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それでは、どうぞ!
「え……。『何を言っているんだ』って、どういうことですか? 私たちは『アズールレーン』に所属する艦です。ロイヤルとユニオン、そして鉄血に重桜の方々も知ってるのでは?」
「ふむ……。いずれも聞いたことが無い。私たちはそれぞれ、横須賀・佐世保・呉といった鎮守府に所属しているのだが」
「サセボ? ヨコスカ?」
ジャベリンは、黒森峰たちの言っていることが分からなかった。
ロイヤルとユニオンは言わずもがな、アズールレーンとは軍事連合である。ましてや自分たちが所属する陣営が分からないなど、正直に言うと常識外れにも程がある。
それに、ヨコスカやサセボといった
「ねぇ、ジャベリンさん。良かったらボク達に、その『アズールレーン』と言うのは何なのかを教えてくれないかい? その代わりに、ボク達が知っていることも話そう」
「ちょっと、継続! 勝手に話を進めるんじゃないわよ!」
「いや、確かめたいこともあってね。もしかしたら、すれ違いを起こしているかもしれない」
「なるほど、すれ違いが大きくなってaccidentになるのを防ぐためね」
「ふ、ふふん! プラウダは分かってたわよ? えぇ勿論!」
「本当か~?」
継続にプラウダにサンダース、そしてアンツィオが話してるが、『すれ違い』とは何だろうか?
「は、はぁ……。まぁ良いですけど……」
そして説明する。セイレーンの事、アズールレーンの事、そこから離反した組織としてレッドアクシズが現れ、そこは主に重桜と鉄血によって結成されている事。そして、KAN-SENとメンタルキューブの事も。
「なるほど……」
「黒森峰殿、これは……」
「みんなも薄々気付いているだろうな」
「あ、あの、どういう事でしょうか?」
ジャベリンたちを除く女性全員が、ざわめき出す。中には「聞いたことのない言葉ばかりだ」「人類同士で争ってる場合では無かろうに」「セイレーンは、深海棲艦とは違うかもしれないわね」等と言った声も聞こえてくる。
「ジャベリン、と言ったかな? これから私たちが話すことは、とても荒唐無稽な事だと思う。だが、最後まで話を聞いてほしい」
「わ、分かりました……」
黒森峰は目を瞑り、小さく息を吸って深く息を吐く。そして目を開いて、真剣な顔でこう言った。
「我々は、異世界からやって来た艦だ」
その頃、ジャベリン達が進んでいたルートを辿るように、3人の女性が海を駆けていた。天候は快晴で、雲一つない。
「あいつ等、本当にどこ行ったんだよ!?」
「落ち着いてください、クリーブランド様」
「落ち着いてられるかよベルファスト! ジャベリン達の連絡は途絶するし、帰って来てないんだぞ! 何かあったに違いない!」
「レッドアクシズに拉致されたか、何かトラブルが起きて連絡も帰港も出来なくなったか、だな……」
「エンタープライズもそう思うか?」
「推測にすぎん。だが、誰かが動かなければ、何も始まらない」
そして3人は気付く。目の前に見えてくる影が段々大きくなってくることに。
「……なあ。あんな所に島なんてあったか? て言うか、島なのか? あれ」
「……分からん。もしかしたらジャベリン達の件と関係があるかもしれん」
3人は速度を上げて、島らしき物へと接近していった。
読んでいただき、ありがとうございました。
後半に登場した艦船たちの口調、間違ってたらすみません…。
それでは、次回をお待ちください。