ロックマンエグゼライト   作:雛月 加代

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プロローグ

「『行ってきまーす!!』」

 

「行ってらっしゃーい!!」

 

玄関のドアが開き、元気良く家を出る少年。彼の名は光熱斗、ネット社会の平和を守る「ネットセイバー」の一人であり、ネットナビの生みの親である光祐一朗の一人息子。

 

「熱斗くん、急がないとみんな待ってるよ!」

 

熱斗は母親に声をかけると、急いで待ち合わせ場所に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数分後。

 

コンコン

 

光家の玄関をノックするものがいた。

 

「はーい!」

 

ガチャ

 

「どちらさまですか?」

 

熱斗の母親であるはる香が玄関を開けると

 

「突然すいません、光熱斗くんはいますか?」

 

金髪ポニーテールと青い瞳の可愛らしい女の子が立っていた。

 

「ごめんなさいね、さっき出かけたばかりなの。」

 

「そうですか・・・・・。」

 

はる香の言葉に少女は残念そうな顔をする。

 

「どこへ行ったか分かりますか?」

 

「そうね・・・・・・・・たぶん・・・・・」

 

はる香から居場所を聞き出した少女はペコリとお辞儀をすると、そのままどこかに行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

そしてまた数分後。

 

コンコン

 

光家の玄関を再びノックするものがいた。

 

「はーい!」

 

ガチャ

 

「どちらさまですか?」

 

はる香が再び玄関を開けると

 

「ネット警察のものですが、光熱斗くんはいますか?」

 

今度はサングラスをかけた黒髪の男性が立っていた。

 

「ごめんなさいね、さっき出かけたばかりなの。」

 

「そうですか・・・・・。」

 

「あの〜、うちの子が何かご迷惑を?さっきも女の子が息子の事を聞きにいらしたんですが・・・・」

 

「!?」

 

はる香の言葉に男性の目が一瞬鋭くなる。

 

「いえいえ、ちょっと確認したいことがあっただけです。ありがとうございました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数時間後、とあるゲームセンター。

 

「いくぜ!プラグイン、ガッツマン!!トランスミッション!!」

 

「いくぜ!プラグイン、ロックマンエグゼ!!トランスミッション!!」

 

二人はそれぞれのナビをプラグインし、ネットバトルする。一人は光熱斗、そしてもう一人は彼の親友で自称ライバルの大山デカオである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねえ、君!」

 

「はい?」

 

女子トイレから出た途端声を掛けられ、振り向く光熱斗の幼馴染、桜井メイル。そこには見知らぬ黒髪の男が立っていた。

 

「私ですか?」

 

「そう、君。」

 

急に知らない人に呼び止められ、驚くメイル。男は優しい笑みを浮かべると

 

「この人を探してるんだけど、知らない?」

 

写真を見せてきた。

 

「!?」

 

そこに映っていたのは自分の幼馴染みであり、同級生であり、クラスメイトでもある光熱斗、その人である。

 

「どうかした?」

 

「あっ、いえ、なんでもありません。ごめんなさい、知りません。」

 

「そうか、ありがとう!」

 

それだけ聞くと、男は去って行った。

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

男がいなくなったのを確認すると、メイルは急いで熱斗の元に向かった。

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