がっこうぐらし! RTA 全員生存END 参考記録 作:相感
11/26追記、特大ガバがあったので修正しました。なーんで階段が2つなんですかねえ、屋上含めて3つじゃねえかお前(作者)の頭ガバガバじゃねえか(嘲笑)許してください、なんでもはしませんから!!
りーさんがクソやべー地雷キャラだと思われても、そのとおりと返すしかないRTAはーじまーるよー!
今回は倍速中の3階掃除中に、幼馴染ルートの利点と欠点を軽くお話します。
まず利点ですが、特定キャラの好感度が上がるためそのキャラに不都合な行動を取り続けなければ、まずハブられたり、彼らの群れに出荷よーなんてことはありません(ないとは言ってない)
ここで高校編の幼馴染ルートの各キャラの簡単なボーナスを書きます。
ゆきちゃん:全キャラの初期好感度の上昇
クルミ・クルミ:「体力」「筋力」「持久力」ボーナス、戦闘スキル一つランダム取得
りーさん:家庭菜園の初期配置決定、菜園で育てた野菜のボーナス
めぐねえ:防衛時に全能力アップ、回避系スキル一つランダム取得
エロガーターベルト(みーくん):「知力」ボーナス、工作スキル一つランダム取得、初期スタートがショッピングモール
圭ちゃん:「直感」ボーナス、索敵スキル一つランダム取得、初期スタートがショッピングモール
チョーカー姉貴:スキル「ムードメーカー」取得、全キャラとの好感度に+補正と-になる場合、一定確率でフォロー。開始地点が校内のどこか(ランダム)
正直RTAではくるみ姉貴一択ですが、通常プレイではチョーカー姉貴がおすすめです。サバサバして、他幼馴染ルートのキャラと違って、他キャラと恋仲になっても笑って祝福してくれます(なお裏で号泣してる模様)。ただ彼女と恋仲になったら、二股は止めましょう、絶対にバレて「血と嫉妬の狂乱」ENDか「ずっと一緒ダヨ」ENDになります(一敗ずつ)
ここまで読んだ兄貴は幼馴染ルートでは利点ばっかやんけ! と思うでしょうが、コレは製作者の罠です。
欠点として幼馴染キャラは主人公、つまりプレイヤーキャラに執着します。
特にゆきちゃんルートではそれが顕著なため、幾人ものホモたちがあのピンク色の悪魔にメガトンナイフされました(敗北数計測不能)
RTA的に不利ですが、フォローしてくれるキャラがいるというのはありがたいんですよねえ。
コメントでも指摘がありましたが、無双しすぎるとキャラにドン引きされることがあります。そら(元人間を躊躇なく死体にすれば)そうなるよ。
ただそこがRTAプレイヤーとしての腕の見せどころさん!? なので、みんなも通常プレイ、キャラクリランダムプレイしよう!
以前も話しましたが3階は、序盤で制圧を想定してるおかげかかなり制圧が楽です。
無限湧きではないため、教室ごとに「聞き耳」をして大まかな数を把握、釣りだして転倒、暗殺コンボで確実に倒していきます。スタミナが不安であれば、屋上に続く階段で休息しながら戦いましょう。
二日目は3階を制圧して、バリケード設置できればコレで万事OKだわ(チャー研)
このとき掃除ロッカーなど、人一人隠れられそうな場所は片っ端から開けておきましょう。
下手に放置しておくと、かれらがこんにちは、ようこそリセットへとなるので目をさらにしましょう(50敗)
おっとそろそろ掃除(暗殺したかれらを窓から投げ捨てる作業)が終わりそうです……なんで等速に戻してるんですかねえ?
「ヒッ……」
おっファッ!? チョーカー姉貴!? 君はトイレに引きこもっているはずのチョーカー姉貴やんけ!?
いや、マズイですよ!? 3階制圧したから軽く60体以上は屠ってる主人公兄貴の格好は血まみれです。
好感度も愛情度もないチョーカー姉貴がこんな状態みたら……。
「う、うぁあああああああああああああ!???」
あっ、おい待てい(ガチ焦り)
脇目も振らずに逃げるチョーカー姉貴にたまらずメニューを開きます(完全なるガバ)
やべえよ……やべえよ……朝飯食べたから(スタミナ回復ボーナス)。
……ここでオリチャーを発動します!
