ポケットモンスターノーブルバイオレット   作:ジャン=Pハブナレフ

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アニポケのカスミ戦みたいな感じです。これでジムも5つ!そして話もとうとう26話の予定のうち半分となってしまいました。12話が短かったのは本当はこの会とつなげようか迷いましたが一応サイクリングロードを通る会はやっておこうということで入れましたが結構短くなってしまいました…しかし、ここからは少しは長めにできたらいいなとは考えていますので伸び伸びとお待ちください


第13話 激突セキチクジム ユウトVSアンズ

 

 家族に今までの旅の報告をしたユウトは次の日の朝家族に見送られながらジムへと歩いていた。

 

「……ここか」

 

 扉を開けた。中から芳香が漂う。

 

「来たか。エリカ先輩を下したと言う情報はこちらに入ってきてるよ」

 

「アンズさ〜ん、どこですか?」

 

「ここだ」

 

 真っ暗だった周囲に突然蝋燭の炎が見える。

 

「毒使いのエキスパートの父キョウはまだ見ぬ強者との戦いを望み旅だった。しかし、その血は絶えぬ! 私がいる限りな」

 

 アンズが煙幕と共に姿を見せた。

 

「いざ勝負!」

 

「ええ、いいですよ!」

 

 2人がボールを投げた。

 

 アンズはモルフォン、ユウトは初手にメタモンを繰り出す。

 

「ほう……久しぶりに見る」

 

「メタモン、へんしんだ!」

 

 メタモンがモルフォンに化けた。

 

「モルフォン どくどく!」

 

「無駄だ、かげぶんしんの術!」

 

 モルフォンが分裂した。

 

「みやぶる!」

 

 モルフォンになったメタモンの目が輝き、辺りを見回す。

 

「サイコキネシスだ!」

 

 メタモンの放った一撃により、アンズのモルフォンが地面に叩きつけられた。

 

「よしトドメだ!」

 

 ユウトが追い討ちを仕掛けて接近してきたが……

 

「どくどく」

 

「なに!?」

 

 避けられずに奇襲を受けたメタモンはそのまま毒を浴びてしまう。

 

「くっ! かげぶんしんだ!!」

 

「油断したな、みやぶる!」

 

「ッ! どくど……「遅い、サイコキネシス」」

 

 アンズのモルフォンが素早さでは上だったため反撃で放たれたサイコキネシスによりメタモンは倒れてしまった。

 

「メタモン!」

 

「ふっ、先鋒にしてはやるな。なかなかの判断力だったよ。しかし接近したのが仇となったな」

 

___________________________________

 

「まだだ! サンド行け!」

 

「んドォ!」

 

 サンドが現れて早々に砂かけを仕掛けるがモルフォンには当たらない。

 

「そんなものは無意味だ!」

 

「どうかな? どくばり!」

 

 飛びかかって顔面にどくばり攻撃をすることでモルフォンが怯んだ。

 

「きりさく!」

 

 攻撃を受けたモルフォンが倒れた。

 

「ほう……流石だ」

 

 アンズは冷静だった。

 

「行けアリアドス!」

 

「アリアドスだと!?」

 

「作用、鍛錬の場にいた我が友なり____さあどうする!?」

 

「……行け、ストライク!」

 

 サンドを引っ込めてストライクが現れ、早々にアリアドスを腕の鎌で攻撃してきた。

 

「血の気が多いようだな!」

 

 アリアドスがストライクを弾いて糸を吐いてきた。

 

「アリアドス、ナイトヘッド!」

 

 アリアドスが自らの顔の幻を撃ち出す。

 

「かわしてつばさでうつ!」

 

 攻撃を回避し、一気に距離を詰めて接近するが……

 

「こわいかお」

 

 アリアドスが怖い顔を浮かべたことでストライクの動きが鈍くなってしまう。

 

「ッ! しまった!」

 

「ギガドレイン!」

 

 動きの鈍いストライクを捉えて、牙を体に突き刺し体力を吸収していく。

 

