「……鈴鳴第一と間宮隊ですか?」
「あぁ。間宮は中距離のチームだけど鈴鳴第一は……また厄介なチームに当たったな。」
ランク戦の初戦の対策会議をかけていた俺たちはオペレーター室でミーティングを開いていた
「鈴鳴第一ってどんなチームなんですか?」
「私も知らないかな。佐藤くんが知っていたことがびっくりだけど。」
「構成は近距離1、中距離1、スナイパー1のバランスが取れた構成だよね?太一くんとよく話しているので私は知っているけど。」
すると恋はスナイパー訓練で知っているらしく自分の情報を伝える
「あぁ。でも来間先輩と別役だな。一個前の代に入隊したからかなりデータも少ない。でも今期から入ったやつがもっと厄介なんだよ。」
「…えっと、どういう事?」
「……サイドエフェクト持ちのルーキーが入ったんだよ。村上先輩っていうサイドエフェクト強化睡眠学習を持った人。」
俺がそういうと木虎が首を傾げる
「あの、サイドエフェクトとは?」
「トリオンの影響により発言した超能力者だな。そういや恋も結局サイドエフェクト認定されたのか?」
「う、うん。一応暗視だって。」
「暗視?」
歌歩先輩の首が捻る。まぁ知らない人は知らないか。
ゲームやアニメが好きな人なら結構知っていると思うけど
「暗いところでもこいつ昼間と同じくらいにはっきりと見えるらしいんだよ。眩しくても真っ暗でもこいつは一切関係なく見えるらしい。」
「……つまり視覚系のサイドエフェクトなんだね。」
俺は少し苦笑するとそういえば鈴鳴の件だったな
「どうする?誰を軸に勝負する?強化睡眠学習を持った今年のアタッカー一位だぞ。レイガスト使いなんて珍しいからな。」
「レイガスト……珍しいね。」
歌歩先輩も苦い顔をする。レイガスト使いと対戦したのは俺も遠征に行ったことがあるときに戦ったレイジさん一人しかない。
「レイガストって確か防御よりのトリガーですよね?」
「あぁ。使っている人は玉狛のレイジさんくらいだろ。しかもあの人はかなり使い方参考にならないし。多分弧月がメイントリガーだから片手でガードもう一つで攻めだろうけど。……まぁ。村上先輩さえなんとかすれば勝てるか。多分明らかにあればエースクラスの人間だ。マップの選択権も俺たちにはないしな。」
俺は少し考え
「ブースに来た時のログを見直すか。多分強化睡眠学習について何か分かるだろうしな。歌歩先輩過去のログのデータをありったけ出してください。」
「うん。」
「私は間宮隊のデータ見てもいいですか?多分中距離中心で戦うことになるので。」
「私は今日も当真先輩のところ行ってきます。もう少しで感覚を掴めるので。今日中に物にしたいんで。」
「おう。いってら。」
ランク戦まで後三日。
そういえば新たな試みをするって桜子が言っていたけど何をするのかと思いながら俺たちは対策をとることに決めた
「……何で最初の試合になるかなぁ。」
「あの、佐藤くんの顔が死にかけているんですが。」
「寝不足と隈が酷いだけだ。気にするな」
「……なんか顔が青ざめていたのに案外平気そうだね。」
「生憎慣れだからな。こういうのは。」
俺は少し気を引き締める。まぁ後々感想で色々言われるのはいいとして
「……分かっているな。今回の作戦。」
「えぇ。」
「うん。」
「木虎には悪いけど、今回は俺メインでやる。とりあえずどうせ潜伏先を隠すのもバカらしいしな。とりあえずスナイパーの斜線注意。とりま木虎と俺は今回バラバラであったやつを合流前に狩るぞ。村上先輩を見かけたらスルーで。」
「了解。」
「それと今回はスナイパーが鍵を握る。ログでみたら多分一度休憩した後の勝率が圧倒的に高い。俺も今回弧月と旋空入れてあるからスパイダーで支援が出来ない。その分しっかり中距離と近距離で点数とるから。」
とするとモニターから映像が移し出される
「皆さんこんにちわー。今ラウンドの実況を務めさせて頂きます。武富桜子です。どうぞよろしく。そして、解説席には嵐山隊嵐山隊長と風間さんに来てもらいましたよろしくお願いします。」
「「よろしく。」」
そしてオープニングのトークに入ってくる
嵐山さんがランク戦の説明をしている。一応二人や歌歩先輩は初めてなのでよく聞いている
これが今回から始めるランク戦の解説か。海老名もよく考えていることがよくわかるな
「そして今回の注目でいえばやはり佐藤隊でしょう。今季対近代民戦闘訓練で新記録を出した木虎隊員と当真先輩の一番弟子で有名の佐藤恋隊員でしょうか?」
「あぁ。佐藤もA級隊員もオールラウンダーとしてもかなりの実力者だからな。」
「佐藤くんがですか?……個人ランク戦ではデータがないんですけど。」
「スバルは個人ランク戦はもう一年近くやってないんじゃないのかな?でもかなり強いことには変わりがないし、去年までは総合二位部隊のエースでしたからね。」
「さぁここでステージが決定されました。鈴鳴第一が選んだステージは。」
と出てくるステージに俺は少し驚く
「市街地C。市街地Cとなります。」
「……Cか。」
「どんなマップなの?」
「スナイパー有利のクソマップ。よく荒船隊と三輪隊が使っているな。」
「つまり太一くんを生かすってことでしょうか?」
「いや。俺たちに標的を集めようとしているんだろうな。ワイヤーを防ぐための対策でもあるだろうし。木虎。他のやつはほっといていい。別役を見かけたら即仕留めに行け。」
「えぇ。」
「……時間です。準備してください。」
すると歌歩先輩の声聞こえる
「んじゃ。……勝つぞ。」
「「「了解。」」」
「「「トリガーオン。」」」
俺たちは全員トリガーを開き全員がトリガーを展開する
戦闘開始だ