2度目の人生は追加戦士でした   作:DELTA-nuinui

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今回、戦隊チームは出ません。
ライダー要素も薄いです。
m(_ _)m


ただいま

十香からの衝撃的な告白のようなものを受けた翌日...BAD ENDだと思ってた俺の昨日は、バラ色の明日になりました!

 

だけど......

 

十香「シショー!今日からよろしく頼む!」

 

俺の家の真ん前に、大荷物でにこやかな十香が立っていた。

 

...え?...えぇ!?ナンデ!?ナンデトオカチャントマルキマンマンナノ!?

 

神《落ち着かんかいバカもの...彼女は、お主の弟子なんじゃ...常日頃から師匠の元にいるのは、当たり前じゃろ》

 

当たり前......当たり前なのか?

 

神《当たり前じゃ》

 

十香「むぅ...シショー何を呆けておるのだ〜」

 

彼女は眉を八の字にしながら不安そうに俺を見る。

 

ナオヤ「あ、あぁ!ゴメン!...え〜とにしても夜刀神さn「十香!」え?」

 

十香「私はシショーの弟子な上に年下だ!だから下の名前でいいし、さん付けなど不要だ♪」

 

彼女は可愛い笑顔で言う。

 

ナオヤ「分かった...しかし十香...本気でウチに泊まるのか?」

 

十香「うむ!そのつもりだ!」

 

ナオヤ「ご両親とかは賛成なの?」

 

聞いた途端に十香の表情が曇る。

 

ナオヤ(あ...やべ地雷踏んだ)

 

俺は十香の過去とか知らないから何となくで聞いたけど、これでデデウムとかに殺されたとかだとメチャクチャかーなーり!ヤバい!

 

神《あ〜何しとるんじゃこのバカモンが〜》

 

俺はどうしようと考えて【タイムベント】を思い浮かんで使おうかというタイミングで「シショーは...私と暮らすのは...嫌か?」と十香は捨てられる子犬みたいな目で俺を見る。

 

ナオヤ「嫌じゃないです!!」

 

俺は頭がおかしくなったのもあり、本音を言う。

その途端、十香の表情が(パァ〜)と明るくなった。可愛い

 

十香「そうかそうか♪」

 

十香は実にルンルンと言った感じになる。

 

十香「あ、因みにお父さんとお母さんなら海外出張でアメリカにいるぞ♪」

 

ナオヤ&神(《はぁ!?》)

 

十香「あ、金銭面とかも気にしないでくれ!親が毎月仕送りしてくれるし、私自身もバイトとかしてるから心配ないぞ!!」

 

ナオヤ(え?)

 

十香「あと...お世話になるから幾らか出そうと思うんだが、あいにく誰かの弟子になったのは初めてだからな...こんな時、幾ら出せばいいのだ?」

 

いや俺も誰かを弟子にするなんて初めてだし金取る気ないから知らないよ...とりあえず

 

ナオヤ「これは、ただのボランティアだからいらないよ」

 

俺はそう答えると何故か十香が「おぉ!」と言う。

 

十香「さすがはシショーだ!器が大きいな!」

 

ナオヤ(どこがだよ)

 

 

 

しばらくして十香を正式に弟子とした。

 

 

【自宅付近の炭鉱跡地】

 

ナオヤ「まぁ...それじゃあ始めようか」

 

十香「うむ!お願いする!」

 

まぁ知ってるけど聞くか

 

ナオヤ「十香の戦い方は何だ?素手?武器?」

 

十香「いちおうは、剣を使う...だが状況によっては武器がない所もあるだろう」

 

ナオヤ「じゃあ両方やるか?」

 

十香「うむ!」

 

 

 

そして十香の修行(素手)を行う

 

ナオヤ「それじゃあ十香の実力を見せてくれ」

 

十香「え?...う、うむ」

 

ん?...あ、ライダーに返信してからが実力か...まぁここは知らないふり知らないふり

 

十香「行くぞ!!」

 

ナオヤ「来い!」

 

十香「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 

十香は一気俺との距離を詰め、殴り掛かる。

 

...ミノタウロスより迫力はないな...

 

俺は体を少しずらして、殴るために突き出した十香の拳の手首を掴んで背負投する。

 

十香「があっ!」

 

頭は打たないようにしたが、下はマットでも芝生でもないジャリだ。

 

十香「うっ...く」

 

十香は立ち上がり(今度はやられない!)と言う顔をする。

 

ナオヤ「いい表情だ」

 

今から十香の反撃が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間

 

 

 

 

 

 

 

俺の脳内に映像が流れ込む。

 

【商店街】

 

怪人『グァー!』

 

商店街で怪人が暴れていた。見た目は複数の触手を背中から生やしたゴツイ半魚人だ。

 

コイツはデデウムか...

