シャミ子が悪いんだよ(English)   作:意外に優秀な球磨

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すねの骨(脛骨)

 もしも突然、身近な人が英語で話しかけてきたら。これは、ある闇の魔女を襲った恐怖の物語であるーー

 

 

 ふう、今日も大変な一日じゃったなぁ。清子にドアストッパーにされて、シャミ子に落とされて、杏里にダンベルにされて……、一服したいところじゃ。

 「シャミ子や、お茶を淹れてくれんかのう」

 「ご先祖、お茶なら今朝お供えしたじゃないですか。ボケたんですか?」

 いや、ボケてないが?まだまだピチピチの5000歳じゃが?シャミ子ってもしかして余のこと後期高齢者だとおもってる?

 「いやいや、いつものうすーい三煎目のお茶じゃなくて一煎目の濃いお茶が飲みたいのじゃ、淹れてくれんか?」

 「いいですよ。ちょっと待っててくださいね」

 それにしても、少し前までは「一か月4万円生活の呪い」のせいで色のついていないお茶ばかり飲んでいたのが、色の濃いお茶が飲めるようになるとはなぁ。これもシャミ子の奮闘のおかげじゃ。これでがっかり微調整がこないといいのじゃが……。

 「痛いっ!」

 はっ、シャミ子が戸棚のお茶を取るためにと椅子に乗ろうとして、椅子にすねをぶつけておる!

 「シャミ子!大丈夫か!?ケガしてないか!?」

 「Ouch! It's hurts!」

 「『すねの骨を折っておらんか!?』」

 「What’s sunenohone?」

 しまった!また外国人になっておる!ケガの手当もしなければならんのに……。せめてニューごせん像の形であればっ。助けて、だれか助けてー。

 「身体の話かい?」

 「はっ、その声は!」

 「身体の話ならなんでもお任せ。魔法少女・千代田桃がボキャブライダーに代わって助けにきたよ」

 「おお、助かるぞ!」

 「すねの骨、今回は脛骨だね。脛骨のことを英語ではこう言うよ。

 

 “tibia

 

 実はこのtibiaという単語は古代のフルートにも使われているんだよ。昔は動物の脛骨を楽器として利用していたところから、この名前が使われていたといわれているんだ。

 さて、今回の『すねの骨を折ってない?』と聞くときにはこう言うよ

 

 “Are you broken your tibia?

 

 それじゃあ、今から救護のためにそっちに向かうから、ぶつけたところはとりあえず冷やしといてね」

 

 

 頼むぞ桃!

 「それじゃあ、今から余がいうことをよーく聞くんじゃぞ」

 

 心配そうな1カメ

 「Are you broken your tibia?」

 悲しそうに2カメ

 「Are you broken your tibia?」

 痛そうだなーという声で3カメ

 「Are you broken your tibia?」

 

 「I see. No problem.thanks」

 

 無事でよかったー

 「すねをぶつけたくらいでおおげさですね」

 あ、もとに戻っとる。

 ピンポーン、ガタガタ「シャミ子!大丈夫!?」

 「心配してくれてありがとうございます。このとおりなんの問題もないです」

 「タクシー呼んだから、とりあえず病院いこう。大丈夫だと思っててもひびが入ってたりするかもしれないよ」

 「いえいえ、見ての通りジャンプしても平気ですので、大丈夫ですよ」

 「それでバイトできなくなったらどうするの。私への借金が返せなくなるよ」「でも……」「でもじゃないよ、行こう」

 

 それからあっという間に言いくるめられ、恩という名の借金が雪だるまのように大きくなるシャミ子であった……。

 

 

 

 あれ、余のお茶は?

まちカドまぞく三巻以降の内容(アニメ一期でやってない内容)は

  • アニメ二期放映までまってほしい
  • 別にかまわない
  • シャミ桃が好き
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