転生特典が自爆技ばかりなんだが?   作:風馬

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第六話 反省点

大きい・・・とても大きくて雄々しい力の波動を感じる

 

時に荒々しい父なる大地のような、時に全てを包み込む母なる海のような・・・そう、これは世界だ。いつも仙術で感じ取っていたのは世界の一部でしかないと俺は唐突に理解した。まるで世界、この星そのものの生命エネルギーに体を包まれているような感覚。自分は世界の一部であり世界は自分の一部。疲れ果てているはずの体が活力を取り戻しているのを感じる

 

・・・そして俺はゆっくりと目を開いた

 

 

 

 

 

 

 

「にょ?イーたん起きたんだにょ!?良かったんだにょ~!!」

 

幾千幾万もの戦場を渡り歩いて来た歴戦のナース巨人が目の前にいた・・・というか同じふとんの中にいた

 

ぉおおおおおおおおおおわああああああああああぁぁぁ!!!!

 

「にょっ!素早い反応だにょ!意識がハッキリしているみたいで何よりなんだにょ!!」

 

「近い!近い!近い!近い!近い!近いっ!!」

 

えっ!?なにこれ!ナニコレ!!どういう状況?どういうことなの!?

 

訳も分からないままとにかくミルたんと距離をとる。壁に勢いよく背中をぶつけ、かなりの衝撃が走ったが何にも気にならなかった

 

「えっと・・・ミルたん・・・さん・・その・・・あの・・・」

 

どうやら俺はまだ混乱しているのか言葉が続かない。聴くべきことは沢山あるはずなのに思考がまるで纏まらない

 

「ど・・・どういうこと・・・ですか?」

 

何とか絞り出した言葉はそれだけだった。それに対しミルたんは話し始めた

 

「にょっ!ミルたんは近くのデパートの屋上でやっていたミルキーのステージを見に行ってたんだにょ!やっぱりテレビのミルキーだけでなく同じ場所でミルキーを直接見るのはまた違った良さがあるんだにょ!」

 

「はぁ・・・」

 

つい生返事をしてしまう

 

「いかなる悪にも屈しないミルキーの偉大さを胸に刻みながら家に帰っていると遠くのほうからすごく嫌な感じがしたんだにょ!平和を愛する魔法少女を志すものとして悪がそこに居るのなら放ってはおけないと向かっていったら悪の軍団にイジメられているイーたんを見つけたから練習中のミルキー魔法で悪の軍団を倒したんだにょ!」

 

ミルたんだからはぐれエクソシストを倒せるのは不思議じゃないのかも知れないけど普通に考えれば一般人が勝てる相手じゃないよね!?10くらいは居たし・・・まぁ今更だけどさぁ!!

 

「そ・・・そうですか。それで?そのあとは?」

 

「イーたんの怪我が酷かったから治療のためにこのアパートに連れて来たんだにょ!前に異世界に行ったとき、とある王国のお姫様を連れ去った悪いスッポンさんを倒した時にその生き血を手に入れたんだにょ!一緒に戦った配達業のお兄さんの話だと怪我も治るし万病にも効くみたいなんだにょ!怪我が治って本当によかったにょ!!」

 

・・・・ダメだ。もう理解できない、というか理解したくない

 

ミルたんもうすでに異世界に行ってたんだね。大冒険してんじゃん!色々と細部が違うけどスーパーマ〇オ的な世界だよねそれ!!つーかおれスッポンの生き血で再生したの!?よく見たら肩の傷も塞がってるし、フェニックスの涙かよ!いや!万病も治るってことはそれ以上だよね!?

