字脱字、批評、待ってます!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。