処女作だし
提督になったのも年末だし
、感想や評価待っています。
「…釣れないな」
私はただの提督、そのただの提督はいま釣りをしている、鎮守府でだ。
なぜか?……なんとなくだ。
「…そういや爺ちゃんから釣り教えてもらったんだっけか……」
爺ちゃんも海軍にいた、この鎮守府にだ。
…もう今はいないがな、やはり人の寿命は短い。
爺ちゃんは位階は高かった、確か大将だったかな……。
だが変な…、いや少し変わった……やっぱり変か。
まぁいいか、そんな少し変わった爺ちゃんが俺に海を教えてくれた、釣りのやり方だって…。
「…だめだな」
釣りの待ち時間は色々と考え、思い出してしまう。
明るくいこう、明るく。
そういや、爺ちゃん釣れなくなったときの対処法教えてくれたっけ。
「…あれやってみるか」
幸いなことに、十分資材は有るからな。
……………
貯蔵庫からボーキサイトを持ってきた、そしてこれを……
「ポロポロっと……」
海へ入れる。
なんでも、ボーキサイトを奉ったら爺ちゃんは建造で空母が来たそうだ。
あまり釣りとは関係ないような気がする。
実際爺ちゃんもその時の釣りの成果は言っていない。
物は試し、とにかくやってみろ。
そういわれても、ねぇ……
と、思っていたんだがな、ここまで釣れないとな
晩御飯に関わってくるからな、うん。
……ボーキサイトは自然にちゃんと還るよ。
……………
「おっ、きたきたっ!」
おかず一品追加、それだけで自然と体に力が入り、気が引き締まる。
「っそおいぃっ、と……!?」
「ボーキサイト、有ッタカラ、…」
………………
「…オ腹、空イタ」
「………」
「モット、ゴ飯欲シイ」
「……いきなり襲ったりしない」
「シナイ、ゴ飯」
「……わかった、ついて来い」
「ン……」
ヲ級、か…
帰ったら金剛になんて言われるだろう?
軽蔑か?、いやなんだかんだコイツ撫でたりしそうだな。
俺はコイツに少しきを許してしまったんだ。
二つほどわかってしまったからな。
……やはり海は広いな、海軍の俺が気を許すような深海棲艦にも出会わしてくれる。
コイツは感情があるのだろう、喜怒哀楽がはっきりと、……ではないが。
それでもさっきの「ついて来い」って言った時、コイツは少し反応してくれた。
意思疎通だってちゃんと出来ていた。
俺はコイツと少し話をしてみようと思う。
もしかしたらこの海で起きている争いへの解決の一歩になるかもしれない、そんな気がしたからだ。
ん、もう一つわかったことか?
これもコイツを連れて行こうと思った決め手かもしれないな。
深海棲艦でも腹が減る。
これって、大事なことだと思うんだ。
「早ク……」
「ああ、わかった」
……もう二つさらにわかった、今日この鎮守府のボーキが消えるだろう、空母だからな。
そして、もう一つ
俺は今日魚が釣れていない。
後悔はしない。