MALE DOLLS外伝集   作:ガンアーク弐式

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外伝集第四弾は、NTK氏の人形達を守るモノhttps://syosetu.org/novel/190134/以下複数との結婚式コラボです

中編は、以下二つの作品ともコラボしています
破壊の嵐を巻き起こせ! :https://syosetu.org/novel/180532/

それいけポンコツ指揮官とM1895おばあちゃん!! https://syosetu.org/novel/166885/

今回、コラボ相手をうまく動かせた気がしませんorz


守護者達に祝砲を:中

リバイバーの妹……コンダクターの案内されて式場に到着すると見覚えのある人形達がいる事に気づいた。前回の任務で共闘したEA小隊の面々だ。

 

「お、M16A4!! お前も来ていたのか」

「バルカンさん、お久しぶりです」

「カスミ指揮官さんとS07地区前線基地の皆さん、お久しぶりですね」

 

俺が彼女達に気づいたのと同時にEA小隊の一人、バルカンさんも俺達に気づいて、俺達の方に近寄るとEA小隊の隊長であるペイロードさんが丁寧なお辞儀をすると指揮官も答える。そして、気のせいか胸が膨らんでいるようにも見える

 

「前回の時は、私の子飼いが世話になったな。特にデストロイヤーとマーダーにはうちのM16A4が迷惑をかけたな」

「き、気にしていないよ。ただ、ちょっとは怖かっただよ」

「むしろ、あの時の彼は面白かったわよ。ちょっと殺意がブレていたのは気になったけど……今みると指揮官も面白そうな人ね」

 

前回の任務の時を思い出したのか、肩を震わせるデストロイヤーと対照的にむしろ、懐かしむように微笑むマーダーだったが、カスミ指揮官の顔を面白そうに見ると言葉を続けた。

 

「あなたも相当な修羅場をくぐってきたようね。あの蠱毒と同じ位の狂気と殺意にさらされた女の目をしているわよ」

「あの時はただのイカレ鉄血ハイエンドだと思ったが中々他人を見る目があるじゃないか……その話は、ここまでしようか」

「あら、ど……そうね」

 

カスミ指揮官の鋭い視線にも屈していなかったマーダーが後ろをチラッと見るや否や、慌てて俺達から離れていった。

 

(どうした? マーダーらしくも……

 

俺は気になったので、俺もマーダーが見た方に視線を動かすとその理由がすぐに理解できた。

なぜなら、パーティードレスに身を包んだM82A1(姉なるモノ)が無表情で俺達の方を凝視していたからである。もしも、下手な事をすれば、退出させるぞと言いたげに

前にあった時もそうだったが彼女の弟や妹に対する愛情が重すぎる……バレッドさんとペイロードさん、苦労しているだろうな

指揮官もそれに気付ていたのか、そっと呟いた

 

「彼女がいる限り、マーダーは大人しくしていそうだな」

「そうですね……いろんな意味で平和ですね」

「さっきも見たけどさ……M82A1が極度のブラコンとシスコンの意味がわかった気がするな」

 

バルカンさんの言葉に俺達は同時に頷いた

 

 

 

それからEA小隊の面々と少し会話をした後、見覚えのある少女と人形が式場に入るのが見えた。その内二人は見おぼえがあった。確か、S09P基地所属のノアちゃんとナガン婆ちゃんだ

 

そして、彼女達も俺達に気づいたのか、ノアちゃんが以前あったのと同じような力強く声をかけた。というか、ユノちゃんそっくりの褐色少女は誰だ?

 

 

「お、あそこにいるのはあの二人じゃないか」

「ノアちゃん、オペレーションEON作戦以来だね」

「S09P基地の皆さんもいっしょなんですか?」

「そうじゃわしとユノも一緒じゃよ」

 

俺とM14さんがノアに質問すると同時にノアちゃんの後ろからオペレーションEONで共に戦ったS09地区P基地の副官のナガン婆ちゃんとノアちゃんと瓜二つだが、白髪とワインレッドの瞳をした少女…S09P基地指揮官のユノちゃんが前に出た

 

「初めまして、S09P基地の特務指揮官、ユノ・ヴァルターです」

「私はS07地区前線基地の指揮官、サクラ・カスミだ……後ろのPPKはお前の護衛役か?」

「いいえ、私はユノの夫のクリミア・ヴァルターですわ。前回の共同任務でのM16A4さんとM14さんの武勇はノアと副官から耳にしていますわ」

 

ユノちゃんとカスミ指揮官との自己紹介を機に向こうと俺達で自己紹介をした。ちなみに、ユノちゃんそっくりな褐色の少女はキャロルという名で、少々訳ありでS09P基地に身を寄せているらしい……なんか、隠しているような気もするが

 

そして、自己紹介を終えた後でユノちゃんとカスミ指揮官がそれぞれの身の上話を始めた

 

「ユノ指揮官達の管制支援のお陰でS07地区の鉄血への対処が楽になった。感謝する」

「実際に鉄血と戦っているのはおばあちゃん達やS地区の基地に所属しているの人形達です。それにノアも支援AIのオモイカネも助けてくれますし」

「なるほど、伊達にその歳で指揮官をしている訳じゃないな」

 

照れるユノちゃんの顔を見ていて、なぜか……心が安らぐ気がした。太陽みたいな笑みを見ていると心が安らぐ気がした。

S09P基地には、鉄血から離脱したハイエンドのアーキテクトとゲーガーがいるらしいが、ユノちゃんなら鉄血とも仲良くできるんだろう。

鉄血に対する憎しみを捨てきれない俺と違って……

俺はそっとナガン婆ちゃんに向かって、囁く

 

