シャミ子が悪いんだよ(English) 作:意外に優秀な球磨
ある日突然、身近な人が英語で話しかけてきたら。これは、とある魔族を襲った恐怖の物語ーー
「ーーそれで、どういう状況で壊れたのか、教えてくれる?」
千代田家にて、光の魔法少女・千代田桃と、闇の魔族・シャドウミストレス優子(以下、シャミ子)が一台のノートパソコンを挟んで座っていた。
「実は、こんなことがありまして……」
妹の良が、いつものようにコンピューターでよくわからない闇の軍勢の拠点の設計図やら、よくわからない土地の地図やらを整理していたときのことでした。
「おねえ、なんだかパソコンが急に動かなくなっちゃった」
「安心してください。こんなときのために説明書もつけてもらっています」
えーっと、なになに『キーボードからコントロールアルトデリートするとタスクマネージャがでてくるからアプリケーションのタブからフリーズしているアプリケーションを……』
どうしましょう。何が書いてあるのか全然わかりません。これは魔法の呪文だったりするのでしょうか?
「それなら、余にまかせるがよい。ディスプレイに対して、ナナメ45度にチョップをすると直るぞ」
なるほど、さすがはご先祖です。亀の甲より年の功ですね。
「えいやー!」
ウィーーン、プツン。。。
「ーーということがあったんです。本当に桃には申し訳ないです」
「リリスさんは悠久の時を過ごしてるんだし、ちょっとばかり知識が古くても仕方ないよね」
許してもらえそうな雰囲気を感じたのか、シャミ子の尻尾が直線から曲線になってゆらゆらと揺れ始めた。しっぽで感情がわかるなんて、シャミ子はかわいいな。
でも、シャミ子が同じ失敗をしないよう釘をさしておく。
「リリスさんの助言を信じたシャミ子が悪いんだよ」
そのときだった。
「Oh,What does mean that?」
「えっどうしたの?」
何故かシャミ子が危機管理フォームではなく、メソポタ的な外国人に変身していた。
「What is shamikogawaruindayo?」
「えっ、どうしたのシャミ子。あまりのストレスでゲームの“はい”というまでおなじことしか言わないキャラクターの真似を始めちゃったの?」
「Tell me about that soon.」
「え、えーなんていったらいんだろう。助けて誰かー」
そのときだった。
『桃、お困りかしら』
突然、どこからか聞き覚えのある声が聞こえてきたのだ。
「はっ、その声は……」
「そう、I am vocaburider!」
説明しよう!ボキャブライダーとは、英語がわからない善良な市民のもとに現れるスーパー魔法少女なのだ!
「たしかに、ぱっと英語で話しかけられると答えられなくなることもあるわよね。
でも、大丈夫。桃ならきっと答えられるはずよ。
『シャミ子が悪いんだよ』は英語で、
“It is wrong for Shamiko.”
『リリスさんの助言を信じたシャミ子が悪いんだよ』なら、
“It is wrong for Shamiko who had believed Mrs. Lilith's advice.”
になるわよ』
「ありがとうミカン」
「それじゃあ、よーく聞いてね」
正面のAカメ
「It is wrong for Shamiko.」
ドヤ顔のBカメ
「It is wrong for Shamiko.」
ダメ押しのCカメ
「It is wrong for Shamiko who had believe Mrs.Lilith's advice.」
「Oh! I see.ホントにごめんなさいでした~」
気づけば日本語をしゃべるいつものシャミ子がもどってきていた。
『無事に通じて良かったわね、桃』
ところでミカンは結局なにをやっていたんだろう。
平身低頭でシャミ子が謝ってくる。
べつに安いノートパソコンなんていくら壊れたって気にしないのに。
「このお詫びにおいしいお菓子を作らさせていただきます」
「いいよ、全然気にしてないし。でも、そのお菓子は作ってもらおうかな」
「せ、誠心誠意作らせていただきます!」
シャミ子の料理はおいしいし、楽しみだな。
それはともかく、パソコンの確認をしてみよう。
とりあえず、パソコンに電源を入れてみる。
普通に電源が入って正常に動いた。
ウイルスにも感染していないし、ただ処理落ちしただけだったようだ。
でも、今日はシャミ子に驚かされたし、お菓子を作り終えるまで黙ってよっと。
「まったく、シャミ子が悪いんだよ」
まちカドまぞく三巻以降の内容(アニメ一期でやってない内容)は
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アニメ二期放映までまってほしい
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別にかまわない
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シャミ桃が好き
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閲覧用