2度目の人生は追加戦士でした   作:DELTA-nuinui

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めちゃ速い!鳥怪人をやっつけろ!

アスカ「ねぇ...あんたって変身解除すると...どんな見た目なの?」

 

フェアリーズ達は俺を見る。

 

ナオヤ(ゼウス)「すまない...それは言えないんだ...」

 

俺が答えるとアスカは顔を険しくしながら「はぁ!?なんでよ!!」と言う、まぁそうなるよな...

 

ナオヤ「時が来たら教える...それだけは言っておく」

 

俺はバイクにまたがって走りだす。

 

リナリー「あっ!ちょっ!...行っちゃった」

 

 

 

土曜日

AM6:00

 

十香「はあっ!」

 

ナオヤ「ふっ!」

 

俺と十香は朝っぱらからジャージを着て、戦闘訓練を行っている。

今回は両者剣を持っている想定での戦いである。

使うのは竹刀ではあるが剣道着は、着ない。

普段から変身した状態で街中を歩いてるわけではない、だから装備をつける必要は無い。

 

十香「はぁっ!とぅあっ!」

 

ナオヤ「十香!振り終わったあとに隙が出来てる!」

 

俺は十香の背中を竹刀で(べしっ!)と叩く。

 

十香「あうっ!」(> <)

 

ナオヤ「ほらほら背中をやられるのは致命的だぞ〜」

 

十香「くっ!シショー!もう1回だ!!」

 

ナオヤ「おう!」

 

十香「はぁぁあああああぁぁぁぁぁ!!!」

 

十香は(ひゅんっひゅんっ)と連撃を繰り出してくる。

 

ナオヤ(よしよしいい感じだ)

 

十香「たぁあああ!!」

 

さっきと逆に俺に隙が出来、十香がもらったと言った顔になりながら剣を振り下ろしてくる。

 

ナオヤ(だが甘い)

 

俺は手に持った剣をその場で離して地面に手を付ける。

そしてそのまま体を軸にして十香を足払いする。

 

十香「があっ!」

 

十香は盛大にコケる。

 

ナオヤ「大丈夫か?」

 

十香「く〜...今のは行けたと思ったのだがな〜...さすがはシショーだ!!」(ふんっす!)

 

なぜご機嫌な犬みたいに頭のリボンをピコピコさせながら言うんだ...

 

ナオヤ「そろそろ飯にするぞ」

 

十香「うむ!」

 

俺と十香はリビングで朝食をすます。

 

十香「ではシショー!行ってきますだ!」

 

ナオヤ「おう!行ってこい!」

 

十香は手を大きく振ってきたから、俺も普通くらいだが手を振り返す。

 

神《随分と充実してきたの〜》

 

まぁ神様のおかげってとこもありますけどね

 

神《えっへん!》

 

相変わらずだな

 

神《あ、そうそうネゲルビアが出とるぞ》

 

何ついで感覚で言ってんだよ!!行かなきゃ!!

 

神《頑張るんじゃぞ〜》

 

 

 

 

【街中】

 

ビュンツ!と何かがビルとビルの間を飛んで行き、その時の衝撃波でビルの外壁などが崩れる。

 

ネゲルビア怪人「は〜はっはっは!」

 

ダクネス「そこまでだ!」

 

ネゲルビア怪人「あ?」

 

鳥型ネゲルビア怪人が声の主を見るとダクネス1人だけが立っていた。

 

ダクネス「輝け!己のエレメント!」

 

ダクネス「change!the fairy!」

 

ダクネス「大地の妖精!ノーム!イエローフェアリー!」

 

ルーダ「お前...フェアリーズか?このルーダ様に1人で挑む気かぁ?」

 

ダクネス「皆は野暮用で遅れるだけだ...それに」

 

ダクネスは(キッ!)とルーダを睨みつける。

 

ダクネス「私1人で十分だ!ランドアックス!」

 

ダクネスは武器を構えて「はぁぁああ!!」と突撃する。

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

 

 

 

(ルーダ)は降りてこない。

 

ダクネス「な!貴様ぁ!降りて来んか!」

 

ルーダ「馬鹿かお前?飛べるのになんで地面に足つけないといけないんだよ」

 

ダクネス「うぐっ」

 

ダクネスは正論を突きつけられて怯む。

 

ダクネス「ええい!こうなれば!(ロック)...だと周りのビルを破壊しかねんから砂嵐(サンドストーム)!!」

 

ダクネスが斧を振り上げると、それに合わせて砂嵐が舞い上がりルーダに向かうが

 

