日本のトライヘキサ迎撃混成部隊は妖怪、人間、天使、堕天使、悪魔、そして少ないながら神々が合わさりその数は一万を超えていた
夏季休暇に俺がぶっ飛ばした妖怪たちも当然のように浮遊している・・・と云うか明らかに以前よりも全体的にオーラが力強くなってるし世紀末感が増している気がする
そこの骸骨は骸骨のクセにモヒカンヘッドで釘バット持つなよ
そのモヒカン骸骨の隣に首だけ浮かんでる妖怪の踊り首はどんだけ咬筋鍛えたんだ?どこぞの格闘漫画の
そんな感じに皆かなりトゲトゲしくなっている―――えっ、俺将来こいつ等も纏め上げなくちゃならなくなるの?普通にイヤなんだけど・・・
「俺達のアニキや九重の姉御の居るこの
「オオオオオオッ!!」
「ぶっ殺せエエエエエッ!!」
「ヒャッハー!九重ちゃんのおみ足ペロペロオオオ!!」
そんな雄たけびが一部から聞こえて来る
・・・うん。なにも見なかった事にしよう。あと最後の叫びは聞かなかった事にしよう
それに今の彼らなら量産型邪龍程度なら十分相手取れるだろうし、心配する必要もない
無視だ無視!
だが内容は兎も角として彼らの上げた雄たけびは、この場に集まった混成軍に自らを鼓舞する叫びへと変換されて味方全体に広がっていく
『ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!』
どっかの変態のペロペロ発言の後に皆が一体となって叫び始めたように聞こえるけど、遠くの人達からしたら声が混ざってなにを言ってるかは理解出来ないから仕方ないよね!
この辺り一帯に響き渡る音圧に海面が激しく震えていく
そうして何処かの指揮官的な人が放った「掛かれエエエエ!!」の一言と共にこちらの陣営が一斉に火を噴いた
対する邪龍軍団も一斉に口を目一杯開いてドラゴンの代名詞たるブレスを放つ
色とりどりの攻撃が混ざる俺達の陣営と紅蓮の炎一色のぶつかり合いは両陣営の中間地点で盛大に弾けていった
しかし一般兵士の練度は量産型邪龍と大差はない上に向こうの方が数が多い
それ故、ならばとばかりに質で勝る一騎当千の実力者たちも動き出す
『さぁ焼き尽くしてくれようぞ邪龍共よ!九重よ、準備は良いな!』
「はい。母上!」
最初に大きく動いたのは九尾状態となり頭の上に九重を乗せた八坂さんだ
そしてその九重が純度の高い神聖で力強いオーラを纏い始める
外見も金髪から白髪へと変化し、その状態で八坂さんにオーラを同調・上乗せする事で八坂さん自身も金の毛並みが白く染まる
そうして吐き出された神秘を含んだ狐火は邪龍の弱点属性という事も相まって灰も残さずに焼き払っていく
『イッキ殿が九重に贈った【神性】の加護ともう一つ在った龍の加護を発現する事で九重は
はい。確かに九重たちには新年に俺の加護としてなにかと役に立ってる【神性】を与えましたね。流石に俺と同等の【神性】という訳にはいかないけど早速活用してくれてるようで何よりだ
それと九重にもう一つ付いてる龍の加護はオーフィスだろう。龍と云うか龍神の加護だからか【神性】だけなら九重が4人の中で一番高いかな
まぁ加護として与えた【神性】はアンリ・マユ由来の神器を直接宿す俺みたいに邪気も受け止められる感じではないようで、黒歌や白音は『邪人モード』は扱えないんだけどね
あくまでも極々普通の【神性】だ
八坂さんを皮切りに他の皆も大盤振る舞いで技を放っていく
「全く!大地を司る黄龍だってのに敵が海上かつ上空ばっかってのはやり難いぜ!」
やり難いとか言いつつもドラゴンのオーラと闘気を混ぜ合わせた闘気弾をマシンガンのように連射して島に近づく邪龍を叩き落しているのは百鬼だ。大地に足を着けていれば霊脈を通して無尽蔵に力を引き出せるらしいので基本は迎撃に徹するつもりだろう
次に島から少し離れた位置にミラーカさんが一人で邪龍の群れに立ち向かっている―――アレを一人と表現して良いのかは多少意見が分かれるかもな
「皆、敵はトカゲさん達だよ。襲っちゃえ~♪」
彼女は吸血鬼の固有能力である自身の影から獣やら毒虫やらを生み出す能力を使っているのだが、その数がエグイ!疑似的な
