いってぇ、まじでいってぇ笑笑
前回のルビィちゃんのお話で、野球を例えに使った描写があったんですけど……どうでした?
私は野球が大好きなんで、「野球で例えるとかまじセンスねぇな〜wwwwww」とか言われない限りは、今後ともその例えは使っていきたいなと思ってます笑
さて、今回は題名から察するにあの子がメインのお話ですね!
さあ、あの子とはいったい、何者なのだろうかずら?!
ずら!!!
2019年最後の更新です。どうぞ年末のオトモにたか丸の作品はいかがでしょうか?
では、今回も最後までお付き合い下さいませ。
花丸side
マルは小さい頃から本が大好きだったずら。
時間さえあれば図書館に行って本を読んでみたり、昔使われてた書斎に眠る本を勝手に読んでみたり、とにかく「本のある所に花丸あり」と言われるほど、たくさん本を読んだずら。
難しい本は漢字が読めず、諦めかけたりもしたずら。
でも読み進めていくと、なんとなく分かってくる。
そう、本の世界に入っていける。
その時間は、マルだけが旅することの出来る本の世界。
夢中で旅をして、楽しくなって、旅の終わりはいつもちょっぴり寂しかったけど、次の旅にすぐ出られる。
一喜一憂できる、そんな本の旅が大好きずら。
でも最近……
?「ん、それはなんの本ずらか?」
花「"ぷれいぼーい"さんには縁のないお話ずら〜」
?「プレイボーイ?!」
そんな本の旅と同じくらい大好きになったものがあるずら。
それがこの男の子、高海柚希くん。
マルたちAqoursのマネージャーをしてくれてて、気が利いて、とっても優しい男の子ずら。
でも誰にでも優しくするから、みんなすぐにコロッと
かく言うマルもその1人なのがなんだか悔しいずら……
柚「あー、近代文学……?」
花「ずら。面白いずらよ?」
柚「あはは……うー、活字はどうしても……」
最近の若者は活字離れが顕著ずら。
"すまほ"ばっかり使ってるから、活字を読むという行為に抵抗があるらしいずら。
でもマルは、そんな人が少しでも減って、本の世界に飛び込む楽しさを知って、本が大好きな人で溢れる世界になって欲しい。
まずは身近な人から変わって欲しくて、だから柚希くんをその活動の被検体第1号にしたずら。
でもなかなか上手くいかなくて……
柚「読もう読もうと思って本を開くんだけど、10分後には本の世界から夢の世界に……不思議だよねぇ……」
花「ちなみに何の本を読んでいたずら?」
柚「えっとねぇ……"君の臓物をたべたい"って本だった気がする……」
……膵臓ずら……
仮にそのタイトルだととんでもないストーリーになっちゃうずら。
ただの"さいこぱす"ずら……
柚「本屋さんでオススメされてて、本を読むのが苦手な人でもすぐに読めるって言われたんだけど、なんでか……」
花「あの作品は本当に面白かったずら……最後まで読んで、タイトルの意味がわかった瞬間に涙が止まらなかったずら……」
柚「へぇ〜、あのタイトルってただサイコパスな人の話を表してるわけじゃないんだ?」
サイコパスなタイトルにしたのは柚希くんずら……
この調子じゃ、マルの思い描く未来はまだまだ先みたいずらね……
早く柚希くんにも本が好きになってもらいたいなぁ……
柚「ね、花丸ちゃんは逆にどうしてそんなに本が好きなの?」
花「マル?んー、面白い話は出来ないかもしれないずら。それでもいいずら?」
柚「全然おっけーだよ!花丸ちゃんのお話が聞きたい!」
花「わかったずら……あれは、マルがまだ片手の指で数えられるくらいの歳の頃の話ずら――」
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?「マルちゃん、おいで。いいものを見せてあげよう」
花「じゅら?いいもの?」
この人はマルのおばあちゃん。
いつも和服を着ている落ち着いてる人で、とっても頭のいい大和撫子ずら。
おば「そうよ。ほら、これ」
花「これは……本じゅら?」
おば「その通り。とっても素敵な本よ」
花「じゅらぁ〜!」
小さい頃から本に興味があった訳ではなかったけど、電化製品のない我が家において、暇を潰すのに最適だったのは外遊びか、本を読むことだったずら。
おばあちゃんにもらったこの本は、今でも大切に取っておいてあるほど、すごく大好きな本ずら。
花「おばあちゃん、これ読んでほしいじゅら!」
おば「ふふふ、いいわよ」
この本は、とあるキツネの親子を主体として描かれているもの。
冬の寒い時期に、その時期を迎えるまで元気に走り回っていた子供キツネが急に衰弱し、母キツネの必死の介抱も虚しく死んでしまう。
悲しみに明け暮れた母キツネは、泣いて泣いて、泣き止んだ時には
だがそんなある日、ある人間の小学生くらいの男の子を見つける。
いつも夕暮れ時の同じ時間に現れては、ぽつんと佇む電話ボックスの中に入っていき、遠くで入院している母親と電話をしていた。
