第一部隊から無事に目標である米軍IS二機を回収したとの連絡を受けた第二部隊は所定の位置に待機する
旅館から十キロ程沖合いに離れた上空で待機し、それぞれ射程の長い武装を構えていた
この場に居るのはセシリアと鈴の二人の代表候補生、ジェガン・ライトアーマーを駆る二名の教員、そしてラビットフット社から提供された無人機仕様のジェガン八機だ
全十二機のIS、一国の戦力に相当する数がその場に待機していた
「来たぞ!各機、攻撃用意!」
そこにセンサーに第一部隊の反応が現れ、その後ろには数を減らされたとはいえまだ多くのデスバーディの姿があった
そしてデスバーディが第二部隊の射程距離に入る少し前に第一部隊が増速、誤射や射線に入る事を避ける為にデスバーディの群れを引き離しに掛かる
そんな第一部隊の動きを見て第二部隊の指揮を執る教員が合図を出す
「全機、攻撃開始!味方に当てるなよ!」
放たれる幾重もの閃光、それにより撃墜されていくデスバーディの数が増えていく
そして第一部隊からは康太と一秋が反転、第二部隊に加わる
康太は装備をI.W.S.P.に変更し、一秋はデスバーディが放つビームをアブソーブシールドで吸収しエネルギーに充てている
第一部隊の長距離を飛行しエネルギーを消費した紅椿とラファール、ベースジャバーの操作をするクロエと一夏が福音とファング・クエイクを連れて旅館に設けられた補給地点まで向かった
康太と一秋の二人が加わった計十四機による砲撃、だが敵機は数を削られたとはいえ未だに百を超える数を残している、例え味方が撃墜されようとも自らが損傷を受けようとも恐怖という感情のないゾンビ兵達は愚直に突き進んでくる
「近接戦闘に移行する!各機、常に味方とフォローしろ!単独で動くな!」
『了解!』
可能な限りは遠距離から撃墜し、それが出来ない距離まで詰められたので武装を変更して乱戦へと持ち込む
一機一機の性能は大した事もなく、そして迎撃に当たっているISの数は十四機と多い、単純に一対十といった数の差はあるがその程度は簡単に覆せるのがISという物だ
数だけで連携もあまりしてこないデスバーディを殲滅するのにそこまでの時間は必要とされなかった
周囲に敵の存在が確認出来なくなったところで指揮を執っていた教員が撤収の指示を出そうとするが、そこに司令部で情報を整理していた山田先生から連絡が入る
「よし、良くやった。このまま我々も―――」
『司令部から第二部隊に伝えます!前方より新手です!数、凡そ……五百!?』
「なっ!?」
今しがた二百の敵を殲滅したところに新手の、それも五百という数の存在に言葉を詰まらせる教員
何かの間違いではないか、そう返そうとした時、センサーが捉えた機影、その数が嘘ではないと証明する
「クッ、全機迎撃!まだ距離のある内に可能な限り敵の数を減らせ!」
即座に思考を切り替えて対処する事を決定した教員、それに従い十四機のISが再び遠距離からの攻撃を開始する
だがそんな彼等の足元を進む存在に誰もまだ気付く事はなかったのだった
◆
IS学園の一年生と教員達が宿泊していた旅館は現在、仮設の基地となっていた
篠ノ之束の持ち込んだ簡易式のシールドバリア発生装置と小型核融合炉により外からの攻撃を防ぎ、中でISのエネルギー補給を可能としている
そこで先程米軍ISを回収してきた一夏を始めとした専用機持ちの四人は自身の機体のエネルギーを補給している途中で作戦の総指揮を執る千冬から現在の状況を聞いた
「今度は五百の敵だって!?」
「そうだ。現在、主力部隊で可能な限り数を減らしているが状況は芳しくない。補給が終わり次第、お前達にも出て貰う事になるだろう。此処に置いてある無人機のジェガン四機も一緒だ」
戦闘は出会い頭の一撃のみ、その後は逃げながらの射撃だけだったので補給はエネルギーと弾薬のみで直ぐに終わる
その短い時間をもどかしく思いながらも四人は機体の補給が終わるのを待つ
