かなり落ちてるな……ハジメ大丈夫か……
「いたっ!……ハジメっ!しっかりしろハジメっ!」
「ん……うぅ……ここは」
「奈落の底だ、どこか痛むところは?」
「痛いところは……あれ、ない」
「それなら良かった」
「あれ?なんで、聖夜もここにいるの?落ちたの?死んだの?」
「辛辣っ!お前を助けに来たんだよ」
「ほ、ほんと!というか、もしかして僕の事を落とした人物も……」
「檜山だ。あいつがわざとハジメに火球を当てやがった。大方白崎との仲を嫉妬してだな」
「やっぱり……実は昨晩から憎悪のような嫉妬のような粘つく様な視線を感じてたんだ……というかさ、なんか聖夜楽しそうにしてない?」
「んん!まぁな…」
「あ、分かった!どうせ僕の事追いかけて来るくらい切迫詰まってたとみて、八重樫さんに愛の告白と熱いベーゼをして来たとこまで見えたっ!」
「ふっ…流石だなハジメ……」
「え、本当なの?冗談で言ったつもりなのに……」
「見て来たかのような反応をしておいてからに!エスパーか貴様はっ!」
「まぁ、でもおめでとう!白崎さんといつも言ってたんだよね、聖夜と八重樫さんいつもイチャイチャしてるし仲良さそうなのにまだ付き合ってないんだ〜って」
「おまえらも十分仲良いよなぁ…」
「え、なんて」
これは白崎が自分から言うべきことだしな
「いや、何でもない、それよりどうする?戻るか?俺としてはこの先の攻略しても良さそうだと思ったんだけどな」
「そうだね…聖夜が守ってくれるんでしょ?僕も強くなりたいし……」
「りょーかいした」
あれ?これハジメヒロインじゃねって思ってしまった俺は悪くない。
歩き始めて幾分か、今まで攻略されて、マッピングされてたようなところとは違って、完全に洞窟って感じの所である。
今まで一本道だったが初めての分かれ道へと辿り着いた。
巨大な四辻である。
今まで喋っていたがここで違和感を感じる。
「待て、ハジメ。何かいる」
「う、うん……あれはウサギ?」
そうウサギである。見た目白い毛玉で長い耳のウサギである。大きさの後ろ足を除いて。
「なんだあのぶっとい足は……勝てなくは無さそうだが、あれベヒモス並みかそれ以上は強さがあるぞ」
「うぇぇそんなに……これこそまさに寄生プレーヤー……あ、あのウサギに狼が!」
岩陰から突然体を出したのは大型犬くらいの大きさの尻尾が二本のある狼であった。
どっからどう見ても狼がウサギを捕食するシーンである。
「取り敢えずここは一旦引くか…」
「そうだね」
だがしかし…
「キュウ!」
可愛らしい鳴き声が響いたと思ったら
ドパンッ!
振り向いた先にあったのは、ウサギの回し蹴りが狼の頭部にクリーンヒットしそのまま首がねじ曲がってしまった光景であった。
更に蹴りの衝撃で跳び上がるとそのまま空気を踏み締めて強烈なかかと落としを2匹目の狼に放った。
ベギャ!
ザクロのように頭部を粉砕された狼達。
しかしこのままでは終わらない!と、狼の増援!
ウサギが着地した瞬間を狙ってウサギに飛びかかる。
が、またしてもお前か、ウサギさん!
