特典を盗む怪盗 R   作:ボルメテウスさん

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Pouvez-vous voler dans le ciel avec les griffes de votre chat?~猫の爪で空を飛べるのか?~

「なぁ、やっぱり男3人で、ここは狭いだろ、ここ!!」

 

「そう言われても、ここぐらいしか住める場所はないぞ」

 

そう言いながら、スカルこと坂本竜司は喫茶店ジュレの住宅スペースを見ながら、思わず呟いてしまう。

 

「とりあえずは、聞きたい事があるけど、竜司はなんか知っているか?」

 

「さぁな?

俺はディーチの時は周りに見下されないように力ばかり求めていたからな」

 

「まぁ竜司だから仕方ない」

 

「なによう、たく、お前は変わりないな」

 

そう言いながら、竜司はモルナガの頬を引っ張りながら呟く。

 

「あっ」

 

「どうしたんだ?」

 

「そう言えば、思い出した!!」

 

「何を?」

 

「次のターゲットだ!!」

 

「はあ、それはどういう事だ!?」

 

竜司の一言にその場にいた一同は思わず声を出してしまった。

 

「おい、それを詳しく言え!!」

 

「いや、俺だって詳しくは知らないよ。

だけどデュランダルっていうのを狙っているって聞いただけだよ」

 

「デュランダル。

それって確かローランの歌に出てきた伝説の剣だったはず。

その剣を狙うのは、吾輩が知る限りだと二人だな」

 

「二人?」

 

「あぁ、前に言ったマリエとイシカワの二人だ。

あいつらだったら。デュランダルの価値を感じて、動く可能性がある」

 

「だったら、そのデュランダルを狙えば、奴らと出会う可能性がある訳だな。

それで、そのデュランダルはどこに?」

 

「へぇ、なるほど、それは丁度良いかもしれないな」

 

そう言い、石動が取り出したのは地図だった。

 

「二課がデュランダルを護送するという情報は手に入れている。

ならば」

 

「それを狙うという訳か。

良いだろう」

 

その言葉と共に、雨宮達は怪盗衣装を取り出す。

 

「へぇ、ジョーカーは前とは変わりない衣装だな。

あれ、そう言えば俺は?」

 

「留守番だスカル。

店番頼むぞ」

 

「はぁ、ちょっと待てよ、俺、店番なんて」

 

そう言いながら、3人と1匹が出かけた後、ぽつんと置いていかれた。

 

「それじゃ、店番をしよっか」

 

「大丈夫かよ」

 

そう言いながら、肩を落としながら竜司は呟く。

 

「さて、それじゃあ、出発するか」

 

そう言い、モルナガはモルナガカーへと変わる。

 

「それにしても、こいつが介入してくれたおかげで、移動が楽になったな」

 

「あぁ、怪盗衣装に着替える手間も省かれた」

 

「扱いが雑じゃないか、こいつら」

 

そう言いながら、辿り着いたのは、二課の基地と思われる場所、リディアン学園だった。

 

「しかし、今度はパレスじゃなくて、本当の意味での潜入とはな。

これは少しわくわくしてきたぜ」

 

「パレス?」

 

「気にするな、とにかく、入るとするか」

 

その言葉と共に、二課へと入り込む。

 

二課の地下は予想以上に深かった。

 

「なんだ、この基地は?」

 

「シンフォギアがあるとは聞いていたが、これは」

 

そこに広がっていたのは、何かの遺跡だと思われる文字が幾つも残っていた。

 

「どうやら、二課という組織にも良い奴ばかりとは限らないようじゃな」

 

「知っているのか?」

 

「さぁな、だが」

 

そう言いながら古代文字を見ている忍は疑問に思いながらも、進んでいく。

 

「さて、お宝の場所が分かれば良いけど」

 

そう言いながら侵入していく。

 

地下深くへと侵入していき、目的地とは違うが、どこかの指令室に辿り着いた。

 

「デュランダルの保管状況は」

 

「あの人は、なるほどな」

 

そこで会話している男性は、響と共に特訓していた風鳴弦十郎だった。

 

それにより、これまでの繋がりに納得すると共に、少しでも多くの情報を得る為に耳を澄ませる。

 

「あぁ、未だにアビスでの保管は未だに問題ないわ。

まぁ、こんな所を狙う人はそんなにいないでしょうけど」

 

そう言った画面に映し出されているのをすぐに見つめる。

 

「高さを見るだけでも、相当に深いな。

これは普通に盗むのは困難だな」

 

「だとしても、何か手があるはずだ」

 

「いっそのこと、儂らで盗むか?」

 

「馬鹿か、捕まったら元も子もない。

今回はデュランダルの存在の確認だけでも十分すぎる」

 

