ポケットモンスターノーブルバイオレット 作:ジャン=Pハブナレフ
ユウトはクチバシテイから見知った道路を歩いていた。
「まさかここにもう一回来ることになるなんてな」
待ちて通った街、シオンタウンが目の前に見えてきた。
一度ユウトはクチバからヤマブキにつながるゲートを通ろうと試みたが、警備員により通行止めを喰らい止む無く迂回することになったのだ。
(ヤマブキ経由が一番近いと聞いていたが迂回するなんてな…
とはいえ、この2体がその道中で手に入ったのは思わぬ収穫だ)
その途中、彼は新たにアーボにサンドを手持ちに加えていた。
「アーボとサンドが手に入ったのはよかったが6体しかもってけないからな〜」
ユウトがグチをこぼしていた。そうこうしているうちにシオンタウンは眼前に迫っていた。街並みはさほど変わっておらず人々の様子も相変わらずだった。
「まあそうだよな、数日経ったくらいで街の雰囲気は変わんないか」
シオンタウンにはポケモンを愛するフジ老人がいる。ユウトは旅先で初めてその噂を聞いていたがさほど興味もなく街を素通りしようとしていた。
「どうすっかな〜ひとまず今日はポケモンセンターに泊まろうかな」
ユウトがポケモンセンターに向かい入り口に入ると向かい側から見知った人物を見かけた。
「あら、ユウトくん!お久しぶりね」
「モナさん!」
「君もすっかりトレーナーが板についたって感じね、後輩トレーナーが増えるのは嬉しい限りだわ!」
「はは、そんなことないですよ。今のところまぐれで3つ持ってるだけですし…」
「ふぅーん、そうなの」
モナがニコニコしながら話を聞いていた。
「どうかしたんですか?」
「ううん、なんだか旅を楽しんでるんだなぁって思っただけだから」
「そうですか…というかあなたはどうしてここに?」
「ちょっと気になることがあってね。ここの近くのむじんはつでんしょで異常な爆発事故が発生したの。それの調査なんだけど…」
モナが立ち上がて笑みを浮かべた。
「久々にバトルしてみない?」
「え…?」
「バッジを手にしたあなたと3対3のバトルがしたいの。いいかしら?」
「はい!俺もあなたに実力を見せたいんです!」
2人はポケモンセンターの奥のバトルフィールドに向かった。
__________________________________________
「さーて行くわよ!お願いね、タッツー!」
「行けビリリダマ!」
タッツーとビリリダマが睨み合う。
「タッツー、えんまく!」
「ビリリダマ、いやなおと!」
煙幕を張ろうとするタッツーよりも早くビリリダマが嫌な音を放って動揺させた。
「そのままスピードスター!」
「こうそくいどう!」
高速で回避するもビリリダマのスピードスターが命中してしまう。
「やるわね、でもこれならどうかしら!」
タッツーが高速移動しながら水鉄砲をあらゆる方向から同時に噴射した。
「くっ!スパークだビリリダマ!」
ビリリダマのスパークが放たれるも絶えず動き続けるタッツーには電撃が命中しなかった。
「だったら…じゅうでんだ!」
「ふぅーん…充電して一気に行くつもりね。そうはいかないわ!タッツー、たつまき!!」
たつまきを発生させビリリダマが吹っ飛ばされてしまい地面に落下する。
「ビリリダマ、戻れ!」
戦闘不能にはなっていなかったものの、一旦ビリリダマを引っ込めたユウトは身構える。
「行けゴース!」
「ふぅーん…君はそう来るのね!」
「さいみんじゅつ!」
背後に回り込んだゴースがすかさずタッツーを狙う。
「ナイトヘッドからのゆめくいだ!」
ゴースが至近距離からナイトヘッドを浴びせ、倒れたタッツーの体力が吸い取られた。
「タッツー戦闘不能!」
「なるほどねゴーストタイプなんてキクコさんみたいな戦術だけど勝負はここからよ!」
モナが続いて呼び出したのはガーディだった。
「行けゴース、あやしいひかり!」
「ガーディ、かみつく攻撃!」
ガーディがかみつくとゴースは動きが鈍くなった。
「あくタイプはゴーストタイプには有利なの。まだまだ行くわよ!ひのこ!!」
ガーディも口からひのこを放ってゴースを追い込む。
「ナイトヘッド!」
攻撃を仕掛けるゴースだったがガーディはびくともしない。
「かえんぐるま!」
「よけろゴース!」
回避するゴースだがガーディの炎を浴びてしまった。
「まずい!」
「ガーディそのままひのこ!」
ひのこを正面から受けてしまったゴースはそのまま倒れた。
「だったら!ニドリーノ!」
「ふぅーん…だったらお願いね、ヘルガー!」
ガーディを引っ込めて繰り出したのは黒い犬の姿をしたポケモンだった。
「ヘルガー!?」
「ジョウトのほうに出張してたときにゲットしたのよ」
「行け!どくばり!」
「かみつく!」
どくばりを撃ち出すもヘルガーには大した効果が見られなかった。
「だけどニドリーノには!」
「そう、どくのトゲがある。だけど私のヘルガーは倒せない。かえんほうしゃ!!」
ヘルガーが毒を浴びてなおかえんほうしゃを余裕で繰り出す。
「だったら!にどげり!!」
ニドリーノもヘルガーに連続で蹴りを浴びせる。
するとヘルガーが体制を崩した。
「効いてる!よし、もう一度にどげり!」
「させないわ!かえんほうしゃ!!」
もう一度かえんほうしゃを放つもニドリーノが執念でヘルガーに飛びかかってにどげりを仕掛けた。
しかしニドリーノの攻撃は届かずそのまま力尽きて倒れてしまう。
____________________________________________
「やるわね、ヘルガー相手に引き分けるなんて」
「でも今のバトルは完全に押されていました。参りました、俺の負けです」
「あら?いいの?」
「ええ、いくら負けず嫌いのビリリダマとは言えガーディのスピードやタッツーには勝てません」
ユウトが俯く。
「でもずいぶん強くなったわね!ポケモンの特性を生かして相打ちにもつれ込む、初見のポケモンに対してあそこまで立ち回れるのは流石ね!」
「ありがとうございます」
「それで君はこれからどうするの?」
「タマムシシティに向かいます」
「そう、ジムリーダーのエリカさんね。彼女はくさタイプの使い手、相性だけで押せるかもしれないけれど手強い草タイプがいるわ。油断しないことね」
「はい!ありがとうございました!!」
それからポケモンを回復させたユウトはタマムシシティへ向かった。
「さてと…行きますか、アズマオウ!」
モナがアズマオウの背に乗ってむじんはつでんしょへと向かった。
「タマムシシティには地下道を行くらしいな。でもその前にトレーナーたちで腕試しだ!」
ユウトはさらなる強さを手にするため、トレーナーたちとバトルを仕掛ける。そしてタマムシシティが目の前に迫っていた。
タマムシは虹色 夢の色
虹色の大きな町
ジョウトからヘルガーを登場させましたが今後モナの切り札として登場させます。彼女のイメージとしてはポケモンリーグ前に主人公に頑張れっていうエリートトレーナーのモブです。プレイ中にこれは使えると思い使わせていただきました
さて次回はタマムシシティ、ですがタマムシシティで有名なのといえばゲームコーナーにデパートですね?次回はそこを取り上げていきます