IS〜我が行く道は王の道〜   作:ネオバレットファイア

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もしかして:スランプ 検索



「明確な悪がいなければ君の望みは叶わない。例えそれが君にとって容認しえぬものであろうと、正義の味方には倒すべき悪が必要だ。」
---言峰綺麗





王の帰還

 

 

 

 

征人が落とされる少し前。

 

 

「征人?征人どこにいるの?」

 

シャルロットはひたすら旅館の中で征人を探していた。

 

「ねぇ、征人、僕、今とっても怖いんだ。僕の知らないことばかり起きている。前は一緒に居て、一緒に福音を倒しに行ったのにさ。なんで?なんで今回は征人はどっかに行っちゃったの?ねぇ?何処にいるのさ?…ねぇ、僕を一人にしないでよ。そばに居てよ。なんだってするから。征人が望むなら僕は征人の為になんでもするから…一人は…いやだよぉ」

 

旅館の廊下でヘナヘナと座り込み。泣きそうになる。

征人が自分に答えてくれてから、征人と片時も離れたことはなかった。いや、離れたくなかった。なんなら、自分のブレッドスライサーで征人と自分を貫いてそのまま一生くっついて居られるほど離れたくない。

 

案外時間が立っていた様で、目の前には千冬が腕を組んで目の前に立っていた。

 

「あ、お、織斑先生!な、何か用ですか?」

 

「あぁ、デュノア、凰、オルコット、篠ノ之の3人を知らないか?」

 

「いえ、僕は見てないです。」

 

「そうか、ならいい」

 

「あ、織斑先生。なんで、ラウラのことは聞いてこないんですか?」

 

「ボーデヴィッヒには迎撃任務を命じている。それだけだ」

 

「それって福音の方ですか?」

 

「いや、JUDAの新型の方だ」

 

千冬の言葉にシャルロットは焦った。

 

「織斑先生!僕も、僕もその迎撃に行きます!」

 

「黄金に何があっても、お前を出させるなと言われている。それが、あいつが迎撃に参加する条件だった。だから、お前の出撃は認められない。」

 

千冬もその言葉に苦虫を潰した様な顔でそう、答えるしかなかった。

 

「なんで?征人は僕を嫌いなの?そんな?まさか?あり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ないあり得ない。僕と征人は愛し合っているんだ。それは変わらない、これからも!なのに、一緒に戦えない?じゃあ、僕は何のために強くなったの?僕は征人と一緒に居なきゃダメなんだ。そうだ」

 

その先の言葉を遮る様に廊下を走る音が響く。

 

「お、織斑先生!織斑君に続いて、黄金君も!お、落とされました!」

 

山田先生はそう言いながら、走ってきた。シャルロットの変化に驚きそれに対応できずにいた。だが、コレがまずかった。

 

「征人が?山田先生、今なんて言いました?」

 

シャルロットを視線に捉えてまずいと思ったのか、顔を青ざめさせるが、もう、遅い。

 

「征人が落とされた?そんな?嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だそんな、征人は最強なんだ!誰にも負ける筈はない!山田先生、そうやって僕を騙すんですね?」

 

シャルロットは目を虚ろにさせ、そうやって自分の気持ちを騙していた。

 

「デュノア!よく聞け、黄金征人は」

 

「うるさい!そんなの!聞きたくない!」

 

シャルロットは怒鳴りその場から走り去ってしまった。

 

「すまん、デュノア。」

 

千冬は、その場で立ち尽くすことしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり、浩一達。

 

「浩一!またせたな!」

 

「ラウラ!まぁ、これで2対2に戻った訳だ。さっさとそいつを返してもらうぞ?レイチェル」

 

「あらあら、社長、落ち着いた方がいいんじゃない?」

 

その言葉に何かピンときたのかさっきまで殺気を出していた顔からは打って変わりいつもの締まりのないヘラヘラした感じの顔に戻る。

 

「まぁ、いいや、どんな事があろうとも俺は全力でいくからな!」

 

「ねぇねぇ、あー、えーとレイチェル?だっけ?あの黒いIS食べてもいいのかな?」

 

不思議そうな顔でストームはレイチェルをみる。

 

「あんたねぇ、仕事仲間の名前ぐらい覚えておきなさいよ。」

 

呆れた顔でレイチェルはストームに突っ込むが

 

「だって、ねぇさん以外の人間なんて、そこの早瀬浩一とさっき倒した黄金征人以外興味ないし」

 

いたって真面目な顔でストームは答える。

 

「まて、黄金が落とされた?まさか?そんな?」

 

ストームの言葉にラウラは困惑する。だが、現実は非情だ。

 

「残念だけど、それは、本当だよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だと、思うだろう?残念だったな。我は健在だ。今の我は最高にハイってやつだ!」

 

声がした方に顔を向けると上空には見慣れた黄金の王がそこには立っていた。

 

 





シャルロット の ヤンデレレベル が 上がった !

さぁさぁ!次回は、抜くのか?抜かないのか?
次回『天地乖離す開闢の星』
デュエルスタンバイ!☆(※戯れです。)

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