なんと、うさ耳を逆立てブレイクダンスのように足を広げたまま高速で回転を始めた。
勿論のこと飛びかかった狼達はグシャという音と共に血の肉片を撒き散らした。
「うっそ〜……」
「訂正、ベヒモス以上だなあの強さ」
かなり血の気が引いたらしいハジメは無意識に後退りをし……
カラン
その音は洞窟内にやたら大きく響いた。ついでにあのウサギさんもハジメを凝視した。
首だけで振り返っていたウサギは体ごとハジメの方を向き、足をぐっと力を込めた。
来る!そう悟った瞬間ハジメは横っ飛びをしていた。
聖夜は突進して来たウサギに向かって拳を放つ。
「ここは俺に任せろ!ハジメは逃げろ!」
「で、でも」
「こいつ、どういうわけか空中でも自在に移動できるみたいだ……守りながらっていうのは正直きつい……」
「う、うんわかった」
ハジメが逃げ出したのを見ると。あの蹴りウサギに向き直る。
どうやら、俺にヘイトを向けたようだ。さっきの横槍で片足をやったようである。
「自慢の片足が折れてるぞ?」
「キ、キュウウ……」
蹴りウサギが足に力を込め始める。それに続くように聖夜も足に力を込める。
ズドンッ!
お互いに向けて足元にクレーターを作りながら飛びかかる。
衝突の瞬間。ウサギはニヤリと笑ったような顔ををすると、その場で身を翻し、空中に逃げるように空気を踏み締め天井に着地する。
聖夜はと言うと蹴りウサギの
ヒュン
蹴りウサギが着地した聖夜に向かって、すかさず、かかと落としを放つ。
「やっぱり獣か、あまり学習しないんだな……そう来ることは分かってた!」
かかと落としをしてきた目の前の蹴りウサギの腹部に当たるように手を添え、足を一歩引く。
「退歩掌破!」
蹴りウサギの位置エネルギーに加え、蹴りウサギ自身の脚力がそのままカウンターの形で腹部を襲い…
スパン!
体ごと弾けたんだ。返り血と肉片を浴びてるが問題ない。
ハジメが逃げて行った方向に足を向ける。
すると、
「あ、あ、あがぁぁぁあああーーー!!」
「ハジメっ!!」
ハジメの悲鳴が聞こえた方向に向かって走っていく。
時間にしておよそ数秒。目の前にでかい熊がいた。
口には誰かの血だらけの左腕を咥えて。
周りにハジメはいない。
血の量からして腕だけ喰われたか…クソ、クソ、クソ!
錬成が使えるので、多分どこかに隠れたのだろう。
まずは目の前の洞窟の熊さん倒してからだなぁ……ハジメ借りるぞ
ハジメに作ってもらった、ルービックキューブを取り出す。
「Emulation Start 『五番機構・刺式佇立態《ヴラド・ツェペシュの杭》』curse calling!」
聖夜がそう言い放つと、ルービックキューブを中心にこの世界とは違う、四角形の魔法陣が広がる。その中から一つの槍のようなものが顔を出す。
それを手に取ると、熊の腕に向かって投擲する。左腕に向かって。第三宇宙速度で。
先端が赤く燃え秒もたたないうちに、
ヒュッ
と、当たり前のように落ちる熊の左腕。壁を貫通して尚も止まらない杭には意思ひとつで直ぐに元に戻す。
「グルゥアアアアア!!!」
「おい、どうした?おまえもハジメに同じような事をしたんだろう?因果応報だろ」
「グガァァァァア!!」
「うるさい」グシャ
いつの間に、出てきたのだろう、熊の頭部を一つの大きな車輪が粉砕していた。
「『八番機構・砕式円環態《フランク王国の車輪刑》』」
物言わなくなった骸を一瞥すると、ハジメを探しにその場を離れる。
腕を喰われている間にその場から逃げ出したか……およそ壁の中だろう……ハジメ自身が出て来るか、掘り当てるしかない……
ーーーーーーーーーーーーーーー
どのくらい探しただろうか、この奈落に落ちてから時間にしておよそ八日目、熊を殺したあたりまで戻ってきた。この間色々な場所を覚えたての錬成をつかって探しまくっていた。
身体能力で掘り起こすのは多分楽だが、それをしてしまうとハジメの体も壊してしまう。
あとはこの部屋……考えてみればそうだよな腕食われてどこかに逃げる余裕なんてあるはず無いよな。
部屋の隅々まで錬成しまくり、ついに……
「ハジメ!」
「ぁ、………せ、…い、………や……」
「良かった!ハジメ!取り敢えずこれを食え!」
