がっこうぐらし! RTA 全員生存END 参考記録   作:相感

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元々某ISを見て、完成度にブルっちゃうよしてて、がっこうぐらし!のSSまで書かれて読み専になろうと思ったら気がついたら書いちゃってたので初投稿です。


RTA開始~パンデミック開始まで

 空前のRTAブームに便乗したRTA、はっじまーるよー!

 

 今回走るのは「がっこうぐらし!」、様々なキャラクリと豊富なシナリオ、そしてクソみたいな難易度の戦闘がウリの今流行りのゲームです。

 計測開始は先駆者様に習って、「はじめから」を選択してからエンディング後の「つづく」が表示されるまでとします。

 「卒業」しても大学生編が始まるからね、つづくのは当たり前だよなぁ?

 キャラクリは……フヨウラッ! ランダムガチャイクゾー!

 キャラクリなんて時間かかる行為、RTAでは必要、ないです。

 目標はSZKちゃんですがランダムなためここで膨大なリセゲーが始まります(1918敗)

 先駆者兄貴はSZKちゃんをレアキャラと言ってましたが、それもそのはずこのゲーム、キャラクリして得られる初期技能が重要になります。

 通常プレイならば神スキルになるものも、RTAでは屑スキルになるものも多いです(工作系)

 スタミナ系はいいぞぉ、ジョジィ……回避系もだ。

 

 ………………どぼじで男キャラなのぉおおおおおおおお!!!!!

 

 失礼、取り乱しました。

 そういえば視聴者様方は、このRTAで女主人公が多いと思ったことはありませんか?

 ホモだから当たり前だよなぁ? とか申し訳ないがノンケはNGと思った人はクッキー☆を114514回リピート再生してホラ。

 

 ぶっちゃけノンケはNGがあってるんですけどね初見さん。

 このゲーム、友好度、愛情度という数値があり、愛情度MAXで恋人になることが出来ます。

 通常プレイで好みのキャラとイチャコラしてぇ!! とソッコーで愛情度をMAXにしてイチャコラに勤しんだり、最後の最後で死んで泣き顔を見た兄貴姉貴たちも多いでしょう。

 実はこのゲーム、異性間だと愛情度が上がりやすいんですよね。

 なんの問題ですか♂ なんの問題もないよね……これがあるんですわ。

 

 修羅場ァ……ですかねえ(ジャガー構文)

 ハーレムプレイでよくあるアレです、ハイ……。

 愛情度が高いキャラが複数いると修羅場というイベントが発生します。

 

 「命かかってる土壇場ダルルォ!? 命かかってるからやってんだよ!!!(開発者インタビュー原文ママ)」

 

 まぁ、原作ではありえない、キャラたちが武器片手に大乱闘する姿は見ものではあるんですが(当然バッドエンドルート)

 RTAではスキルポインヨの取得のため、積極的に彼らと戦うために意外と愛情値が稼ぎやすいというデータがあります。

 修羅場が発生すると最悪、りーさんがエンカウントするだけで包丁刺してDEAD ENDさせてくる、どこぞの絢爛舞踏ゲームキャラみたいなことになります。極まった人だとこの状態からクリアさせるとかいうマゾプレイするとか聞きましたがマジですかねえ?

 

 話が逸れ過ぎましたね、上記の理由からノンケはN……おっファッ!?

 君は行方不明になっていた「本田紅葉」くんじゃないか! RTAイクゾー!!

 

 彼は優秀なサバイバーです。スキルに「忍者」を持っています。

 アイエエエエエエエ!? と思ったあなた、彼は忍者であってニンジャではない、いいね?

 アッハイな方は彼で通常プレイするとかなり楽にクリアできます。

 「忍者」ですが「暗殺」、「発見」、「聞き耳」、「工作」の複合スキルになってます。

 強い! 絶対に強い! と思うじゃろ? 彼はデメリットスキルも持ってます。

 「寡黙」、口数が少ないため会話によるSAN値回復なしや一部イベントが短縮されるという効果があります。

 ただしRTAではこのデメリットはないに等しいです! それならばやるしかねえ!!

 技能ポインヨはすべて持久力にまわしてイクゾー!

