やぁメディア!暇だから邪魔をしに来たよ!
邪魔をするなら帰れ?キミはいつからそんな失礼な人になったんだ!
師匠だぞ?ちゃんと敬いなよキミ!まったく・・・
ところで見慣れないものがあるけど、これはなんだい
こたつ?あったかい?一度入ると二度と出れない?
え、メディアは拘束具を部屋のど真ん中に置いているのか?
流石の大魔女でもそれは引くぞ・・・
拘束具じゃなくて暖房器具?
一度入ると二度と出れないと言ったのはキミじゃないか
どうして私をこたつに収容しようとするんだ
やめてくれー!たすけてー!弟子に軟禁されるー!
誰かー!ヘルpフワァ・・・アッタカーイ・・・
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・・・はっ!だめだぞキルケー寝ちゃだめだ!
でもあったかいしなーでたくないんもんなー
いやいやいや何を言ってるんだ折角の休日をだらだら過ごすなんてとんでもない!
でもそとはさむいもんなーたまにはこういうのも
駄目に決まってるだろう!・・・・・・だめだぞ・・・
・・・・・・・・・あぁ・・・・・・きゅけ・・・・・・・・
ウィーン
んん・・・・?誰だい・・・?
あぁ、マスターか・・・・・・・・・
マスター!?!?なななんでここに!???!!?
え?こたつに温もりに来た?
常連客なのか、こたつの・・・
い、言ってくれれば、この大魔女がいくらでも、温めてやるぞ?
そうだそっちのほうが良いに決まってるどうだい!?
遠慮しとく?そんなどうして
清姫や頼光らに殺される?
マスターも大変だな・・・キュケオーンでも食べるかい?
要らない?そう、おいしいのに・・・
・・・マスターは温もりに来たんだったね?
・・・だ、だったらさ!二人で、くっついたほうが暖かい、と、思うんだ!
ね?そうだろう?一緒に入るんだマスター!
・・・・・・全くためらわずに入ってきたね!?
いや誘ったのは自分だけど心の準備ってのがあるじゃないか
キミは乙女心ってのを少しは考えたほうが良いよああぁ離れないで!
・・・ふぅ、取り乱して悪かったね
そうだ、休憩がてらマスターの昔話でも聞かせておくれよ!
(ワイワイガヤガヤ)
えぇ!?米粥は一般的で麦粥は一般的じゃない!?なんで!?
むしろ米の方が形が残ってて嫌じゃないか?
デビルフィッシュを生地に入れて丸く焼いた料理・・・?
うへぇ、あんなもの食べるの・・・?キュケオーンの方が良いって
一つの杯を巡って複数人(+α)で戦争をするお話が友人間で有名だった?
あぁ、知ってるよ!アーサー王伝説って奴だろう!
え?違う?・・・メディアもどうしてそんな神妙な顔してるんだい?
うん・・・・・・うん・・・・・・フワァァァ・・・いや聞いてるよ?
靴下がジェットブーツにすり替えられた話だっけ?
・・・・・・うん・・・・・・・?・・・・・ん・・・・・
スヤァ( ˘ω˘ )
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・・・はっ!
寝てた・・・
メディア、今何時!?
21:00!?結局一日の殆どを寝て過ごしてしまったな・・・
あれ?マスターは帰ったのか?
何の話って?いや私が来た後にマスターも来ただろう
来ていない?何を言ってるんだメディア確かに来て
・・・夢?夢だったのか・・・?
あの幸せ空間は実在しなかった・・・?
マスターとの、思い出話は、なかった・・・?
そんな・・・サーヴァント生活イチの勇気を振り絞って
隣に誘ったのに・・・(絶望)
(そのとき キルケーに電流走る――――!)
そういえば、夢の中だとマスターはこたつ目当てでここに来てたよな・・・
メディア!このこたつってのはどうやって作ったんだい!?
ダ・ヴィンチに作ってもらった?
よし、そうと決まれば早速ダ・ヴィンチにこたつを
作ってもらってマスターを呼び込もう!
ふふ、さっきの夢でプランは完璧だと立証されているからね!
ありがとうメディア!早速行ってくるよ!
楽しみだなぁ早くマスターとイチャイチャするぞぉぅ!
ウィーン
アレ?マスタージャナイカ!
フフフ、イヤキニシナイデクレ
イマハキブンガイインダ!
ワルイガイソイデイルカラ、マタアトデ!
ウィーン
メディア「あら?藤丸君じゃない、どうしたのかしら?こんな時間に
こたつで暖まりに来た?はぁ・・・まぁ好きにしなさいな。
お茶くらいは出してあげるから、満足したらさっさと
出て行って頂戴?」