「ストライク、諦めるな! きりさく!」

 

 弱りながらも切り裂く攻撃を仕掛けなんとか拘束を解いたが、すかさず反撃を受けてしまった。

 

「ストライクッ!?」

 

___________________________________

 

「これで半分だな。君の手持ちは残り3体、私はまだ2体……実に甘いな」

 

「なに?」

 

「君の弱点は知り尽くしている。力押しでギリギリの逆転に賭けようとしている。ポケモンの強みはうっすらと分かっていてどう動かすか判断できているのは褒めておくよ。

 

 けれども父の技を継いだ私には届かない! それだけじゃない。君にこの先の3人に勝てるヴィジョンはない!」

 

「なんだって?」

 

「例えばグレンジム、クリムゾンバッジのカツラ! 情け容赦ない豊富な知識を燃料とした業火に焼き尽くされるトレーナーは数知れず……

 

 ヤマブキジム、ゴールドバッジのナツメ! 生まれながらの超能力者で摩訶不思議の天才トレーナーでその力はとても計り知れない……

 

 そしてトキワジム……グリーンバッジのグリーンは得意とするタイプを持たないトレーナーだがポケモンへの愛情や知識は全てのジムリーダーが認める四天王に最も近い男だ」

 

「……」

 

 アンズによりユウトが息を飲む。

 

「さあどうした? あなたのポケモンを出せ。バトルしてこの先に進んでみなさい!」

 

「やってやるよ! 俺は最後までとことんやってやる、行け サンド!」

 

 サンドがアリアドスにすなかけを仕掛け目潰しを測る。

 

「アリアドス、いとをはく!」

 

「すなかけ!」

 

 口から吐かれた糸が砂を包み込み込んで無力化された。

 

「こわいかお!」

 

「すなかけ!」

 

「なに!」

 

 アリアドスの目に砂が入り込んでしまうのを見逃さなかったサンドは乱れひっかきで執拗に攻撃する。

 

「攻撃の手を緩めるな!」

 

 サンドが何度も全身を引っ掻くがそれでもアリアドスは倒れない。

 

「サンド、きりさく!」

 

 攻撃の手を緩めて一瞬の隙を逃さなかったアリアドスがギガドレインを仕掛けようとしたが、攻撃外れアリアドスが倒れた。

 

「ほう……面白い! ならば行けマタドガス!!」

 

「ふゆうか……」

 

 そう呟くとサンドを引っ込める。

 

「ユンゲラー行け!」

 

 ユンゲラーがスプーンを構える。

 

「エスパータイプか……面白い!」

 

 マタドガスが口からヘドロを吐くがユンゲラーは冷静に回避してなおも吐き続けるヘドロを壁のようなものを形成してガードする。

 

「リフレクターは物理を半減するがヘドロばくだんを止めることはできない!」

 

 アンズの言葉通りにヘドロばくだんはリフレクターを覆い始め次第にユンゲラー本体へと流れようとしていた。

 

「ユンゲラー、ねんりきだ!」

 

 リフレクターでヘドロばくだんを抑えながら片手で念を唱えるとリフレクターがマタドガス目掛けてとんできた。

 

「リフレクターを強引に念力で動かした!?」

 

「まずい!」

 

 マタドガスがヘドロばくだんをやめるが回避が間に合わず正面からリフレクターを受けてしまう。

 

「なんだと!」

 

「サイケこうせん!」

 

 追い討ちで仕掛けられたサイケこうせんによりマタドガスはあっさり倒されたのだった。

 

 

 

「……ふっ、面白い! ならば切り札で迎え撃つ!!」

 

「来るか! なら俺も切り札を見せてやる!」

 

 ニドリーノである。

 

「面白い……行けクロバット!」

 

「クロバットだと!?」

 

「ゴルバットとの信頼を築いた先に待つのがこのクロバットだ! 君のニドリーノで勝てるかな?」

 