そして補給作業が終わろうかというその時だった、轟音と共に強烈な爆発音が全員の身に伝わり、地が揺れる
一体何が起きたのか、千冬が確認しようとした時、耳に着けていたインカムから焦る山田先生からの声が届く
「お、織斑先生!別の敵集団が海から来ました!数、凡そ百!」
「紫藤の言っていた水中型か?飛行型以外の動きは鈍いと言っていたが、こうも近くては……第三部隊に迎撃させろ!織斑弟、篠ノ之妹、クロニクル、デュノア、お前達も迎撃に出ろ!他の生徒達をやらせるな!」
『りょ、了解!』
センサーが捉えた新たな敵集団、それは三叉槍を構え、砂浜で水中用のユニットを外したデスネービーの群れだった
水中というセンサーの有効範囲が落ちる場所からの奇襲に対してラウラを始めとした第三部隊は迎撃を始める
打鉄、ラファール・リヴァイヴは実弾主体の武装である為に今回はジェガン用のビームライフルとビームサーベルが貸与されていた、その火力もあり地上を歩いてくるデスネービーは次々にビームに貫かれていく
更に言えばデスネービーの武装は下半身の水中用ユニットを外すと三叉槍のみであり射撃武器を持たない為に一方的に攻撃が出来た事も大きかった
「数は多いがこの程度ね。全く、なんて醜悪な機体なのかしら。全てが終わったら紫藤康太にはより詳細な事を聞き出さなければならないわね」
例え百の敵が居ようとISの前では無力、そして如何に尊敬する
突如として海の中から巨大な球体状の物体が現れる、それは複数のデスアーミーが溶け合ったらような外見で今も不気味に蠢いている
「な、何よ、アレは!?」
その光景に教員が怯んでいる間にも球体は動きを止めない、やがて球体の動きが止まり一つの亀裂が入ると瞬く間に亀裂は全体に広がり球体が崩れる
それはまるで卵から何かが孵化するかのような光景だった、そして中から巨大な何かが現れると次の瞬間、強力な砲撃が放たれた
「しまった!?」
その砲撃は旅館の方へと向かって飛んでいく、迎撃しようにも距離が近い事もあり直ぐに着弾してしまう
それは束の用意した携行型のシールドバリア発生装置により防がれたがあまりの威力にシールドの一部が揺らぐ
携行型とはいえ性能はIS学園のアリーナの物と遜色ないものだと聞かされていた、それが実弾兵器で此処まで消耗させられたという事実に教員は焦りを抱く
砲撃の威力に目を奪われていた教員だが、その砲撃を行った敵がその歩みを進める
ISでは有り得ない程の重厚な足音、そこにはIS一機分のサイズはありそうな手足で地を踏み、巨大な砲と二本の角を備えた要塞のような機体がデスアーミーと同じ瞳で周囲を不気味に見回していた
そして四門ある砲は全て自身に向いているという事にその教員は遅れながら気付いたのだが、その時にはもう間に合わない
圧倒的な火力に呑み込まれる打鉄、しかし最早それには興味がないとばかりに足を進めるその機体はかつて
そして打鉄をあっさりと屠った存在はその進路をより多くの生命力が集まっている旅館へと向けるのであった
◆
時を同じくして海上にて戦闘を行っていた康太達もまた窮地に立たされていた
空を覆い尽くす程のデスバーディの群れ、包囲され全方位から襲い来るビームを避けつつI.W.S.P.を装備した康太は両手に装備したD型のビームライフルと両肩のレールガンで的確にデスバーディを撃墜する
だがそれは全体のほんの僅かな数であり、それ以上の数の攻撃により長くは続かない
一点に留まっては直ぐに数に押されてしまう、その為敵の狙いを分散させる為にも少数で別れて行動する中で康太は単騎で敵と対峙している
だが雨のような攻撃に被弾も重なる、機体本体はともかくI.W.S.P.には幾つか被弾してしまった為に黒煙を吐いている箇所も見られる
そしてこの状況を打開するには今の装備では不可能だと判断し、康太は通信を繋ぐ
「篠ノ之博士、装備の射出をお願いします!」
『分かったよ!何れにするの?』
「この状況だと、ガンバレルストライカーを―――何だ!?」