そんな男の子の姿が、なぜか自分の死んだ子供キツネに重なり、母キツネの母性本能がくすぐられていた。
しかし、その男の子がいつも使っている電話ボックスが、需要の低下により撤去されることが決まった。
「あの男の子が悲しまないように……!」
そんな想いから、母キツネは電話ボックスに変身し、男の子が母親と電話しているように思わせようと、自らが母親として電話の相手となったのだ。
電話ボックスとなっている時に感じたのは、男の子の、人間の子供の"暖かさ"だった。
男の子は、母親の入院している病院の近くに引っ越すことが分かったが、その日の暖かさを胸に、母キツネは悲しみを乗り越えていった。
……っていうお話ずら。
あ、思い出しただけで涙が出てきそうずら……
花「うっ、ううっ、お母さんキツネ、かわいそうじゅら……ううっ……」
おば「ふふっ、マルちゃんは感受性豊かだねぇ。おばあちゃんの部屋にある本なら、好きなだけ読んでいいからね?」
花「ありがとうじゅら……ぐすっ……」
この日、この本を読んでから、マルは"本"というものにものすごく興味を持ち始めたずら。
ただの紙に書かれている文字だけで、人はここまで感動して涙を流すのか。
なぜこんな幼い少女の心に、ここまで響く何かが本にはあるのか。
その日を境にマルはおばあちゃんの部屋に籠っては本を読んで、読んで、読みまくったずら。
キツネのお話みたいな感動する本の他に、事件の犯人を探偵が探し当てる推理小説、独特の世界観で描かれているSF作品のような小説、
幼稚園に行っても、友達と遊ぶより本を読んだずら。
……まぁ、善子ちゃんがマルを外に連れ回して、本を読ませてくれなかったこともしばしばあったけど……
それはそれでいい思い出、ずら♪
そして小学校では2時間目休みとお昼休み、中学校ではお昼休みの時間に、いつも学校の図書館に行って、ひたすら本を読んでいたずら。
人知れず図書委員さんからは、"図書館のホコリ落とし"って言われてたみたいずら。
喜んでいいのかよくないのか……
まぁ、そう呼ばれるくらい、マルは小学校でも中学校でも本をたくさん読んだずら。
中学校ではそうやって図書館で本を読んでいたからルビィちゃんにも出会えたし、ある意味、本がマルたちを繋げてくれたと言っても過言ではないずら。
現実でも、本の中でも。新しい発見や出会いをくれる、そんな本がマルは大好きずら♪
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花「……って感じずら」
柚「へぇ〜、花丸ちゃんの本好きはおばあちゃんの影響が大きいんだね?」
花「ずら。マルにおばあちゃんがいなかったらここまでの本好きにはなってなかったと思うずら」
柚「っていうか、キツネのお話。俺それ知ってる」
花「えっ?!」
なんと!あのお話を知ってる人がこんな近くにいただなんて!
あの感動作を今まで誰とも分かち合うことが出来なかったのに……!
柚「母キツネの少年に抱いた想いには、幼ながらに感動したのを覚えてるなぁ……」
花「そうずら!ほんっとうにいいお話ずら!切ないのになんだか勇気を貰える、そんな作品ずら……」
これから柚希くんとあの作品について大いに語り合ったずら。
時間にして小一時間程度。
Aqoursで本が好きなメンバーは、魔術書を読む善子ちゃんと、
だから当然本は本でもとても話が合うような2人じゃなかったし、こうして柚希くんと同じ作品について語り合えて、マルは本当に嬉しかったずら。
でも多分、語り合えたことよりも、柚希くんと長い時間2人きりで話せたことの方が嬉しかったのかもしれない。
ああ、マルはきっと"恋の病"っていう治りにくい病に侵されてしまってるんだね。
この病の治し方は、夏目漱石も、芥川龍之介も、太宰治でさえ本に書き記していない。
でもこの病が治るのには……
きっと"綺麗な月"を一緒に見るしかないのかもしれない……
へへっ、文学少女らしく、でも少しクサいずらね?
でも今日は、今日くらいはご愛嬌ずら。
だって、マルと話している柚希くんの笑顔が、向日葵の花束のように明るいから。
花丸side off
To be continued!
いかがだったでしょうか!
うーん、オチが下手くそかも笑
でも修正効かせても多分これが限界値かも笑笑
花丸ちゃんにフィーチャーしたお話はやっぱり本にまつわる話がいいなあって思ってて、今回こうして書かせていただいたんですけど、お前本苦手だろっていうのがモロバレしちゃったかな??笑笑
でも、キツネのお話は、小さい頃大好きだったやつです。
まじでいい作品なんで、タイトルは推測して探して読んでみてください笑
さぁて、次回はあの堕天使が再びかの約束の地に降臨せしめんとするですよ←
どんなお話になるのか、是非お楽しみに!
それでは、また次回お会いしましょう!
(・ω・)/ ばいにー☆