輝きを常に心に   作:たか丸

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みなさんこにゃにゃちわ、お久しブリーフ。どうも、たか丸です。

前回投稿から意外と時間があきましたねぇ。
まぁ理由は色々とあるんですけども、触れない方が身のためですのでやめておきますね、はい。

にしてもなかなか終息しませんねコロナとやら。
そろそろマスク無しで外出したいですよほんと。
バイト先も客が来ないもんで早く帰らされちゃったり、バイトに行く日を少なくされちゃったり。
もうっ、まいっちんぐ♡(古い)(わかってない)
せっかく20歳になったもんだから、友達と大いに飲み会とかしたいわけですよこちらとしても。
早く終息することだけを切に願っております……

さてさて今回はソロ話ラストでございます。
我らがみかん様のお通りでござい!道を開けんか!()
タイトルはどシンプルにいきました。
色々察してからごゆるりとお読みになってください。

それでは今回も最後までお付き合い下さい。


お兄ちゃん

千歌side

 

 

千「お、お兄ちゃん……

 

柚「えっ?千歌ちゃん何か言った?」

 

千「あっ、ううん、なんでもないっ!」

 

美渡ねぇから借りた少女マンガ。

出てくる主人公の女の子は、自分の兄のことを"お兄ちゃん"って呼んでた。

千歌の友達も、自分の兄のことは基本的に"お兄ちゃん"って呼ぶ人が多い。

稀に男勝りな子だと、"兄貴"とか呼んでたりするけど……

 

何が言いたいのかっていうとね、千歌だって1人の女の子なわけで、そんな少女マンガみたいなかわいい女の子に憧れたりするわけなのです。

だからまずは形から入ろうと思って、"お兄ちゃん"って呼んでみることにしたのです。

 

でもでもでも、いままでずっと"ゆづにぃ"って呼ぶのに慣れてたから、いきなり"お兄ちゃん"なんて恥ずかしくて言えなくて……

もういままで通り"ゆづにぃ"でいいんじゃないかなって思っちゃう。

 

柚「ちーかちゃんっ」

 

千「ひゃうぅっ?!なっ、ななな、なに?!」

 

柚「どうしたの?ぼーっと外なんか眺めちゃって」

 

うっ、言えない……

ゆづにぃからお兄ちゃんに呼び方をチェンジしようとしてただなんて……

10何年間一緒に過ごしてきてそんなことで悩んでるなんて恥ずかしすぎるもん……

 

千「え、えっとね……」

 

柚「うんうん」

 

千「なっ、なんでもないっ!!!」

 

柚「えっ、千歌ちゃん?!」

 

あの場所からとにかく逃げ出したくて、何も考えずに家の外に出てきた。

考えるだけでなんでか恥ずかしい。

"お兄ちゃん"だなんて、本当に言えるのかな……?

 

 

********************

 

 

千「に……にぃに……!」///

 

柚「にぃに?」

 

うわあーーーーーっ!!!

言っちゃったーーーーーっ!!!

え、なにこれ!すっごく照れる!!!

外の空気を吸って落ち着いて、段階踏んで言い方変えてみようって考えてみたけど、いきなり飛躍しすぎた?!

あーなんかもうゆづにぃこっちすごい見てくる!

「え、どうしたの?急に呼び方なんて変えて……」みたいな顔してる!

 

千「ほ、ほら!いつも千歌は"ゆづにぃ"って呼ぶでしょ?だからたまには趣向を変えてみようかな〜……なんて……」

 

柚「なるほど!うんうん、なんだか新鮮でいいじゃん!」

 

そう言ってなんでだかわからないけどゆづにぃはハグをしてくれました。

なんで?