まずはスキル画面に行き、「投擲」と「ホバク・ジツ」を取得します。
本来なら持久力にガン振りチャートなんですが、誤差だよ! 誤差!! 序盤なので挽回出来ます出来ます。
そのままメニューを閉じずに、装備画面で適当に投げられるものを選択し、メニューを閉じて「投擲」スキルを使用してチョーカー姉貴の足に当てます。
イヤーッ!!
「ンアーッ!?」
ギャグみたいな流れですが、忍者をとって投擲すると主人公が喋るようになって当たるとどんなキャラでも上記のような叫び声をあげます。男ならグワーッ、女ならンアーッと……開発スタッフはヘッズ、はっきり分かんだね。
とりあえずこれでコケるので、再度メニューを開いて適当な紐類のアイテムを選択します。
続いて「ホバク・ジツ」を使用します。レベル1程度の縛りでは簡単に抜け出されますがRTA走者には問題ありません。
そのまま肩にチョーカー姉貴を乗せて、ほら(屋上に)いくどー。
「なっ!? 離せ!! 離せよ!! こんの変態ッ!!!!!」
ジタバタと暴れるチョーカー姉貴のせいで、ただでさえ少ないスタミナと体力がガリガリ削られて気持ちがいい(錯乱)
かれらのドロップ品とチョーカー姉貴を抱えているせいで、重量オーバー状態のため移動速度がウンコ…ウンコ…(罵倒)。さらに一定時間、QTEが発生し失敗するとチョーカー姉貴が逃げ出してリセットです。
にしてもチョーカー姉貴、別名シュレディンガーのトイレ姉貴と呼ばれるほどトイレで発見されることが多いのに、二日目、それもトイレから出ていた状態で会うとか割と初めてな経験ですねぇ。
本来のチャートだと3階の女子トイレ以外を殲滅して、ゆきちゃんと好感度稼ぎも兼ねて女子トイレを回ってチョーカー姉貴を探し出すというものでしたが、完全にチャートが壊れちゃった、私のチャート……こんなものぉ!!(オリチャー)
まぁ、原作3巻を持ってる兄貴姉貴たちは見取り図を見ていただくとわかるんですが、3階のトイレは端と端の2箇所にあるので行った先にいなかったらそれだけでロス確定です。
なんとか屋上までつくとチョーカー姉貴を放り投げます。
そいつは好きにしていいよ!!
「た、たかえちゃん!?」
「ゆき……ゆきなのか!?」
泣きながらチョーカー姉貴の胸に飛び込むゆきちゃんはあぁ~たまらねえぜ!
その横でぶっ倒れます(ガバ)
一定時間、限界までスタミナと体力が削れた状態を維持すると気絶状態になります。ちなみに初回では安全地帯まで気絶しない仕様のため安心! ただスタミナが回復しない状態で移動するので、かれらとエンカウントしたらおやつたぁいむに突入します(一敗)
気絶のロスタイムは三時間、起きた時間は大体お昼過ぎなので今から必死にバリケードを作れば夜中までには間に合うでしょう。
オリチャーですが不足の自体に備えています、ガバガバなRTAだけど最低限はね?
さぁ、視界が開けてきました、行動開始――――
ガシャン。
ん????????????
「あっ、起きたのね、紅葉。悪いけど拘束してるわ」
(両腕を縛る紐を見て)なんで?(三代目並感)
(ハイライトオフッのりーさん見て)なんで??(兄貴ボイス)
ナンデ???(NRSボイス)
待って、待ってクレメンス。百歩譲ってチョーカー姉貴に拘束されるのはわかるけど、幼馴染キャラに拘束されるとかナンデ?
