いざ入ったはいいが特に何も出来ずにいるままでは意味が無い。氷凍は1つでも技を出せるように訓練が始まった。これが済むまでは外で活動することが禁じられている
鋭利「俺がお前の担当だ。覚悟しろ」
氷凍「はい!!で、何をすれば」
鋭利「まず第1に技というのは簡単ではない。真技、神技、心技の3つがある。これは使える物が限られていて人それぞれだ。俺はこの前出したように神技を使うことが出来る」
氷凍「それぞれに特徴はあるんですか?」
鋭利「そうだな、まず真技は出す動作を間違えることがなければ失敗しない。必ず命中する技が多い。神技は威力や性能ともに神の域なのだがレベルの高い相手となるとどうも反応が遅れるなどで当たらないこともある。心技は視覚が奪われた状態や動きが封じられた状態でも出すことが出来る超技だ、その代わり威力や命中共にそこそこ。俺は刀の生まれ変わりだ。刀へ力を全集中するため神技を選び特訓した。」
氷凍「俺もです、多分。直感ですが神技が合ってます、教えてください!」
鋭利「任せとけ!」
こうして鋭利は氷凍の訓練へと当たった
それから月日は経つ、あの頃の氷凍とは比べ物にならないくらいの姿となり明らかに上達はしていたのだが未だ技を編み出すことも生まれ変わりの特性も出せていなかった
そんなある日、村で事件が起こった
鋭利「はい!直ちに向かいます」
そういった鋭利は氷凍を連れ出しその村へと向かった、聞く話によると労働員が少し飲み物を口にしたところ殺されその周辺にいた機械すらも殺されていたとの事。聞いたことも無いパターンに動揺していた
その村につくと悲惨であった
燃え尽くされた家や破壊が行われている街
氷凍「酷い......」
鋭利「あぁ、、ん?あれは」
鋭利が指さしていた場所には人影があった
近づき話を聞こうとしたが煙が晴れた時その意識はなくなっていた
鋭利「お前。だれだ」
??「フフ。ハハハはぁーっはっは!」
その男の額には碁の文字が記載されていた
鋭利の顔は青ざめていた
その理由を氷凍に教える
氷凍「鋭利さん?」
鋭利「あいつの額の文字。おそらく間違いない。五能だ」
五能....それは政変 命が作り出した感情を持つ5人の脳者達のことである。
感情がある。すなわち技を保有しているということだ、機械なんかとは比べ物にならないほど強く破壊心を持つ。灌漑は以前五能について話していた。ただの機械などとは違うとても強い相手だ。
碁「初めまして![五能の碁]水門だよ」
鋭利「お前がこの街を破壊したのか」
水門「そうだよ!命様が破壊しろだってさ!」
鋭利「めちゃくちゃにしやがって許さねえぞ」
水門「見るからに君弱いよ。君からでる気迫そしてそこについてきてる君も。気迫が弱すぎて話にならない。楽しくない戦いは嫌いだよ」
鋭利「言ってくれんじゃねーか、」
鋭利は刀を構え技を出す
神技・双 遊郭
鋭利は水門の頭を背後に回りこみ貫いた
氷凍「やっ!!!つっっ!?」
やったと確信した2人だったが水門は貫かれたにも関わらず話し続けた
水門「面白い攻撃だ!君は神技を使うんだね」
とにこにこして答えた。刀は未だ水門の頭に刺さっている
鋭利「なんで、お前生きてやがるんだ、」
水門「ごめんね!俺は水の生まれ変わりだから体内は水なんだ、そんな攻撃は水化で無効できるよ、今度はさ!そこの君が来なよ!」
氷凍に向かって指を刺した
鋭利「氷凍!絶対に近づくな、こいつは強い」
すると水門はニカっと笑った
水門「高評価ありがとね!俺は弱いよ」
鋭利は貫いた刀とは別の刀を生み出す
神技・惨 速一閃
目に追えない速さで水門を貫いた
氷凍「は、速い」
鋭利「お前が水化する前に切り裂けばいい」
水門「君は僕が常に水化してないとでも思ってたのか?」
切り裂いた箇所は見る見るうちに治った
水門「お遊びも疲れたよ、そろそろやるか」
邪技・水玉
五能が使った邪技は五能だけが使える技で悪に染った感情による技である