「ナガン婆ちゃん、ユノちゃんっていい子だね」

「じゃろう、自慢の孫じゃよ」

 

 

 

ユノちゃん達と軽く雑談をした後、コンダクターの司会で結婚式は特に問題なく進行した。俺達の恩人であるDG小隊であるタキシードを着た新郎のバレットさんとレストさん、ウェイターさんの元にウェディングドレスに身を包んだアスターさん、同じDG小隊のノアさん、後方幕僚のフィオナさんがゆっくりと近づく姿は神秘的にすら感じた

そして、誓いの言葉と指輪交換、誓いのキスと三組の新婚夫婦が同時並列で執り行われる事を除いては、まさに平和な結婚式その物だった。

まぁ、三組合同の結婚式というのも後にも先にもそうそうない……と思いたい

 

結婚式の終了後、会場の外で新郎新婦達と出席者達で記念写真を撮った後で、披露宴が始まる前にブーケトスを始めるために未婚の女性陣と新婦達が一カ所に集まった。

 

俺達の場合だと、P228が我先に駆け足で向かい、その次にパラとその手を引かれるようにカスミ指揮官がそこへ向かって行く。そして、最後にMP5Fが真剣な表情で女性陣の集まりを向かう

 

「P228さんとMP5Fは……あれ本気でブーケトスを成功させる気だな。指揮官は……結婚に興味はないけど、パラに引っ張られたという感じか」

「どうして、ブーケトスと結婚ってなんの関係があるの?」

「ブーケトスというのは、未婚の女達にとっちゃ結婚確定フラグなのさ」

 

リーは俺の独り言に首を傾げると後ろからリバイバーの声が聞こえ振り返るとそこには、リバイバーが立っていた。おいおい、いつの間にいたんだ?

俺がいつのまにか立っていたリバイバーにリーが質問を更にぶつけた

 

「リバイバー、花嫁が投げたブーケをキャッチすれば結婚できるの?」

「まぁ、そういう縁起担ぎという話さ。見た感じお前さんらの指揮官は結婚に興味なさそうだな」

「うん……あ、アスターさん達がブーケを投げますよ」

 

俺がそう言うのと同時に三人の花嫁が後ろに振り向くと後ろに向かってブーケを放り投げた。彼女達の手から離れた三つのブーケは宙を舞いながら、歓声を上げる女性達の元へ向かっていき……

 

「まさか取れるとは思ってみなかったな…」

 

その一つはカスミ指揮官の手に収まった……この場合、結婚確定フラグは死体撃ちという奴だろうか?

ちなみに残り二つはキャロルちゃんとバルカンさんの手に渡った。

特にバルカンさんはブーケトスに成功した事に大はしゃぎで喜ぶもスミスさんを見た瞬間、顔を赤らめた

 

それをP228さんは悔しそうに涙を浮かべながら、バルカンさんをじっと見ていた。まるで、自分の恋人をバルカンさんに寝取られたかのように

 

(P228さん、可哀想だな。スミスさん……結婚が決まったらいろんな意味で大変だろうな)

 

俺はそう思いながら、手に掴んだブーケに困惑するカスミ指揮官視線を移した

そして、俺は困惑していると同時に指揮官がうっすらと笑みをうかべていたのを俺は見逃さなかった

 

 

――――――――――――――――

 

 

ブーケトスで女性陣が歓声に沸いている頃、会場から少し離れたビルの一室にで猿轡をはめられた男達が柱に拘束されていた。そして、その様子をアラマキが鋭い目つきで睨み付けていた

ついさきほどまで、気絶していた男達は自身に何が起きたのか分からず、ただ恐怖の表情でアラマキを見ていた

 

「こやつがそそのかされた者か否かはとにかく、花達(S09P基地の暗部達)に見つかる前にダイスケ達が捕らえて(救えて)よかったよ」

 

アラマキはそう呟くと男のポケットから取り出した一枚の黒い紙に視線を移した。

その紙に白線で複数の奇妙な幾何学模様とノイズが走ったような【90】のマークが描かれており、その中央にはたった一文だけが血文字のような赤い文字で書き記されていた。だが、最後の部分だけは真っ赤なインクで読めず、模様の一部もインクの染みで塗りつぶされていた

 

『汝らの敵である人形達を討て、■■■■■』

 

それをアラマキ達はそれを破り捨てると小さく呟いた

 

「この手の()()()()()()には、いつも手を焼かされるよ。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

アラマキはそう言うと男達に向かって威圧的な声色でこういった

 

 

「ワシはお前らにいくつか聞きたいことがある……YESなら縦に、NOなら横に、首を動かせ……イイナ?」

 

怒気迫るアラマキの言葉に男達は震えながらも首を縦に動かした




披露宴までいけませんでしたが、次で披露宴そして、祝砲まで行く予定です


最後に個人的なブラック要素を入れましたが……これが個人的な過激派の行動の理由……アブノーマルに操られていたというある意味で超展開をいれました

とはいえ、これぐらいの要素でもなきゃ、過激派が自滅同然の動きをしないと思いましてね
……ちなみに拘束させられていた過激派らしき男達はアブノーマルによって、過激派のメンバーと思い込まされていたバンピーでした

ちなみに、アラマキは作中でもあった通り、この手のアブノーマルに操られた人物を何度も見てきたので、見抜くことができました

そして、最後に一つだけ情報を後悔します
今回、過激派を扇動したともいえるアブノーマルらしき紙はただの呪われたアイテムでこれ自身が意志を持っている訳ではありません
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