IS〜我が行く道は王の道〜   作:ネオバレットファイア

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愛し愛され、裏切られる。

 

〜〜〜

 

「シャルロット!」

 

あれから俺はまっすぐにIS学園の寮の自分の部屋に駆け込んだ。

 

「?征人?記憶が戻ったの?」

 

「あぁ、お前がして来たこと全てな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

僕は病室での出来事以来ずっと部屋に引きこもっている。別に特別な事があったわけじゃない。いや?あったのかもしれない。

いや、あった。そう、あれは僕が病室から飛び出て寮の自室に戻ってきた時。

ふと気がつくと銀髪の少女が僕の目の前でクスクスと笑っていた。どうしたのかその少女に聞いてみると

 

「いやね、運命って残酷だよね。幾ら繰り返しても結果は変わらないんだもん。君が幾度と無く殺した黄金征人って本当に死んだのかな?わからないよね?だって、そうやってわからないまま繰り返す様に設定したんだもの。君が征人を殺したと思っているだろうけど実際は違う。彼が君を殺し続けたんだよ。証拠だってあるよ。ほら、今君の記憶を全て戻して挙げた。これでどうなったかってわかるわよね?」

 

少女がそう僕に言い切ると凄い勢いで僕の頭に情報が入ってくる。

鈴の時、箒の時、セシリアの時、ラウラの時、生徒会長の時、生徒会長の妹の時…一夏の時。そう、全て僕が征人を刺した後すぐに征人の傷口は治り起き上がる。そして一言

 

「俺はお前を愛してなんかいない、これから何度もお前が俺を愛そうともお前に振り向く事なんて絶対にあり得ない。俺は、××××を心から愛している。こんなものは戯れに過ぎない。本当お前ってちょろいよな。チョロ過ぎて反吐が出る妾の子の分際で生意気なんだよ」

 

多分これが彼、黄金征人の本心なのだろう。では、今回はなんで許してくれたの?

なんで僕に希望を与えたの?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?

僕はそのあとそればっかり考えていた。ぶっちゃけるとそれしか考えてなかった。

だけど、ふと気がつくとやっぱり僕は絶対に幸せにはなれないんだって事に気がついた。僕が妾の子だから。だから、嫌われる。だから、愛してもらえない。だから愛してしまう。だから、裏切られる。

僕にはナニモナイ、ドウシヨウモナイ。

諦めてこの絶望を受け入れるしか無いんだ。

そうやってずっと部屋に閉じこもっていると勢い良く扉が開く。

 

「シャルロット!」

 

征人は叫びながら入ってくる。その後ろにみんなもいる。

 

「?征人?記憶が戻ったの?」

 

「あぁ、お前がして来たこと全てな!」

 

そう、わかってしまったか…もう、無理だね。

 

「そう、じゃあ、征人がすべき事は何かわかるよね?」

 

「?どう言うことだ?」

 

「なに?僕を今度は辱めて遊んでいるの?いい加減にしてよ!もう、うんざりなんだよ!僕の愛を受け入れてくれない征人なんて要らない!僕を助ける振りをして希望を持たせるなんてことしないでよ!嫌いなら嫌いって言ってよ!そう、言ってよ…言ってくれなきゃ…みんな死ぬしかないじゃないか!」

 

「おい!シャルロット!-----」

 

征人が喋り終わる前に僕はガルムを呼び出すと征人の後ろに居たみんなの頭を撃ち抜く。

征人があっけに取られている間に今度はブレッドスライサーを呼び出し征人を切り刻む。

起き上がれない様にしっかりと頭と胴体を切り離す。

 

「征人、最後の仕上げだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

『昨夜未明、IS学園の学生寮にて学生による銃乱射及び斬殺事件が起きました。どうしてこの様な事態になったのかは未だわかっておりません。この事件により、中国、フランス、イギリス、ドイツの代表候補生とJUDAコーポレーション社長早瀬浩一氏、初めての男性操縦者織斑一夏さん、その他女生徒1人の死亡が確認されました。この様な結果を受けIS学園は解体される事が決まり、ISも運用、開発禁止となりました。』

 

 

 

 

 

 

 

 

「って言う話なんだけどどうよ?」

 

霧の中金髪碧眼の女性とフードを被った男とも女とも子供とも老人とも取れる人物が会話をしている。

 

「まぁ、迅雷の生産を止めなくても良くなったけどこういう結果とは恐れいるわ。アークナイトいや、ニャルラトホテプ」

 

「本当の名前は違うんだけどね。あいつにいつも俺の名前を使われるから今回はその仕返しで使ったのよさ。」

 

「さて、仕事も終わったし飲みにでも行きますかね。」

 

「行ってらっしゃい。欲しい魂があればまた手伝うよ」

 

「そうね。その時が来ればまたいずれね。」

 

二人は別れ逆方向に進んでいく。そして霧は深くなりなにも見えなくなった。

 

 

 

 

Bad END




はい、本当に終わりです。今までお付き合いありがとうございました。よろしければもうひとつの方の作品も読んでください。
一応活動報告の方もちょこっと見てくれると嬉しいです。

ちょっとだけ続くことになったんじゃよ
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