一匹一匹の力は邪龍と比べるべくもないけど彼女の領域に飛び込んだ邪龍は一瞬で全身に纏わり付かれて墜落していく
軍隊アリとかアフリカナイズドミツバチ(別名:
確かにアレには色んな意味で近づきたくはない
一瞬でモジャモジャの団子状になるから味方が巻き込まれても気付けないかも知れないな
「やるわよ。朱乃!」
「はい。朱雀お姉様!!」
見た目はそっくりな二人が生み出す荘厳な雰囲気を纏う巨大な炎の鳥と雷光の龍が邪龍の群れを焼き払いながら戦場を飛び回る
ミラーカさんの生み出す地獄のような光景と打って変わって魅入ってしまいそうな美しさが有る
「私達だって負けてられないわ!行くわよゼノヴィア!!」
「ああ!特訓の成果を見せてやろうじゃないかイリナ!!」
聖剣コンビのゼノヴィアとイリナさんが飛び出し、手に持つ聖剣に莫大なオーラを滾らせる
イリナさんの背中からは三対六枚の天使の羽が広がり、頭の上の光輪も二重のものへと変わった
「さぁ、先ずは私からいくわよ!―――おいで、八白!」
なんとイリナさんがこの戦場に呼び出したのはペット・・・もとい使い魔となった元
「八白は元々聖杯の力で神剣と一体化するように調整されていたわ。そして私のオートクレールの浄化の力を受けた事で親和性も上がってるみたいなの」
イリナさんが振り上げた白く輝く刀身から浄化の力で半物質化した神々しい八岐大蛇の頭が飛び出し、近くの邪龍達を片っ端からその巨大な
数に勝る邪龍も攻撃を加えていくがブレスで少し形が崩れても直ぐに元に戻ってダメージは無く、直接攻撃しようものなら攻撃した箇所が削れていく程だった
そのイリナさんの背後になんとか回り込んだ邪龍たちが突貫を仕掛けるがイリナさんは軽く後ろを振り向くだけでオートクレールの柄頭から新たに鋭く伸びた八本の光の刺突で邪龍達を貫いた
「蛇なんだから、ちゃんと頭だけじゃなくて尻尾も有るわよ。こっちは私が完全に制御してるの。元ミミックの使い手を舐めないでよね!」
イリナさんは
「ふん。イリナに後れを取る訳にはいかないな!私も精々派手にいくとしよう!」
そう言ったゼノヴィアはイリナさんを超える聖なるオーラをデュランダルとエクスカリバーに纏わせる―――元々天然のデュランダル使いだった彼女ならば、単純な聖剣の因子の力はゼノヴィアの方が上回るからな
「先ずは挨拶代わりだ!―――クロス・クライシス!!」
滾らせたオーラの
開幕ブッパしたな。ゼノヴィアらしいけどさ
だがゼノヴィアの猛攻はここからだったようでゼノヴィアが瞬時にその場から消え去る
「まだまだあああ!!」
そのまま再度チャージするのを邪龍がブレスで防ごうとするが、ミミックの形態変化で剣の一部を盾状に変化させて受け止めてからクロス・クライシス
透明と夢幻の力で本物ゼノヴィアの位置を邪龍に誤認させてクロス・クライシス
祝福と破壊の力でクロス・クライシスの威力を更に底上げした上で飛ばした斬撃を支配の力で操った追尾型クロス・クライシス
エクスカリバーの各種特性の全てを
「ははははは!クリスタルディ先生の因子を頂いてからこれだけオーラを放っても大して疲れなくなったぞ!やはり持つべきものはパワーだな!」
いやまぁ雑魚狩りには全体化攻撃で只管ボタン連打するのが一番効率良いし、力も有る程度はセーブしてるみたいだけど傍から見るとかなりバカっぽい戦い方だ
てかゼノヴィアの発言が既にバカっぽい
折角エクスカリバーの各種特性というテクニックに活かせるはずの能力が全部パワーの引き立て役になってるから、少し遠くに居る祐斗から発せられる物悲しい気配がここまで漂って来てるぞ
「全く、私の眷属は皆次々に新しい力に目覚めていくから私も気が抜けないわ。でも、私達はチームなのだから時にはコンビネーションも大事よ―――イッセー!アレをやるわよ!」
「了解、リアス!!」
主の命令にイッセーが応えて鎧の各所の宝玉からワイバーン・フェアリーを生み出すとその小さいドラゴン達は赤く変化してリアス先輩の全身に張り付いて行く
そして一瞬眩く光った後にリアス先輩が
イッセーとリアス先輩の二人の赤龍帝だ・・・向こうは偽の赤龍帝が数千単位で居るし、他六ケ所も同じだけ居るなら最低2万は居る計算だけどね!