 

「次に悪の軍団のお兄さん達もイーたんと一緒に連れてきてたんだけど、ミルたんはどうしてお兄さん達は悪いことをしてしまったのか考えたんだにょ!でもすぐに分かったんだにょ!きっと彼らは愛と勇気、夢や希望と云ったものに触れてこなかったからってミルたんは気づいたんだにょ!だからミルたんは悪いお兄さん達にそれらすべてが詰まっているミルキーの素晴らしさを一生懸命語ってあげたんだにょ!すぐにお兄さん達は涙を流して震えるほど自分たちが悪いことをしたことに気がついてくれたんだにょ!」

 

涙も震えも絶対に別の理由だと思うんだが・・・

 

「・・・改心したそのお兄さん達は今どこに?」

 

この部屋のどこにもいないようだが?

 

「お兄さん達は自分たちのやったことの責任を取りたいと願い出てくれたんだにょ!グラウンドの穴を埋めてくると言ってたんだにょ!」

 

・・・逃げたな。早急な後始末は必要なことではあるし、自ら反省を示すのも大切だけど理由としてはソコじゃないよね?絶対に

 

「最後に・・・同じふとんに入ってたのは?」

 

そう!あえて後回しにしたがソコが一番重要だ。場合によっては今この場でこの世に別れを告げなければならないだろう

 

「すっぽんさんの血で怪我は治ったけどまだイーたんの顔色は悪かったんだにょ!それを見たお兄さん達の1人が人肌のぬくもりが効果的だって教えてくれたんだにょ!実際イーたんの顔色もドンドンよくなっていったんだにょ!」

 

っっっっあんのクソはぐれエクソシスト共~!!どうやら反省(ミルたんのミルキー講座)の足りない奴が混じっていたようだな!!

 

次に会ったら俺が引導を与えてくれる!!!

 

 

 

 

 

その後ミルたんにお礼を言ってから帰路についた

 

助けてもらった上にフェニックスの涙的なレアアイテムまで使ってくれたのだ

 

・・・目覚めた瞬間トラウマが刻まれた気もするがそれとは別に感謝はしなければならない

 

あと破れた服も速攻で縫い合わせてくれました———なんでも『なぜか』着ているミルキーの衣装が破れることが多いらしく、直している間に裁縫の腕が上がったとかなんとか・・・そこまで裁縫の腕が有るならもう自作すれば良いのに

 

「・・・はぁ」

 

幸いすぐに怪我も体力も回復したからか気絶している時間は大した事がなかったようで、門限である18時になる前に帰ることができた

 

しかし、今回の一件は色々と自分の課題が浮き彫りになる事件だったと云えるだろう。そんなことを考えながらも玄関を開ける

 

「ただいま~」

 

「一輝、お帰りなさい。もうすぐご飯はできるから先にお風呂入って汗を流してらっしゃい」

 

台所の方から母さんの声が聞こえる———あ、ちなみに呼び名は『いっくん』から『一輝』になりました。さすがにいつまでも『いっくん』は流石に恥ずかしいので・・・

 

「は~い」

 

その後、お風呂と晩ご飯を食べてから自室に戻り、改めて今日の戦闘の反省点を洗い出す

 

まず最初に堕天使の接近を許してしまったことだ。相手がこちらを見つけたのはおそらく偶然なのだろうが、だからといって『偶然なら仕方ない』で済ませていい問題でもない

 

あの場では仙術探知を怠った自分に対して毒づいていたが冷静に考えると仙術探知を常に続けるというのは無理に近い

 

なぜなら探知の範囲が広ければ広いほど当然大量の情報が頭に流れ込んでくるからだ

 

狭い範囲でならそれなりに持続できるとは思うがそれではあまり意味がない

 

ならば逆のアプローチをするべきだろう。すなわち『探る』のではなく『隠す』のだ

 

気配遮断ならば基本的に意識するのは自分の気配だけでいい。持続性という点では比べ物にならないだろう

 

アザゼルさんだって兵藤家のみんなに気づかれることなく普通に玄関から入っているし、グレイフィアさんだって鋭い感覚を持っているであろう木場祐斗に部室の扉の前まで気配を悟らせなかった。魔王級のオーラを持つあの方々がである

 

上級者なら自然と気配を消したり抑えたりしているのだろう

 