この8日間なにも口にしていないはずなのに、何故か知らないが生きている。
「禁忌の獄に貯蔵してあった、食料と水だ。」
ハジメに差し出すと、
「あ、りがとう……」
どうやら食べるだけの余裕はあるみたいだ。なくなった左腕が見ていて痛々しい…
ーーーーーーーーーーーーーーー
「で、俺としては嬉しいが、何故生きていたんだ?痛みと飢餓感で普通は死んでるぞ…」
「どうやらこれのおかげみたいだな」
指を指した先にはバスケットボールぐらいの大きさの青白く発光する鉱石が存在していた。その鉱石が、周りの石壁と同化するように埋まっており、そこから下方に向けて水滴を滴らせている。
「これ、神結晶じゃないか!?伝説の鉱物の!」
「そう、図書館で見たやつと同じだな。まさか存在するとは」
「というかハジメさんなんか口調変わってない?」
「仕方ねぇだろ、あんな目にあったんだ、むしろいままで聖夜こそ何してたんだよ」
「ずっとハジメを探していたに決まってんだろ!ハジメは大切な親友だ!おまえが居なくなったら誰が………」
「誰が?」
「いや、何でもない。取り敢えずハジメが無事で良かった!」
「あぁ、まぁこの通り左腕は失ったがそれ以外はいつも通りだ」
「やっぱり、その左腕……あの熊に」
「そうだ!聖夜もあの熊に遭遇しなかったか?」
「あいつならもう殺した」
「あぁまぁ、聖夜ならそうだよな……」
「ハジメその左腕どうする?元に戻せるぞ」
「……いや、このままでいい。俺は今までの弱い自分を捨てたんだ。その証として今はこのままでいい……それはそれとして聞くが、聖夜、」
「どうした、ハジメ?」
「おまえは……俺の道を阻むつもりはあるか?」
「あまり言ってる意味は分からないが、微塵もそんなつもりは無いぞ、ハジメを強くはするつもりではあるが、おまえの自身の道を阻むつもりは一切無いな」
「……そうか、ならこれからもよろしく頼むな」
「任せろ」
「しかしなぁ…強くなるって言ってもあまり方法が思いつかないんだよなぁ…」
悩むハジメに聖夜は一つ考えついていた提案をする。
「ハジメよ、古来よりこんな言葉がある『人間万事塞翁が馬』とな」
「つまり?」
「そもそも強い体を作るためには適度な運動と適度な食事を取らないといけない……たがしかし、君の場合時間をかけずに急速に強くしなきゃ行けない……」
「?全く話が見えて来ないぞ?」
「ハジメよ、ここには何でも治す不思議な、それはとても不思議な鉱石が存在する。そしてこの洞窟には体が崩壊するほどに人体に悪影響を及ぼすと言う、魔物肉が存在する」
「は?おいおいまさかとは思うが……」
「そのまさかだ。流石にいきなり1人で食えっていうのは、死にはしないけど、唯の人殺しみたくなるから、まずは俺が先に食べよう、で、何も変化が起きなかったらこの話は無しだな……つか今はそれ以外で急速に強くする方法が思い浮かばねぇ……」
「聖夜、一つ聞くが、何故魔物の肉食えば強くなれると思ったんだ?」
「この世界では、魔物の肉を人が食ったら死ぬって言う話は聞いたことあるよな?」
「あぁ、まぁ」
「でも魔物同士では特に何の問題もない」
「……そういえばそうだな……」
「最初は遺伝子の問題かとも思ったが、明らかに違う遺伝子の魔物でもお互いに肉を喰らいあってる様を見てそれも違うと踏んだ。で、だ。この世界には魔法という概念があるだろ?」
「お、おぉ話が飛び飛びだが少しずつ言いたい事が分かってきたぞ……魔力の直接操作が出来る魔物と出来ない人間。つまりは、出来る奴同士なら肉が食える、出来ない奴が出来る奴を食うと、体が耐え切れず崩壊する……」
「そう、なら崩壊に耐え切って見せたらどうなるか知りたいだろ?それに崩壊して新たに体が作り直されれば強靭な肉体って言うのもあながち間違いじゃ無さそうだし……」
「成る程……最初に、聖夜が食うんだよな?」
「勿論。元に戻す事も可能だしな。ハジメもだぞ?」
「なら、安心して食えるか……神水もあるし……」
話はついた。あとは探し出して、肉を喰らうだけだ。
あ、外に出しっぱなしにしてた熊の肉があったな……流石に腐ってるか……いや、神水使って調理すればあるいは?
