2度目の人生は追加戦士でした   作:DELTA-nuinui

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突撃!友の師

十香(仮面ライダープリンセス)side

 

ブォォオオン!(バイク音)

 

私の名は夜刀神十香だ!

今日もシショーに稽古してもらい、デデウムが出てきた時に向けてパトロール中だ!

 

十香「ふんふんふ〜ん♪」

 

ベータ「あらあら十香ちゃんご機嫌ですね〜」

 

留美「何かいい事でもありまして?」

 

十香「うむ♪今日もシショーから稽古してもらったんだがな!シショーの連撃を防げたのだ♪シショーも喜んでくれてな♪」

 

ベータ「へぇ〜十香ちゃんのお師匠様ですか〜」

 

留美「少し...気になりますわね♪」

 

十香「うむ♪2人も会ってみるか?」

 

ベータ&留美『えぇ♪」......楽しみだぜ」

 

 

 

 

 

ナオヤ(スーパーライダーゼウス)side

 

 

 

 

十香が『友達』を連れて帰ってきた。

 

ベータ「お邪魔しま〜す♪」

 

留美「失礼致します」

 

ナオヤ(......マジなベータと(ワン) 留美(リューミン)じゃん...)

 

俺は内心動揺した。

十香(俺の正体を知らない)と、ひとつ屋根の下で暮し...フェアリーズ(俺の正体を知らない)のメンバーに加えてもらって色々と慣れたつもりでいたが、そもそもベータと(ワン) 留美(リューミン)の2人とは未だ進展がない!!

 

ベータ「へぇ〜あなたが十香ちゃんのお師匠様ですか〜?」

 

突然ベータが覗き込む感じで顔を近づける。

 

ナオヤ「え?...まぁ...////」

 

ベータは「ふ〜ん」と言うと、おっとりした表情から一転して目付きなどが変わった。

 

ナオヤ(っ!?...来る!!)

 

その瞬間ベータは握り拳を俺の腹目掛けて殴り掛かって来た。

俺は少し下がって、両手でベータの拳を包んで握手する。

 

ナオヤ「や〜や〜十香のお友達なだけあって元気な子だね〜」

 

俺は必死に作り笑いをしてベータと握手する。

 

十香は気づいてなかったようで他所を見てたが、ベータも留美も驚いた表情になっていた。

 

ベータ「あ、あら〜ごめんなさい...」

 

ベータは俺の手を振り払って謝る。

 

ナオヤ「い、いいって!むしろ俺こそセクハラ紛いなことしてゴメン!」

 

十香「む?2人ともどうかしたのか?」

 

落ち着きの無い俺たちに十香が訝しげに聞いてくる。

 

ナオヤ「え?あ、あ〜大丈夫だから...な!?」

 

ベータ「え?っ!えぇ!そうですね!」

 

留美「まぁ何事もありませんでしてよ」

 

十香「むぅそうか...それならお互い自己紹介だな!」

 

ナオヤ「お、おぅ...俺は明石 直也だ」

 

ベータ「ナオヤさんですね!私は江野継(えのつぎ) 代美(よみ)って言います♪Aの次のBの読み方であだ名はベータって言います♪」

 

ナオヤ「ベータちゃんだね?宜しく」

 

俺が挨拶するとベータは「はい♪」と言って、おっとりした笑顔を見せる。可愛い。

 

十香「シショー、ベータはこう見えて荒々しい時があるから気をつけるんだぞ」

 

十香が心配して俺にひそひそ声で言ってくれる。

うん!知ってる!そのへんも踏まえて好きになった子だもん!

 

留美「では最後は(わたくし)ですわね♪(わたくし)の名は(ワン) 留美(リューミン)、十香さんの友人でしてよ♪」

 

お、おぅ...俺は留美のお嬢様な仕草の挨拶にドキッとしてしまった。

 

十香「むぅ〜シショー!玄関に立ってないで早く中に入るぞ!」

 

ナオヤ「え?あ、あぁ!ごめんごめん、さぁ!入って入って!」

 

ベータと留美はクスクスと笑っている。

ほんと可愛い!目の前に好きになったアニメキャラ3人がいるなんて!!しかも神様が用意したけど俺ん家に来てる!