「……一人で無茶しないでよ! あなたに何かあったら私はどうしたらいいのよ!!」
いや、そのときはリセットすればええし(無慈悲)
……冗談はさておき、ここは素直に謝りましょう。
下手に抗え、最期までをすると精神不安定になって、最悪死にます。
万能ステータスで、頼れるお姉さんですが崩れるときは真っ先に崩れるのがりーさんです。
ただおかしい、こういうりーさんはもうちょい愛情度をあげないとならないはずですが……調査不足ですねコレワ。
「今、佐倉先生たちがバリケード作ってるわ。その間、あなたはここにいて、ね?」
問答無用でアッハイと頷きましょう。
ロスですが、気絶状態から復帰するとスタミナが半減した状態でスタートされるので、もう一度休息を行いましょう。
短いですが今回はここで切ります。
****
あの日、帰宅しようとした私の耳に聞こえたのは絶叫と……何かの咀嚼音。
必死で逃げて、トイレに閉じこもった私は、耳を抑えてガタガタと震えていた。
聞こえない、「助けて」とか「開けて」とか「なんで」とか聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない聞こえない……。
……いつの間にか寝ていた私は、夢じゃないかと思ってトイレの扉に手をかけて――――唸り声で、再び体を縮こませた。
いつまでここにいればいいんだろう、帰りたい、お母さんもお父さんも大丈夫だろうか、ゆきはどうしてるかな? 泣いてるんじゃないか、と現実逃避気味に必死で何かを考えた。
そんなときだ、外で声が聞こえたのは。
「イヤーッ!」
叫び声じゃない、むしろ奮い立たせる勇猛さを感じた。
そっと扉に耳を当てて様子を伺う……。
「足払いっ! イヤーッ!!」
「アンサツ・ジツ!! イヤーッ!!」
「アイエエエエエエエエ!? アンブッシュ!? アンブッシュナンデ!?」
「アーイイ……遥かに良い……」
打撃音となにかが吹き出る音、そして誰かが走る音、そして声が聞こえた。
何がなんだかわからなかったけど、ただ一つわかるのは誰かが戦っているということだけ。
しばらく音が続き、そしてパタリと音が止んだ……終わったの、かな?
「……ッ」
わからない、わからないけど動かないよりマシだと自分に言い聞かせて、トイレの扉を開けて、トイレから出て……へたり込んだ。
「な、に……これ」
廊下が血まみれだった。
真っ赤じゃない場所はなく、床、天井、窓ガラスといたる所に鮮血が飛び散っていた。
むせ返る匂いで、胃の中のものを吐き出す。ただ何も食べていないせいか出てくるのは胃液だけだった。
ゴホッゴホッと咳を何度もして、口を拭う。
正直吐き気はまだある、けれどここにいたらやばいそれだけはわかった。
へたり込んでいた足に力を込めて、歩き出そうとしたときぴちゃりと血を踏みしめる音が聞こえた。
「……」
「あっ、うわぁっ、あぁあっ」
そこに立っていたのは体全部を赤く染めた男子生徒だった。
右手にはドス黒いナイフを持ち、左手には……何かを引きずっていた。
何かじゃない、人だ。まだ首から血を流してる人だった。
男子生徒はジーッと私を見ると、引きずっていた人を窓から放り投げた。
グシャっと人の体が落ちた音で、私は叫びながらたまらずに走り出した。
「う、うぁあああああああああああああ!???」
「イヤーッ!!」
走り出した私は、足に当たった何かで躓く。
床が血だらけというのも相まって、自分でも驚くくらい滑ってしまった。
まずい、まずいまずいまずいまずい体を動かさなきゃ、動かさないとッ!!
「……」
あっという間に手足を縛られて、身動きが取れない状態にされる。
恐怖で体が動けない、何をされるのかわからない。
そいつは私を抱えると歩く。
「なっ!? 離せ!! 離せよ!! こんの変態ッ!!!!!」
抜け出そうと動くが、そいつは悠然と歩いていく。
階段を登って、扉を開いた途端、そいつは私を地面に投げる。
痛みのせいで肺から空気がなくなる……ッツゥ……。
痛みで唸っていると複数人の駆け寄る音が聞こえる。仲間がいるのかよ、私はどうな――――。
「た、たかえちゃん!?」
その声でハッと顔を上げると、泣きそうな顔でこっちを見るゆきがいた。
「ゆき……ゆきなのか!?」
「よかった、よがっっだよぉおおおおおおおおおお!!」
泣きじゃくりながら胸に飛び込んでくるゆきを抱きとめる。
温かいゆきの体に触れて、ドッと感情が溢れてくる、良かった、本当に良かったぁ。
視界がブレ、自然に涙が溢れる。お互いに泣きじゃくっているとドサリと誰かが倒れる音がした。
私をここまで連れてきた男子生徒だ。
「紅葉ッ!!!!」
髪の長い女子生徒……おそらくは三年生の先輩が駆け寄り、必死に体を揺する。
「紅葉くん、ち、血が……」
「くそっ、お前何をしたんだよっ!!」
めぐねえが顔を青くしながら立ち尽くしていて、ツインテールの体操着のやつが私の胸ぐらを掴んできた。
ふざけんなッ!!!