それを考えると堕天使の奴らの気配は駄々洩れだったしな

 

「いや、それは俺もか・・・」

 

兎に角、常日頃から気配を隠蔽することを無意識下にできるようになることが課題その1と言えるだろう

 

次に右歯噛咬(ザリチェ)左歯噛咬(タルウィ)の投擲技だ

 

これも思い返せば課題だらけだ。そもそもあの場では反撃の糸口が見えたと喜んだが、別にその直後に光の槍の攻撃を受けなくてもじり貧で追い込まれていただろう

 

慣れてない初めての投擲、こちらは地面であちらは空、この二つならまだ何とかなったかもしれないが、相手にとってみれば態々攻撃を見切って避けるだの槍で弾くだのリスクの高いことをする必要なんてない。光力でバリアを張ればそれで解決だ———バリアを砕くほどの投擲があの場で出来たとも思えないしな・・・

 

とはいえ止めを刺したのも事実、投擲の練習と防御面に課題が残るといったところか・・・

 

【じばく】は・・・今回その威力はおおよそ分かったけどこれ意味あるのか?なにも判ってなかった時に比べたら遥かにましだが、今後修行で基礎能力を向上させていったら絶対に【じばく】の範囲広がるよね?なに?定期的にどこかで【じばく】して検証しろってか?

 

「うん、却下だな」

 

どれぐらい痛いのかが判った・・・今はコレで良しとしよう

 

最後に想定の甘さだ。敵の戦力を見誤った。もっと最悪を想定していたなら二人目を倒した後、十秒ほどたっても現れなかった時点で身を隠すことに専念すべきだったんだろう

 

それで隠れられたのかは兎も角、選択肢としてはそっちにすべきだったはずだ。

 

「カーッ!自分の未熟さがとことん浮き彫りになったなぁ、ほんと誰かに師事できれば良かったんだけど、こればっかりはなぁ・・・」

 

そしてその日は精神的な疲れから早めに就寝した

 

 

 

 

 

 

少し時が流れ3月、小学校の卒業式は昨日で終わり、後10日程経てば晴れて中学生になる

 

「っ疾!!」

 

早朝、いつもの林の中で神器を出して剣の練習をしていく。木に向かって時に切りつけ、蹴りつけ、距離をとって投擲していく

 

因みに今の俺はその身に闘気を纏っていない。堕天使の一件でミルたんの部屋で目を覚ますとき、図らずも世界と一体化する心理にして真理のようなものを感じてしまい、仙術の練度が上昇してしまったのである・・・誠に遺憾だ

 

今の自分が闘気を纏って切りつければ技術が伴っていなくとも木を切り倒してしまうだろう

 

それではただの自然破壊だ・・・だがまぁ基礎能力が向上する事自体は良いことだ。実力差があれば多少の相性の悪さは覆せるのだから

 

剣の練習を一度止めて今度は闘気を纏いながら空手の型を参考にして練習を始める

 

・・・次の瞬間には後ろから組み伏せられていた

 

「ぐぁっ!」

 

そんな!この林の範囲内なら仙術で常に探知してたのに!!

 

「動かないでね」

 

そう言いながら何か鋭利なものを首に押し当てられた。声は女性のものだ

 

「まったく、もうすぐ此処に来るっていうから先に下見に来たけどあんたみたいな奴がいるだなんてね。答えなさいその仙術、どこで習ったの?どこの勢力がバックに居るのかしら?」

 

なんか知らないけど盛大に勘違いしていらっしゃる~!?

 

「いや、俺はどこの勢力にも着いてないですよ?」

 

「嘘おっしゃい。あんたみたいなただの人間が仙術を誰の師事もなく会得できる訳がないでしょう?さっさと吐いた方が身の為よ?」

 

そうか!この世界の裏側でも仙術は特異で希少な力だ。誰かの師事を仰いでいると考えるのが自然だしそれだけの仙術使いなら大なり小なりどこかの勢力に所属しているのが普通だろう!!

