ARMORED CORE for Bidden【ACfb】アーマード・コア4   作:あきてくと

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断章 レオハルトより現状報告

「アナトリアの傭兵がBFF本社を潰してから、レイレナードとアクアビットが本格的な武力行使に打って出ました。また、BFFの残党勢力も抵抗を続けています。それにより、世界各国で同時多発的な作戦行動が遂行されています」

 

 

 ローゼンタールに所属するリンクス、白騎士レオハルトは、現在イスタンブール前線基地での作戦統括管理を任されている。現在の戦況をローゼンタール本社へ伝えるため、イスタンブール基地のブリーフィングルームから通信回線による対話で報告をおこなっていた。

 

 

《仕方がないな。向こうも必死だ》

 

 

 画面の向こうのローゼンタールの盟主、ハインリヒ・シュテンベルクは、憂いを帯びた口調で答えた。

 

 レオハルトは報告を続ける。

 

 

「アジア圏では、GAEと開発していた超巨大兵器ソルディオスが、ユーラシアを東に侵攻。途中のコロニーを蹂躙しながら、GA管轄のコロニー・シングへ向かっています。

 

 カナダでは、BFFの残党がオーメル所有のゼクステクス国際空港を占拠。レイレナード本部との合流を図っていると思われます。

 

 また、BFFが南極に建造した大規模コジマ発電施設スフィアにBFF職員と残党が集結して立てこもっています。

 

 さらに、南極にあるレイレナードの衛星破壊砲エーレンベルクの稼働準備中との報告が入りました。おそらく、GAの監視衛星撃墜し、ネクストの動きを把握できないようにするもくろみと思われます」

 

 

《4カ所同時の武力蜂起か。さて、白騎士は駒をどう動かす?》

 

 

 青騎士の衣装を纏ったハインは、部下であるレオハルトがどのような判断と采配を下すのか、面白半分に訪ねた。

 

 

「ゼクステクス国際空港には、オーメルにパルメットを派遣するよう要請し、すでに現地へ向けて移動中です。

 

 南極のエーレンベルクには、GAからローディとエンリケ・エルカーノの2名を派遣。

 

 スフィアの方には、同じくGAのメノ・ルー大尉を派遣。BFFの施設防衛部隊サイレントアバランチに加え、No.19(フランシスカ)No.20(ユージン)との戦闘が予想されます。

 

 アジア圏の巨大兵器ソルディオスには、ホワイトグリントとアナトリアの傭兵に出動要請を出しています。ホワイトグリントはこれを受諾しましたが、アナトリアの傭兵の方はこちらの呼びかけに応答しません。

 

 先日の、アクアビットによる蹂躙兵器を用いたアナトリアへの直接報復攻撃で甚大な被害を受けた模様です。コロニーへの被害は出ていない様子ですが、現在アナトリアの傭兵の生死は不明です」

 

 

《___そうか、分かった。それで進めてくれ》ハインは満足げな様子で場面手前に手を伸ばすと通信を閉じた。

 

 

 通信信号の途絶えた大きな液晶モニターはブラックアウトし、ブリーフィングルームには静寂が訪れる。何も映し出されていないノングレアの黒いモニターには、白騎士の大きな白い影と、その横に並ぶ小さな影だけがぼんやりと反射していた。

 

 

「さて、手はうったものの、どうなるかな。今の状況をどう見る、ミド・アウリエル」

 

 

 白騎士レオハルトの横に並んでいたオーメルのリンクス、ミド・アウリエルは訊かれることを予期していたかのように、淀みない口調で答えはじめる。

 

 

「すでにBFFの補給が期待できないレイレナードとアクアビットは、ネクスト部隊と巨大兵器を使った短期決戦に打ってくるでしょう。

 

 さらに、ゼクステクス国際空港がレイレナードの手に落ちて、BFFの残存艦隊と連携されれば、陸と空だけでなく、海上侵攻にも対策しなくてはならなくなります。

 

 レイレナードとアクアビットは、まずエーレンベルクでGAの監視衛星を落とし、こちらの監視網の弱体化を狙っています。そうなれば、耳と眼(レーダーと監視衛星)を失ったこちらは敵のネクストはおろか、巨大兵器や敵艦隊の動きも把握できなくなります。