「私はただ隠れてて、出てきたらコイツが血まみれで、逃げようとしたら足に何かぶつけてきたんだよ!! ていうかお前らこそなんだよっ! 女ばっかで男一人!? ゆきに変なことしてたらただじゃ――――」
「こいつは、一人でアイツラを倒してたんだよっ!! アタシたちのためにっ!!」
お互いに叫んだからか、私達は息を吐きながら見つめ合う。
先に視線を外したのはどちらかわからない、だが舌打ちしながら腕の中にいるゆきが震えていたのに気づいてもう一度強く抱きしめる。
ちらりと隣を見ると、紅葉と呼ばれた男子生徒は息をしてるらしい。脈を三年の先輩とめぐねえが測ってホッと一息ついていた。
……訳がわからない、本当に。
「……その、ごめん、気が立っててさ」
数分後、ツインテール……いや胡桃はそう言って謝ってきた。
ゆきは私の膝で寝ている、泣きつかれて寝るってコイツ何歳だよ、ホント。
事情は聞いた。
昨日のアレのあと、めぐねえ、ゆき、紅葉、悠里先輩、胡桃先輩は屋上に退避してたらしい。そして今朝早くから、安全確保として紅葉が3階を『掃除』している最中、私と出会い、そしてこうなったらしい。
「いや、いいよ、私もパニクってたし、悪いのは全部アイツだ」
悠里先輩に紐で縛られている紅葉を指差すと、胡桃先輩は苦笑する。
先輩は「念の為、噛まれてないとは思うけど起きるまでこうしましょう」って言ってたけど、なんか目が怪しかったんだよなぁ、息も荒いし、どうしたんだろ?
「まぁ、目の前に血まみれのナイフ持ちがいたらすっげー怖いよな」
「殺人鬼って見飽きたと思ったけど、映画の中だけだよ、リアルじゃすげー怖い」
ちょっと漏れたのは内緒だ。
……にしてもたった一人で、アレだけの数のゾン……いや「かれら」を殺すのは、ちょっと異常だと思う。
そう胡桃先輩に言うと、ものすごい神妙な顔をして頭を抱えたあとポツリと言った。
「忍者、だって言ったら信じるか?」
「冗談にしては面白くないよ」
「普通なら冗談だって笑い飛ばせた。けどこの状況でアレだけできるやつが普通とでも? それこそありえないだろ?」
……忍者、あの漫画やゲームとかで引っ張りだこの?
現実味がない、ないけど今の状況のほうが現実味がないと言ってしまうと認めてしまうような気がしてぐっと堪える。
縛り終えたのか悠里先輩とめぐねえがこちらに歩いてきて、座る。
「とりあえず全部返り血だったわ……どれだけ殺したのよ、彼」
「わかんない、でも廊下はスプラッター映画だよ」
私の言葉にめぐねえが声にならない悲鳴を上げる。
思い出したら気持ち悪くなってきた……。
雰囲気が暗くなるが、めぐねえが頭を振って、パンと手を叩く。
「と、とりあえず下に降りましょう。このままここで生活は出来ないわ」
「……だな、紅葉のかばん見たけど色々入ってた、コレでバリケード作って当面の安全は確保しようぜ」
「当面っていつまで?」
その言葉を言った途端、私はしまったと思うがもう遅い。
全員が項垂れる。
いつまで続くんだろうか? 街からは音が聞こえない、聞こえるのはかれらの唸り声と引きずる音。
警察は? 自衛隊は? スマホには電波も入らない、何もわからない……安全を確保してもその後はどうなる? 助けを待つ? 助けは来るの? 親は無事なのか、心配じゃないのか?