ルーダ「効かねぇよ!」

 

ルーダは自身の翼をバサッ!と羽ばたかせて砂を払う。

 

ダクネス「にゃ!?」

 

ついでにダクネスも吹き飛ぶ。

その時、俺はちょうど現場に到着したのでダクネスを受け止める。

 

ナオヤ(ゼウス)「大丈夫か?イエローフェアリー」

 

ダクネス「う〜...ん?はっ!ゼウス!来てくれたのか!?」

 

ナオヤ「あぁ...正体不明の俺を仲間にしてくれたんだ...ピンチの時は来るさ」

 

ダクネス「そ、そうか////」

 

ナオヤ「ところで他のフェアリーズは?」

 

ダクネス「あー...レッドとブルーは補習で...残り3人は別学年の先生から頼み事をされている...そのうち来ると思う」

 

ダクネスが(アハハ)と笑う。

 

ナオヤ「...仕方ない、敵は空を飛べる相手だ...グリーンフェアリーがいないとこの場は難しいだろう、俺がアイツを地上に落とすからその後は頼んだぞ、イエローフェアリー」

 

ダクネス「任せろ...それと私の名は『ダスティネス・フォード・ララティーナ』だ。これから私の のことは『ダクネス』と呼んでくれ」

 

ナオヤ「いや、そう言われてもな」

 

ナオヤ(まぁ知ってるけど)

 

ダクネス「ダクネスの方が短くていいだろ?」

 

ナオヤ「...分かった...頼んだぞ...ダクネス」

 

ダクネス「っ!////...任せろ!」

 

ナオヤ「よし!そうと決まれば地上で待っていてくれ」

 

俺はダクネスにそう言ったあと「来いっ!『サイバースライダー』!」と呼ぶ。

すると俺の足元に真っ赤なホバーボードが現れる。それは21番目のスーパー戦隊『電磁戦隊メガレンジャー』が移動時に使うサーフボード『サイバースライダー』である。

俺はサイバースライダーに乗り(フワッ)と浮かび上がってルーダの元へ向かう。

 

ルーダ「へっ!今更飛べた所で時速350キロで飛ぶルーダ様の敵じゃねぇんだよ!!」

 

ルーダは嘲笑いながら俺の元へ(ビュン!)と飛んでくる。

 

ナオヤ「そうか...『遅いな』」

 

俺が逆にバカにするとルーダは「なにぃ?」と言いながら突っ込んでくる。

そして俺はサイバースライダーの『速度を少し上げて』移動する。

 

 

 

ビュンッ!

 

 

ルーダ&ダクネス『なっ!?』

 

 

サイバースライダーの最大速度は時速550キロである。

その速度にルーダとダクネスは唖然とするが、俺のターンは終わらない。

 

ナオヤ「ガトリングスイッチ!オン!」

 

俺が呼ぶと『ガトリング!オン!』と言う音声と共に俺の右足に青いガトリングガンが現れる。現れたのは仮面ライダーフォーゼの19番アストロスイッチ『ガトリング』である。

俺はサイバースライダーをルーダの真後ろに着けて、ガトリングを(ブォォオオン)と発砲する。

 

ルーダ「あだっ!いでででで!!」

 

ルーダは弾薬が命中して、速度が落ちる。

俺は、すかさずルーダに急接近して『とあるライダー』をイメージして腕に『あるもの』を生やす。

 

ナオヤ「たまには地に足つけろ!大ー!切ー!ダァーン!」

 

俺は腕に『仮面ライダーアマゾン』の『ひれカッター』を生やして、ルーダの翼を大切断で切り落とした。

ルーダは真っ逆さまに地面に落ちる。

 

ルーダ「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」

 

地面にダイナミック着地

 

ルーダ「あだっ!!」

 

その時にアスカ達フェアリーズメンバーが合流した。

 

アスカ「ダクネス!大丈夫だった!?」

 

ダクネス「あぁ!私1人だと危なかったがゼウスが助けてくれた」

 

リナリー「あ、ゼウス...」

 

ゼウス「ダクネス!奴は落としたから決めろ!!」

 

ダクネス「任せろ!!」

 

リナリー「...『ダクネス』?」

 

その時リナリー(グリーンフェアリー)の声が冷めた気がした。

 

ダクネス「皆んな!行くぞ!!」

 

ダクネスの声に全員が返事する。

 

ダクネス「大地の妖精!ノーム!イエローフェアリー!」

 