 

 そのうえで、GAが管轄するなかで2番目に大きなコロニー・シングをソルディオスで占領。こちらの物資生産能力を奪いつつ自陣営の拠点化し、その後、艦隊とネクストと巨大兵器が連携して、イスタンブールかイスラエルへ大規模な奇襲攻撃をしかけてくることが予想されます。

 

 まずはエーレンベルクを破壊し、GA監視衛星を防衛するのが最優先です。エーレンベルクにも電力供給をしているスフィアの発電を停止させて、衛星の破壊を阻止したいところですが、時間的な制約から不可能です。

 

 スフィアの防衛部隊がエーレンベルクへ増援に向かわないよう、南極の2点同時の攻撃は必須かと思われます。

 

 あと。

 

 最大の懸念は、ソルディオスがホワイトグリント1機の手に負えるかと、ホワイトグリントが今後どちらの勢力に荷担するか、です」

 

 

 ミド・アウリエルは、レオハルトの意図を解説するかのように言葉にする。しかし、レオハルトは煮え切らない思いを抱えていた。自らが指揮した采配にではない。その先にある、今後の世界の行く末についてだ。

 

 

「結局、何から何まで傭兵まかせだな」レオハルトはひとりごちる。

 

 

 ホワイトグリントの力は疑いようのないものだ。しかし、つい先日イスタンブールのレーダー施設を襲撃したホワイトグリントに、それほど重大な役割を任せることに対する躊躇があった。

 

 ホワイトグリントのジョシュア・オブライエンは、強さだけではない底知れない何かがある。おそらく、GA側からの依頼と相反する依頼が、レイレナード側からも打診されていることだろう。彼がどちらの依頼を受けるかで戦局は大きく揺らぐ。それほどまでにアスピナとホワイトグリントの力は強大だ。

 

 彼に頼りながらも、彼を信用できないもどかしさと、自分が動けないもどかしさが一度に押し寄せてきた。

 

 せめて、アナトリアの傭兵が無事であってくれれば。顔も知らない傭兵の安否に想いを巡らす。

 

 元レイヴンだというアナトリアの傭兵は、かつての国家解体戦争のさなか、自分自身が生み出したかもしれない因縁がある。当人にとっては不本意であろうが、レオハルトは縁起のようなものを感じていた。

 

 そして、結局傭兵に期待している自分がいた。自分がイスタンブールから動けない以上、頼れるのは傭兵たちだけだった。平和を望んで国家解体戦争に身を投じたのに、何一つ身動きのとれない今の自分自身が腹立たしかったのだ。

 

「各方面の戦局は、情報が入り次第報告を頼む。それと、アナトリアの傭兵の安否が気になる。アナトリアに使者を派遣してくれ」

 

 レオハルトは、ミド・アウリエルに指示を出す。「承知しました」と、ミド・アウリエルは敬礼を返した。

 

 

 

   ◇ ◇ ◇

 

 

 

カナダ・ゼクステクス国際空港

 

 作戦領域上空には黒い雲が低く立ちこめている。雨こそ降っていないものの、視界は良好とはいえない。水平線には、およそ10秒間隔で稲妻が海面へ向かって瞬くのが見えた。

 

 オーメルのリンクス(No.13)・パルメットは、自らが操るネクスト(アンズー)を駆り、海面スレスレを飛びながらゼクステクス国際空港へと侵攻する。空港周辺には多数の護衛艦や戦闘ヘリが哨戒していた。

 

 手近な敵機を補足するとパルメットは機体を急上昇させ、空中から的確に護衛を撃ち落としてく。瞬く間に海上の部隊は全滅し、残るは地上部隊だけとなった。海岸に接した滑走路から長距離砲撃が向けられるが、パルメットはアンズーを鷲のように操り、空中無尽に飛び回っては押し寄せる無数のライフル弾を避ける。

 

 パルメットは、わずかな上昇気流を捕まえると、機体をさらに上昇させて、ゼクステクス空港に侵攻した。

 

