ポケットモンスターノーブルバイオレット 作:ジャン=Pハブナレフ
ポケットモンスター、縮めてポケモン!この世界に存在し人と暮らしている。陸を駆け抜け、海を泳ぎ、空を飛び生きている。
ここはカントー地方、セキチクシティ。
「こら、起きなさいユウト!」
「はぁーい」
ベットから降りてきた少年ユウトは眠そうにトーストをかじる。
「全くもう、あんたは昨日もサファリパークに行ってたのね?500円のお小遣いも使い切っちゃって…」
「いいじゃーん、あそこにいるポケモンは面白いし、かっこいいしさ〜」
「ったく、あんたももうトレーナーになれる歳を3つも過ぎたのにこのままでいいわけ?」
「そりゃ、俺ももうその歳だけど…
なんていうか我が家が恋しくてですねぇ〜」
戯けた笑いをしていると母が無表情を浮かべる。
「ふぅーん、あんたはこのまま一生母さんや父さんに養ってもらうんだ〜」
「え?い、嫌だなぁ…そんなわけないじゃありませんか〜!」
母の威圧感に負けたユウトは立ち上がる。
「だったら私ユウトは宣言いたします!明日から旅に出ると!!」
「言ったわね?じゃあなにを目指すのかしら?」
「キョウさんを倒す」「うーん、もっと欲しいな」
「じゃあジムバッチ3つ」「もう一声!」
「じゃあポケモンリーグに出てやりますともよ!」
「よくぞ言ったわ!あんたは才能がありそうなのに変な時に遠慮するから一回くらい思い切り上を行く経験をしてみなさい」
「はいはい、了解だぜ!早速サファリパークに行かないと!旅のポケモンを選んでくる!」
「はいはーい言ってらっしゃーい」
サファリパーク、大自然を模した空間でポケモンの捕獲ゲームが行われているところである。
「さーて行くか!」
500円を払ったユウトがゲートを潜り抜ける。
「そうだな…」
考え事をしていると早速草むらからポケモンが飛び出してきた。
「出たなニドラン!お前が俺の最初の仲間だ!」
「二ドォ…!」
睨み付けてくるニドラン♂に対してユウトはすかさずボールを投げる。
「こい!」
するとボールが揺れた。人のものとなるゲット、その判定はボールが静止したことで分かる。
音が聞こえるかそれともボールを突き破ってしまうか、緊迫した瞬間に包まれる。
「頼む!」
祈るユウト、ボールの揺れは収まった。
「ふぅ〜まずは一匹!どんどん行くぜ!」
続いて彼が目撃したのはサイホーンだった。大型のポケモンに彼は夢中だった。
「よし!次はお前だサイホーン!!」
横からサイホーンを狙うも別の方向から投げられたボールにユウトの手が止まる。
「あちゃ〜とられちまうか。まあいいや!次だ次!」
それからユウトは歩き回るも一向にポケモンに出会えずにいた。
「くそっ、結局ニドラン一匹のままか…もう一体欲しいな」
すると近くの木々を飛んでいるストライクが見えた。
「よし!あいつだ!!」
不意を突いてストライクにボールを投げたユウトは再び緊迫する。しかし、二度揺れてからストライクがボールから飛び出してしまった。
「失敗か!けど逃さねえ!!」
すかさずもう一回投げたが、再びボールから出てしまった。
「俺は約束しちまったんだよ。めんどいかもしんねえけどやってやるんだ!頼む!俺と一緒に…!」
諦めずボールを投げるユウトの方を見たストライクは逃げもせずにジッとしていた。
「そこだ!」
ボールが投げられた。揺れ始めたボールを眺めるとすぐに音が鳴った。
「よっしゃ!ニドランとストライクをゲット!行くぜ!」
しかし、その後一行にポケモンに遭遇しなかったり、逃げられてしまったりを繰り返し彼のチャレンジは終わってしまう。
「終わりか。まあでもこの二体が手に入っただけでもありがたいな」
サファリパークを出たユウトは家へと帰ろうとする。
「ねえ、君」
振り返ると青髪の少女が立っていた。
「なんでしょうーか?」
「ユウト君だよね?私はモナ、ポケモンリーグの構成員です。君に渡したいものがあって来ました」
「なんでしょうか?きれーなお姉さんのプレゼントなんて照れちゃいますね〜」
茶化すユウトに対してモナは薄い手帳のようなものを渡した。
「君のトレーナーカードとポケモン図鑑よ、オーキド博士が作ったね」
「マジっすか?ありがとうございます!これで俺もトレーナーか〜」
図鑑を受け取って有頂天になったユウトに対してモナは立ち去ろうとする。