手数を増やす、そう考えていた時、康太の視界に複数のデスバーディが集まり、融け合っているのが見えた
その光景に嫌な予感を感じた為、少しの間だけ装備をサムブリットストライカーに換装、左手にアグニ改を握りその群れに向ける
「何を企んでいるかは知らないが、やらせる訳には!」
機体の全高と同じレベルの巨大さを誇る銃身から放たれるビームは真っ直ぐに融合するデスバーディに向かっていく、だがその間に複数のデスバーディが割り込み楯となる
貫いたのは数にして二十程のデスバーディだが本命にまでは届いていない、しかも今もまた多くのデスバーディが集まり楯となろうとしている
アグニ改はその威力から連射が利かない、おまけにエネルギー消費量も多く撃てるのは最大で二発が限界だ
「邪魔をするな!」
なので第二射までの間にその楯を破壊する、右肩に装備されたプラズマサボット砲のトーデスブロック改と左肩の八連装ミサイルが次々と火を噴き楯となるデスバーディを蹴散らしていく
既にデスバーディは康太を最大の脅威と判断して最優先で仕留めようと行動していた、複数の機体が康太へとビーム砲を向けていたが、康太が敵を惹き付けたという事は他の機体への注意は逸れるという事だ
康太を狙う五機のデスバーディ、その全てが上空より同時に放たれた五発のレーザーによって貫かれ爆散する
「周囲への注意がお粗末でしてよ、康太さん」
「セシリアか、助かった」
「私も居るわよ。それにしても、何よアレ?」
「分からん、だからこうして何か起きる前に潰そうとしてる。済まないが残りの弾は一発だ、確実に仕留めたいからあの楯になってる奴等を排除してくれ」
上空から降りてきたセシリアと鈴、二人は多少の機体に損傷こそ負っているものの比較的軽微である
「確かに、何をするか分からない敵を放置する訳にはいきませんものね。この多数の敵を相手にする状況、私のブルー・ティアーズ以上に適した機体は居ませんわ!私が道を切り開いてみせます!」
「康太、私の火力じゃちょっと遠距離が足りないわ。アンタ何か武器寄越しなさいよ」
「ならコイツを使え。ロックは外しておいた」
状況を見てセシリアは早速とばかりにライフルとビットで攻撃を開始、鈴も康太からビームライフルとEパックを受け取って射撃を始める
康太は康太でサムブリットストライカーとは別に手にバズーカを取り出すと脇に抱えて砲撃する
複数のビットを操作しつつも正確な射撃で確実にデスバーディを仕留めるセシリア、射撃はそこまで得意ではないのか正確とは言い難いが仕留められずとも動きを鈍らせる事には成功する鈴、そして実弾火力で押す康太によってデスバーディは数を減らしていく
そして敵が融合している球体状の物体、そこへ続く道が出来た時、康太がアグニ改を構え放った
二、三体のデスバーディがその射線上に割り込むがその熱量を抑えるには至らず、今度は直撃を許す
謎の物体はビームにより貫通され崩壊、内部から何かが溶け合ったような残骸を撒き散らして海へと落下していく
そんな中で康太は一つの残骸を見付けた、紫色をした半球状の装甲片、それに繋がる蛇腹状のクローを
「あのパーツは、まさか―――」
「康太、上から何か来るわよ!速い!」
その正体を口にするよりも早く、鈴の警告によりその場から急速に離脱する康太
エネルギーも尽き重荷となるだけのサムブリットストライカーをパージし、身軽になった機体で前へと飛んだ一瞬後に何かが高速で通り過ぎていきパージされたサムブリットストライカーを一瞬で細切れに変え、康太は空中で体勢を整えた後で通り過ぎた何かを確認する
「あれは、鳥ですの?」
「あんなデカい鳥が居る訳ないじゃない!康太、アンタなら何か分かるんじゃないの!?」
それはまさに鳥のような姿をしていた機体であった
元は白かったのだろう機体は所々が黄色や緑色といった色で斑に変わり、頭部はデスアーミーの眼球のような一つ目をしている