「ハジメ、外に殺したまま放置してる熊肉あるけど、それにしてみるか?」
「調理出来るのか?」
「ふ、俺を誰と心得る」
ーーーーーーーーーーーーーーー
「『禁忌の獄』」
今回はいつものあの風景に、厨房をそのまま用意してみた。
「まだこの世界来るの2回目だが、どうなってるんだ……すげぇ……」
「さ、ハジメ君よ君には助手をしてもらうとしよう」
「はい!先生!ちなみにどんな料理にするんですか!」
ノリの良いハジメ。まぁ強くなれるかもと言うのだからそうもなるか。
「ふむ、そうだな……俺の禁忌の獄でも、無から有を作り出すのは不可能なんだ、つまり調味料は保存してる分しかない」
「聖夜のコレでも、作り出すのは無理なのか……」
「なんか、再現して物にするのは可能だが、そういった食料みたいなのは専門外みたいだな……今度たくさん保存しとくか……と、話がズレたが今回は、熊肉でステーキを作ろうと思う」
「普通に旨そう」
「あはは……まぁまずはハジメ、あの熊、解体するから手伝ってくれ」
「おーけー」
頭が無いからグロいな……
まずは仰向けにして、股間部から首に向けて体の中心に沿って皮を剥ぐ。
「ハジメ、こいつ左手無いから左足だけ皮を剥ぐのを手伝ってくれ、今みたいにしてくれれば良いから」
「お、おう、躊躇いないのな……」
そうして剥いだ手足首の関節の部位で外す。
「次はこれを使う」
「……まさか」
「そのまさかだ『二十番機構・斬式大刀態《凌遅の鉈》』」
腹部を開いていき、続いて胸部も開く。肋骨があるから鉈を選んだのだが流石、禍具切れ味抜群。この時胃や腸は傷つけ無いようにするべし。
「さて、ハジメ、手は洗えるから首から食道を取り出してくれ」
「おう」
その間、横隔膜を骨に沿って切り取り、残りの内臓をひきだす。
肛門の部分は鉈で骨を割ってそのまま取り出す。
「あ、ここまでやったけど、別に肉切り取ってあとは捨てれば良かったのか……」
「いや、この毛皮とか有難いぞ」
「そうか、ならこのまま腕の肉を使って料理するか」
「お、待ってました!」
まずは、タマネギをすり下ろしてにしてジップロックに入れる。その上に切り取った肉を筋を切ってから入れて……そのまま蜂蜜を塗り込む、で、しっかりと揉み込む。
ジップロックの口を閉じて、冷蔵庫へin
「本来なら2時間ほどかかるけど、冷蔵庫の中だけ時間を進めて……」
「便利だなぁ」
熊肉を常温にもどして、フライパンにサラダ油を入れて、その上に熊肉をタマネギを落として投入。その上に塩胡椒、中火で焼き色がつくまで焼いていく。
「あぁ、もう既に美味しそう……あ、でも少し臭みあるな」
「それなら、こっちを焼いてる間、残ったタマネギをいれて、砂糖、酢、醤油の代わりに味噌を入れて、おろしにんにく、後さっきとった神水を入れて煮詰めてくれ」
「お任せを!」
さっきと全然違う人みたいだなハジメ
「後は食べやすい大きさに切り分けてタレをかけたら完成!」
「早速頂くか!」
「まぁ、待てハジメちゃんと飲み物で神水用意しとけ、体の崩壊は起こるだろうし……というか先に俺が毒味するぞ?」
「こんなに美味しそうなのに、待てるか!」
「そうか、なら……」
「「頂きます!」」
さっき食べたばかりなのにまだ余裕があったのだろう一気にかぶりつくハジメ。それを傍目に見ながら聖夜も食べていく。
「「………………………美味ぇ!!」」
「こいつは意外にイケる!」
「ああ、てっきり不味いかとも思ったが……」
実はこれ、神水のおかげである。
2人同時に完食すると、直ぐに変化が現れた。
「あ、ーーッ!?アガァ!!!」
ハジメが突如、悲鳴を上げる。
「ーーーー!!!ーーウぐぐ……」
聖夜も同じく、全身に強い痛みが襲った。
これ………十六夜ボディでも関係ないのかよ……!!
