シャミ子が悪いんだよ(English) 作:意外に優秀な球磨
ある日突然身近な人が英語で話しかけてきたら。
これは、ある町で起きた恐怖の物語である。
とある日の放課後、多魔市に住む魔法少女と魔族が、夕立に降られ、下駄箱の前で立ち往生していたーー
「方舟に乗る五秒前みたいな土砂降りですけれども、桃は折り畳み傘とか持ってますか?」
この二人きりの状況、勝負をするには絶好のチャンス!今日こそ桃をギャフンといわせて、デカい顔ができないようにしてやります。
「私は折り畳み傘は持ってないかな。それよりも、この空き時間を使ってできる特訓しようか」
「お断りします!」
計画変更。魔族の本能が特訓という言葉に反応してます。ビンビン来てます。危うく藪をつついて魔法少女を出すところとでした。私は危機管理もできる、立派な魔族なのです。
「それじゃあ、もう濡れる覚悟で走るしかないか……」
そういうと、桃は一メートル先も見えない土砂降りの中を走って帰ろうとしました。
「それはだめです!私は雨に濡れて肺炎になったことがあります!」
私は、桃のカバンを掴んで引っ張ります。桃が風邪をひいたらいけません。タイヤを引っ張り続けたあの特訓の成果をみせるのは今です。
うんとこしょ。どっこいしょ。うんとこしょ。どっこいしょ。
「What is haien?」
うんとこしょ。どっこいしょ……あれ?
「What does mean haien. Tell me that meaning.」
わー!桃が外国人になっています。
でも、大丈夫。定期テストの補習で、先生を泣かせながら身につけた英語力があれば、どういう質問されているのかぐらいはわかります。私は成長する魔族なのです。英語で肺炎を説明すればいいんですね。
確か、昔肺炎に罹ったときにお医者さんが言っていました。なんでしたっけ。たぶん「ま」から始まったはず。
ま……ま……舞妓?*1
そんな京都っぽい名前でしたっけ?
「だれかー、助けてー!」
『闇の軍勢の軍師として、力になるよ』
「はっ、その声は!」
『I am vocaburider!』
説明しよう!
ボキャブライダーとは、英語がわからない善良な市民のもとに現れる妹系スーパー軍師なのだ!
『肺炎。日常会話で使う言葉じゃないから、知らないよね。でも、知っておいて損はないよ。
英語で肺炎は、“pneumonia”っていうんだ。
“pneumo”で“肺”という意味、
“ia”で“症状”という意味だよ。
ちなみに、肺単体では“lung”
肺の炎症自体を指す場合は、炎症という意味の“itis”をつけて“pneumonitis”というよ。
“私は雨に濡れて肺炎になったことがある”なら、
“I have cought pneumonia just only for that to get cought in the rain.”になるよ』
「ありがとう良、闇の軍勢の名誉軍師にしてあげるね」
「よし、頑張るぞー!桃、よく聴いてね」
助走の1カメ
「I have cought pneumonia just only for that to get cought in the rain.」
踏み込みの2カメ
「I have cought pneumonia just only for that to get cought in the rain.」
全力の3カメ
「I have cought pneumonia just only for that to get cought in the rain.」
「Oh! I see them. Thanks」
やったー!通じたー!! (^O^)v
「なーんだ、そんなことか」
「あっ、戻った」
「私は魔法少女だから風邪は引かないよ」
「えっ」
「というか、もう雨も止んだね」
「えっ」
頑張って英語まで使って制止したのに、骨折り損だったとは……。
これで勝ったと思うなよ~!
『頑張れシャミ子、大雨の後には虹が架かるぞ』
Thanks
まちカドまぞく三巻以降の内容(アニメ一期でやってない内容)は
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アニメ二期放映までまってほしい
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別にかまわない
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シャミ桃が好き
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閲覧用