IS〜我が行く道は王の道〜   作:ネオバレットファイア

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待たせたな!


希望と絶望との間で煌めく

 

「そうだな、我はお前について行くわけにはいかんな。寧ろこの我についてこいなどと生意気なやつだ。本来なら叩き切ってやるところだが生憎貴様を処分する物を我は持っていない。貴様を処分する物を持った奴が来るまでまってろ」

 

アークナイトに俺は言い放つ。だが

 

「?待つわけないじゃん。あんまり面白くないね。征人って。」

 

態度が急変した。先程までは、もう、興味津々と言わんばかりだったのが今は、何もかんもがつまらなくなった俺の目といっしょだ。

 

「………微粒子レベルの存在が集まってできたような輩には言われたくはないな」

 

「あれ?ばれてた?まぁ、いいや、はぁ、征人はつまらないし、なんか人間ってやっぱこんなもんだよね?さっさと滅ぼしちゃおうか。」

 

「我が黙って見逃すとでも?」

 

「安心しなよ。勝負は一瞬だから」

 

アークナイトと見つめあう。その時間は一分だったか、十分だっか、それとも一時間だったか、もしかしたら一秒だったからもしれない。

お互いに剣を引き抜き最高速度で振り抜く。

そう、本来ならば鍔迫り合いが起こっている筈だ。だが、どうだろう?かたや剣は折れ地面に突き刺さっている。かたや剣を振り抜き満足そうに剣をしまう。

俺は、そのまま気を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………と…………ろ………と!…………しっか…………しっかりしろ征人!」

 

「やだ!征人!死なないで!」

 

二つの声の主は、一夏とシャルか。

 

「…一…夏、…あいつらは…どうなった?」

 

やばい、久しぶりに大怪我して、息がしずらい

しかも、俺より早い抜刀速度。ありえねぇ、新生命体の称号は伊達じゃないな。

 

「あ、あぁ、色々あったんだが、まず、病院へ行くぞ!話はそれからだ!」

 

「……くそ……」

 

そのまま俺は再度意識を闇に手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い、ただ、ひたすらに暗い、そして何もない。

俺は本当に地に足をつけているのか?

そんな疑問さえ浮かんでくるほどの、暗さだ。

 

すると、地面から白い玉が無数に浮かんでくる。それは、俺の目の前に来ると弾けて消える。

 

白い玉には何かの映像が、写っている。それがなんなのかは今の俺にはわからない。

そもそも俺ってなんなんだ?誰なんだ?わからない。

いくら、自問自答をしても返ってくる言葉は全て同じだ。

「わからない、しらない」

白い最後の玉が上がって来て、自分の目の前で弾けると自分の中の何かが消えていくのかが解った。

だが、もう遅かった。

 

「すまない」

 

誰に謝っているのだろう?

 

「ごめんな?シャル」

 

シャルとは一体だれのことだ?

 

 

 

 

 

 

「ここ…は?」

 

「よかった!征人!もう、死んじゃうかと思ったよ!」

 

「すまない、君は誰だ?そして俺は誰なんだ?あとここはどこだ?」

 

目を覚ますと目の前には金髪の美少女、そして、見知らぬ部屋

どうなってんだ?いや、この服装って事は病院か?

 

金髪の美少女が騒いだことによりその声からぞろぞろと俺の部屋に入ってくる。

 

多分全員俺の知り合いなのだろう。俺の生存に凄く安心している様だし。

 

「なぁ、悪いけど、お前達誰だ?」

 

その言葉に笑って話してた全員が笑うのをやめて真顔でこちらを見ていた。

 

「ね、ねぇ?征人?それって冗談だよね?」

 

「?この状態で冗談は言えないが?」

 

するとそのまま、金髪の美少は病室を走って出て行った。

そのあとに残された奴らは黙っていた。いや、黙っているしかなかったと言うべきか。

 

「一夏、浩一、私はシャルロットを探してくる。あとは頼んだぞ?」

 

そう言うと銀髪眼帯の女の子は病室から走り去っていった。

 

一夏と呼ばれた方がナースコールに手をかける。

他の奴らも総じて悔しそうな顔をしていた。

 

「なぁ、お前らなんで、そんなに悲しそうなんだ?」

 

その言葉には誰も応えず。寧ろ耐えきれなかったのか、金髪縦ロールの女の子とツインテールのちっこい女の子とポニーテールの女の子の3人は病室を出て行った。

 




後半へ続く?
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