そう言っていると、基地内で警報が鳴り始めた。

 

「なんだ、これはっ!!」

 

そこに映し出されているのはまるでゴーレムを思わせる怪物が、真っすぐとリディアンに向かっている映像であった。

 

「分かりません。

ノイズと同様に突然の出撃ですが、明らかにノイズとは反応が違います」

 

「あれは、ゴーラム!?」

 

「誰だっ!!」

 

モルナガの声に気付き、弦十郎さんがこちらに気付いて、見つめる。

 

その言葉と共に入り込む。

 

「ジョーカー」

 

「あぁ」

 

モルナガから視線を送られ、二人にも見つめる。

 

声という証拠が残れば、これからの活動にも影響の為、証拠が残りにくいモルナガに頼む事にした。

 

「お前達は」

 

「吾輩達は心の怪盗団。

他にもルパンレンジャーとも言われている者達だ」

 

「猫が喋った!」

 

「猫じゃねぇよ!!」

 

モルナガが自己紹介するように言うが、モルナガは猫という言葉に思わず反論してしまう。

 

「それで、君達の目的は一体」

 

「吾輩達の目的は簡単さ。

デュランダル」

 

「っ!!」

 

その言葉にその場にいる全員が睨みつける。

 

「なぜデュランダルの事を」

 

「吾輩達の情報網を嘗めないで欲しい。

まぁ、あえて言えば、吾輩達の目的はデュランダルその物じゃないけどな」

 

「なに?」

 

その言葉に疑問に思いながら

 

「とりあえず、デュランダルの無事の為に、今回は吾輩達がゴーラムに対応しておく」

 

「ゴーラムだと?

奴らの事を知っているのか?」

 

「まぁ吾輩達にとっては、狙いの一つだからな。

それに今回の事で確信したしな。

まっこれ以上は話せないので、また今度にするぞ」

 

その言葉と共に雨宮は手に持っていた煙玉を地面に叩きつけた。

 

「司令」

 

「今は、彼らを信用しよう」

 

「ですが」

 

「可笑しいと思うが、ジョーカーと呼ばれている彼の目は真っすぐとしていた。

今は悪人ではない事を信用したい。

それに」

 

そう言って、映し出されているゴーラムを見る。

 

「これに対抗するには、彼らしかできないかもしれない」

 

そんな弦十郎の会話が行われている間、一気に基地から脱出する。

 

「よう、お前ら、久しぶりだな」

 

「なんだ、こいつは!?」

 

「グットストライカー、丁度良かった」

 

「おぉ、さっそく俺様の出番か」

 

その言葉と共に、雨宮はグットストライカーをVSチェンジャーに装填する。

 

【GET SET! LEDY?飛べ!飛べ!飛べ!】

 

【GO・GO・GO・GOOD!!】

 

その音声と共に巨大化したグットストライカーとそれを追いかけるように、三人は各々の機体を呼び出す。

 

「さぁ、怪盗ガッタイム!!

勝利を奪い取ろうぜ!!」

 

その声と共に、空中に飛んでいたグットストライカーとダイヤルファイターは一つへと合体する。

 

「完成!ルパンカイザー!」

 

完成されたルパンカイザーは、二課を襲い掛かろうとしているゴーラムを蹴り上げる。

 

「悪いが、ここから先には行かせないぜ」

 

その言葉と共に、ルパンカイザーは右腕を構え、マシンガンが放たれ、ゴーラムの装甲が剥がされていく。

 

「まだまだ、行くぜぇ!!」

 

さらに左腕の回転カッターでゴーラムの腕を切り落とす。

 

「こいつは早々に決着がつけれそうだな!!」

 

そう言い、再びマシンガンを構えようとした時だった。

 

腕が、マシンガンの動きを止めた。

 

「なっ!」

 

「こいつはっ!!」

 

見てみると、先程まで崩れていたはずのゴーラムの腕が掴んでいた。

 

「再生しているだと!?」

 

「もう左腕も回復しているだと!」

 

ゴーラムの急激な回復能力に驚きを隠せずにいた。

 

「このままでは勝てないという事か」

 

「だからと言って、退く訳には」

 

明らかに高すぎる再生能力に対する対抗手段を考える。

 

「何か」

 

そう言い、ルパンレッドは懐を確認する。

 

そこには、先日の戦いに使用した黒い銃の他には黒い模刀、そして

 

「黒い模型」

 

ラヴェンツアから渡された新たな力だが、この黒い模型だけは現在持っているどのペルソナとも会わない。

 

「それは」

 

「あぁラヴェンツァから預かっていた物だが、どうも」

 

そう言いながら、手に持った物を見せる。

 

「ここにペルソナを収めれば、新たな武器になるとは聞いているが、これでどうやって」

 