「ワイバーン達は常に動き回るからどうしても俺の意識が散漫に成り勝ちだからな。一時的にリアスに鎧として貸し与える事でもっと効率よく、強力に能力を扱えるようにしたんだ!これが俺とリアスの合わせ技―――『
成程ね。流石にイッセーの着ている鎧程の性能は出せないはずだが核の部分にイッセーよりも基礎スペックでは圧勝しているリアス先輩が着こむ事でその差を埋めている訳だ。やってる事としてはユーグリット・ルキフグスの鎧に近いのかな?
ただなぁイッセー。俺は
俺は邪龍の群れをかき分けて鎧の片方であるイッセーに接近する
「イッセー!お前は俺にケンカ売ってんのか!?」
「はぁ!?いきなり何をキレてんだよイッキ!?」
ッチ!心底理解出来ないって声音しやがって!
俺は"ビシッ"と隣のリアス先輩に指を差す。よそ様に指を差しちゃいけないってのはこの場では無視させて貰うぜ
「この間俺が嫌いなのがミスマッチ的なものだって言ったよな!?なのになんだそのリアス先輩の格好は!上半身に行くにつれてゴツさが増すフルフェイスなビキニアーマーの何処に需要が在るってんだ!今すぐ綺麗な服装に仕立て直せ!!」
※アニメ3期オリジナル基準
「そこかよ!?お前今世界の命運掛けて戦ってんだぞ。それにビキニアーマーになってんのはちゃんと理由が有るんだよ。小型のワイバーン達の数だけじゃ全身鎧を再現できるだけのパーツが不足してたんだからさ!」
だとしてもアンバランス過ぎだろう。露出してるのはリアス先輩の太ももとお腹くらいで他は割とガッツリとした鎧が装着されてるからD×Dの代名詞のエロさすらも感じないわ!
「それでも技名に龍の姫なんて単語が入ってるならもっと姫っぽくする努力をしろよ!これじゃあビキニアーマーでも鎧でもライダースーツでも何でもないただの変な格好だよ!」
俺が渾身の想いを籠めて叫ぶとリアス先輩がどんよりとした空気を纏って項垂れてしまった
「へ、変な格好?私とイッセーの力の結晶が変な格好・・・二人で鎧姿なら
「リアス先輩。色恋は人の目を曇らせます。鎧と鎧をお揃いで着こんで喜ぶような恋人関係なんてこの世に存在しませんから!」
恋は盲目とか恋は病とか云うけれどリアス先輩が変な方向に拗らせていらっしゃる
「・・・いや、でもイッキ。俺って一番最初に契約を取れた相手がスーザンっていう戦国鎧の女の子で西洋甲冑の堀井ってヤツに恋文を届けて(相手の
居るのかよ!?目ん玉飛び出るレベルの珍事じゃねぇか!
いや!ここで諦めたらダメだろう
「イッセーもよく考えろ。つまり今のお前とリアス先輩がその時のカップルと同じ道を辿ろうとしてるんだぞ?お前はそれで良いのか?」
これで『それでも良い!!』って返されたら最早なにも言えないんだけどさ
「い、いやぁそれはちょっと・・・ってかその話は後にしない!?さっきから邪龍達が襲って来てるから考える時間もねぇんだからさ!」
確かにここまで話しながらでも闘気弾や狐火を四方八方にばら撒いているし、イッセーもドラゴンショットを撃ちまくってるからな。だからと言って退く訳にもいかねぇんだよ!