体の内側から侵食されるような痛みに襲われる。すると直ぐに神水の効果も現れる。
体の異常をどんどん修復していく。そして修復が終わると再び走る激痛。
「あ、………ハァハァ……クソッ……ハ、ジメェ!」
すると、スッと聖夜の体から痛みが引いた。
「あれ?治った……けどなんだこの違和感……そうだ、ハジメ!」
ハジメの方を振り向くと、色々と変化が起きていた。まずはその髪である。日本人特有の黒髪はカケラも残っておらず、白くなっていた。
次いで、この筋肉や骨格が太くなっており、体にうっすらと赤黒い線が幾本か浮き出ていた。
どうやらようやく、痛みも落ち着いたようである。
「大丈夫か、ハジメ」
「あぁ、なんとかな……つか俺今どうなってる?」
「ほれ、手鏡」
「んなっ!!これ、俺か!?」
どうやらその変貌っぷりに驚いているようである。
「確かにかなり変わっているが……ハジメは「カッコいいな!!」……は?」
「この厨二心をくすぐるこのセンス!」
「厨二野郎………落ち込むなら最初から言わなきゃいいのに……ま、まぁカッコいいと思うぞ、あ、そうだ!ステータスプレート!」
「お、おう、……そうだな……」
==================================
南雲ハジメ 17歳 男 レベル:8
天職:錬成師
筋力:100
体力:300
耐性:100
敏捷:200
魔力:300
魔耐:300
技能:錬成・魔力操作・胃酸強化・風爪・言語理解
==================================
==================================
神韋聖夜 17歳 男 レベル:20
天職:器用貧乏
筋力:ERROR
体力:ERROR
耐性:ERROR
敏捷:ERROR
魔力:ERROR
魔耐:ERROR
技能:錬成・魔力操作・胃酸強化・風爪・言語理解
==================================
「おおぅ願ってた通りになったな……風爪?」
「あぁ、多分爪熊の技能だろうな、爪から風を飛ばして俺の腕も切り落とされた」
成る程な、食った奴の技能もそのまま使えるって感じか。
「そうだ、あのウサギや、狼も食わないか?」
ニヤリとハジメが言う。
「面白そうだなぁ……あ、そうだハジメも武器とか作らないのか?」
「ああ、それなら一つ思いついてるのがあるんだ」
更に笑みを深くするハジメを見て思った。
こいつ完全に厨二キャラやろ……
「あとこの違和感もこの魔力操作って奴のおかげだろうな」
「おっ、おっ、おぉ〜?」
ふむ、どうやら操作しているみたいだな。
「まぁ取り敢えずハジメの武器作りに行くとするか」
「それなら直ぐ出来るぞ?あぁいや時間はかかるがな」
そんな壁を見てどうした?
ここまで読んでいただきありがとうございます!
あ、戦闘描写について突っ込むやめてくださいね。下手なのは自覚してるんで