 

神《まぁ〜お前ん家じゃから》

 

ナオヤ(ま、まぁそうだけどさ)

 

ベータ「ナオヤさんは、どんな経緯で十香ちゃんのお師匠様になられたんですか?」

 

神様と念話してると急にベータが話してきて俺は「え?」としか言えなかった。

 

十香「うむ!それはだな!」

 

十香は俺との出会いを語った。

内容は俺の知ってる内容プラス『俺の記憶にない脚色』だった。

確かに俺は十香を助けてお姫様抱っこして逃げたけど...

 

十香「シショーはナイフを持った不良連中を一瞬で制圧してな!それはもう惚れ惚れとするほど鮮やかでな!」

 

ベータ「へぇ〜」

 

留美(ふむふむ)

 

事態の収拾がつかなくなる前に俺は「待て十香」と言って止める。

 

十香「む?なぜ止めるのだシショー?ここからシショーが敵の増援から私を抱えて逃げるとこというのに!」

 

ベータ&留美『へぇ〜』

 

ナオヤ「ベータちゃん留美ちゃん、十香が言った内容は『だいぶ』脚色されてるから」

 

ベータ&留美『え!?』

 

十香「な!?どこが間違ってるのだシショー!」

 

最近『シショー』が『シドー』と聞こえてくる時がある。

 

ナオヤ「確かに十香を助けたけど相手の不良は2人だけだし、ナイフも片方しか持ってなかった上に増援なんか誰も来てないよ」

 

俺の発言にベータ達はジト目で十香をみる。

 

十香「あ、アハハ...違ったかな?」

 

ナオヤ「だいぶな」

 

十香「し、しかし!シショーは忍者みたいに私を...お、お姫様抱っこして塀の上を走ったぞ////」

 

十香は照れて目線を泳がせながら真実を言う。

 

ベータ「で、今度はどれくらい合ってますかぁ?」

 

ベータはヤレヤレと言った感じで俺に確認してくる。

 

ナオヤ「あ〜今度はちゃんとあってる////」

 

俺は頬をポリポリ掻きながら言う。

 

ベータ「あら〜!ごめんなさいまた十香ちゃんの妄言かと思っちゃいました♪」

 

ベータは『取っちゃった♪』の時みたいなテヘペロをする。可愛い

 

十香「も。妄言とはなにごとk...っ!」

 

十香が言いかけるタイミングで、俺の脳内にデデウムが現れた情報が流れる。恐らく十香達仮面ライダーもそうだろうと見ると3人とも表情が険しい感じになっている。

俺はフォローするために3人に「大丈夫か?」と言う。

すると3人は(はっ!)となる。

 

 

ナオヤ「...ちょっと急用を思い出したから買い物にでも行こうと思うんだが...留守を任せてもいいか?」

 

十香「あ、あぁ!すまないシショー!私も出る用事があるから家の鍵は閉めといて大丈夫だぞ!」

 

2人もコクっと頷く。

ベータ達は『お邪魔しました』と言って十香と出ていく。

 

ナオヤ(さぁ〜て)

 

神《ショータイムじゃな?》

 

ナオヤ「あぁ!」

 

俺の腰にゼウスドライバーと腕にゼウスチェンジャーを出して

スーパーライダーゼウスになる。

 

ゼウスチェンジャー『レンジャーチェーンジ!』

 

左手でゼウスドライバーのスイッチを押す。

 

ゼウスドライバー『ライディングセット!』

 

ナオヤ「ライディングチェンジ!」

 

掛け声と共にゼウスチェンジャーをゼウスドライバーにかざす。

 

ゼウスチェンジャー&ドライバー『『コネクトクリア!ゼ〜ウ〜ス』』

 

ナオヤ「よっしゃ!」

 

俺はバイクに乗って向かう。

 

 

【病院】

 

病院に重症の男性が搬送されてきて、しばらくして亡くなった。

その瞬間に男性は真っ赤に光り、『生き返った』

突然の事にオペを行なっていた先生や看護師の人は驚いた。

男性は辺を見回して状況を理解すると(ギュルルルル)とお腹がなり、医師達を見て舌なめずりして怪人となり、一瞬でオペ室は真っ赤に染った。

怪人は病院内の人を片っ端から食べていき怪人は『進化』した。

進化した怪人の見た目は、頭から2本のぶっといツノを生やした岩みたいな筋骨隆々とした3メートルくらいの怪人【オーガデデウム】だった。

 

オーガ「ウウ...腹減ッタ...」

 

ブォォオオン!