「イッセー。要するに時間さえ稼げれば良いんだな?」
そう言ってイッセーの答えも聞かぬままに皆が戦ってる戦域より少し上に飛び立ち大剣状態の
そうして俺は渾身の回転斬りをその場で放つ
「第七秘剣・天照―――日輪の太刀!!」
【一刀羅刹】を用いて振るわれた360度の斬撃が日本の空を彩り、邪龍の塊とも云える群れを上下に分断した。普通の量産型邪龍とかグレンデルやラードゥンに赤龍帝の偽物のような強い力を持った量産型とか関係無しに全部だ
恐らく宇宙から地上を見てたなら炎の円環が日本全土を覆いつくすような光景がその目に映った事だろう
唯一トライヘキサにぶち当たった斬撃だけはかの獣の胸の部分を斬り焼いて衝撃で大分後退させたけど、傷は直ぐに戻るだろうし見た目程のダメージは無いだろうな
今回の戦いで俺達『D×D』のメンバーは一人につき二つフェニックスの涙を持たされている
でも俺はこの場では攻撃手段として使用させて貰うぞ!あの鎧に物申す為に!!
~何処かのリゾート地~
「・・・・・・待ったは有りですか?」
「あははは、まぁアレは僕にも読めなかったしね。ここの施設の宿泊費で許してあげるよ。後で領収書送ろうか?」
「ッ//////」
盛大に戦況を読み違えて駒を別の箇所に配置し、破壊神に
~何処かのリゾート地(完)~
邪龍を葬った俺はすぐさま空いた空白地帯にイッセーを引っ張り出して詰め寄る
「ほらイッセー。俺達の周囲の敵はだいぶ減ったから少しだけなら皆に任せても大丈夫だ。直ぐにデッサンするぞ」
俺は亜空間から鉛筆とキャンパスノートを取り出す
「イッキお前どんだけ本気であの格好嫌ってんだよ?ここまで否定されると俺も泣きたくなってきたんだけど?つーか戦場のド真ん中でお絵描きし始めんな!」
イッセーのもっともなツッコミも無視して俺は筆を奔らせる。大丈夫だ、問題無い。パクリだけどデザインは頭の中に既にある―――寧ろ『そんな装備で大丈夫か?』という話を俺にさせたのはイッセー達だろうが(責任転嫁
そうして身体操作をフル活用して書き上げたのはFateの正しく『顔役』のア○トリア・ペンドラゴンのドレスアーマーだ。彼女はあの世界で『赤き龍』の心臓を持つ人物だ。ドライグの鎧を女性版として表すのにこれ以上の格好が在ろうか?・・・まぁ色合い的には流石に薔薇の皇帝っぽくなってしまうだろうが、そこは仕方ない
僅か20秒程で描き上げたその新しい鎧をイッセーに見せる
「どうだ!これなら文句ないだろう!!」
俺の広げたノートのデッサンを見てイッセーが首を捻る。まだなにか気に掛かるところでも在るってのか?
「う~ん。でもこれって頭部を守る部分が無いからなぁ―――鎧を着てリアスもガンガン前に出るなら急所はちゃんと守っておきたいんだけど・・・」
まぁ『顔は女の命』とも言うし、自分の恋人なら余計に心配になる気持ちは分かるがな
だけど最初のビキニアーマー(?)の時もおへそ丸出しだったから割と急所晒してなかったっけ?
「だったらイッセーのワイバーン達って赤と白を混ぜる事って出来ただろ?それで頭の部分にティアラとしてくっ付けて『反射』で頭部を守れば防御力も視界も確保出来ないか?」
リアス先輩の紅い髪にもよく映えると思うしさ
「成程な!それならバッチリだ。ドライグ、俺のイメージを元に鎧を再構築してくれ!」
『お前たちは一体なにをやっているのだ・・・まぁ良い。有間一輝が使い物にならない・・・戦果を挙げてるのが質が悪いな。ともあれこのままでは落ち着いて戦う事も出来んからな』
なんかドライグがぶつくさと言っていた気もするけど、やっとリアス先輩の真の鎧姿がお披露目される。さぁ型月ワールドにおける吸血鬼の真祖と並ぶ二大ヒロインの姿をこの世界に魅せ付けてやって下さい!
「・・・なんだか酷く疲れたわ」
当の本人はなんだかいまいち覇気が足りてないみたいだけどね
そうして再び紅い光に包まれたリアス先輩がそのドレスアーマーの姿を世界に晒す
籠手に脚甲に腰からサイドの太もも辺りを守る装甲・・・あれ?なんかサイドの装甲小さくない?
疑問を余所に次に目に入ったスカートの部分には大胆にスリットが入っていて生足が見え、そして頭にはⅯ字っぽくも見える白銀に耀くティアラ!!