 

 OPはスキップできないため等速で皆様にお見せします。飽きた? 俺も見たんだからさ(893敗)

 まぁ、OP中に今回のRTAのチャートをちゃーんと見せます(HHME)

 王道を行くぅ、全員生存ルートですかねえ……。

 先駆者様をリスペクト……ではなく、これが一番安定してるチャートだからです。

 やっぱ数は力なんやなって、拠点防衛とか食料回収やらは一人だと狂いそう、狂う! と忙しくなるのである程度自動でやってくれるキャラが増えるのはタァイム的にもうまあじです。

 そろそろOP終わりますね、開始位置はランダムなので下手すると下校中ってこともありますあります。

 個人的にはめぐねえと会える「職員室」、ゆきちゃんがいる「教室」、メスゴリラ姉貴がいる「校庭」スタートがベネですねえ。

 今回は……「屋上」!

 マジすか(棒読み)

 

 まぁ、りーさんに挨拶してから校内に戻るってルートに変更し、しますよ(ヌッ)

 ほいじゃサクサクっと挨拶して校内にもど……

 

「どこに行くの紅葉? 手伝ってくれるって言ったじゃない」

 

 ンンンンンンンンンンンンマッ!? アァッ!??(予想外の言葉に混乱中)

 なんで? なんで? なんで?

 (愛情度)持ってないじゃーん!! それに引き継ぎプレイじゃなくてニューゲームスタートだからこんな愛情度が5以上のときに出るセリフ出すわけないじゃーん!

 さてはリセットしすぎてフラグがバグったのか!?

 

「全く黙ってればかっこいいっていう中二病設定捨てない? 幼馴染だから付き合ってあげてるけど、友達だったらアウトよ、あなた」

 

 あっ、そっかぁ(MUR顔)

 幼馴染パターンですねコレワ……ver2.0から追加された幼馴染設定ですね。

 これによって色々なキャラの幼馴染になれると聞いて、幼馴染属性持ちの友人が歓喜してましたね。ただ幼馴染は敗北者じゃけえ……。

 ちなみにランダムで幼馴染につくのは珍しいです、こういうのもあるからちゃーんと見なきゃいけないのになぁ。

 ただリセットに疲れたので続行します(RTAの屑)

 ここで重要なのはりーさんの言葉には絶対服従することです。

 ブッチッパしてもいいですが、不信感を持たれて思わぬところでメガトンコインするのがりーさんです。

 発売当初、お姉さん属性に惹かれた奴らの阿鼻叫喚は記憶に新しいですね(当事者)

 

 りーさんの畑仕事を手伝います。若干体力が削れますが、救済処置なのかアウトブレイクのイベント後に全回復してます。

 あっ、そうだ(唐突)、へい、りーさん今育ててるものはなんだっけ?

 

「えっ? 何ってあなたも一緒にやったでしょ?」

 

 なんとここで育てていた野菜を選べます。

 あぁ~いいっすねえ、迷わずキャベツとカボチャを選びましょう。

 先駆者兄貴はサツマイモを積もってましたが、カボチャもいいゾ~これ(先駆者の努力を顧みない屑)

 わっせわっせわっせ(少年屋上菜園中)

 

「……ねえ、土弄って暮らすのもいいと思わない?」

 

 選択肢で「嫌でござる」なんて選ぶもんなら、りーさんのSAN値がぐぐーんと下がって、最悪アウトブレイク後に屋上から飛び降ります(1敗)

 無難な選択肢を選びましょう。幼馴染キャラは愛情度が上がりやすいのでルートにはいちゃ…ったぁ! なんてことになればたぁいむが死にます(真顔)

 「……考えておく」くらいならママエアロ。

 

「ふふっ、言質取ったわよ?」

 

 怖いなぁとづまりすとこ。

 でもりーさんがお嫁さんとか夜の生活は最高やろな(ノンケの屑)

 ここでゆきちゃんを連れてめぐねえがやってきます。

 オッスオッス。

 

「こんにちは、少し見学させてもらっていいかしら?」

「わぁ~」

 

 ゆきちゃんが目を輝かせていますが、挨拶だけにしましょう。

 序盤は不確定要素が多すぎて、先駆者兄貴たちも阿鼻叫喚になっているので多少はね?

