2度目の人生は追加戦士でした   作:DELTA-nuinui

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2つの戦士

キキッー!ドォンッ!

 

死んだ........俺はアニメとかのお約束みたいに、トラックに跳ねられて死んだ....

 

 

 

 

 

 

そして予想通り

 

神「や〜や〜ナオヤくん?ごめんね〜」

 

あの世に行った俺は、軽い雰囲気で謝る神様の前にいた。

俺の名前は、【明石(あかし) 直也(なおや)】アニメや特撮が好きなオタク男子だ。

 

ナオヤ「....で、どこの世界で何をすればいいんですか?」

 

何となく色んな小説やアニメを見た俺は率直に聞いた。

 

神「うんうん、君が混乱するのもわかるよ〜でも君は今から異世界に........え?」

 

神様は目を丸くしながら間の抜けた声を出す。

 

ナオヤ「ですから『どこの世界』で『何を』すればいいんですか?」

 

少し強調して言う。

 

神「....え?ひょっとしてワシの説明いらない?」

 

ナオヤ「恐らく....多分ですが自分は、予期せぬ事故で死んだからお詫びとして異世界に転生させられる.....とかですよね?」

 

恐る恐ると言った感じで俺に質問してきた神様に俺は、そう言うと

 

神「話が早くて助かるよ〜!!!」

 

と妙に嬉しそうな感じになった。

 

神「じゃあ言うけどね!君には別世界でヒーローになってもらうから!」

 

ナオヤ「ヒーロー?マーベルのスーパーマンみたいな?」

 

神「あ〜なんと言うかね〜アメコミではないな」

 

アメコミでないとすると....あれ?

 

ナオヤ「ウルトラマンとか?」

 

神「おっしぃ〜!!国と特撮なのは、かーなーり!惜しい!」

 

....あれ?今のって....

 

ナオヤ「仮面ライダー?」

 

そう聞くと神様は、指をパチンとならして俺を指さす。

どうやら正解のようだ

 

神「半分正解!」

 

 

ナオヤ(仮面ライダーか〜どんなふうになるんだろ今だったらゼロワンだけれど異世界=ファンタジーだしウィザー........)

 

ナオヤ「半分?」

 

神「そ、半分♪」

 

ナオヤ(は、半分....じゃあ残り半分はなんだ....)

 

神「ヒントとしてはね〜ライダーと同じようで少し違う色とりどりなチームかな?」

 

ナオヤ「スーパー..戦隊?」

 

神「いぐざくとり〜!」

 

うわー発音も何もあったもんじゃねぇExactlyだな

 

ナオヤ「って戦隊!?ライダーもやって戦隊!?」

 

神「お〜初めて面白い反応しおったな〜」

 

愉快なものを見る感じで神様は、そう言い俺に2つのアイテムを渡してきた。

 

ナオヤ「これは?」

 

神「うむ!君がスーパーライダーとなる為の変身アイテムだ」

 

ナオヤ「スーパー....ライダー?」

 

神「スーパー戦隊と仮面ライダーの2つの力を持った君の事だ」

 

ナオヤ「待ってくれ!そもそも如何(どう)して両方の力が必要なんだよ!!」

 

神「まぁまぁ落ち着きたまえ、それはだな」

 

神「君が今から行く世界は仮面ライダーとスーパー戦隊が少しばかり対立している世界なんだ」

 

ナオヤ「え!?」

 

神「口で言うより見た方が早いかもな」

 

そう言うと神様の背後から、半透明なタブレットサイズの空中に浮かぶモニターが現れた。

 

ナオヤ(うわぁ〜神様なんでもアリだな)

 

俺は、そんなことを思いながらタブレット?を覗き込む。

 

そこには街で暴れるリーダー格の怪人と思しきウルトラマンのガンQにそっくりなヤツと、セミ人間みたいな戦闘員がいた。

 

??『ガーハハハ!泣ケッ!喚ケッ!コノ世界ハ【魔帝国ネゲルビア】ノ行動隊長デアル【モノジュール】様ガ占領スル!』

 

モノジュールと名乗るガンQ擬きの宣言と共に周りにいたセミ人間みたいな戦闘員達が『ジィー!!!!』と雄叫びをあげる。

 

神「アレが、この世界のスーパー戦隊の敵、異次元から来た【魔帝国ネゲルビア】だ」

 

ナオヤ「魔帝国...ネゲルビア...」

 

神「ヤツらの目的は地球を占領して、資源を食い潰すつもりだ」

 

ナオヤ(うわーノンエコなウルトラ怪獣だな)

 

??『そこまでよ!!』

 

ナオヤ「ん?」

 

ナオヤがタブレットの方を見ると、そこに赤・青・黄・緑・ピンク・シルバー

の6人組の戦士がいた。

 

モノジュール『オ、オ前達ハ!?』

 

??『炎の妖精!サラマンダー!レッドフェアリー!』

 

??『水の妖精♪ウンディーネ♪ブルーフェアリー♪』

 

??『大地の妖精!ノーム!イエローフェアリー!』

 

??『風の妖精 シルフィード グリーンフェアリー』

 

??『花の妖精 ピクシー ピンクフェアリー』

 

??『雪原の妖精!ジャックフロスト!シルバーフェアリー!』

 

それぞれが名乗りながらポーズをとった。

 

ナオヤ(あれ?全員女性?)

 

タブレットの戦隊達を見ると、なんと全員のスーツが女性型だった。

 

ナオヤ(しかし、どっかで聞いたことある声だな〜)

 

レッドフェアリー『正義を貫く女性戦士!』

 

6人『妖精戦隊!フェアリーズ!!』

 

背後で戦隊お馴染みの爆発

 

レッドフェアリー『Rady's GO!』

 

レッドフェアリーを掛け声と共にフェアリーズは的に向かって武器を構えて走り出す。

 

神「彼女達が、この世界の戦隊、妖精戦隊フェアリーズだ。ネゲルビアを倒すためにやって来た妖精達の力を借りて戦うぞ」

 

ナオヤ「全員女性なんですね〜てかシルバーいるし俺必要無いのでは?」

 

神「いやいや、この後じゃ」

 

すると彼女達が戦っている近くで爆発が起きる。

 

ドカーン!

 

人々『キャー!』『うわぁー!』

 

逃げる人々の背後から一体の怪人が現れる。

 

ナオヤ(あれ?コイツはウルトラ怪獣みたいな見た目じゃないな)

 

怪人の見た目は、黒と赤の縞模様をしたゴツイ人型の蜘蛛だ。

 

蜘蛛怪人『ギュエー!!!』

 

蜘蛛怪人は手から蜘蛛の糸を飛ばして逃げる男性の首に巻きつける。

 

男性『うっ』

 

蜘蛛怪人はそのまま男性に巻きついた糸を高速で回収しながら男性を釣り上げる。

 

男性『う、うわぁ!』

 

男性は、そのまま落下し

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蜘蛛怪人『ギャブ!』

 

蜘蛛怪人に食われた。

 

ナオヤ「......」

 

神「あヤツが、この世界の仮面ライダーの敵【魔人(デデウム)】じゃ」

 

ナオヤ「デデウム?」

 

神「ああ、死んだ人間が神話生物となってできた姿じゃ」

 

ナオヤ「神話生物って!じゃあアレは人だった物?」

 

神「そうじゃ...ヤツらの目的は、『ただ生きること』じゃ」


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