 

神《じゃな...見た目的にクラーケンじゃな》

 

俺は別に種類に興味はなかった。

十香の方を見ると十香も何か感じ取ったようだ。

 

ナオヤ「その顔...なにやら急用があるんじゃないのか?」

 

俺はわざとらしく十香に言う。

 

十香「ふっ...シショーは何でもお見通しだな♪」

 

ナオヤ「何でもは無理だがな...行ってこい」

 

十香「うむ!行ってきますだ!」

 

 

十香は自身のバイクに乗ってデデウムを倒しに行った。

 

神《お主は行かんのか?》

 

ナオヤ「行くよ...本の数分だけだけど、アイツはその数分でやる気に満ちているからな...俺も負けらんねぇ!!」

 

頭の中でゼウスドライバーとゼウスチェンジャーを呼ぶ。

俺の腰と左腕に変身アイテムが出現する。

右手でゼウスチェンジャーのスイッチを押す。

 

ゼウスチェンジャー『レンジャーチェーンジ!』

 

次にゼウスチェンジャーの有る左手でゼウスドライバーのスイッチを押す。

 

ゼウスドライバー『ライディングセット!』

 

ナオヤ「ライディングチェンジ!」

 

俺は、掛け声と共にゼウスチェンジャーをゼウスドライバーにかざす。

 

ゼウスチェンジャー&ドライバー『『コネクトクリア!ゼ〜ウ〜ス』』

 

変身したあと俺はバイクに乗って十香とデデウムが戦っている商店街に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

【商店街】

 

十香(仮面ライダープリンセス)side

 

現在商店街ではクラーケンと私とベータ(仮面ライダーファング)が戦っていた。

 

クラーケン「グァ〜!!」

 

クラーケンは背中の触手を動かして戦うだけで1歩も動かないまま私達を翻弄する。

 

ベータ「ちっ!このイカ野郎が!」

 

ベータは両手の爪を伸ばして襲いくる触手を引っ掻きながら払い、なんとか懐に入ろうとしていた。

 

私も剣で払ってはいるが、中々近づけない。

 

十香(くっ...こんな時シショーならどう戦うだろうか)

 

そんな事を考えていると突然

 

謎の声『チェーンソー..オン!』

 

と言う音が聞こえ、片足にチェーンソーを付けたゼウスが入ってくる。

 

ゼウスは足に着いたチェーンソーを蹴るように振り回し、クラーケンの触手を伐採していく。

 

ゼウス「触手はなくなった!」

 

ゼウスが十香を一瞥すると、そう言った。

 

十香「なんのマネだ...」

 

私は少しイラついていたのか冷えた声で言う。

 

ゼウスはマスク越しから「戦闘には、それぞれ個人の向き不向きがある。俺はお前たちの不向きのサポートをしただけだ」と言う。

 

不向き...か

 

ベータ「いっちょ前に言ってくれんじゃねぇかよ!」

 

ベータがゼウスに突っ込んだ。

 

十香「待て!ベータ!」

 

そしてゼウスは、体を少しずらしてベータを背負投する。

 

ベータ「がっ!」

 

なんだか

 

 

 

 

 

 

 

 

『似ていた』

 

 

私はシショーとの訓練を思い出す。

 

クラーケン「グァー」

 

十香(忘れていた...正直こんな奴は、どうでもいい!今はゼウスに勝ってシショー笑顔で『ただいま』と言うのだ!)

 

私はクラーケンとか言うヤツをチャージングアタックで倒してゼウスに向き合う。

 

だが

 

ゼウスは(うんうん)となにかに満足したように頷いて消えた。

 

ベータ「ちっ!...なんだったんでしょ〜あの人」

 

十香「分からん」

 

十香(ゼウス...次こそは)

 

 

 

私はバイクでシショーの家に行き。

 

十香「ただいまだ!」

 

と言った。

 

ただいま...いつぶりだろ...こんなセリフ...小学生くらいまでは一緒にいた、お父さんもお母さんも遠くに行って...ずっと1人だった...

 

そう思っているとシショーが笑顔で『おかえり』と言ってくれた。

 

私は泣きそうになった...いや...泣いた...玄関に立ち...私はシショーの前で大泣きしてしまった...シショーは慌てて私を宥めようと狼狽えていた。

 

 

 

ただいま...シショー

 

 

 


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