「ニドリーノ、にどげりだ!」

 

 ニドリーノがジャンプしてにどげりを仕掛けるも当たらない。空中で身軽に動けるクロバットはすぐさま反撃を仕掛けてきた。

 

「つばさでうつ!」

 

 正面から突撃してきたためニドリーノが吹っ飛ばされた。

 

「まだだ、つのでつく!」

 

 再び飛び上がって攻撃するも、かすり傷を受けた程度でクロバットは健在だった。

 

「あやしいひかり!」

 

「避けるんだ!」

 

 クロバットの攻撃を回避したニドリーノだったが先程同様に攻撃を当てられない。

 

「クロバットには空がある。君のニドリーノはどうやって立ち向かう?」

 

「そうだ……!」

 

 ちょうおんぱを発生させてきてニドリーノが怯んで動けなくなってしまう。しかもユウトは命令しない。

 

「話にならないな……もういい! つばさでうつ!!」

 

「……今だァッ!!」

 

 ユウトの合図でニドリーノが正面からつばさでうつ攻撃を受ける。

 

「なにを考えているかと思えば……?」

 

(待てよ……なぜ正面から攻撃を?)

 

 アンズが勝利を確信したがすぐに首を傾げる。その間にクロバットが上空へと舞い上がるが背中にはニドリーノが張り付いていた。

 

「なっ……!? 無防備な背中を狙うなんて……」

 

 唖然とするアンズの目に見えるのはクロバットを背中から小突くニドリーノだった。

 

「クロバット! 振り落とせ!」

 

「ニドリーノ、そのままつのでつくんだ!」

 

 振り下ろすべく飛び回るクロバットにしがみつくニドリーノはつので攻撃しやがて両者は建物の壁に激突し、二体とも倒れてしまう。

 

「両者相打ちか……だが形式上は君の勝ちか」

 

「飛んでいるなら背中からの攻撃は弱いんじゃないか、そう思っていたんです」

 

「ふふ……そうか」

 

「あの、どうしてクロバットにだけはどくどくを覚えさせてはいなかったのですか?」

 

「……どくどくは父の技だからだ。何から何までを真似るのは違う。私のクロバットはズバットの時から共にいた相棒だった。その相棒くらい、自分の手で育てて自分だけの毒で勝負させたかったんだよ」

 

 アンズが懐からバッジを取り出してユウトに渡した。

 

「君の技をどこまで届かせられるのか、見せてもらおうか。私はこれからここでチャレンジャーを待つ。いずれまた再戦するのを楽しみにしているよ」

 

「はい!」

 

 ユウトは一礼してジムを出た。

 

「これで残るバッジはあと3つ! 次はグレンジムだ!」

 

____________________________________

 

 意気揚々でジムを出て港で船に乗ろうとしたユウトだったが……

 

「あれ? あの!」

 

 窓口の受付スタッフに尋ねる。

 

「なんでしょうか?」

 

「どうして、グレンタウンの直航便がないんですか?」

 

「ああ、グレンタウンは現在原因不明の噴火で人が避難してるんですよ。それで現在はふたごじままでしか行けなくなっているんです」

 

「え!?」

 

 唖然とするユウト___グレンタウンはもうない

 

 現在

 ジムバッジ 5つ 残り3つ

 




さてバッジも5つですが…

残り3人のジムリーダーでナツメが残ってしまった理由はまだ話す時ではありませんがカツラに関してはもうジム戦どころじゃないほどの災害に見舞われてます。金銀ネタでしょうがグレンタウンはポケモン屋敷っていうスポットがあるけれども今後の話の展開的に噴火させといたほうが魅力じゃね?ということからポケモン屋敷は没としました。ミュウツーに関する文書はこの作品では出てきません。ジムバッジもある程度集めたら先にやっつけないといけない奴らがいるのであと数回くらいはそいつらとの戦いになると思います。


更新がだんだん週1どころじゃなくなると思いますが夏頃までには完結させますのでよろしくお願いします
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