 彼の乗るネクスト『アンズー』の名前は、シュメール神話や、アッカド神話に伝わる嵐と雷を象徴する聖獣の名だ。ライオンの頭に鷲の身体を持ち、その咆哮は大地を砕き、その鉤爪は天をも裂き、その大きな翼で大空を自由に駆ける。

 

 それはまさしく、空中戦と得意とする彼が操る機体に、これ以上ないほどふさわしい名だった。

 

 エジプト・カイロ出身のパルメットは、幼いころよりパラセーリングが得意で、誰よりも上手に操った。風を読み、空気の密度を感じながら自在に空を舞い、雄大なピラミッドが望める砂漠の空を飛べばどんなときでも気分が晴れた。それがいつしかこんなもの(ネクスト)に乗って、世界規模のクーデターに身を投じている。自分はただ、空を自由に飛びたかっただけなのに。

 

 高い空戦能力をもつオーメルのネクスト『ユディト』の開発には、パルメットもテストパイロットとして関わっている。後輩にあたるセロに空中戦のいろはを教えたのもパルメットだった。

 

 アンズーは上空から、大型ライフルを肩に構えたノーマルACを打ち抜いていく。繰り出される真上からの攻撃に、直上射撃ができない敵ノーマルACは為す術もなく撃破された。

 

 オペレーターがパルメットに全護衛機を撃破したことを伝える。残りの仕事は空港施設内の制圧だけだった。管制塔に勧告を出すために機体を降下させると、空港の物陰からおびただしい数の弾丸が撒き散らされた。

 

 パルメットは素早い反応で上空に回避するとすぐに射撃は止み、代わりにマシンガンを射かけた張本人から通信が届く。それは聞き覚えのある声だった。

 

 《国家解体戦争以来だな、パルメット。こちらレイレナードのリンクス(No.11)オービエ。メメントモリだ。お前とは戦いたくないが、これが戦争だ。この空港は我々がもらい受ける》

 

 

 

   ◇ ◇ ◇

 

 

 

南極・BFFコジマ発電施設スフィア

 

「これで最後ですッ!」

 

 BFFのスフィア施設防衛部隊サイレントアバランチの最後の1機を左腕のガトリングガンで打ち抜いた。南極の真っ白な雪景色を背景に、オレンジ色の爆炎と、それから立ち上る黒煙が目に映える。

 

 その向こうの崖下には、スフィアと呼ばれる球体の大型構造物が圧倒的な存在感を放っていた。BFFが建造した大型コジマ発電施設スフィアは、発電にコジマ粒子を用いることで従来の核分裂炉よりも遥かに効率よくエネルギーを取り出せる。ある程度の安全性は確保されていたが、それでも廃熱と汚染の懸念が払拭しきれないため人の住まない南極に建造された。

 

 スフィアには現在、BFFの残党が各地から集結して立てこもっているが、メノ・ルーの目的は施設の制圧ではない。メノ・ルーをここまで運んできた輸送機には、施設制圧用の特殊部隊を待機させてはいたが、真の目的は並行作戦を展開中のエーレンベルクに、スフィアからの戦力を回さないための陽動だった。

 

 施設防衛のノーマルAC部隊サイレントアバランチは撃破した。しかし、BFFの最重要施設のひとつであるスフィアには、現在ネクストが2機配備されている。No.19が駆るヘリックスⅠ(フランシスカ・ウォルコット)No.20が駆るヘリックスⅡ(ユージン・ウォルコット)だ。

 

 名門ウォルコット家の姉弟。ウォルコット家とBFFは、BFFが軍需産業に手を出す前の旧世紀時代から深い縁がある。ウォルコット家はイベリア半島の名家であり、先天的に高いAMS特性を保有する一族であることが判明してから、さらにその価値性が高まった。それ以来、一族から多くのリンクスを輩出し、その見返りを受けている。

 

 というのは表の話で、裏では近親交配と遺伝子操作によって純血に近い血族を保っているという黒い噂もある。BFFの後ろ盾を失ったこれから、一族はどうなるのだろうとメノ・ルーは不要な心配をする。

 

 ウォルコットの姉弟とは、同じく国家解体戦争を戦った同胞ではあるものの直接の面識はない。しかし、姉のフランシスカには、同じ女性リンクスとしてわずかながら興味があった。