 

柚「えへへ、"にぃに"って呼ばれ方にちょっと憧れ……じゃないけど、なんかいいなって思ってたことがあったんだ。思いがけずそれがちょっと叶っちゃった感じ♪」

 

抱擁を解いて物思いにふけるような顔で窓の外を見てそう言うゆづにぃ。

そしたら今度はニコニコしながら「にぃに」って呟いてふふって笑ってる……

これは流石にちょっと怖い……

 

柚「んー、じゃあここは俺もひとつ趣向を変えて、千歌ちゃんの呼び方も変えてみよっか?」

 

千「ふぇ?」

 

柚「たとえば〜…………()()

 

千「んにゃっ?!?!」///

 

びっくりした……///

急に呼び捨てなんてそんなのずるいよ……///

しかもなんでちょっといい声で言うの……///

 

柚「こんなのとかどう?」

 

千「ち、ちょっと刺激が強しゅぎりゅ……」///

 

ああっ、噛み噛みだぁ……

もう顔絶対真っ赤っかだよぉ……///

 

柚「千歌、なんでそんなに照れてるの?」

 

千「うーっ、いじわる〜っ!」///

 

柚「えっ、なんで?!」

 

ゆづにぃは"オトメゴコロ"ってものを理解してなさすぎる!

梨子ちゃんなんか呼び捨てにしたらきっと倒れちゃうよ?

 

ゆづにぃは自分では気づいてないだけで、すっごくかっこいい。

その上優しいわけであって、いつもみんなの事は"ちゃん"をつけて呼んでるんだけど、そんな人が急にキメキメの顔でキメキメの声で呼び捨てしてくるって、ちょっとズルすぎると千歌は考えるのです。

 

ふ、ふーんだ!こうなったら仕返ししてやるんだ!///

 

千「ねぇにぃに、千歌のことぎゅってして欲しい……」///

 

柚「え、うん、いいよ」

 

千「ちょっとは躊躇ってよーーーっ!!!」///

 

柚「えぇ?!」

 

なーんの躊躇もなく抱きにくるもんだからびっくりしちゃった。

"てんねんじごろ"?っていうやつはほんとに怖いねぇ……

 

千「でも……」

 

柚「?」

 

千「やっぱぎゅってして……」///

 

柚「お?何やら心がジェットコースターのようだね……はい、ぎゅーーー」

 

あぁ、ゆづにぃで身体が満たされていく感じ……

あったかくてやさしくて、おちつく……

 

柚「千歌、いい香りがする……」

 

千「よっ、呼び捨て禁止〜〜〜っ!!!っていうか、嗅がないでーーー!!!」///

 

********************

 

 

柚「千歌、怒ってるの……?」

 

千「怒って……ないし……」///

 

美「なんだー?珍しく喧嘩かー?」

 

志「あら〜、若いわねぇ〜♪」

 

はぁ、2人の姉は呑気だし、ゆづにぃは呼び捨て気に入っちゃったみたいでずっとそう呼んでくるし……

なんか呼び方1つで悩んでる千歌がバカバカしく思えちゃうよ……

 

美「喧嘩なんてしてっとご飯が美味しくなくなるぞー?」

 

志「美渡?私の作った料理が美味しくないみたいな言い方してるわね?」

 

美「げっ、めんどくさいのに絡まれた……」

 

志「ん〜〜〜〜〜???」

 

柚「あー、ほらほら2人とも喧嘩しないの〜!お仕事頑張って!」

 

美「へいへーい……くそ、どこまでブラックなんだうちの会社は……」

 

志「まさかこの時間に素泊まりしたいだなんてびっくりだわ〜、困ったものねぇ……」

 

お互いにお仕事がまだ少し残ってるみたいで、志満ねぇも美渡ねぇも晩御飯の準備をしてくれたらすぐに仕事に戻っちゃった。

 

時刻は19時。ゆづにぃとお互いの呼び方の話をしてたらいつの間にか日は傾いて、明日に備えて太陽は水平線の向こう側へ休みにいった。

また明日、私たちを優しく照らしてね〜♪

 

呼び方を変えられて、千歌はただただ恥ずかしくてゆづにぃに対してぎこちなくなっちゃってるけど、どうもゆづにぃはまったく気にしていないみたい。

それどころか"にぃに"って呼ばれてまだ嬉しそうにしてるし。

テンション上がってずっと千歌のこと呼び捨てにしてくるし。

 

いま食卓を囲むのは千歌とゆづにぃの2人きり。

もうっ、なんでこんな時に2人ともお仕事が残ってるのかなっ?!