「あっ!そうだ!お姉さん、俺とバトルしない?」
「え?バトルたって、君ポケモンはいるのかしら?」
「いますよ、います!ほれこの二体!」
ユウトが捕まえたばかりの2匹を見せる。
「ニドラン♂とストライクか…
ふっ、いいわ!こう見えても私は強いのよ!さあ、ついてきて!」
2人はポケモンセンターに入った。
「すみません、裏庭を使わせていただきます」
受付で手続きを取っていた。
「はい!ありがとうございます、ついてきて!」
「今のなにやったんですか?」
「ポケモンセンターではたまに裏庭とか敷地内でバトルができるの。普段回復やボックスとかで色々やってるだけの施設じゃないのよ」
裏庭のグラウンドに出た2人は向かい合った。すると自動的に審判用のロボットが出てきた。
「さーてバトルは2対2、でいいかしら?」
「ええ、いいですよ!やってやりますよ!エリートを超えたスーパーエリート初心者の俺がお姉さんをギャフンと言わせてやります!」
「あらあら、じゃあその言葉をそっくり返そうかしら?お願いね、ガーディ!」
「さーて、ポケモン図鑑でっと…なるほどな!」
ポケモン図鑑で技の構成を調べた彼はバトルに心を震わせていた。
「にどげりだ!」
「あまいわ、でんこうせっか!」
ガーディがニドランよりも素早く走り出して突撃した。しかし攻撃を耐えたニドラン♂が小さな足でガーディを攻撃するもあまり通じていなかった。
「なに!?じゃあ、どくばり!」
「ふふ、ひのこ!」
どくばりが発射されるもひのこに押しとどめられて無力化され、ニドラン♂も僅かにダメージを負った。
「にらみつける!」
「遅い!かえんぐるま!!」
ガーディが火を纏って回転しながら突撃してきた。
「危ない、避けるんだ!」
「ニドおおおおおお!!」
ニドラン♂は回避が間に合わず直撃してしまう。
「ニドラン、セントーフノウ!」
「くっ…!」
「まずは一体目、さあて戻ってねガーディ」
「いけ、ストライク!」
「じゃあ私はピカチュウにしようかしら!」
「頼むぞストライク」
ユウトがストライクを見つめると軽くストライクがうなづいて両腕の剣を構える。
「ストライク、みねうち!」
「ピカチュウ、電気ショックよ!」
攻撃を受けたピカチュウは吹っ飛ばされそうになる中ででんきショックを受けた。
「ストライク!?」
すると、ストライクの動きが鈍くなった。
「これがマヒの状態、あなたは技を出しにくくなる!そしてストライクはむしとひこうタイプ、ピカチュウのでんきタイプとは相性が最悪…これで終わりよ!」
「まだだ!ストライク、でんこうせっか!」
ストライクが痺れる体でなんとか攻撃を仕掛けるが全くに当たらずピカチュウのたいあたりで倒れてしまう。
「ストライク、セントーフノウ!
ショーシャ、モナ!」
「ご苦労さま、ついてきて」
負けたはずのユウトはポカンとしていた。
「これからバトルが終わったらポケモンセンターで回復してもらうといいわ。タダで回復できるしね」
受付の人にポケモンを渡してベンチに2人が座った。
「どうだった?初めてのバトルは、悔しい?」
「いえ…めっちゃ楽しかったです!あんなにワクワクしたのは初めてだった、ありがとうございました!でも、次は俺が勝ちますよ!」
「ふふ、楽しみね。私はモナ、エリートトレーナーのモナ。またいつかどこかで会いましょう」
「はい!」
その夜家に帰ったユウトは父と母に事の成り行きを話した。
「そっか、お前も旅に出るのか。風邪ひくなよ、まあお前なら大丈夫だろうがな」
「なんかあったら帰ってきなさい」
「うん、じゃあ俺明日の朝に行くよ!」
夕食をとりベッドで睡眠を取ったユウト、日が昇り、彼は歩き出した。
このカントー地方を___
第1話はいかがでしたか?
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いいよ、次回も楽しみ
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まあいいんじゃない
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普通かな〜
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ダメだな、次回もそんな楽しみじゃないな