「なるほどな、どうもさっきから騒ぐはずだぜ」

 

その言葉と共にモルナガは黒い模型を手に取る。

 

「使わせてもらうぜ、これを」

 

「モルナガ?」

 

その言葉と共にモルナガの後ろから現れたペルソナであるゾロが黒い模型が吸い込まれていき、その形は大きく変わる。

 

そこに形成されたのはモルナガカーと似たヘリコプターのダイヤルファイターへとなる。

 

「おぉ、これはなかなかに良いな」

 

「あぁ、使わせてもらうぜ」

 

その言葉と共に、VSチェンジャーにモルナガのペルソナが収まったダイヤルファイターを装填する。

 

【MORNAGA!】

 

【GET SET! LEDY?飛べ!飛べ!飛べ!】

 

【MO・MO・MORNAGA!!】

 

その音声と共に、ルパンカイザーから出てきたモルナガコプターが現れ、絡まってくるゴーラムの腕を切り落とす。

 

「左腕、変わります!」

 

その音声と共にルパンカイザーの右腕に装着されているブルーダイヤルファイターが外され、新たに装着される。

 

装着された事により、モルナガコプターの羽部分がまるで猫の爪を思わせる形へと変形し、頭部にはモルナガのペルソナであるゾロだと思わせる帽子が装備される。

 

「完成!ルパンカイザーキャット!」

 

「さぁ、盛り上がっていくぜ!!」

 

その言葉と共にルパンカイザーは瞬時にゴーラムの装甲を切り裂く。

 

「っ!?」

 

「よしっ、行けるぜ!」

 

「あぁ」

 

その言葉と共に、襲い掛かるゴーラムに対して、モルガナコプターの爪で攻撃を続ける。

 

爪には風が纏われており、後ろへと下がったゴーラムに対しても、風の刃で切り裂いていく。

 

だが、ゴーラムは装甲が再び集まり始める。

 

「ちっ、やっぱり装甲が再生するか」

 

「だけど、吾輩の力があれば一気に倒せる!

だろ、ジョーカー!」

 

「あぁ」

 

「良いぜぇ、だったら、一緒に行こうぜ!」

 

その音声と共に、モルナガコプターの刃は丸まり、拳へと変わった。

 

「グットストライカー!一発逆転ラッキーパンチ!」

 

その音声と共に、ゴーラムに向けて、連続に放たれた拳はゴーラムの装甲を打ち砕いていく。

 

その装甲が剥がされていく度に、再生を行おうとしているゴーラムだが、そのダメージは予想以上に大きかった。

 

さらに破片が重なり、ダメージの修復を邪魔するなど、幸運の結果が続いていた。

 

「永遠にアドゥ!」

 

その言葉を最後にゴーラムを吹き飛ばし、完全に消滅させた。

 

「それじゃ、アドゥ」

 

その言葉と共に、グットストライカーは分離し、その場で雨宮達は隠れながら見つめる。

 

「モルナガ、大丈夫か」

 

「あぁ、にしても、バスとは違って、結構しんどいぜ、こりゃ」

 

「まぁな」

 

そう言いながら、黒い模型と分離したモルナガは呟く。

 

「まったく、派手にやってくれるじゃない」

 

「ほぅ、向こうから宣戦布告か」

 

そう言い、見つめると、そこにいたのは豪華な衣装を身に纏った女性が立っていた。

 

「それで、あれはお前の差し金か。

マリエ」

 

「えぇ、その通り。

だけど、ゴーラムでの発掘作業は失敗のようだから、今日は退散するわ」

 

「逃げるのか?」

 

「醜い反撃は嫌なだけ。

勝つなら、徹底的に有利によ、じゃあねぇ」

 

その言葉と共にマリエは姿を消した。

 

「とりあえず、今回は守る事ができたが、今後どうなるのか分からない」

 

「まぁな、だが、情報を得る手段は既にできている」

 

「おぉ、という事は」

 

そう言いながら、ソーマが取り出したのは盗聴器だった。

 

『先程のは彼らの言う事が本当ならば、デュランダルを狙っての行動でしょうね?

それで、どうする?」

 

『元々、決行するのは決まっている。

ならば、すぐにでも準備を行うだけだ』

 

『了解、だったら準備するわ』

 

『あぁ、輸送は明後日とする』

 

その言葉と共に、盗聴器が破壊される音が聞こえる。

 

「盗聴器が破壊されたという事は、バレていたという事か?」

 

「だが、なぜわざわざ輸送の情報を?」

 

「決まっているじゃろ。

成功率を高める為じゃよ」

 

「なるほどな、偶然を装った協力要請という訳か」

 

「ならば、決まりだ。

明後日、デュランダル輸送を見届ける」

 

その言葉と共にその場を去っていった。

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