 

 プリミティブライト( 自機 )のレーダーに2つの光点が表示される。その直後、律儀にも敵機から通信が入った。姉のフランシスカ・ウォルコットからだった。

 

《お互いのことは知っていても、会うの初めてね。失礼だけれど、自己紹介は省かせてもらうわ。GAのメノ・ルー(No.10)。負傷したと聞いていたのだけれど、ご機嫌はいかがかしら?》

 

 メノ・ルーが答えようとしたところで、弟のユージンが通信に割り込む。

 

《姉さん、時間がない。さっさと片づけてエーレンベルクへ向かおう》

 

《私のかわいいジーン、姉さんに少しだけ時間をちょうだい。すぐに終わるわ》

 

《わかったよ姉さん》

 

《ごめんなさい。弟はせっかちなの。GAEとアクアビットの癒着抗争で戦死したというのは嘘だったのね。噂を聞いたときは、同じ女性リンクスとして随分と心を痛めたわ》

 

「お気遣い感謝します。でも、死んでいましたよ。怪我はほとんどありませんでしたが、GAとして戦う意味を見失っていました。でも、私が戦うのは主が望む平和のためであり、GAはそのための脚ががかりにすぎません。そのことは昔も今も変わらないはずだと気づいたのです」

 

《___そう。勧誘しようとしたのだけれど無駄のようね。残念だわ。私のかわいいジーン、プリミティブライトを迅速に撃破します》

 

《了解。姉さん》

 

 BFFの2機のネクストは、姉弟ゆえの綿密に連携した動きでプリミティブライトに迫る。

 

「兄弟愛は美しいものですが、いきすぎた愛(ブラコン)は主の認めるところではありませんよッ」

 

 メノ・ルーも機体の全砲門を開いて応戦した。

 

 

 

   ◇ ◇ ◇

 

 

 

南極・エーレンベルク

 

「Oh my god デカいな」

「Oh myger デカいな」

 

 雪原にそそり立つエーレンベルクを目の当たりにしたローディとエンリケ・エルカーノが同時に同じ言葉を口にする。

 

 エーレンベルク破壊命令を言い渡されたGAの所属リンクス、フィードバックを駆るNo.36のローディはアメリカ生まれのアメリカ育ち。同じくGAのNo.32、トリアナを駆るエンリケ・エルカーノは、スペイン系のアメリカ人だ。

 

 南極のクレーターの中に建造されたエーレンベルクのデータは寸法を含めて把握していたはずだが、実物の大きさを目の当たりにするとその巨体に圧巻させられる。

 

 エーレンベルクは、レイレナードが建造した衛星破壊砲だ。その構造は巨大なコジマ粒子砲ではあるが、砲口は宇宙にしか向けられないようになっている。もっとも、地上に撃てたとしても南極にあっては撃つべき対象がない。

 

 だが、現在この巨大なコジマ粒子砲は、GAの監視衛星を破壊すべく発射準備に入っている。大気内では減衰しまうエネルギーも、宇宙空間あればほとんど減衰することなく進み、地球の赤道上を周回する衛星を射程に捉えられる。

 

 エーレンベルクは、国家解体戦争以前の、まだ国家が存在し宇宙進出を目指していた時代に建造されたものだ。各国家は莫大な予算を計上しロケットや軌道衛星を我先に打ち上げ、宇宙の覇権を握ろうと躍起になっていた時代だ。

 

 宇宙を支配できれば、それは実質的に地球全体を征服したことになるからだ。各国は、敵対国を直接攻撃できるレーザー砲やレールガン、質量兵器などをこぞって打ち上げた。

 

 エーレンベルクは、それらの宇宙兵器を迎撃するために建造されたものだ。これだけ威圧的な雰囲気を放ちながらも、エーレンベルクはいわば平和の象徴であるともいえなくはない。実際に、宇宙開発競争が落ち着いてからは一度も撃たれていなかった。

 