ブルーベル「水の妖精♪ウンディーネ♪ブル〜フェアリ〜♪」

 

アスカ「炎の妖精!サラマンダー!レッドフェアリー!」

 

リナリー「風の妖精 シルフィード グリーンフェアリー」

 

ひな子「花の妖精!ピクシー!ピンクフェアリー!」

 

氷麗「雪原の妖精!ジャックフロスト!シルバーフェアリー!」

 

ナオヤ(へぇ〜ダイレンジャーみたいにバラバラな順番の名乗りか〜)

 

ダクネス「正義を貫く女性戦士!」

 

フェアリーズ『妖精戦隊!フェアリーズ!』

 

ルーダ「くそぉ〜!!今更ノコノコと集まりあがってぇ!!」

 

翼を切られて飛べなくなったルーダは、フェアリーズに怒りをぶちまける。

 

ダクネス「言っただろ!『そのうち来る』とな!」

 

ダクネスが言うとルーダは「こんのぉ〜」と怒る。

 

ダクネス「最初から合体技行くぞ!」

 

ダクネスの声にフェアリーズは『OK!』と答えてエレメントバリスタを作る。

 

ダクネス「ランドエレメント!小石の連鎖!」

 

ダクネス「Lady's Go!」

 

迫撃砲(エレメントバリスタ)が(ズドンッ!)と音を立てて砲弾を発射すると、砲弾はそのへんに落ちてるような小石になってルーダの頭に当たる。

 

ルーダ「あいたっ!...あぁ?ふざけてんのか!!こんなもん!」

 

ルーダは「おりゃ!」と言って小石を蹴ると、小石はピンボールみたいにそこら中を跳ね返り、近くにいた風船おじさんに当たった。

風船おじさんが風船を離した。

 

ルーダ「あ?」

 

空へと飛んだ風船を近くを飛んでいたカラスが(パンッ!)と割る。

するとその音を聞いて驚いた窓清掃作業員が器材を落とした。

 

ルーダ「ん?」

 

その器材は下に置いてあったシーソーみたいに斜めおきの板に衝突して、もう片部に置いてあったバケツを吹っ飛ばす。

 

ルーダ「あり?」

 

そのバケツには洗剤が入っており、ルーダの頭に(バシャッ!)と被さる。

 

ルーダ「あ〜!!」

 

ルーダは洗剤で目をやられてパニックにおちいり、走り回って道路に飛び出して...

 

キキィーッ!!ドンッ!

 

トラックに跳ね飛ばされる。

 

ルーダ「あー!!!」

 

??「グアウ!」

 

ルーダは目が回りながら何かに衝突する。

 

ルーダ「あ〜...あ?」

 

バケツが取れて視界が晴れた。

ルーダがぶつかったのは、人型のトカゲ『リザードマンデデウム』だった。しかも何故かボロボロ

 

ルーダ「ん?...デデウム?...なんでこんなとこに?」

 

すると

 

??「ユニコォーン!チャァージィングゥアタァーック!」

 

と言う音声が聞こえ、ルーダは「ん?」と音のする斜め上を見る。

 

そこには(ワン) 留美(リューミン)が変身する仮面ライダーアンジェルスがユニコーンフォームでの必殺技『ユニコーンチャージングアタック』と言うライダーキックをリザードマンデデウムに行っている最中だった。

 

ルーダ「うそぉ〜ん!!」

 

ルーダはリザードマンデデウムと共に爆発した。

 

留美「あら?さっきのって...」

 

留美(仮面ライダーアンジェルス)はそのまま帰った。

 

そしてルーダは巨大化(翼は戻っていない)

 

アスカ「毎回うっとうしい!」

 

アスカ達は妖精を呼んでフェアリーオーに乗って戦う。

 

ナオヤ「んじゃあ俺も」

 

神《待つのじゃ》

 

ナオヤ「ん?」

 

神《今度は統一感出すのじゃぞ?》

 

神様は俺に念を押す。

俺は「はいはい」と答えて伝説を呼ぶ。

 

ナオヤ「来い!...と言いたいとこだが...」

 

神《あぁ...どうやら『あ奴だけでは無い』ようじゃな?》

 

ナオヤ(ああ)

 

俺の視界の先には10体ほどのミンミンを率いた、『別の』ネゲルビア怪人がいた。

どうやらルーダは囮で『こっち』が本体みたいだ。

 

ネゲルビア怪人の見た目はバルキー星人みたいだ。

 

ネゲルビア怪人「クックック〜よしお前ら!ルーダが妖精共を相手してる間に制圧するぞ!」

 

ミンミン『ジー!』

 

そうは問屋が卸さないよっと

 

俺は火縄大橙DJ銃(仮面ライダー鎧武の銃)を召喚して、ハイテンポモード(マシンガンモード)にしてミンミンを撃ちまくる。

 

ドドドドド!