千歌としてはとてもとても気まづいんですけど!

 

なんて口に出さずに色んなこと考えながら、食卓に並んだ唐揚げを一つ頬張り、白米をかきこむ。

唐揚げには流石の千歌もみかんをかけずにレモンをかけて食べる。

何にでも"合う合わない"はあるわけだしね。

 

合う……合わない……

 

じゃあ千歌がゆづにぃのことを"にぃに"って呼んでみたり、"お兄ちゃん"って呼んでみたがってるのは、もしかしたら千歌に"合ってない"……?

 

柚「ふふっ、千歌ちゃん。そんな顔でご飯食べてるとせっかく作ってくれた志満ねぇが悲しむよ?」

 

千「あっ……ご、ごめん……」

 

柚「……自分らしさってさ、難しいよね」

 

千「えっ?」

 

突然雰囲気が変わったように話し始めたゆづにぃ。

 

柚「自分で決めたわけでもないのに、勝手に相手から付けられた印象通りに振る舞わないといけないって感覚に陥る」

 

なんで急にこんなことを言い始めたのかはわからないけど、今の千歌にピンポイントすぎる話。

 

柚「兄弟って、俺たちは兄妹(けいまい)だけど。家族って、遠慮しちゃダメなんだよ、千歌ちゃん」

 

千「…………」

 

間違いない。どうしてかはわからないけど、ゆづにぃは千歌の気持ちに気づいてる。

ゆづにぃと家族になった経緯はいろいろと複雑なものがあるけれど、それでも間違いなくゆづにぃとは紛れもない家族なんだ。

 

千歌らしさ。

それを家族の前でも作ってまで振る舞う必要なんか、なかったんだ。

 

柚「好きなように、自分の思うままに、それが出来るのが"家族"でしょ?」

 

千「……うん、そうだね。千歌が間違ってた……ありがと、ゆづにぃ」

 

ほんと、とことん鈍いくせにこういうことはすぐ気づくんだからずるい。

 

呼びたいように呼ぶ。

それでいいんだ。

それで嫌だって言われたらやめればいい。

まぁ、ゆづにぃはなんて呼んでも喜んでくれそうなんだけど……

 

柚「さてと、お腹すいたし、早く食べよ食べよ!」

 

千「うんっ!……はい、ゆづにぃ、あーーーん」

 

柚「えっ、えと、えと……」

 

千「誰が見てるわけでもないんだよ〜?ほらほらは〜や〜く〜っ!」

 

柚「あ、あ〜〜〜……ん……うまうま……」

 

千「どうどう?千歌があーんしてあげると余計に美味しく感じるでしょ?」

 

柚「それはそれは大好きな妹があーんしてくれるんだもの、おいしくないことがあるだろうか、いやない」

 

千「ふふん、そうでしょうそうでしょう♪」

 

千歌は千歌のままで。

大好きなゆづにぃの妹として。

ずっとこの想いをゆづにぃに捧げるよ♡

 

千「……大好きだよ、お兄ちゃん♡」

 

 

 

千歌side off




いかがだったでしょうか!

いやもうブランクが!!!
すっごいブランクが!!!
どうしようもないですねこりゃ笑笑
ひゃ〜……ちょっと実力つけ直してからまた来ますね?笑笑

ちなみに次からはちょいと柚希くんの過去についてお話していきたいと思います。
千歌ちゃんの義兄となった経緯だったりを語らいたいと考えています。

とにかく寝不足故に頭が痛いのでもう寝ます(AM 11:00)

では、次回のお話でお会いしましょう。
(・ω・)/ばいにー☆
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