水玉は小さい水の塊を四方八方に撒き散らす技であり触れた物はその塊に吸われてしまうものだった
触れた瞬間即行動不能のその技は完全に初見チートの技だった、いや寧ろわかっていた方が絶望だったのかもしれない。
その技から出た玉は想像を絶する量だった
鋭利「なんだ、これは。」
氷凍「鋭利さん、これは触れてはいけません」
鋭利「これに触れるなってか!?」
水門「!?」
氷凍は直感で"触れてはいけないもの"という認識をした。これは氷凍が感じたものであり確定でもないがこの直感は氷凍が初めに得たスキルだったのだが自信で気づくことは無かった。しかしわかった所で状況は変わらない
目の前に広がる無数の水玉に圧倒される
鋭利「こいつら全てを斬る!」
神技・肆 無双連斬
鋭利が放った技は自分の周辺を無双するかのように切り裂く技で速さ威力ともに最高峰
強いて言うならその場から動けないのがデメリットである
氷凍「凄い、全ての水玉を斬っている」
水門「やるね!!!!びっくりしたよ!」
鋭利「はぁ.....次はてめぇだ!」
全てを切り終えた鋭利は水門への技を用意
その瞬間背後に気配を感じた
それは残っていた水玉だった。
水門「一つだけフェイクだよ!水玉の中に本命の水玉.......なぜ触れたらダメと分かったのか謎だがそれでお前は終わりだよ剣士!」
氷凍「鋭利さんっ!!!!」
助けようと氷凍は走り出したが間に合う距離じゃなかった
氷凍「間に合えぇぇええええ!」
終わりを確信した鋭利は目を瞑る
(終わった.....明らかな俺のミスだ、悔しい)
そう思い歯を食いしばる
---何か物が焼ける音---
水門「なんだ、お前は」
額にシワを寄せ睨みつける
鋭利が目を開けるとそこにいたのは女だった
鋭利「あ、あなたは!?」
日向「危なかったねっ!」
ニコッと笑っていう日向だった
水門「次から次へと蛆虫が湧くね。」
日向がくるっと周り水門へ視線を合わせた
指を指し主張するように自己紹介をする
日向「私は炎の生まれ変わりであり炎の主である、炎舞 日向だ!覚えておけ」
氷凍「主?」
鋭利「俺らの位の中でも最上級の位だ、のし上がるのは大概だぜ。」
水門「威勢のいい女じゃんっ!俺は水の生まれ変わり五能の碁 水門だよ」
日向「五能にようやく会えたよ、楽になれ水門。今日ここで終わるんだ」
真技・逸 炎炎の朱雨(エンエンのシュウ)
日向が放った技は炎を雨状にし降らせる技だった、水門は技を構える
邪技 水飛沫
水飛沫を自分の頭上へと広げ炎を鎮火させた
日向「やるじゃないか水門!」
水門「すごい気迫だ日向。お前とは戦いがいがありそうだ!今度は俺からさ!」
水門は指の形を変え人差し指と中指だけを立てた形にした
空中上をなぞる様に動き日向の近くに急接近
そして技を発動する
邪技 水龍食い散り
その攻撃は日向の左肩へと当たった
日向「うっっ!」
即座に距離を置き肩を見るが攻撃自体はダメージがなかった
日向「なんだ今のは」
水門「まぁわかるよ 時期にね」
その言葉と同時に接触した箇所から龍の形をした水が現れたそして日向の身体を噛みちぎろうとする。とっさに反応した日向は
真技・惨 炎風熱化
自分の方に向けて打ち、水を蒸発させた
水門「さすがだ、これが主。やるじゃないか」
日向「褒められたところで嬉しくない」
水門「もしかして照れ屋か?日向は」
日向「ふざけるな!命の場所を吐け」
水門「無理だね、今お前をここで殺すから」
邪技 水た.....
水門の技を使う前に日向が技を出していた
真技・肆 上熱の牙
日向の拳が水門の右肩に直撃した
常時水化していた水門は腕の部分が蒸発により落ちてしまった
水門「がぁはっっ!右......腕.....がァァァァ!」
日向「これで終わりだ!水門!!!」
水門「やられてたまるかよぉ.......!!」
ポチャンっ....