「ってジャンヌじゃねぇかあああああ!!俺が描いた絵とちょっと違うんだけど!?」
俺のツッコミに対して最初のジャンヌの叫びは聞こえて無かったのかイッセーは改変の理由を話してくれた
「いやだってイッキの絵は綺麗だったけどやっぱりエロさが足りて無いからさ。せめてこれ位はさせて貰うぜ。おっぱいだってその形が強調されるように金属鎧からドラゴンの皮を重ねた感じでフィットさせたものを適用したんだ!」
確かにリアス先輩の二つのお山の形がハッキリ分かる仕様変更が施されてる・・・もはや完全にFateのジャンヌ・ダルク(色違い)だ
―――まぁ良いか。当初の方向性の見えない謎アーマーとは雲泥の差とも云える出来栄えとなったし、俺は満足だ
「なにを」
「やってるのかにゃ?」
俺がその場で腕を組んで"うんうん"と頷き、イッセーがリアス先輩を褒めちぎってると俺とイッセーの頭にダブル猫又姉妹かかと落としが炸裂した
今の衝撃で30メートル位は高度が落ち込んだぞ!
「「うおおおおお!!脳天が割れるうううう!!?」」
遠慮ゼロで攻撃したな!脳天じゃないけどイッセーの兜はかち割れたぞ!
「全く。リアス様も乗せられないで下さいまし。イッキ様の暴走をもっと早く止めに入れなかった我々にも非は有りますが、指揮官でもある貴女様がそんな事でどうしますの?」
近くではレイヴェルがリアス先輩に説教をし始めた
リアス先輩も流石に不味いと思ったのか素直に謝っているようだ
「一番悪いのはイッキ先輩ですからね?反省して下さい」
「御免なさい!」
もしも必要なら空中土下座を披露する勢いで頭を下げた。それでも本当に許せなかったんですよ、あのミスマッチアーマーは!
「にゃははは~。如何やらイッキはちゃんと反省してないみたいだし、後で私達の言う事を何でも一つ聴く罰でも与えましょうかにゃ~?」
内心で言い訳してたの見破られた!その場凌ぎ無しで反省出来てないとバレますか!
「あ、折角だし私達とイッセー達の家に住んでる全員分の願いを聴くようにね♪勿論だけど九重もそこに数えておいてにゃ♪」
うおおおい!なんか一気に被害が拡大したぞ
もしかして俺やイッセーの御両親相手に『戦場でバカやった罰です。命令して下さい』って態々説明するの?精神的にキツイわ!
しかしそこで俺はトライヘキサのオーラが高まる予兆のようなものを感知する
咄嗟にそちらに視線を向けると邪龍の群れの奥でトライヘキサが大口を開けてオーラを集めようとしている姿が目に入った
射線は・・・俺達の居る場所とはズレている。この間2秒未満でそれを判断してオープンチャンネルで叫ぶ
≪トライヘキサのブレスが来るぞ!全員退避ぃぃぃっ!!≫
戦場の味方の目が一瞬でトライヘキサに集まるとその直ぐ後に特大の炎がその口元から発射され、射線上に居た敵も味方も関係無しに一瞬で塵に変えた
範囲内に居た味方で逃げ切れたのは元々当たるか当たらないかの位置に居た奴らだけだな。範囲内の味方の九割以上は持っていかれただろう
量産型邪龍も一緒に消滅してたけど慰めにもならない
だが漸く最前線の量産型邪龍の群れを殲滅してグレンデルたちの強力なレプリカたちが蔓延る層まで接近した。ここから先は更なる激戦だろう
こいつ等を突破して闇の獣となったギャスパーに背負われたヴァレリーさんと手元にトライヘキサを封じる為の数百の魔法陣を展開させているロスヴァイセさんの二人を護衛しつつ、アポプスと聖杯の下へ辿り着かないといけない
「皆、ここからが正念場よ!邪龍達を滅ぼして世界を救うわよ!」
「『はい!』」
リアス先輩が新しい衣装で皆に檄を飛ばす
世界の命運を掛けた最終決戦、その第二幕が上がろうとしていた
・・・自分で蒔いた種だけどリアス先輩のコスプレ感が酷い
*いまいち締まらないイッキであった
アニメ三期のあのリアスの格好が好き!って人は逆にどれくらい居ますかね?