 

ミンミン『ジー!!!』

 

ネゲルビア怪人「な!?誰だ!?」

 

ナオヤ「ま、通りすがりのスーパーライダーだ」

 

ネゲルビア怪人「スーパーライダー?...あ〜なんかそんな奴がいるって話し有ったな〜」

 

ナオヤ「まあいい...とっととやられろ!」

 

俺は火縄大橙DJ銃をローテンポ(大砲モード)にしてネゲルビア怪人に撃ち込む。

 

ズドンッ!

 

ネゲルビア怪人「うぉっと!あぶね〜」

 

ネゲルビア怪人「ここは消えます!」

 

するとネゲルビア怪人の色素が抜けて透明になる。

 

ナオヤ(マジか!?)

 

ネゲルビア怪人『へっへ〜ん!どうよ!見えねぇだろ!』

 

声だけはするが確かに場所がわからない。

 

ネゲルビア怪人『おらっ!』

 

俺は突然ドゴッ!と殴られる。

 

ナオヤ「ぐはっ!」

 

ネゲルビア怪人「ほらもういっちょ!」

 

また殴られる。

 

ナオヤ「ぐっ!」

 

ナオヤ(調子に乗んじゃねぇ!)

 

ナオヤ「ゴーカイチェンジ!」

 

俺はモバイレーツを出して『とある戦隊』になる。

 

モバイレーツ「メェーガレンジャァー!」

 

俺が変身したのは【メガレンジャー】のメガイエローだ。

メガイエローには『デジカムサーチ』と言われるヘルメットのデジカメを使うことによって『目に見えないものを写す』能力がある。

 

ネゲルビア怪人「隙ありぃ!」

 

ネゲルビア怪人はイキがって攻撃して来たが、『まる見え』なので右腕に着いた『バトルライザー』と言われるメガレンジャーが持っている強化ブレスレットの『01モード』のスイッチを押す。(01〜03まである)

01モードの機能は打撃攻撃(パンチ・チョップ)の強化である。

 

ナオヤ「ライザーパンチ!」

 

強化パンチをくらったネゲルビア怪人は「なんでぇ!?」と言いながら吹っ飛び、その瞬間に透明化が切れて元の姿が出てくる。

 

ネゲルビア怪人「ぐへぇ...」

 

ナオヤ「トドメだ」

 

俺はもう1回バトルライザーの01モードのスイッチを入れて、メガイエローが使える技『ブレードチョップ』をネゲルビア怪人に食らわせて倒した。

意外なことに巨大化しなかった。

 

ナオヤ(...あれ?ちゃんと倒したよな?)

 

神《そのはずじゃ》

 

ナオヤ(うーん...とりあえず死体をそのままにするのもあれだし焼却するか)

 

神《それがいいのう》

 

俺は仮面ライダー響鬼の音撃棒烈火を出してネゲルビア怪人の死体を燃やす。

ネゲルビア怪人は跡形もなく消えた。

ちょうどフェアリーズの戦闘も終わり戻ってきた。

今回は分からないこともあったが、無事に終わったようだ。

 

ダクネス「ゼウス...今回は、ありがとう」

 

ナオヤ「気にするな、俺はライダーと戦隊の味方だからな...いつでも助けに行くさ」

 

ダクネス「ふふっそうか」

 

リナリー「ねぇ」

 

リナリーの声がいつもと比べてメチャクチャ冷えてたから俺は「んっ!?ど、どうした?ぐ、グリーンフェアリー」とビビりながら返事をした。

 

リナリー「さっきダクネスのことイエローフェアリーじゃなくて........................ナマエデヨンデタワヨネ?」

 

ナオヤ(ひぃいいいいい!!)

 

ナオヤ「い、いやその...だ、ダクネス本人がそう呼べと言ったからな...「リナリー」ん?」

 

リナリー「私のこともグリーンフェアリーじゃなくてリナリーって呼んで!」

 

ナオヤ「あ、あぁ...分かった...リナリー」

 

リナリー「うん♪宜しい♪」

 

そして俺はフェアリーズメンバー全員を名前で呼び捨てしていい権利を得たのだった。

 


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