 

オーガ「ン?」

 

そこに仮面ライダーに変身した十香達が到着した。

 

ベータ「うわっ!おっきいですね〜」

 

十香「確かにな」

 

十香はオーガデデウムを観察する。

 

十香「体が大きいから足元を狙って体制を崩させるのがいいだろう......なるべく遠距離から仕留めるぞ!」

 

留美「承りましてよ」

 

ベータ「おっけー♪」

 

オーガ「ナンダァ?...テメェラァ」

 

オーガの一言に十香達は驚愕した。

デデウムが喋ったのである。

 

フェニックス《十香!アイツは『進化態』だ!》

 

十香(進化態?)

 

フェニックス《多くの命を摂取して強くなった個体だ...進化態のデデウムはゼウスの時のミノタウロスなんか目じゃない強さだ》

 

十香「っ!?」

 

十香は更に驚愕する。

ベータや留美も同じだった。

 

十香「くっ!...あの牛には負けたが今度のには負けん!」

 

ベータ&留美『え?』

 

十香(そうだ...私にはシショーからの教えが沢山ある!速い相手、デカい相手、硬い相手、武器を持った相手色んな時での対応があるのだ!)

 

十香「勝てないからと逃げたらもっと多くの人の命が消えるぞ!!」

 

ベータ「十香ちゃん...ちっ!わぁ〜たよ!やってやるぜ!」

 

留美「えぇ♪」

 

??「なら手伝おう」

 

突然の声に仮面ライダー達は『え?』と声の主を見た。

ゼウスだった。

 

留美「っ!ゼウス!」

 

十香「何用だ」

 

ゼウス「正義の仮面ライダーの助太刀だ」

 

ゼウスが答えるとベータが「助太刀だぁ?笑わせんじゃねぇ!」と言ってゼウスに襲いかかろうとしたら、彼女の相棒であるフェンリルから《待て!ベータ!》と言われる。

 

ベータ(もぉ〜なによぉ〜)ぷく〜

 

フェンリル《ゼウスはミノタウロスを倒せるほどの相手だ、この3人『だけ』で戦うより生存率が確実に高い》

 

ベータ「ちっ!...分かったわよ〜...宜しくお願いしま〜す」

 

実にお願いする気がないお願いだがゼウスは「分かった」とだけ答える。

 

オーガ「オイ金ピカァ...無視シテンジャネェ!」

 

オーガデデウムはゼウスに殴り掛かる。

 

ゼウス「ピンクフラッシュ」

 

ゼウスはとあるスーパー戦士の名を言うと、ゼウスの体はまるで重力が無くなったかの如くフワッと浮かんで、空中で何度かクルっと回ってオーガの攻撃を避ける。

 

オーガ「オリャァ!タァッ!アタレェ!」

 

十香「ゼウスに集中している内に撃つぞ」

 

十香の作戦に2人も頷き、それぞれ遠距離の武器を使ってオーガの足を狙う。

 

十香(仮面ライダープリンセス)はフェニックスフォームの状態で飛び上がり、自身の武器フェニッシャー(いつもは剣の姿)を銃モードにしてオーガデデウムに撃ち込む。

 

ベータ(仮面ライダーファング)はフェンリルフォームの状態で、ネイルカッターと呼ばれる篭手に着いた爪で、カマイタチを放つ。

 

留美(仮面ライダーアンジェルス)は元のユニコーンフォームからペガサスフォームとなって十香と一緒に飛行しながら弓で攻撃する。

 

オーガ「ガァァァア!!!鬱陶シイ!」

 

あまり効いた様子はなく、オーガデデウムはただ寝る時に聞こえる蚊の羽音程度にしか感じてなかった。

 

十香「くっ!」

 

ベータ「んだよあんの硬さはよぉ...」

 

留美「とんだ筋肉お化けですわね」

 

オーガ「ウルサイ!オレハオ化ケジャナクテ、オーガダ!!」

 

ゼウス「...オーガ...か」

 

ゼウスは頭の中でとあるベルトをイメージする。

するとゼウスのベルトがゼウスドライバーから暗いピンクのベルトに変わり『カードを入れる』

 

ベルト「カメンライド!」

 

十香「む?」

 

留美「ベルトが」

 

ゼウス「変身っ!」

 

ゼウスがカードを入れたベルトの両橋を押し込むと、ベルトは「オーガ!」と鳴ってゼウスの周りに金色の線が流れて変身した。

見た目は全身黒いスーツで、流れた線の部分は金色のままで目元の複眼(ゴーグル)は赤い姿【仮面ライダーオーガ】となる。

 

『エエエエエエエエ!!?』

 

その時デデウムも仮面ライダー達も驚いた。


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