IS〜我が行く道は王の道〜   作:ネオバレットファイア

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「”耐力”は防御力の要。それが高い私は、つまりタフガイであります。」
ーーーアイギス


異変

 

 

 

 

夏休み開始からはや一週間。

特にすることもないので、シャルとデートすることにした。

 

 

「さて、シャル、デーにでも行くか」

 

そのことばでシャルの目は変わる。

 

「この時を!この瞬間をまってたんだー!」

 

「あぁ、わかったわかったはしゃぐな。でだ、行きたい場所とかあるか?」

 

「うーん、遊園地!」

 

「なるほど?じゃあ、浩一、ラウラ、一夏、箒を誘っておこう。所謂トリプルデートと言うやつだ。」

 

「うん!わかった!用意しておくね!」

 

 

 

 

一時間後

 

 

「お待たせ!ラウラと箒連れてきたよ!」

 

野郎共の目の前には、目を輝かせたラウラ、むすっとした箒、いつも通りのシャルがいた。

一方野郎共では

あったはずの予定が急遽なくなった者が一名、ニヤニヤしている2名が揃っていた。

 

「可笑しい、今日はISのデータ採取のはず…何故電話が来て軽く怯えた声でなくなったことを告げられたんだ?」

 

「ま、まぁ、暇になったんだしいいじゃん?」

「そうだそうだ、暇になったんだ遊園地行くぐらい許されるだろ?」

 

あいもかわらず、我の表情はニヤニヤしてたと思う。

 

「しかも、全員我の奢りだ、嬉しく思え。まぁ、我の経営する遊園地だがな。」

 

そう、目的地は富士○ハイランドだ。何がそうなのかは知らんがとりあえずそういうことにしておこう。

 

 

 

 

 

しばらくして

 

 

「なるほど!ここが遊園地というやつか!」

 

うわぁ、めっちゃ喜んでる。まぁ、いいか。

 

「さて、我はシャルと回ってくる。お前達も好きに回るといい。」

 

「昼には、フードコートで集合ね!」

 

そういうと、シャルと我はその場を離れる。

 

だが、その時に気がつければよかった。この遊園地で起きている異変に。

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ、ジェットコースターは強敵でしたね。」

 

「ま、征人?口調どうしたの?」

 

はっ!まずい!口調が!

 

「ごほん、さて、そろそろ時間もいい頃だろう。フードコートに行くとするか。」

 

「うん!」

 

そういうとシャルは元気よく我の腕を組んでくる。

毎回思う。腕を組まれた時に当たる感触。これはヤバイ。何がヤバイって?ふふん、勝者のみぞ知るというやつだ。

そんなこんなで、その余韻に浸って居ると園内放送がかかる。

 

『これより、特殊イベント!かくれんぼを開催したいと思います!さぁ、〜〜をしっかり見つけてください!』

 

は?何を言っているんだ?何を見つけろだと?

 

「ねぇ、征人?この遊園地って貸し切りだったっけ?」

 

そのシャルの問いに対して一旦思考を辞めて周りを見渡してみると、人っ子一人いない。

先ほどまでは、親子連れ、我たちの様なカップル、学生で賑わっていたはずだ。それなのに誰一人としていない。

 

「シャル、ラウラと箒に電話だ。我は浩一と一夏に電話をする。もし、電話に出ない、繋がらないなどあれば、やむを得んプライベート回線で全員に連絡をとれ。」

 

その異変を感じ取ったのか、シャルは頷くと電話を取り出し電話をかける。

 

「だめ、どちらも繋がるけど、ノイズが走って聞き取れない。」

 

「全員の位置は把握出来ている。今、あいつらはフードコートに向かっている。大丈夫だ。一応、フードコートで待機していよう。」

 

「うん、そうだね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「浩一、先ほどからお化けが出てこないがどういうことだ?」

 

「さぁ?俺にもさっぱり。」

 

「先程の放送が何か関係あるのか?」

 

「多分な。」

 

そう、淡々と会話を続けた結果、俺とラウラは最寄りのギブアップ専用出口に向かう。

 

「…あかない?」

 

どんなにドアを押しても、引いてもドアはそこにくっついているかの如くびくともしない。

 

「仕方ないな。さっさと出口に向かおう。フードコートが集合場所だったな。状況確認の為にも急ごう。」

 

二人は走ってまっすぐ進む。だが、幾らまっすぐ進んでも出口は見当たらない。ずっと同じ場所にたどり着くのだ。

 

「全く、ここは何度目だ?」

 

「うむ、これで30回目だな。」

 

全くこういう時まで冷静とは恐れ入るよ。

 

「む?こちらに向かってくるISの反応が4つ。これは一夏達と征人達のだな。」

 

ふぅ、やれやれだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ?箒、何か可笑しくないか?」

 

「あぁ、人っ子一人いないな。」

 

ppppp

 

その時箒の携帯が鳴る。

 

「む?シャルロットか。もしもし?」

 

だが、携帯から聞こえてくるのはただ、ひたすらにノイズのみ。

 

「どうなっている?」

 

「すまん、箒こっちも繋がらない。」

 

なんだと?そんな?どうする?

 

「箒、確かもうすぐ昼だよな?集合場所のフードコートに行って見たら征人達がいるんじゃないか?」

 

ふむ、それもそうだな。

私は少し思案して行くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ、待たせたね。少し手間取っちゃって。」

 

息を切らしながら浩一が走ってきた。

 

「いやいい、我も今来たところだ。一夏達はどうした?」

 

「いや、一緒には行動してないから。多分もうすぐくると思うよ?」

 

この浩一は何か違う気がする。何が違うのかはわからないが直感がそう告げている。

 

「そうか、じゃあ、暫くここで待つとするか。」

 

 

何かおかしな事が起きる予感と嫌な予感を胸に秘めながら時間はこくこくと過ぎていく。

 

 

残り時間:3時間45分30秒







夏休みシリーズということで暫くホラー混じりの『殺意の遊園地』編をお送りいたします!

なんか文章がグレードダウンしてきてる気がする。


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