己が知る姿からはかけ離れているが面影はある、その機体の名を康太は呟くように告げた
「
先程の残骸を確認した時からもしやと思っていた、デスアーミー軍団のみでなくデビルガンダム四天王と呼ばれた機体も存在するのではないかという考え、それを証明するかのように康太の前へと立ちはだかるのだった
◆
「何なんだよ、アレは!?」
補給を終えて再出撃した一夏は旅館近くに迫ってくる巨大な敵に対して思わずそう叫んだ
今も教員が駆る四機の打鉄とラファール・リヴァイヴが集中攻撃を仕掛けている、だがビームやバズーカといった攻撃を受けてもその存在は止まらない、動きは鈍いが確実に一歩一歩、旅館の方へ歩みを進めている
そんな中、教員部隊とは比較にならない程の威力のビームが敵を直撃する、ラウラの乗るフルアーマーシルヴァ・バレトの装備したハイパー・メガ・カノンによる一撃である
既存のISの火力では有り得ない程の火力、それこそ康太が使っていたアグニ改をも上回る一撃に一夏は確実に撃破したと思った
だが土煙が晴れた時、そこには右半身を半壊しながらも原型は留めていた敵の姿だった
更に既に再生が始まっているのか損傷を受けた箇所が蠢き、更には残存のデスネービーが傷口に取り付くと溶けて損傷を受ける前の状態になる
そして何事と無かったかのように再び歩みを進める敵の姿に一夏だけでなく、同時に出撃してきた箒やシャルロット、クロエも呆然としていた
「何を呆けている!お前達も火力を集中させろ!」
だがラウラからの一喝により我を取り戻すとそれぞれの機体が持つ最大火力を叩き込む
一夏とクロエはビームマグナムを、箒は二振りの刀からビームを、シャルロットはビームライフルを、それぞれの持つ火力の高い攻撃が降り注ぎ敵に殺到する
だが敵はそんな雨のような攻撃にも耐える、耐えて耐えて、そして砲撃を放ってくる
流石に油断をしていなければ当たらないがよりにもよって旅館が射線上にある為に避けられない、撃たれたら迎撃する為にわざとシールドを使って受けるか、砲弾を撃ち落とさなければならない
まず近距離での迎撃は不可能な為、自分に向かってくる砲撃はシールドで受けるのが現実的となる
そんな中、シャルロットが一度旅館の方に戻りエールストライカーから換装した装備、ガーデンストライカーが役に立った
実体、エネルギー式の二種類の楯をそれぞれ左右に四本のアームで保持するデュノア社が開発したストライカーであり、ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡだった頃の専用装備として開発されていたガーデン・カーテンを転用した装備である
それにより防御の問題は解決しシャルロットが砲撃を受け止める事で他の機体は攻撃に集中出来るようになった
だが撃破までは至らない、高火力により消費されるエネルギー量の懸念もある中、司令部の千冬より情報が入る
『戦闘中の各機に通達する。紫藤から追加情報だ。新たに現れた強力な個体に関して、デビルガンダム四天王という名と共に機体情報がもたらされた。現在、第三部隊が相手にしているのはグランドガンダムという、要塞のような特性の機体らしい。鈍重だが迂闊な接近は避けろ。二本の角より電撃を発し、砲からもワイヤーで繋がった手を伸ばして攻撃するらしい。他にも未確認の格闘型がおり、水中型は主力部隊で撃破したらしい。空戦型は現在、紫藤とオルコット、鳳の三名で対処しているとの事だ』
同時にアップデートされていく敵機体の情報、それはまさに今必要な情報だった
そして主力部隊の方では空戦型であるガンダムヘブンズソードとの戦闘が開始され、その支援として別のストライカーを装備したコスモグラスパーが飛んでいく
情報によりグランドガンダムと呼ばれる存在である事を確認したラウラ達は、その対処法も伝えられた事で一気に攻勢に出る
「全機、奴の生体ユニットを狙え!幾ら装甲が厚く再生しようとも、その根幹を為す生体ユニットを潰せば活動出来ん!」