 しかし、BFFを失ったレイレナードは、戦争に勝つためにGAの監視衛星を撃ち落とそうとしている。GA陣営のもっとも重要な監視の眼である衛星を潰せば、レイレナードとアクアビットは、戦略的に有利になる。劣性に追い込まれた場合でも、強力なネクスト部隊を使ってゲリラ戦を仕掛けることが可能だ。

 

 エーレンベルクでGAの監視衛星を破壊できるかどうかは、今後のレイレナードの明暗を決める。そのため、相当数の防衛部隊が配備され、敵の弾幕は非常に厚い。

 

 さらに、エーレンベルク本体にも迎撃用のコジマ粒子砲台が備わっており、頑丈なGA製ネクスト(サンシャイン)でも当たれば無事ではすまないほど威力をもつ。

 

 おまけに、その基部はネクスト用とは比べものにならなほど高濃度のプライマルアーマーで入念に保護されていた。

 

《あの、デカいナニをやるのは、なかなか厄介だ。貧乏くじを引いちまったなamigo》 エンリケ・エルカーノが敵の弾幕を回避しながら相方のローディに向けて叫ぶ。

 

《but やらないわけにはいかない。これでも、病み上がりのメノが増援を抑えてくれてるんだ。それに、任務達成すれば二階級特進だぞ!》 ローディが放った砲撃は、敵陣形の一角を崩した。

 

《Hmm 俺は昇進より、休暇が欲しいね》 それに合わせて突入し、両肩のマイクロミサイルを航空部隊に向かって放つ。

 

《Ha Ha そいつは無理だ。レイレナード(サイコ野郎ども)アクアビット(マッドサイエンティスト)を全滅させるまで休暇はなしだろ》 肩の高速型のミサイルでエンリケの撃ち漏らした航空機を残らず撃ち落とした。

 

《Oh myger じゃあ、帰還前にシロクマを見てから帰ることにしようぜ》 両腕のバズーカで敵機を粉砕する。

 

《What!? 南極にシロクマはいない!》 エーレンベルクの壁面の一部が輝く。コジマ粒子砲の射程に入ったようだった。

 

《Que? 奴らが絶滅させたのか? くそったれどもめ!》 放たれたコジマ粒子砲を辛くも回避した。

 

《Yeah その通りだ!》 両腕のキヤノンは、眼前の地上部隊をまとめて爆炎で包み込んだ。

 

《Vamos! ローディ!!》 自然愛護の精神で怒りに火がついたエンリケが、ローディを鼓舞する。全砲門を解放し、残りの地上部隊を壊滅状態まで追い込んだ。

 

 エーレンベルクの巨大な基部は、もう2機の間近に迫っていた。

 

 

 

   ◇ ◇ ◇

 

 

 

トルコ・イスタンブール前線基地

 

 数時間後のイスタンブール前線基地には、各地での戦果報告が寄せられた。ミド・アウリエルは、それらの報告をまとめてレオハルトに伝える。

 

 

「ゼクステクス国際空港のBFF残党はパルメットが鎮圧。レイレナードのネクスト(No.11)、オービエと交戦になったものの、これを撃破しています。

 

 エーレンベルクは、撃たれる前の破壊に成功しました。ただし、ローディとエンリケ・エルカーノの2名はエーレンベルク崩壊の余波で損傷。両名とも命に別状はありません。

 

 スフィアは、メノ・ルーが施設防衛部隊サイレントアバランチおよびBFFフランシスカ( No.19 )ユージン(No.20)を撃退。その後、別動の特殊部隊もスフィア侵入に成功し、現在施設内で鎮圧作戦を展開中です。

 

 無事だったGA監視衛星からの情報で、ソルディオスが、コロニー・シングの目前まで迫っています。また、レイレナードのリンクス(No.3)、アンジェが、コロニー・シング方面に向かっているとの情報が入りました。

 

 それと、アナトリアへ向かった使者からの連絡です。アナトリアの傭兵に接触ができました。『機体が大破したため予備機でソルディオス迎撃へ向かう』とのことです」

 

 

「そうか!」良い報告を聞いたレオハルトは歓喜の声を上げる。

 

 

 後のことは、アスピナとアナトリアの傭兵2人に託された。そしてまもなく、レイレナード・アクアビットとの決戦が始まろうことを予感した。

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