 貴重なゆきちゃんの悠里さん呼びを堪能しつつ、心配そうにやわらかスマホを見ているめぐねえに話しかけましょう。ここで話しかけるとかけないとでは、のちのイベントのSAN値減少に変化が出ますので。

 

「えっ? えぇっとなんでもない、なんでもないから大丈夫よ!」

 

 そしてめぐねえが同僚の先生から電話を受けますので、気付かれないようにスコップを取得しましょう。

 忍者ですので片手持ちできる武器には補正がかかるからです。あとシャベルを先に取得してしまうとくるみちゃんの覚醒イベントがキャンセルされて、最悪死にます(1敗)。通常プレイなら絶望と声優姉貴の迫真ボイスを堪能しましょう。

 おっと、校庭から悲鳴が上がりましたね、ほんへ開始です。

 

「な、なに?」

 

 りーさんが困惑して屋上から校庭を見ようとしますが止めましょう。

 絶賛お肉パーティ ブシャ生肉だらけだよが開催されているので、ここでもりーさんのSAN値が減少します。

 幼馴染キャラじゃなければ振りほどかれるので、りーさんの序盤のSAN値を維持したいのであれば幼馴染を選択しましょう。筋肉ゴリラマンでも強制イベントなのか振りほどかれます(10敗)

 「様子を見てくる」と言って、屋上から出ます。

 「忍者」ですので若干移動スピードが早いため、邪魔されることなく屋上から出られます。

 りーさんのSAN値が心配ですが、ここでは経験値のほうが大事です、イクゾー!!

 

「ま、待って!!」

 

 屋上から出るとくるみちゃんと覚醒素材先輩が駆け上がってきています。

 

「ッッッ!?? なにしてんだ、早く逃げろ!!」

 

 「早く行け、ここは食い止める」と選択肢、くるみちゃんと覚醒素材先輩を行かせましょう。

 くるみちゃん覚醒イベントで全員のSAN値が下がりますが、なんとかなります、してみせる!(強者の風格)

 初、彼らとの戦闘です……が実はここ無限湧きなんですよねえ。

 いや解析班によると限度はあるらしいですが、全滅させるには四時間ほどかかるのとあまりの容赦のなさで全員の好感度が0になります。

 なので規定のスキルポインヨが得られたら撤退し、イベントで次の日を迎えます。

 見どころさん!? があまりないので今回はここまでにいたします。

 

 

 

****

 

 

 

 

 私の幼馴染は忍者だ、と言ったら笑われるだろうか?

 本田紅葉。寡黙で何考えてるかわからないと言われて、私以外とはあまり喋らない彼。

 ただ話すと優しい人だというのはわかる……わかりにくいけどね。

 いつもどおり彼と妹と一緒に登校して、いつもどおり彼と授業を受けて、いつもどおり彼とご飯を食べて、いつもどおり彼と園芸部をして過ごす。

 冗談半分本気半分で将来のことを話してみた。

 

「……考えておく」

 

 やったとガッツポーズをする。

 彼の考えておく、は“やってもいい”と同義だということは長い付き合いでわかってる。

 つまり将来は一緒にいてくれるということだ。

 るーちゃんも彼のことを気に入ってるし、三人で暮らすのも悪くない。そう思ってたときに邪魔が現れた。

 佐倉先生とゆきちゃんと呼ばれた生徒だ。

 せっかく彼と二人きりになれるように、他の部員には辞めてもらったのに見学なんて……ただ変な噂が立っても困る。

 それに私と彼の育てた野菜を褒めてくれるゆきちゃんは悪くない。

 ……視界の端で佐倉先生と彼が話すのを見るまでは、だけどね。

 

「……大丈夫ですか?」

「えっ? えぇっとなんでもない、なんでもないから大丈夫よ!」

 

 珍しいどころの話ではない。彼が誰かと話すなんて一年に数度あるかないかだ。

 佐倉先生が綺麗だからだろうか? あのとても二十歳を超えた女性とは思えない童顔に巨乳、クラスの男子たちもいいと言っていた。

 ……スタイルなら負ける気がしないのにッ。

 

「きゃあああああああああ!?」

 

 甲高い悲鳴が上がった。

 なんだろうと声のした方に行こうとすると、彼が肩を掴んで私を止めた。

 

「行くな……血の匂いがする」

 

 彼の真剣な表情に私は息を飲む。

 血の匂いと彼は言ったか? リアル忍者である彼がそういったのなら『そういうこと』なんだろう。

 見たいという好奇心はなくなり、ただならぬ様子を感じ取ったのか震えているゆきちゃんを抱きしめる。

 

「……様子を見てくる」

「ま、待って!!」

 