 

「そう言われてもこの力は俺が独学で身に着けたものです。証拠は出せませんがこれ以上の答えもまた出せません。むしろどうしたら信用してくれますか?」

 

それにしてもどうしようかこの状況?話し合いでなんとかできれば良いが煙に巻くような話術は持ってないし、完全に抑え込まれてるこの体勢から抜け出すには【一刀修羅】を使うしかない。【じばく】?知らない子ですね~

 

そう答えてから十秒ほど経ってから息を吐く音が聞こえてきた

 

「・・・いいわ、あんたからは邪気もなければ己を偽るような気の流れも感じない。ひとまずは信用してあげる」

 

そう言って背中からどいてくれた

 

気の流れと言っていたのでおそらく彼女も仙術の使い手なのだろう。それも格上の、であれば探知をすり抜けて簡単に背後を取られたことにも納得がいく

 

仙術の練度が上がったと舞い上がっていたらさっそく鼻っ柱をへし折られた気分だ

 

そう思いながら立ち上がり、後ろを振り向く

 

「・・・あっ」

 

視線の先にいたのは自分もよく知っている顔だった

 

着崩した黒い着物、結い上げた黒い髪と猫耳、黄金の瞳の超絶美少女・・・猫又でも上位の猫魈(ねこしょう)にしてSSランクのはぐれ悪魔――――黒歌であった

 

「にゃ?ポカンとしてどうかしたのかにゃ?」

 

まだ頭がちゃんと回っていなかったのかつい言葉が漏れてしまう

 

「あっ・・いや、可愛くて、綺麗な人だなって・・・」

 

「にゃ?」

 

どうやら今度は向こうがポカンとしてしまったようだ―――そして少しすると

 

「・・・・っぷっくっクック・・・ニャーはっはっはっはっは♪」

 

そうして盛大に笑い始めた

 

「純粋に容姿を褒められたのって久しぶりだったにゃ。うん、悪い気はしないわね。でもこの状況で普通そんなこと言う?キミって実は結構おマヌケくんだったりするのかにゃ?」

 

・・・悪い印象は与えずに済んだようだがマヌケという言葉がわりと突き刺さる。最近未熟なところを自覚したばかりだし、さっきのセリフも今にして思い返せば恥ずかしい。自分の顔が赤くなってるのが判る

 

「にゃ?にゃにゃにゃにゃにゃっ?顔を真っ赤にしちゃってどうしたのかにゃ?お姉さんに教えてほしいにゃ~♪」

 

畜生!この人苦手だ!!誤魔化しても追撃されるだろうし、いいよ!開き直ってやる!!

 

 

 

 

 

 

 

っっっっあなたが可愛くて綺麗だっていいましたーーーっ!!!

 

 

 

 

 

前世でも今世でもお目にかかったことのない超級の美少女兼原作キャラに出会って妙なテンションになっていたのか渾身の力で叫んでやった

 

流石にそれには面食らったのか少し顔を赤くしながらも「にゃはははは、チョットからかい過ぎたかしら?」と言葉をこぼした。それを聞いてやっと自分も頭が働いてくる

 

まず第一にどうあれ彼女と別れた後、頭を抱えて転げまわることは確定的に明らかだ―――正直今もすごく恥ずかしい

 

次に彼女の言った言葉『もうすぐ此処に来るっていうから先に下見に来た』というのは十中八九彼女の妹の塔城小猫及びグレモリー眷属のことだろう

 

春の入学・始業式に合わせて駒王町の管理者になるということだ。・・・前日に引っ越してくるということもないだろうし、数日中には来ると思うべきだ

 

妹のためにはぐれ悪魔になることを選んだ彼女のことだ、グレモリーに妹が引き取られた後も動向を探っていたとしてもおかしくない。いくらグレモリーが情愛に深い悪魔だといわれていても『はいそうですか』となる訳もないのだ。どうあれ真偽を確かめる必要はあったはずである

