【ナザリックに光回線が導入されたようです】 作:abc
「なるほど……我々の人気投票が行われたことがあるのか」
「人気投票ですか」
「ああ、アルベドが調査していたニコニコ動画のサイトのニコ静画でオーバーロード人気投票が開催されたらしい。私達の今後出会うであろう者たちもランクインしているらしくてな、暇つぶしに眺めていたのだ」
最近デミウルゴスが作り出したインターネットを活用し、アインズは今日もネットサーフィンに勤しんでいた。パソコンの導入によりナザリックは現在ハイテク化の一途を辿っている。そのため事務作業などの効率も各段に上がっていおり、アインズ自身の生活にも余裕が生まれているのであった。
デミウルゴスは今回アインズの補助として横で書類整理などをしていたのだが、休憩時間に入ったことでアインズと一緒に遊び始めた。
「ふふ、デミウルゴスよ、少しクイズをしよう。人気投票一位は誰だと思う?」
(なるほど……アインズ様はこの問いを通して私が守護者として相応しいか試そうという訳ですね。さすがはアインズ様……ここは何としても当てなくては……一位は無論!)
「こんな感じでしょうか?」
デミウルゴスの考えるオーバーロード人気投票結果発表!
第一位!アインズ・ウール・ゴウン「みんな、ありがとう」
第二位!モモンガ「ふん……」
第三位!漆黒の英雄モモン「神に感謝」
第四位!魔導王アインズ「くっアインズに負けた!」
第五位!鈴木悟「妥当な順位ですね」
「いや!?どうみても全員私になってるではないか!」
「アインズ様であれば五冠を達成なされても問題はないかと」
「大ありだ!はぁ……これが正解だ」
ニコニコ静画オーバーロード人気投票結果発表!
第一位!アインズ・ウール・ゴウン
第二位!アルベド
第三位!ナーベラル
第四位!イビルアイ
第五位!シャルティア
「なるほど……このイビルアイというのは一体何者なのでしょう?」
「そいつはこれから私達が合う予定の吸血鬼でな。どうやら私が冒険者として活動する時に共闘?することがわかっている。一応予定ではエントマと闘って勝ちかけるらしいぞ。アニメで見た」
「なるほど……それではこれからの作戦展開ではその部分を踏まえた戦略が必要になってまいりますね」
「ああ、それと一応だが殺さないでおいてやろう。アニメでちょっと可愛かったしな」
「かしこまりました」
デミウルゴスはまだ何か気になるところがあるようであり、アインズに質問を続ける。
「ナーベラルが三位ですか……意外ですね」
「お前も後でアニメを見ておくと良い。アニメではナーベラルは私が冒険者をするときにナーベというマジックキャスターに扮して一緒に仕事をするのだ。うーん、まあ、多少ポンコツな所もあるがそれがかえって人気の理由なのかもな」
「ポンコツ……」
「今の言葉はナーベラルに言うなよ。たぶん落ち込むから」
「はっ!」
アインズは続くようにして人気投票の結果を見ていく。
「デミウルゴスよ……喜べ!お前は六位に入っているぞ!」
「身に余る光栄です」
「お前はアニメでも小説でも大活躍だからな!入っていてもおかしくはないだろう!」
「アインズ様、ちなみにセバスは?」
「……十九位だが」
「なるほど…………ふふ」
アインズはデミウルゴスがちょっとだけ笑ったところを見逃してはいなかったが触れるのはやめた。
「後は……この通りだな」
第七位!ルプスレギナ
第八位!シズ
第九位!パンドラ
第十位!クレマンティーヌ
「このクレマンティーヌという奴もこれから会う予定のやつだ。こいつは普通に殺してもいいが、実は中の声優がこの前アウラとマーレと見たアニメで二つも主役を務めていたのだ。だからちょっと殺すか迷っている」
「それならナザリックの情報源兼戦力として取り込むという手もあるかと」
「うーん、まあ、そのうち考え付くだろ。よし!そろそろ仕事に戻るか」
「はい」
【アルベドとシャルティアの場合】
「どうしてアルアイがないのよ!」
仕方ないことである。アインズ攻めアルベド受けならともかくアインズ受けのアルベド攻めは数が少ないのだ。
「ないなら……ないなら!自分で書けばいいでありんす!」
「シャルティア!?それは一体?」
「デミウルゴスに作ってもらったペンタブとペイントソフト!さあ、これからアインズ様女体化シャルティア男体化のR-18を書くでありんす!」
「その手があったか……さすがシャルティアね!」