新しい空母が来たんだが   作:how-kyou

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待たせたな!

・・・しゅみません


新しい空母が来たんだが 15

 

「うわぁぁっぁっぁ!?」

 

「・・・また何か?」

 

「演習、・・・全部負けてしまった」

 

「雑魚ですね」

 

「チクショー、デイリーがぁ・・・」

 

「(私を使わないからですよ、よりにもよって五航戦の娘なんて)・・・」

 

「か、加賀さん・・・?」

 

「はい?」

 

「(か、顔が怖い)えっと・・・、どうしたんです、そんな思い悩んだ顔をして」

 

「いえ、別に・・・なんで負けたのかを考えてました」

 

「(絶対嘘だ)多分、運が悪かっただけだと思うよ」

 

「運?」

 

「全然当たらなかったんだ、駆逐艦じゃないぞ、戦艦相手にだ」

 

「五航戦の姉の方の不運が移ったんじゃないですか?」

 

「そういや、むっちゃんも使ってたな」

 

「良かったですね、第三砲塔爆発しなくて」

 

「本当だよ、工廠でMNB着弾観測いっぱいしてるんだから・・・全部爆発なんてしたら」

 

「末恐ろしいですね、・・・これに懲りたら私を使って下さい」

 

「・・・え?」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

ついに演習の日がきてしまった

 

今俺の前には変わり者がいる

 

「これはこれは、ようこそおいで下さいました」

 

「気持ち悪いよ、君のその口調」

 

「・・・茶は出ませんので、悪しからず」

 

「うわっ、酷いねぇ・・・遥々とやって来たのに」

 

「・・・さっさと、演習を始めましょう」

 

「昔話をするつもりは?」

 

「ないです」

 

「あら、残念・・・顔合わせは、する?」

 

「っ、そうですね、一応しときましょうか」

 

危ね、焦るな俺

 

「じゃあ、呼んでくるわ、貴方も連れてきておいて、おーい、加賀ちゃーん赤城さーん」タッタッタ・・・

 

「・・・俺も呼びに行くか」

 

はぁ・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

「金剛、電」

 

「もう、始まる感じデスカ?」

 

「・・・緊張します」

 

「落ち着け、すぐに始まるわけではない、先に顔合わせをするんだ、だから、ついてきてくれ」

 

「わかりマシタ、行きまショウ、電ちゃん」

 

「はい、なのです・・・」

 

・・・落ち着けというのも、無理な話か

 

俺だってかなりまずい

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

「連れて来ました」

 

「遅いっ、罰金・・・とでも言えばいいかい?」

 

「すいません」

 

「かったいなぁ、もう・・・気を楽に気を楽に」

 

・・・誰のせいだと

 

「・・・提督、大丈夫デス?」

 

「・・・ああ」

 

「どうした?具合でも悪いのかい?」

 

「いえ、大丈夫ですよ、・・・こちらの艦は、戦艦『金剛』と」

 

「・・・よろしくお願いシマース」

 

「駆逐艦『電』だ」

 

「電です、あの・・・よろしくお願いします」

 

「おっ、よろしくー、新顔だね・・・じゃあこっちはニューフェイスから紹介!・・・加賀ちゃーん!」

 

「聞こえてます、五月蝿いです、煩わしいです」

 

「ガビーン(´・ω・`)・・・まぁ、こんな娘だけど、アレだ、うん・・・情熱はあるぜ!」

 

「・・・私は正規空母『加賀』よ・・・赤城さん、お呼びですよ」

 

「はいはーい」

 

「・・・え、それだけ?なんかこう、もっと・・・」

 

・・・ふざけているのか?

 

演技なのか?

 

気を抜くな、尻尾を、出すな・・・

 

「正規空母『赤城』です、よろしくお願いしますね」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

「・・・その二人だけなの?」

 

「そうだが?」

 

「・・・ふーん、まぁ、いいわ・・・始めましょう」

 

「ああ、そうだな」

 

大丈夫、慌てるな

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「二人とも、落ち着いていけ・・・開幕は躱す事だけを考えるんだ」

 

「「了解(なのです!)デース!」

 

距離をつめたら、こっちのモンだ

 

普通に勝って、黙らせる

 

それでいいんだ

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「~なんて普通の事を考えていると思うわ」

 

「はぁ・・・」

 

「だから、ね・・・加賀、貴女は初っ端から全機発艦しちゃって頂戴」

 

「・・・は?」

 

「いーの、考えがあるんだから、・・・赤城さん、ちょっと」チョイチョイ

 

「?、どうしました?」

 

「あのね・・・」

 

 

 

「貴女は、『彼』を狙って欲しいの」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

『はーい、こちら25キロ地点、準備できましたよー、ドーゾ』

 

「こちらも準備できましたよ、じゃあ・・・」

 

『はい、始めましょう☆』

 

祝砲を金剛が鳴らす

 

開幕だ・・・




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