次の1発というところで惜しくも水門は逃げてしまった。
日向「くそ、逃がしてしまった。」
鋭利&氷凍「あ、ありがとうございました!」
日向「もう少し早く来ればよかったね」
氷凍(俺が......動けていれば。)
日向「取り敢えずこのことは灌漑様に報告しに行かなきゃだから戻ろうか」
こうして3人は城へ向かった
ここはどこか分からぬ暗闇の空間
水門は傷を負いながらそこに来た
??「水門!やられたのか!」
嬉しそうな声で話しかけてきたのは五能の逸だった。
水門「なんだ、冷やかしに来たのか」
??「そんなつもりは無いよ!俺は命様に呼ばれたんだ。」
水門「じゃあここに......命様は.......」
政変 命「水門。その腕はどうした」
切り裂かれ落とされた腕を見られた水門は素直に応える。
水門「す、すいません。私が油断していて炎主を逃してしまいました。」
命「そうか。」
と言って命は水門のもう片腕をも落とした
水門「ぐわぁっ!!」
命「悪いが五能ともあろうやつが負け腰で帰ってきただと?笑わせるな。お前は今すぐに炎主の首をここに持ってこい」
水門「かしこまりました。」
水門は怒りを持っていた
これは命にでは無くあの3人だった
その場を離れた水門は怒りを抑えつつ憎しみを込めて発言した
水門「絶対に、殺してやる」
3人は隠し城へと帰還し報告を入れた
灌漑「そうか、五能が。早速ね」
日向「申し訳ありません、私がトドメを指していれば」
灌漑「気にすることは無い。命がここに来て五能を投げてきた意味。恐らく我々の確認だろう。向こうからしたら邪魔な存在だろう
恐らく日向、鋭利、氷凍は確実にマークされると思うから鋭利と氷凍の任務は一旦中断しよう。実力をあげてからでも間に合うよ」
鋭利「でも、私は大丈夫です。寧ろこれよりももっともっと頑張らないとなんで!」
灌漑「鋭利には氷凍を育てて欲しいんだ
氷凍には無限の可能性が眠っているからその可能性を開花させて欲しいんだよ」
鋭利「は、はい!分かりました。」
灌漑「氷凍も技を使えるように頑張ろうね」
氷凍「はい!!」
灌漑「よし、いいよ そして日向。少し話があるんだが。」
日向「はい......」
灌漑「こういうことだ」
日向「分かりました、任せてください!」
氷凍と鋭利は特訓を重ね、氷凍の技の発現と能力の発現を目的に1ヶ月が経った。
1ヶ月の時が経ち前とは確実に違う風格となっていた。氷凍は特訓の中で技を2つ、そして自分の能力までもを使えるようになった
能力は『氷結』触れたものを氷化させることが出来る。そして触れたものの温度を下げることも出来る
これを使いこなす事はまだ出来なかったが着実に形にしていた。
技のひとつは『神技・逸 氷塊』自分の拳を氷で纏い固くなった状態で放つ技である
ふたつめはまだ完成ではなく鋭利との協力を生しての技だった
特訓しているふたりの元にバチバチと音を立てながら歩いてきた男がいた
??「よぉ!お前らか、氷と刀の男は!」
鋭利「誰ですか、?」
??「お?俺を知らねーのかお前ら!」
バンッ!!と胸に手を当て叫んだ
雨鳴「俺の名は
雷主(ライジュ)雨鳴 思想(アマナリシソウ)だ!!!」
鋭利「ええっ!主の方だったんですか!?」
雨鳴「あぁそうだ。お前らに用がある
お前らだよな?五能の碁に会ったのは。」
氷凍「はいっ、僕達が出会いました。」
雨鳴「五能とかいう奴らは俺が全員ぶっ殺す。だからお前らついてこい。」
言われるがままに2人は連れていかれた
着いた場所は少し離れた廃れた農場だった
人の気配はなく機械も見当たらなかった
氷凍「ここは?」
雨鳴「ここはかつて世界一の農場だった。
世界一っていう基準は簡単でとにかく美味なものが採れていた。そこにいた農家の人達は昔、とても幸せに暮らしてたんだ。
なんでこんなに廃れているかわかるか?
ここの農場になんにも実らなくなったからだ。俺は調べ抜いた。そうしたら何が原因だったと思う?」
氷凍「僕の記憶の微かに残っている、洪水?」
雨鳴「そう、洪水だ。しかも人工的にな」
鋭利「なっ!?人工的?」
雨鳴「あぁ、その首謀者はこの農場に隠されたものを見つかることを恐れ廃れさせたと俺は思ってる。そしてここにまだそれが残っているともな、」
鋭利「でもそんなに大事ならもう既に回収してるんじゃ、、、」
雨鳴「なら、ここに結界を貼ると思うか?」
ガン!ガン!と目の前に壁があるかのように強く叩いた。いや、壁はあったのだ。見えない壁が。
氷凍「これは!?」
鋭利「結界......?」
雨鳴「これがあるということはまだ見つけれてないってことだ。何か気づかないか?」
鋭利「何かって、、?」
氷凍「待てよ。俺らが産まれる前にこの農場を破壊して、今も尚ここに眠っているものを探している人物はただ1人。政変 命」
雨鳴「そうだ。そしてその洪水は今、恐らくだが五能の碁 水門だ」
そういうと2人の方は青ざめていた
水門と命の関係性、そしてここに眠る秘密
命がけそうにも消せなかったこの農場に運命を変えるものがあるということ
雨鳴「お前らを連れてきたのも理由がある
お前らは1度水門に出会っている。水門は必ずお前らを殺しにくるだろう。だからこそあいつから全てを聞き出すんだ」
そうすると後ろから音がして3人は振り向く
水門「そうかそうか!」
とニコニコする水門がそこに現れた
鋭利「水門!!」
雨鳴「こいつが五能の水門か!?」
水門「刀のガキと氷のガキ、炎のあいつはどこに行った?あとそこのお前は誰だ」
雨鳴「日向は他の任務だ!俺の名前は雷の主"雨鳴 思想"だ!」
水門「なるほど、まぁいい。同じ主なら首貰ってってやるよ」
雨鳴「お前らは下がってろ。俺が格の違いを見せてやるよ。」
何も無い廃れた農場に突如現れた水門
雨鳴はニヤリと睨みつけた
雨鳴「俺は全てを守り抜く。この命をかけて」