全てを統べる緑谷出久のヒーローアカデミア 作:ハッタリピエロ
氷麗side
さて……私たちの相手は爆豪と飯田さんでしたっけ……
「ヒナタ、どういきます?」
「う~ん……多分だけど爆豪くんは性格上、独断専行してきそう……」
「ヒナタもそう思いますか……となれば……」
「出久くんが言う通りあんなんでも強いと思う……体力テストでも体こなしがすごかったし……」
認めたくはないですがあいつの戦闘能力は私たちを除けばクラスでも上位に入るでしょう……
勿論出久様のほうがすごいですけどね!
となると……まずは……
『戦闘訓練スタート!』
あのマッチョの放送がビルに響き渡ってきました。顔の圧の通りの声ですね……
ビルに入る前にヒナタが
「白眼!」
ヒナタが白眼を発動させて建物の中を調べる
「うん……やっぱり爆豪君がきている」
ヒナタの報告を聞いた私は作戦通りにするとアイコンタクトをとって、ビルの中に入っていき、廊下を歩いていく。
階段の角に差し掛かろうとした時
「死ねえ!」
クソガキがいきなり飛び掛かってきました。
私たちは後ろに下がってクソガキの爆破を回避すると
「ちいっ!避けんじゃねえぞ!」
バカなんですか?こいつは。戦いでそんなことが通じるとでも?
「ヒナタ……先に行っておいてください。こいつは私が相手します」
「うんわかった!」
ヒナタが先に行くのを追おうともしない爆豪は
「意外ですね……見逃すなんて……」
「ハッ!テメエを仕留めちまえばあんな没個性の奴なんて大したことねえんだよ!」
ああ……こいつを少しでもいい奴だと思った自分が情けない……
「滑稽ですね……個性でしか人をみることができないなんて……それに今の貴方じゃヒナタには敵いませんよ」
「戯言抜かしやがって!さっさと死ねえ!」
爆破による推進力で突っ込んでくるクソガキ
出久が言ってた通りの右の大振りをスッと横に避けて氷で作った薙刀を脇腹に叩き込む
「グっ……!テメエ!」
倒れるもすぐに立ち上がって再び突っ込んでくる。迎撃しようとした時奴は下に手を向けて爆破を起こして後ろに回り込むと同時に爆破で突っ込んでくる。意外と頭もいいのですね。でも……
「はあっ!」
「ごはっ……!」
左足を軸にして後ろに回転して右足の蹴りを叩き込むと再び吹っ飛んでいくクソガキ。
だが満身創痍の状態ながらも立ち上がってこちらを睨む
「はあっ……はあっ……もうわかってんだろうが俺の爆破はニトロのようなものを手から出して爆発させる!要望通りの設計ならー「我が身に纏いし眷属氷結せよ、客人を冷たくもてなせ!」なっ……!?」
私が詠唱を始めると辺りが凍え始め
「闇に白く輝け、凍てつく風に畏れおののけ!呪いの吹雪、風声鶴麗!」「ぐあああっ……!!テメェ……!!」
クソガキは首から下が氷で覆われた。
そして捕縛テープを巻くと
『爆豪少年確保だ!』
「ふざけんじゃねえぞ……!なんでクソデクについてるかは知らねえが、そのうち俺がデクをぶっ殺してデクより上だってモブども全員にわからせて「貴方なんかに出久様の強さや魅力はわかりませんし、今の貴方では出久様に勝つなんて夢物語ですよ。プライドだけはいっちょ前の貴方じゃ」なんだと……!!!」
私はなにやらわめいているクソガキを無視してヒナタの元へ向かう
「飯田君に警告します!そんなことしても無駄です!大人しく投降してください!」
「ウハハハハハ!!バカめ!こちらには核があるんだぞ!!そちらこそ降伏しろぉ!」
ブッ……!!なんですか!?真面目にもほどがあるでしょう!ああ……ダメ……!試験中なのに……!
「ヒナタ、状況は?」
「氷麗さん。見ての通り核に近づこうとしても抱えて逃げられてしまいます……どうしましょう……」
「じゃあ……」
作戦通りヒナタが一気に突っ込むが
「む!」
飯田さんは横に加速して逃げる
そして私は準備を進める
「どうしたヒーロー!そんなものかあ!?このまま時間いっぱいまで逃げ切ってやるぜえ!」
そろそろですね……
「フハハハハハ……!ぬっ!?なにっ!エンジンが……!」
エンジンが遅くなった飯田さんに追いついたヒナタが核に触れて
『ヒーローチーム!ウィーン!』
・・・・
氷麗たちが戻ってきて講評が始まった。
「今回のMVPは及川少女だ!なぜだかわかる人!」
それに答えたのは推薦入学者の八百万さんだった
「はい、オールマイト先生。一番活躍した……というのもありますが最後の作戦も見事で常に状況を見据えているというのが大きかったですね」
「そうだ!突然俺のエンジンが遅くなったのは……あれは君の仕業だったのかい!?」
「ええ、私の冷気で部屋を冷やしてエンジンの駆動を鈍らせました」
「成程……そんな弱点が……」
「よし!次の対戦に移ろうか!」
この後も次々と対戦が行われていよいよ最終戦
「最後はヒーローBチームとヴィランFチーム!」
いよいよ僕たちの番か……相手は轟くんだったな……
もう一人の推薦入学者……だが彼はまだ本気を出してないような気がする……確証はないが……だけど、どうこようが負けるつもりはない!全力でやるまでだ!
「行くよ、エリザベス」
「はいっ!」
僕たちは核のある部屋で待機していると
『戦闘訓練スタート!』
開始と直後に氷結が下から迫ってきたので
「エリザベスっ!」
「あっ!出久……」
僕は咄嗟にエリザベスを抱えてジャンプして氷結の魔の手から逃れる。
「助かったわ。ありがとう出久」
「なーに、お前は俺が守るっていっただろ?気にすんな。それにここからが本当の勝負だ……」
・・・・
轟side
「核を回収すれば俺たちの勝ちだ」
俺は障子が索敵した核があるとみた部屋に向かっていき、角の階段を上ろうとした時
『なっ!?グホアッ!ど……どういうことだ……』
無線機から突然聞こえてきたのは障子の悲鳴。俺は慌てて入口へ戻るとそこには緑谷と地面に伏っしている障子がいた
「なっ……!?」
「す、すまん。轟……気をつけろ……察知ができなかった……」
どういうことだ!?こいつが察知できなかっただと!?
「ちいっ!!」
俺は緑谷に氷結を放つが氷結に飲み込まれた緑谷は姿がブレながら消えた
「本体じゃないのか!?」
と入口から足音が聞こえてきた。バカな!?さっきまでそこには誰も居なかったはず……
・・・・
ー少し前
出久side
ロストヴェインで分身を作って明鏡止水で障子くんに気づかれることなく接近でき、障子くんを倒せた。分身にはわざとやられるようにも指示しておいた。ここまでは作戦通りだ。
「よ~し!じゃあ行くか!」
「悔しいけど今の私じゃ轟さんには敵わないから……お願いね」
「おう!任せとけ!」
僕は飛雷針の術を発動させてあらかじめマーキングしておいた場所に転移する
そして入口から出ると
「来たな……」
「勝負だ!轟くん!」