 瞬間移動でも使ったんじゃないかって言うほど、彼は早かった。

 止める暇もなく、私や佐倉先生の横をすり抜け、音もなく屋上から出ていく。

 追いたい気持ちはあった、けれど彼が本気になる事態が本当に起きているなら足手まといでしかない。

 数秒後に扉の向こうから怒鳴り声が聞こえ、扉を叩く音が聞こえた。

 佐倉先生が確認しに行って、知り合いの声だったのか扉を開けて迎え入れる。

 

「恵飛須沢さん!?」

「先生、この人を頼むッ!! 私はあのバカを止めてくるッ!!」

 

 血だらけの男子生徒を床に下ろすと、恵飛須沢と呼ばれた女子生徒は扉を開けようとするが私は肩に手を置いて質問する。

 

「今はここから動かないほうが良いわ。それに行ったのは私の……その、と、友達よ! 大丈夫、鍛えてるからよっぽどのことが無い限り大丈夫よ!」

「そのよっぽどのことが起きてるんだって!!」

 

 錯乱しているのか、一向に落ち着かない恵飛須沢さんに苛立ちを覚える。

 私だって好きに行かせてるわけがない、けど本当にどうしようもないなら私が行っても邪魔になるだけ……ッ。

 

「下はもうダメなんだよ、もうあいつらが……」

「あいつら……?」

 

 彼女の言葉が引っかかる。

 あいつら? あいつらとはなんなの? そんな考えが頭を巡ったときに、さっきまでうずくまっていた男子生徒がムクリと立ち上がった。

 

「せ、先輩?」

 

 返事もしない彼はゆらゆらとおぼつかない足取りでこちらに向かってくる。

 表情が見えたとき、私は凍った。

 人間の顔じゃない、もっと違うナニカの顔。

 アレはなんなの……?

 一歩一歩近づく彼に、恵飛須沢さんは何も出来ずに立っているだけだった。

 ソレは恵飛須沢に手を伸ばしながら……いや、違う、伸ばしてきてるのは私にだ。

 

「悠里さんッ!!」

 

 ゆきちゃんの声が遠くに聞こえる。

 嫌悪感から後ろに下がった私の足に何かが当たる……大きなスコップだった。

 『ソレ』は私の制服を掴むとよだれを垂らした口を開けて、私に向かってくる。

 ……このときの私の感情は怖い、とかではなかった。

 

 ――――気持ち悪い。

 

 嫌悪感から手を引き剥がすと、地面を転がりながらスコップを手に取る。

 丁度いい重さ、コレなら眼の前のアレくらいなら潰せると思った。

 

「……えっ? 何する、の? 止めて、止めてぇええええええええええええ!!!!」

 

 呆けていた恵飛須沢さんの声が聞こえる。

 止める? 何に対して? コレは私に乱暴しようとしたのに? 十年以上、彼のために磨き続けたこの体に対して?

 

 ――――ふざけないで。

 

「……ッ!」

 

 感情のままシャベルを振り下ろした。




○本田(ほんだ)紅葉(もみじ) ステータス
 ・「忍者」
  文字通りの忍者、ただし壁走り、分身のジツ、瞬間移動、身代わりなどは使えない。代わりに「暗殺」、「発見」、「聞き耳」、「工作」のレベル1相当のスキルが使用可能。ただしレベル2になるには上記のスキルLv2までに必要なスキルポイントの合算したポイントが必要(つまり4ポイントなら4×4で16ポインヨ必要)

 ・「寡黙」
   コミュ障ではなく、喋らないだけ。会話による正気度が回復が無くなり(好感度上昇がなくならないとは言ってない)、一部イベントが短縮される。通常プレイならRPに必要なスキルではあるが、ソレ以外なら要らないデメリットスキル

○基礎能力
体力:ふつう
筋力:ふつう
知力:ふつう
直感:アカン死ぬぅ!
持久力:アイエエエエエエエ!? ニンジャ、ニンジャナンデ!?



カラテ:彼らしすべし慈悲はない



がっこうぐらしRTA流行らせと言われたので書きました。
いつもどおり続くかどうかは……んまぁそうわからないですね。

そういえば学園生活部メンバーで好きなの誰?(チョーカー姉貴と圭ちゃん省いて申し訳ナス!)

  • ゆきちゃん
  • くるみちゃん
  • りーさん
  • めぐねえ
  • みーくん

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