その生体ユニットがあるのは胸部となっている、そこに向けて全ての機体が持てる火力を注ぎ込む
「どうだ!?」
「……ダメだ、後一歩というところで!」
しかしグランドガンダムは耐えきる、装甲は削られたが周囲に残存するデスネービーを吸収、修復の為のエネルギーと素材に変えて耐えきったのだ
全ての機体が持てる火力を注ぎ込んだ事でリロードが必要となっている、こうしている今も再生が始まろうとしているそんな中、一機で飛び出した機体が居た
「クロエ!?」
「姉上、何を!?」
されはバンシィ・ノルンを駆るクロエであり、撃ち尽くしたビームマグナムを捨てると左手にアームドアーマーVNを装備し、一直線にグランドガンダムへと突き進む
だが自らに止めを差そうと向かってくる敵の存在を認識したグランドガンダムは二本の角、グランドホーンより電撃を発して足止めをする
普通のISでは考えられないパイロット本人を狙った兵器、ISで守られているとはいえそれは最低限、全身を貫く電流の痛みにクロエは苦悶の声を上げる
だがその意志は折れてはいない、普段は閉じているその目をしっかりと開き、眼前の敵を見据える
「コウタさんいつだって、頑張ってるんです……私は、護られるだけでなく、私もコウタさんを護りたいんです……だから、だから!」
電撃で動きを止めたクロエに対して四本の腕を伸ばすグランドガンダム、周囲の味方がそれを防ごうとするも腕が到達する方が早い
間に合わない、誰もがそう思った時―――
「貴方もガンダムだというのなら、私に力を貸して下さい、バンシィ!」
―――全身の装甲部が展開し、黄金色の光が周囲に溢れ出てその腕を押し退ける
「あああぁぁぁぁぁッ!!」
アームドアーマーXCを介さないデストロイモードの発動、クロエの想いに反応したサイコフレームが力場を形成し電撃さえもはね除けた
そしてアームドアーマーVNが展開し再生を始めているグランドガンダムの胸部に組み付き、超振動により内部に存在する生体ユニットを破壊する
生体ユニットが無くてはDG細胞は活動出来ない、こうしてグランドガンダムは撃破された
「ハァ……ハァ……」
IS部隊による一斉射撃を耐える為にも全てのデスネービーをグランドガンダムが吸収していた為、周囲に敵影はない
その事により緊張感が緩んだクロエは砂浜に膝を着く、それに慌てて近寄ったラウラが肩を貸す
「全く、無茶をし過ぎだ姉上」
「コウタさんは二機の四天王と交戦しているみたいなので、私が先に倒れる訳にはいかなかったんです。あと、姉じゃないです」
「相変わらずだな、貴方は。こういう時くらい、受け入れて欲しいものだが」
何はともあれこの場は勝ったのだ、ならばこのまま姉を休ませても問題あるまい、そうラウラが思っていた時、一機のISが近くに着陸する
それはエールストライカーを背中に備えたジェガンだった
「おお、康太か。此処に来たという事はそちらも終わったのだな。聞いてくれ、姉上が敵四天王に止めを差したのだぞ」
ストライカーパックを装備出来るジェガンなど康太のストライク・ジェガンしか存在しない
ジェガンは一度撃破され動かなくなったグランドガンダムを見た後、ラウラに肩を借りているクロエを見てゆっくりと歩み寄っていき―――
「―――えっ?」
―――次の瞬間、エールストライカーから抜き放ったビームサーベルでクロエとラウラを纏めて横薙ぎに斬り捨てた
唐突な機体解説、デビルガンダム四天王編
共通設定:複数のデスアーミーが融合し生まれた存在であり、オリジナルの四天王に比べて各スペックがダウンしており、頭部がガンダムではなくデスアーミーに変わっている
あくまで四天王の摸倣体であり、オリジナルとは別の存在
名付けるならばデスグランド、デスヘブンズソード、デスウォルターとも言うべき存在である
コイツ等の厄介な点は一点ものではなく、デスアーミーが多ければ同時に複数の個体が現れるという点にある