 

最後に仙術使いを警戒していた理由だが、これもやはり妹のためなのだろう

 

今の塔城小猫は姉の黒歌が仙術の暴走で主を殺し、はぐれ悪魔となり自分を捨てて逃げたと思い込んでいるはずだ

 

仙術に対して忌避感を持っている今の彼女は下手に仙術に手を出したら自滅しかねないのだ

 

だが仙術は元々希少な力、彼女としても今回の下見は『一応』というものだったはずだ。そしたらものの見事に自分が釣れた・・・と。ならば彼女がこちらに要求するだろうことも予測はできる

 

「・・・アンタ、その力を他の誰かに教えちゃダメよ」

 

彼女は先ほどまでと違った鋭い目つきでこちらを見てくる

 

「それは・・・制御出来ないと邪気が体に入ってくるからですか?」

 

「そう、分かっているみたいで何よりね・・・特にあなたは独学なんでしょう?あなたが誰かに下手に仙術を教えればその誰かさんは破滅することになるわよ」

 

「はい。自分もできれば師事できる人がいれば良いと思っていたのですが伝手もなくて・・・宜しければどこか紹介していただけませんか?」

 

ダメ元で聞いてみるが彼女は首を横に振った

 

「残念だけど私から紹介できるところはないわね」

 

「・・・そうですか」

 

少し気落ちしていると彼女から思ってもない提案がなされた

 

「ねぇ、よかったら私が修行を見てあげましょうか?」

 

「それは・・・有り難いですが、どういう意味でしょうか?」

 

「理由は二つにゃ、一つ目はキミのことをまだ完全に信用できてないから監視がしたい。二つ目はこの町での拠点が欲しいから協力してほしいのにゃ―――その見返りとして修業を見てあげてもいいってことよ」

 

なるほど、出会ったばかりで完全に信用を置けないのは当然のことだ。しかし、二つ目は・・・

 

「理由は分かりました。監視は問題ありません。ですが私は生まれはただの一般人です。財力もなければ権力もありません―――拠点の確保と言われると難しいのですが・・・」

 

「君の部屋で良いにゃ♪」

 

とんでもないこと言ってきたぞ、この美少女!

 

「いや!良くありませんよ!!」

 

「ん~?何を想像しているのかにゃ~?まぁ問題ないにゃ。キミなら寝込みを襲われても返り討ちにできるし、寝ぼけて殺s・・・手加減し損ねる心配があるくらいだにゃ♪」

 

大問題だよ!!と云うか今貴女明らかに『殺す』って言い掛けましたよね!?

 

「いえ、それ以前に俺が不眠症になります!」

 

だがそんな俺の答えを聞いているのかいないのか。彼女はサクサクと話を進める

 

「じゃあ、早速案内するにゃ♪それと、慣れない敬語は必要ないわよ、堅苦しいしさっきから一人称コロコロ変わってるわよ?」

 

「えっ!!マジですか!?」

 

そりゃあ敬語なんて十数年ぶりだったけど

 

「っとぉ、そういえば自己紹介もまだだったわね。私は黒歌、よろしくにゃん♪」

 

「・・・有間一輝です。よろしくお願いします。黒歌さん」

 

「け・い・ご!―――あと、さん付けも要らないわ。肩がこっちゃうし・・・キミのことは『イッキ』って呼ばせてもらうにゃん♪」

 

「はぁ、了解だ。黒歌」

 

中学は波乱の年になるかもな・・・そんな思いを感じつつ帰宅するのだった




という訳でヒロイン枠は黒歌となりました。ヒロインが今後増えるかは未定です。というか自分は行き当たりばったりで書いているのでヒロインがもし増えるなら自分の筆が自然と乗った時となります。

まだ黒歌は主人公を大して意識してないですし、主人公も黒歌をかわいいとは思っても恋愛感情までは発展していません。・・・どうやってこの二人くっつけようか?

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