そんなマイナスな考えがどんどん頭を回っていく。
どうせ助けが来ないなら、いっそここから――――。
「たかえちゃん……」
「ゆき……?」
眠っていたゆきが、偶然なのか私の手を握る。
……馬鹿なこと考えちゃった、そうだよ、私がここで死んだりしたらゆきはどうなる? 友達が死んだらゆきはきっと壊れてしまう。
ギュッと手を握り返して、私が前を向くとめぐねえが優しい顔で微笑んでいた。
めぐねえ、そういう顔も出来たんだな。
「ごめんなさい、変なこと言った」
「いや、いいよ。考えないようにしてたけどさ、なんか大丈夫って気になってた……とりあえずみんなでバリケードづくりでいいかな? 夜までにはあいつも起きるだろうし、改めてそこで今後の方針を決めよう」
胡桃先輩の提案に私達は頷いた。
****
「……これは、すごいな」
言葉を失うというのはこういうことを言うのだろう。
赤、赤一色だった。
赤黒く変色し始めてるそれは、かつて私の……いや、私の生徒たちだったものから流れ出たものに違いないと頭が理解した瞬間、体はそれに反応する。
吐き気がこみ上げる、けど吐いちゃ駄目、これをしたのは私の生徒でもあるのだ。
「めぐねえ、大丈夫か? 無理なら――」
「いいえ、先生も行きます。これ以上本田くんばかりに負担はかけられないわ」
本田くんが気絶するまで、どこか私は彼がロボットのように思っていたからだ。
学校でも無口無表情を貫き、私ですら声を聞けた経験は少ない謎の多い生徒。唯一幼馴染である悠里さんと仲がいいことがわかるくらいだ。
噂では、彼女の妹さんとも仲がいいと聞いたが真偽はわからない。
ただ昨日、悠里さんが……殺してしまった彼にしたことを思い出して、考えを改めた。
血まみれの彼の体を洗って、ワイシャツで綺麗にするとブルーシートで包んで合掌したのだ。
私はただ怯えていただけなのに、彼は何も言わずに行動で場を収めた。
そして私は、教師なのに彼のことを理解せず上辺だけ見て判断してしまっていた自分を恥じた。
彼だって、ロボットではなく血の通った人間なのに。
「……死体は、どうしたのかしら」
「……窓から捨ててたよ」
柚村さんがそう言ったので、窓の外をちらりと見ると……たまらずに胃の中のものを吐き出した。
おそらくは数十体ほどの「かれら」が地面に横たわっていた。
「めぐねえ、やっぱ戻ったほうが……」
「うっ、うぇっ……うっぐ、だ、大丈夫、先生だって、何かしなきゃ」
口元を拭って奮起する。
そう、私だけだ、私しかいないのだ。
彼らを守ってあげられる大人は私しかいない。
それに一番つらいのは、コレを全部やった本田くんなのだから。
「もしも何かがいたら、迷わず逃げて、立ち向かおうとしちゃ駄目」
「うん、わかってる。武器もないしな!」
何も持ってない両手を見せびらかして笑う胡桃さんを見て、私は苦笑する。
結局の所、私こと佐倉慈は何も出来なかった。
というか、胡桃さんがほぼ全部やってくれた。机を四個積み上げて持ち上げたときは柚村さんと一緒に呆然としたものだ。
四苦八苦しながらバリケードを3つある階段に設置すると……もう夜だった。
RTA部分が短くて申し訳ナス!
あと遅れて申し訳ナス! 指怪我してたのと有給とって旅行行ってきました。
スマホだとなんかSSかけなくなる、書けなくならない?
あと真面目にお礼を、こんな流れに乗ったミーハーな二次に評価と感想をありがとうございます。完結まで頑張るので、みんな見とけよ(フラグ)
あとりーさんルート終わったらみーくんルート書きたい(希望)でも時間ないから誰か書いて(他力本願)
そういえば学園生活部メンバーで好きなの誰?(チョーカー姉貴と圭ちゃん省いて申し訳ナス!)
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ゆきちゃん
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くるみちゃん
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りーさん
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めぐねえ
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みーくん